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さいしょ の かいせつ
江戸時代、医者になるのに免許は要りませんでした。
有名な話ですが、医師免許というものは明治維新の後にできた制度なので江戸時代に医師免許というものはなく、評判のみで高名か無能かが考慮された時代だったのです。
そして、江戸時代にそんなものはないということは、当然戦国時代にはそんなものがあるはずもなく、少しでも薬草のことを知っているだけでお医者様扱いでした。
今回はそんな、なるのが楽な時代だった医者を、太閤立志伝の中で体験してみようという記事でございます。
- 市販薬の種類は少ない、なるべく自分で調合しよう。
- 迷った場合やまだ対応表を覚えきれていない時は万金丹を選ぼう。
- 無効薬は出来物以外には効かない、気を付けよう。
- 医者はなかなか倒れない、体力が減っても大丈夫!
- いざ金が尽きても手段は残っている、生薬を座で売ろう!
この記事は8分で読み終わりますので、さいごまで読んでいってくださいね!
「太閤立志伝ⅤDX」に於ける医師プレイのノウハウ
こちらでは初めまして、普段はwebへ物語を掲載している衛東幸禎と申します。
今回「キャラゲッ!」にて記事を担当することになりました、よろしくお願いします。
さて、今回取り扱いますのは、「太閤立志伝ⅤDX」というゲームの中の、医者プレイでございます。
それでは、ざっくりリストの通りに話題を解説していきたいと思います。
薬はたった7種類
この世界、薬は7種類しかなく、そのうち店売りは1種類、医師が提供するものは4種類しかありません。
それぞれ店売りは「小田原の町」に「透頂香」、「京都」、「敦賀」、「甲府」、「安土」、そして「府内の町」(豊後)に存在する医師宅(開始時シナリオによって増減)で提供されている「万金丹」「壮腎丹」「特効薬」「風邪薬」があります。
どこの医師宅でも、売っているのはこの4種類。
残りの2種類、「反魂丹」と「無効薬」は自力で調合する必要がありまして、特に「反魂丹」はイベントで、「無効薬」は調合の度に少しずつ発生するので注意深く、そして大胆に調合する必要がございます。
とはいえ、調合は薬草から生薬を作った後にそれぞれの薬を作るという選択肢を選べばいいだけなのでプレイヤーの知識はそこまで必要ではありませんけどね。
それでは、何がどれに効くのか。次のリストに移りたいと思います。
症状に迷った場合、まずは万金丹を選択肢に
まず、風邪薬と特効薬は風邪にしか効きません。
現実にある漢方の辞典にも「傷寒雑病論」というものがありますが、怪我と風邪以外のものは雑病、つまりは副次的にしか書いてないんですね。
裏を返せば、抗生物質というものが誕生するまでどれだけ感染症というものが人の命を奪って来たかという証拠でもあります。
次に、「壮腎丹」と「透頂香」は肉体疲労にしか効かず、「反魂丹」は全部の病に効きますが、イベントを待って自分で調合するという手間があるので、消去法でその辺の医師宅から大量に仕入れることのできる万金丹が選択肢としては第一になります。
というか極論、「自分に投与する分」は「壮腎丹」、「他人に投与する場合」は「万金丹」を選んでいれば、実はどうにかなります。
とはいえ、それだけをやっていたら医療名声などはなかなか上がりません。よって以下、症状と対応する薬を表記しておきます。
風邪薬:鼻水、咳
特効薬:熱気、頭痛
透頂香(「医師宅では売ってない」ので、「小田原の町」へGO!):暑気、冷え性
壮腎丹:だるい、脱力
万金丹:腹痛、下痢
反魂丹(「販売なし」、自作オンリー)しびれ、衰弱
無効薬(「販売なし」、自作オンリー):出来物
透頂香は小田原の町にしかない。忘れずに買っておこう。
なお、特効薬と風邪薬、壮腎丹と透頂香、反魂丹と万金丹は対になってお互いの領域をカバーしあっているので、対象の薬がない場合(特に、小田原の町にしか売っていない透頂香にこのパターンが多い)、対で存在する薬(透頂香の場合、壮腎丹)を処方すれば急場はしのげます。
斯くいう私も、長い間透頂香がどこに売っているのか知らずに壮腎丹を代替選択しとして処方していた時期がありました。
そして、反魂丹や万金丹はどの病気でもだいたいは「全く効かない」ということがシステム上あり得ない(風邪系の症状はもちろん、無効薬の分野ですらぼやっとは効いてくれる)ので、第一選択として万金丹がある、というわけです。
有効? 無効薬
先ほど、無効薬というものがありましたが、これは基本、出来物以外には効いてくれません。
そして、困ったことにこの無効薬、調剤を行うときに「調合に失敗した」というていでしか出てきてくれません。
つまりは、こまめに調合していると失敗する確率が減るため、一気に大量を調合する必要が出てきます。
一応、先ほど述べたように万金丹でも処方はできるのですが、出来物相手に万金丹はぼやっとしか効いてくれず、医療経験値や医療名声もさほど上がりません。
そして困ったことに、この無効薬、たまにイベントで消耗します。ゆえに、この無効薬は無駄遣いせずに出来物のときだけ、きっちりと処方しましょう。
医師を副業として選択する理由
では、副業で「医師」を選ぶ理由でございますが、じつはこの「医師」という職業、経験値や名声(この名声とは主人公などで表示される緑色のゲージではなく、マスクデータである医療名声)が上がっていくごとに「良医→上医→名医→神医」と上がっていくんですが、「上医」以上になると体力ゲージが病気の域に達したとしても、病気にならなくなります。
特に、鍛冶屋や茶人などは一回作業をしたら体力が30減るので、通常ならば連続して作業ができません。
しかし、この「上医」以上になった場合、まず「上医」ならば体力が40を切るまで病気にはならず(通常は50を切ったら病気になる)、以後名医、神医とどんどん体力が減っても活動できる領域が増えていきます。
とはいえ、一度病気になった場合、病気が治るまでの体力回復速度は1日につき6(ただし、薬を服用すればその限りではない)とそれは他と変わらないため、あまり無理をするのは拙いんですけどね。
称号札「上医」。医者はここからが本番。
そして、この「医師」、「武士」と兼業することで無類の強さを発揮します。
なぜならば、「武士」は城の攻防戦において長期の在陣が必要になります。
特に、「武士」は天下統一のための対象攻略拠点が多い上にプレイヤー以外は連続攻勢をかけられないので必然的に、無理をする必要が出てきます。
そんな時に、この「医者」を副業に選んでいれば薬を調達する際に困らない(極論、時間さえかければ薬は無限に増産できる)上に、そもそも病気になりにくいので長期の在陣が可能になります。
そして、この称号札の効能は一度診療所をたたんでも効力はエンディングまで永続するので医者で一度名声を得れば他の職業についた時に非常に楽にイベントを熟せます。
ゆえに、副業に迷った場合は第一選択肢として「医師」を提案するわけです。
生活に困ったら生薬を売ろう
そして、この「医師」。ゲーム中では数少ない「無から有を産みだせる職業」でございます。
どういう意味かと言えば、この「医師」という職業は「薬草」を採集し、それを「生薬」に調合した後にその「生薬」を薬剤として調剤することによって、反魂丹などの薬を発生させるのです。
そして、ゲーム中では「薬草」は紀伊山中をはじめ、水軍技能が高ければ隠岐、佐渡、伊豆大島などにおいて大量に存在します。そして、それは勝手にむしっても構わないわけです。
……つまりは、時間さえかければ大量の薬、そして「交易品」である「生薬」を作ることが可能です。
そして、「生薬」は先ほど「交易品」と書いたように、「座」で販売することが可能です。
つまり、金に困った場合、「医師」は「薬草」を「生薬」として調合して薬にせず、座に販売すればその辺の薬草が銅貨何貫文にも変わるわけです。
ゆえに、序盤、金銭に困ったときに「医師」になっておけばそんなに金銭的には困らずには済みます。
……無論、初期投資は必要ですが。
生薬は軽くて高い。町によっては更に高値で買い取ってくれるところも。
さいご に ひとこと
当然ですが、これは「太閤立志伝ⅤDX」の攻略記事でございます。実際の医療、病気、その他のことに関しては、責任は負いかねますのでそれだけはよろしくお願い申し上げます。
とはいえ、漢方とは薬の中でも早くに完成したためか、薬事法その他に触れない、自己責任の範囲内においては真似事も可能だったりします。何せ、生姜やシナモンなども、漢方上は薬品なわけですから。
だからと言って、あくまでもセルフメディケーションは自己責任、特にこのご時世である以上、何かあったらすぐに病院に駆け込んで、医師の言うことを聞くようにはしてください。
最後にきれいにオチもついたところで、この辺りにしておきます。閲覧ありがとうございました。
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