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謎の存在となって現れたオルガマリー所長
※今回の記事は FGO のツングースカイベントのエピローグまで読んだ方向け、最低でもオリュンポスをクリアした方々向けとなっています。
ネタバレを避けたいという方々は、クリア後にお読みくださいね!
ツングースカイベントのエピローグにて、再び現れたオルガマリー所長。
オリュンポスで出会った時に少し考えていたことが、改めて浮き彫りになってきました。
- オリュンポスで現れ、ツングースカのエピローグで再出現したオルガマリー所長
- デザインをよく見ると、見覚えのあるものが含まれていた
- デザインに関係のある人々とは?
- 「此処」と「此処」が関わるということは……?
記事としては5分もかからずに読んでいただけるかと。
少し考察という枠に入るような記事になりますので、もっと詳しい方々からすると「そうかあ?」と思われる部分もあると思うのですが。
ひとつの参考として読んでいただければ幸いです。
そもそも、オルガマリー所長とは?
さて、一先ず元々のオルガマリー所長についておさらいしましょう。
- 天体科のロードの娘
- パニックになることも多いが、ここぞという時には落ち着いて行動出来る
- 「ロード・エルメロイ二世の事件簿」では父親から愛されていない?
オルガマリー所長は、FGO だけではなく「ロード・エルメロイ二世の事件簿」等の作品にも登場しています。
特に、事件簿ではアニメにも出演したことで FGO 世界ではない場合の彼女というのがよく分かるようになりました。
事件簿での世界線では、「冬木の大聖杯は使い物にならない」という父親の判断と、愛されていなかったことが語られています。
これ、魔術師でも珍しいですよね。
自分の代ではたどり着けない物事に挑んでいるからこそ、自分達の子どもや身内にはそれがどういうやり方であれ優しいのが魔術師なんですから。
尚且つ、ここでのオルガマリー所長は額に魔術回路を移植されています。
遠坂凛が「Fate/hollow ataraxia」で語っているように、例え代々受け継がれてきたものであろうと、魔術回路が完全に馴染むかというとそうではありません。
身体に変調をきたすのは当たり前、負荷がかかるのは当たり前なんです。
それを額……つまり頭に移植するということの残酷さを思えば、愛されていない、今後を期待されてはいないというのが分かるのではないでしょうか。
変貌した姿をよく見てみると……
U-オルガマリーとして出てきた彼女の姿を見た時に、マスターさん達の中には連想した存在があるのではないでしょうか。
というか、私がそうだったんですよね。
衣装の中に、ストライプというかボーダーというか……まあざっくり言ってしまえば縞模様がありますよね?
特に、黒とオレンジの縞模様が身体なのか衣装のあちこちにあるのが分かります。
そして、「見つけ出せた」という台詞。
FGO では全体的に「観測」という言葉があちこちで使われています。
観測するもの、そしてこの黒とオレンジの縞模様……これ、既に似たような存在が関係作品に存在しており、それらが他の脅威より関わってくるのはセファールとヴェルバーです。
以前書いた記事でどちらも紹介しているので、ピンと来ない方、セファールやヴェルバーというものがよく分からないという方は此方をどうぞ。
とはいえ、オルガマリー所長のあの姿が上二つで紹介したどちらかに近いのかと聞かれれば、「もっと近い存在がいる」と答えるべきでしょう。
それが、英霊アルキメデスです。
似たデザインが扱われているキャラクターと役割について
エリザベート・バートリーの場合
エリザベート・バートリーも、以前紹介した記事のようにエリザベート・ヴォイドという姿がありますが……
脅威度としてはそこまで高くはありません。
というか、エリちゃんの場合は完全に「事故の結果」というか、「たまたま起こった事象」なんですよね。
一応ある程度の影響は受けていますが、その程度とも言えるんです。
アルキメデスの場合
厄介なのは、オルガマリー所長がアルキメデスに近いポジションの場合です。
アルキメデスは英霊になってから、人間に与せずシステムにのみ関わっています。
なので、本来の彼はムーンセルのメンテナンス技師……システムエンジニアといった感じなんですね。
それがヴェルバーの浸食を受けてしまい、セファールを操り、ヴェルバーを招く為にと行動を始めるようになってしまいます。
セファールやヴェルバーというのは地球の生命とは全く別種の存在なので、彼自身がヴェルバーになることは難しいですが、尖兵のような……ヴェルバーが再び月を襲う為の目印にはなれるんですね。
全てを観測するムーンセルという存在を土台とする世界において、観測し解析を行う存在というのは非常に重要です。
そしてそれが月や地球にまで害を成す存在に浸食されたなら、どれだけの脅威になるか。
FGO でセファールというものを知った方々でも、その厄介さを理解していただけるのではないでしょうか。
彼女が「そう」であるとすれば、どう解決する?
問題は、オルガマリー所長が地球外のものと相性が良さそうな点でしょう。
彼女は天体科に所属しているだけではなく、天体科のロードの娘です。
天体といえば、「観測するもの」ですよね。
天体観測なんて言葉があるわけですし。
なので、地球以外の星や存在について気付く早さは魔術協会内でもトップでしょう。
理解力も高く魔術師としての能力も高いということは、裏を返すと「理解してしまえば自分の害となる」ものにも気付きやすくなるということです。
また、巫女というものが昔から各地にいたように、女性が神の依り代になるということはメジャーですよね。
なので、オルガマリー所長は非常に扱いやすい「触媒」、「媒体」なんです。
FGO ではシナリオのあちこちで「観測」等の「見る」ことに関する言葉以外に、「霊子」という言葉が使われています。
此方は、月の聖杯戦争から使われるようになった単語です。
そうなってくると、彼女に影響しているのは「冬木の大聖杯」というより「月が初出の災厄」が大きいのではと思います。
カウンターとして使えそうなのは、「無いものとされた存在」
観測するものをカルデア側も利用し、観測するものが脅威となるならば。
観測されていない、無いものとされた場所に存在していたものがカウンターとして使える可能性はあります。
例えば、「月の裏側」です。
月の裏側というのは、現実でも地球からは見えません。
そして、Fate 作品での月の裏側を舞台にした CCC も同じように、最終的には「夢」「無かったことにされた舞台」です。
また、CCC について公式は「例外処理」という意味を与えています。
この作品のコラボイベントが他作品とのコラボイベントと違い、メイン・インタールードに入っている以上、特殊だからこそという意味があるのでしょう。
観測されない場所に存在し、FGO でこそ弱体化していますがチート級の性能を持っている BB のような存在なら……という可能性はありますね。
物語の流れは何処へ行く?
「異星の神」や U-オルガマリーがヴェルバーと関わるもの、もしくはヴェルバーであるとしたら。
そして、お互い観測しているからこそこの展開を迎えているとしたら。
彷徨海を一時的に使用させてもらえましたが、それももう使えません。
残る異聞帯と対峙するだけで物語は終わらないでしょうし、「元を断たねば」というのは現実でもよく使う手法ですね?
そうなると、はじまりである南極のカルデアに戻るのは必要不可欠でしょう。
そして、異聞帯というイフだらけの状態と、終局特異点までに作られたいくつもの特異点というイフ。
どちらにせよ「もしも」だらけの世界が FGO です。
ならば、その「もしも」に至るまでの分岐点を対処する……という方法があります。
問題なのは、FGO のマスターの場合カルデアに来るまでの間に一般人としての日常があった、ということです。
「ここにいる自分が消し飛んでも、まあ問題はないだろう」という戦法は難しいでしょう。
オルガマリー所長を救いたいという気持ちは主人公にもマシュにも強く存在しています。
その上で、何かの犠牲があろうと向き合うとしたら。
主人公が元の日常に戻れるかどうかも含めて、私たちも覚悟を決めるべきなのでしょうね。
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