【原神】なぜ淑女を倒した主人公に執行官たちは寛容なのか?

シナリオの作り込みが「甘い」というプレイヤーもいますが・・・

みなさんこんにちは、「横島先生」です。

本日は、ファデュイの執行官である(あった)「淑女:シニョーラ」が主人公に倒されたのに対し、「どうして他の執行官たちは平然としているのか」という話題について触れたいと思います。

ネタバレ要素を多分に含むため、ストーリーを最新部分まで追ってから読むようにしてください。

  1. 「執行官が主人公に復讐しないのはおかしい」と言うプレイヤーもいますが・・・
  2. 執行官たちには様々な背景があります。

ではさっそく、詳細を見ていきましょう。

この記事は5分程度で読み終わりますので、さいごまでお付き合いいただければ幸いです。

表面上の理由

そもそも執行官同士に仲間意識がない

ファデュイの執行官は、一風変わった人物が集まっており、通常の感覚ではないものと考えられます。

そのため、仲間であった「淑女:シニョーラ」が倒されても、あまり怒りなどは感じなかったものと予想されます。

一方、(比較的)仲間想いである「召使」などが主人公に対して何も言わないのも気になったりはしています。

淑女にトドメを刺したのは雷電将軍

淑女は主人公との御前試合で敗北しましたが、トドメを刺したのは雷電将軍となります。

そのため、ファデュイの執行官の間では「雷電将軍こそが淑女の仇」という感覚があるのかもしれません。

ただし、そのような表現は一切されていません。

淑女の自業自得

淑女は(執行官の中では珍しく)「神の心収集」という任務にまっとうに従事していました。

一方、風神ウェンティをボコボコにするなどスタンドプレーも多かった人物となります。

主人公との御前試合もスタンドプレーの一環だったように思われるので、仲間内(執行官の中)では「自業自得」扱いされているのかもしれません。

裏の事情に関する憶測

ここからは筆者の憶測となりますのでご注意ください。

氷の女皇と執行官の真の目的

スネージナヤが敵対しているのは「天理」であることが知られています。

そのため、執行官たちの行動のほとんどは「対天理戦略」ということになります。

テイワットの実情

第4章までプレイしている方はご存知と思われますが、テイワットで発生する(発生した)出来事はすべて「過去は世界樹」に「未来は星空」に記載されています。

マハールッカデヴァータや放浪者が過去を改変したのは「世界樹に記載された過去」をいじったためですし、モナなどの星占術師が未来を予見できるのは「星空に記載された未来」を読み解くことができるためです。

つまり、「テイワットは過去と未来がすべて決められている世界」ということになります。

(更に言ってしまえば「テイワットはなにものかに作られた世界」ということです。)

執行官は不幸な過去を持っている

ファデュイの執行官は11人存在すると言われていますが、その多くは「不幸な過去」を持っています。

例えば「淑女:シニョーラ」であれば、500年前に恋人を失っています。

また、博士は学会を追放されていますし、散兵は親に捨てられています。

(タルタリヤだけは「純粋に戦闘したいから」という理由で執行官になっているような気もしますが・・・。)

「作られた不幸である」という事実

おそらくですが、執行官の多くは(前述の)「テイワットは過去と未来がすべて決められている世界」であることを知っているものと思われます。

そして、『自分たちの不幸が何者かに定められたもの』であることに怒りを感じています。

この「何者か」こそが「天理」であり、氷の女皇や執行官は『理不尽な運命を破壊するために活動している』ものと思われます。

「定められた運命」だからこそ・・・

「テイワットの過去と未来があらかじめ定められている」ということは、未来に起こりうることのすべては偶然ではなく必然ということになります。

つまり、「淑女:シニョーラ」が旅人によって倒され、雷電将軍に処刑されることも「必然」であったといえます。

執行官は起こりうることすべてを「運命」として把握しているため、仲間である淑女が倒されても「復讐してやろう」という気にはならなかったものと思われます。

各執行官の思惑

淑女:シニョーラ

500年前に失った恋人の復活が目的でしたが、「それが不可能であることは薄々気付いていた」節があり、誰かが自分の暴走を止めることを求めていました。

そのため、主人公や雷電将軍に倒されたことは実は彼女の本望であったはずなのですが、「それらの描写が一切ないまま」退場することとなりました。

散兵:スカラマシュ

かつて「親」や「親しい人たち」に裏切られて自暴自棄になっていましたが、色々あって、自分が愛されていたことを知り安定期に入ったようです。

博士

学会を追放されてしまいましたが、逆にファデュイの執行官となることで自由気ままな研究ができるようになったようです。

公子:タルタリヤ

純粋に戦闘好きでファデュイの執行官になったようなので、例外的な人物と言えます。

まとめ

さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。

本日は、ファデュイの執行官である(あった)「淑女:シニョーラ」が主人公に倒されたのに対し、「どうして他の執行官たちは平然としているのか」という話題について触れさせていただきました。

では、本日はここまでとさせていただきます。

ではでは。

ライター紹介

横島先生
こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
twitterアカウント:https://twitter.com/yokoshimasensei