【AR編】ゲームに出てくる銃、実際どうなの?

FPS などによく登場する銃をご紹介!

今回はシューティングゲームでよく目にする2大アサルトライフル「M4」と「AK-47」が、どんな銃なのか紹介します!

FPS などをよくプレイしている方は、日々ゲームの世界でさまざまな銃を触れていると思います。

でも、それが現実ではどんな銃なのって意外と知らないですよね。

この記事を読めば、ちょっぴり詳しくなれて、ゲームがもっと楽しくなること間違いなし!

  1. これぞ王道「M4」を知れる
  2. 悪役の代名詞「AK-47」を知れる

この記事は5分で読み終わりますので、是非最後まで読んでいってください!

アメリカが生んだ拡張性最強の銃「M4」

コールオブデューティーやバトルフィールドをはじめとした、現代が舞台となっている多くのゲームに登場し、主人公の相棒だったり、使いやすい初期武器としておなじみの「M4」

画像はバトルフィールド:ハードラインに登場するコルト・コマンドー(M4の別の呼び名の一種)をモデルにした銃です。

M4ってどんな銃?

意外にもM4は30年以上前から存在する歴史ある銃です。

もともとはM16という全長の長いライフルを採用していたアメリカ軍が、それを「もっと使いやすいように短くしよう」と開発したものがM4です。

自衛隊の精鋭特殊部隊でも使用しているという噂もあったりなかったり...)

現在は特許が切れており、様々な銃器メーカーが似たような銃や、そのカスタマイズ品を販売しています。

画像はコールオブデューティー:モダンウォーフェアに登場するカスタマイズM4A1です。

M4は実はアサルトライフルじゃない⁉

多くのゲームではアサルトライフル(AR)というカテゴリーに分類されていますが、実際にはカービンライフル(CR)というカテゴリーに分類され、それぞれの違いは銃身の長さです。

(広いくくりではアサルトライフルとも言うことはできます)

簡単に言えば、連射できる長いライフルがアサルトライフル(AR)で、それを短くしたものがカービンライフル(CR)になります。

画像はPAYDAY2に登場する銃です。オリンピックアームズ社のK23Bをモデルにしており、CRをさらに短くしたショートバレルライフル(SBR)に分類されます。

M4のもう一つの呼び名

みんなが「M4」と呼ぶこの銃は、アメリカ本国では「AR-15」と呼ばれていることが多いです。

「M4は聞いたことあるけど、AR-15なんて初めて聞いた!」と思ったんじゃないでしょうか?

実はもともとAR-15という銃が先にあって、それを正式採用したアメリカ軍がAR-15に、4番目に採用したカービンとして「M4」という名前を付けたのが由来です。

ちなみにAR-15の「AR」は、アサルトライフルではなく、はじめに開発した「アーマライト社」に由来します。

画像はファークライ5に登場する、カスタマイズAR-15(ゲーム内ではAR-C名称)です。

優れた拡張性

ゲームでも様々なカスタムパーツが着けられるM4ですが、現実では単にスコープやグリップなどのパーツを取り付けられるだけではありません。

機関部のパーツごと変えることもでき、M4だけど弾薬ベルト付き機関銃、M4だけどボルトアクションライフル、M4だけど空き缶やテニスボールをグレネードランチャーのように発射できるなど、銃愛好家たちによって魔改造されたものも存在します。

画像のMk18は、M4をベースに特殊部隊向けにカスタムし、「Mk18」と名前を付け直したものになります。

画像はゴーストリコン:ブレイクポイントに出てくるMk18です。

様々な派生型が存在するAK-47

AK-47シリーズはゲームでも現実でも、テロリストや犯罪者などの悪役が使う銃として有名です。

また、多くのゲームで高威力かつ反動が強い銃として登場します。

画像はコールオブデューティー:モダンウォーフェアに登場するAK-47です。

AK-47ってどんな銃?

AK-47は、まだソ連と呼ばれていたころのロシアで開発されたアサルトライフル(AR)です。

土や泥、雪に埋もれようが、とにかくどんな状態でも撃つことができ、安く簡単にたくさん作れるようにと開発されました。

M4に使う5.56mm弾よりも大きい7.62mm弾を使用するため、実際もゲーム同様に高威力・高反動・中精度となっています。

大家族なAK-47

M4ことAR-15は、銃そのもの拡張性が高かったですが、AKは拡張性は低いものの、性能や機能が異なるバリエーションが豊富な銃となっています。

最もゲームに登場する「AK-47」は言うなればお爺ちゃん、ストックを折りたためるようにした「AKS」はお婆ちゃんといったところで、AKシリーズの始まりの銃です。

その息子、正当な後継が「AKM」という銃で、持ち手の部分を木から樹脂に、銃口を槍のような形状に変え、製造コストを下げたものです。

(ゲームによってはAK-47なのに槍型銃口で登場しますが、正確にはこれは誤りです)

現在ロシアでは、孫にあたる「AK-74」を採用しており、使用する弾が5.45mm弾に変わりました。それにより、AKMよりは反動も抑えられ、多くの弾が撃てるようになりました。

バトルフィールド4には、木製パーツを樹脂製に変えた「AK-74M」が登場します。

画像はバトルフィールド:ハードラインに登場するAKMです。

AKのリロード

ファークライ5やコールオブデューティー:BO CWなどの最近のFPSでは、AKをリロードするときに、新しいマガジンで古いマガジンを跳ね飛ばす描写があります。

見たことない方は、こちらの動画をご覧ください。

ほかの多くの銃がマガジンを抜きとって刺すという構造に対して、AKはマガジンにフックのようなものがあり、それを本体に引っ掛けて固定する仕組みになっています。

その引っ掛かりを解くためのレバーが、画像に赤い矢印で示した部分で、これを前方に押すとマガジンが前方側に外れるようになっています。

(M4などの他の銃のように、マガジンは下に滑り落ちない)

この機構を活かして、新しいマガジンの端で、レバーとマガジンを同時に前に押し出すことで、素早くリロードすることができ、現実でも行われているリロード方法です。

さいごに

シューティングゲームをプレイしていれば、一度は使ったことがあるであろう2つのアサルトライフルを紹介しました。

実在の銃をモデルにしているゲームは、それを知ることで、より深く作品を楽しむことができます!

知らないと気づけない、ゲーム制作会社の本気度もわかるようになるかもしれません。

これをきっかけに、ぜひあなたのゲーム内でお気に入りの銃を調べてみてください!