童話×ソウルライクの異色な新作!「Lies of P」について紹介!!

Lies of Pまもなく発売!!

来る2023/9/19海外のゲーム会社NEOWIZより、アクションRPG【Lies of P】が発売されます。

本作は童話でも有名な「ピノキオ」と、いわゆる”死にゲー”と言われるジャンル「ソウルライク」がミックスされた、密かに話題になっている新作ゲームです。対応ハードも多岐に渡り(PC、PS4、PS5、Xbox)、9/2には豊洲にてオフラインイベントも開催されました。現在体験版も配信されており、筆者の中でも大いに期待が高まっています!

そこで今回は!!まもなく発売されるアクションRPG【Lie of P】について、本作の概要と、体験版をプレイしたレビューをしていきたいと思います。

本記事をザックリ言うと!

  1. 本編の概要について
  2. ゲームのテーマや世界観
  3. 体験版をプレイした感想

※本記事は7分程度で読み終わりますので、是非最後まで読んでいってくださいね!

Lie of Pの概要について

トレーラーや映像でも超ダークな雰囲気を醸し出している本作。まずはその概要について紹介していきます。

冒頭について

暗がりの中、ほのかな明かりと優しい声で目を覚ます主人公「P」。機械人形である彼が抱くこと、それは生みの親である「ゼペット」を探すということだけ。その思いに引き寄せられるように、Pは雨の降りしきる荒廃した街を進みます。

時代背景や世界観

時代は文化や技術革新が盛んな19世紀後半、舞台はザ・ヨーロッパとも言える煌びやかなフランスです。しかし、その世界は暴走した機械人形達によって一変しています。ゴミやがれきで汚れ切った通り、今にも消えそうな街灯の明かり、街中に響く人形達の軋む金属音・・・。異様な雰囲気を放つ街の中、Pはゼペットを探しながら足を進めることになります。

主要キャラクター

P

機械の技師ゼペットによって作られらた機械人形。その姿は人そのもので、精悍な顔立ちをした青年の出で立ちをしています。しかしそんな見た目に相反し、左腕は武骨な機械仕掛けを覗かせており、また武器を使って戦うことができます

ゼペット

機械人形の青年Pの生みの親。物語の舞台でもある街「クラット」に、技術革新をもたらした天才技師です。彼は自身が作った人形達の惨事に罪を抱き、人々を救いたい思いでPを作ります。Pを「息子」と呼び、とても大切に思っています。

ソフィア

機械人形の動力源「エルゴ」を操ることができる女性。不思議で柔和な雰囲気を漂わせており、言動や立ち振る舞いは高貴な家系の生まれを思わせます。Pを「クラットを救う唯一の存在」と思っており、街や世界について教えてくれたり、ステータスアップ等のサポートもしてくれます。

テーマはずばり「嘘」

キノピオと言えば、嘘をつくと鼻が伸びることで有名ですが、本作でも「嘘」が物語の大きなテーマとなっています。

劇中では、登場人物との会話の中で選択肢が現れることがあります。そこには「真実を告げるか」、あるいは「嘘をつくか」いずれかを選ぶこととなり、この選択によって登場人物の顛末やその後のエンディングにも影響してくるようです。ソウルライクではよく見かけるシステムですが、本作の特徴は「嘘をつくことで人になれる」、と言われていることです。原作キノピオは「嘘をつかないことで正直な良い人間になれる」と語られていますが、嘘をつくこと自体はむしろ人間らしいとも言えます。製品版ではそんなメッセージ性のあるシーンも、所々に散りばめられていることでしょう。

ゲームシステム

上述でも話しました通り、Lie of Pはソウルライクのジャンルに当たります。例に漏れず当然敵は強く、冒頭部分でソウルライクならではの洗礼を、プレイヤー達は受けることになります。そんな死にゲーな本作について、ゲームの基本概要について紹介していきます。

ゲームの進行

基本はフィールドの探索です。道中の敵を倒していきますが、ソウルライクではお馴染み「倒されるとお金全ロス」です。本作ではエルゴを失います。また倒された場所へ回収に行ける、チェックポイントで休むと敵が復活することも同じです。また上述でも説明しました通り、エリア各所でNPCに出会うこともできます。重要なNPCの可能性もありますので、できればチェックすると良いでしょう。

メインは右手の武器と機械の左腕

主な攻撃は右手に携えた近接武器です。この武器ですが、ブレードと柄の2パーツで構成されており、自由にカスタマイズすることができます。ブレードも種類は様々で、剣、のこぎり、斧、電撃棒などがあります。柄もブレードにテンプレでついているので、それを組み替えていく、といったものです。ブレードと柄は以下の通りステータスに影響されます。

ブレードのステータス

  • 武器のカテゴリ:剣・大剣・鈍器など
  • 攻撃能力:物理攻撃力・チャージパルス細胞・フェーブルチャージ
  • フェーブルアーツ(攻撃系):特殊アクション
  • ガード能力:ガードした際のダメージ軽減

柄のステータス

  • 武器の持ち方:片手・両手
  • 攻撃タイプ:スラッシュ・突き刺し
  • 攻撃能力の上昇:原動力・技術・応用のステータス
  • フェーブルアーツ(攻撃系・サポート系):特殊アクション

「チャージパルス細胞」とは、回復アイテム「パルス細胞」が使用できるまでの充填率のことです。本作はパルス細胞が切れてしまった際の救済措置があり、敵に攻撃を当ててパルスを溜め、満タンになると使用回数を1回分増やすことができます。

「フェーブルアーツ」は、フェーブルスロットというゲージを消費して使用する、特殊アクションのことです。攻撃系のフェーブルアーツは、通常攻撃よりも強力なアクションができます。サポート系は自身の能力を一時的にアップ、ガードパリィ、完全防御などです。

一方左腕は「リージョンアーム」と呼ばれ、右手の武器以上に様々なアクションが行えます。武器同様に付け替えて使用し、殴る、ワイヤーで引き寄せる、電撃などの飛び道具を放つ等、個性豊かです。このリージョンアームの使い方によっては、不利な戦況を打破することができるかもしれません

能力アップ

本作の能力アップはレベル制で、敵を倒した際に入手するエルゴを使用します。レベルアップはソフィアが行ってくれ、能力は以下6項目のいずれかに割り振って強化していきます。

  • 生命力:HP・防御アップ
  • 気力:スタミナ・防御アップ
  • 積載力:装備の重量上限・防御アップアップ
  • 原動力:武器・リージョンアーム・原動力補正の攻撃力アップ
  • 技術:武器・リージョンアーム・技術補正の攻撃力アップ
  • 応用:武器・リージョンアーム・応用補正の攻撃力アップ

原動力・技術・応用は、武器の攻撃力に大きく影響を及ぼします。気に入った武器の補正とマッチする項目を強化していくとよいでしょう。

体験版の感想

楽しみしていただけあって、筆者もしっかり体験版をプレイしましたので、感じたことや感想を書いていきます。

あらゆるデザインがとにかくオシャレ

舞台がヨーロッパということもあり、服装や街並みの様式が実にオシャレだと感じました。またキャラデザもあまり抵抗感はありませんでした。特に筆者がこれは!と思ったのが、Pといつも一緒にいる「ジミニー」の存在です。童話キノピオでも登場するコオロギのジミニーですが、本作ではP同様機械でできた存在です。明かりの役目をしてくれ、また道中のムードメーカーとしても活躍してくれます。

見落としがちな武器の研磨

なんと本作、武器で攻撃する度に切れ味が落ちていきます。切れ味ゲージがゼロになると武器は壊れてしまいます。このシステムが、戦闘により緊張感を与えてくれていると思いました。ソウルライクではHP、スタミナ、敵の挙動は勿論ですが、切れ味にも気を配るので、より注意を払うことが要求されます。

ソウルライク好きに馴染みやすいシステム

基本的なシステムや操作が、既存のソウルライクゲームと近いこともあり、慣れることにあまり時間はかかりませんでした。そのため馴染みやすく、「ソウルライクをやっている!」という実感をしっかりと感じられました

さいごに

Lies of Pは、ソウルライクファンが楽しめるような、骨太な作品だと思っています。かく言う筆者も、体験版をクリアするのに8時間かかりました(笑)。製作チームも「クリアには30時間を想定している」ということを話していますが、果たして30時間でクリアできるのだろうか・・と感じています。まもなく発売となりますので、本作が気になった方や、発売前に予習復習されたい方は、今一度本記事を参考にしてみて下さい!

ライター紹介

まりもり
主にアクションゲームが好きなゲーマーです。メトロイド、ゼルダ、バイオなど2D3Dなんでもござれ!一度ハマってしまうと、1日中ゲームに費やす事もしばしば…読者の方に好きなゲームの魅力を知っていただくべく、執筆しております。是非読んでいただけますとと幸いです。