【ポケモンSV】四季に合わせて姿を変えるポケモン シキジカとメブキジカについて

四季によって4つのフォルムチェンジを持つポケモン

ポケモンスカーレットバイオレット(以下SV)に登場するシキジカとメブキジカ。
季節に合わせて4つの季節の姿に変わるという特徴を持つポケモンです。

シキジカ・メブキジカを知ってる人、知らない人にもわかりやすく解説していきます。

  1. 四季に応じて4つの姿にフォルムチェンジするポケモン
  2. 3dsからSVまで、はるの姿以外は入手ができない
  3. 季節の時期ではなく、異なる場所でのフォルムチェンジが採用

今回の記事は3分ほどでお読みいただけるので、よろしければ最後まで目を通してみてください。

シリーズごとのフォルムチェンジする方法

シキジカとメブキジカは2010年のDSソフト「ブラック・ホワイト(BW)」でデビューをしました。

この作品の特徴は”四季”のシステムが導入されています。

DSの月が1か月ごとに四季が春→夏→秋→冬に回る設定がされています。

対応する月と季節は以下のようになっています。

1月、5月、9月、
2月、6月、10月
3月、7月、11月
4月、8月、12月

シキジカとメブキジカはゲーム内の”四季”に対応しており、DS本体の設定によって月単位で変化する季節に応じて姿を変えます。

では、具体的なフォルムチェンジの方法について説明します。

まず、手持ちにシキジカ・メブキジカがいる状態でレポートをして電源を切ります。

それから、春の姿から夏の姿に変えたい場合、DSを1月から2月に変更しゲームを始めます。

てもちを確認した時、春から夏の姿にフォルムチェンジが完了します。

ポケモンSVでのフォルムチェンジの方法

スカーレット・バイオレット(以下SV)では、手持ちに加えてソフトを終了し、再起動するとフォルムチェンジできます。
(ボックスに預けてる場合はフォルムチェンジはしません)

セーブした場所によって、フォルムチェンジする種類が違います。

大まかに言うと、南では春東では夏西では秋北では冬の姿にフォルムチェンジします。

フォルムチェンジする場所と対応する季節は具体的には、以下の表になります。

フォルム場所
はるのすがた南1番エリア
南4番エリア
南5番エリア
コサジタウン
プラトタウン
なつのすがた東1番エリア
東2番エリア
ポウルタウン
ハッコウシティ
あきのすがた西2番エリア
西3番エリア
マリナードタウン
チャンプルタウン
ふゆのすがた北1番エリア
ナッペ山
プルピケ山道
フリッジタウン

シキジカとメブキジカのタイプ・種族値・特性

シキジカとメブキジカのタイプはくさ・ノーマルで珍しい組み合わせです。

SVではミニーブ・オリーニョ・オリーヴァが登場するまでは、くさ・ノーマルの組み合わせはシキジカとメブキジカだけでした。

シキジカ・メブキジカの種族値

4つの季節の姿による能力差はなく、種族値・特性は全く同じです。

シキジカの種族値がこちらです。

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ合計種族値
606050405075335

進化前ポケモンの中でHPとこうげきが普通で、すばやさがそこそこ高いです。

メブキジカの種族値がこちらです。

HPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさ合計種族値
8010070607095475

『こうげき』と『すばやさ』はかなり高いです。
しかし、草タイプの弱点の多さが足を引っ張っており、タイプ耐性と防御面がかなり低いです。

通常特性・隠れ特性

また、通常特性および隠れ特性は進化前と後ともに同じです。

通常特性は『ようりょくそ』と『そうしょく』、隠れ特性は『てんのめぐみ』です。

ようりょくそ』は天候が晴れの時に『すばやさ』が2倍になり、ほとんどのポケモンを先制攻撃できます。

しかし、炎タイプも同時に威力が上がるため、’弱点で倒されるリスクも高いです。

そうしょく』は草タイプを無効にし、『こうげき』ランクが1段階上がるので『こうげき』種族値が高いメブキジカにぴったりです。

しかし、対戦ではメブキジカ相手に草技で攻撃する人はいません。

自分のパーティが草技で攻撃すると予測し交換する等と言った手間がかかるため扱いがとても難しいです。

てんのめぐみ』は技の追加効果が2倍になる特性です。

メブキジカは『ずつき』『しねんのずつき』を覚えられ、ひるみで一方的に攻撃する戦略が可能です。

ずつき』は威力が70と少し控え目ですが、タイプ一致のため火力は高く、すごくオススメの特性です

3DS世代は”はるのすがた”以外は入手困難だった

実はシキジカ・メブキジカは次回作以降、なつ・あき・ふゆのすがたを直接入手する方法がありません。

理由は、3DS以降は”四季”のシステムが採用されていないからです。

そのため、3DSシリーズではフォルムチェンジすることができません

シキジカは3DS「オメガルビー・アルファサファイア」で”春の姿”のみ野生で登場します。

春の姿以外は、BWまたはBW2から連れていかないと入手が不可能です。

ちなみにメタモンと一緒に育て屋に預けると、親の姿と同じシキジカがタマゴから生まれます。
(例:メタモンと夏の姿のシキジカ・メブキジカを預けると、夏の姿のシキジカが産まれる)

次の世代の「サン・ムーン」「ウルトラサン・ウルトラムーン」でも、野生で登場しませんでした。

Swithch版の「ソード・シールド」では”四季”と関連が強すぎたためなのか、DLCでも追加されず一切、登場しませんでした。

このような様々な背景があったため、全部の姿のシキジカ・メブキジカをゲーム内で野生として登場させるのが非常に困難だったのです。

生息地の環境によって姿を変える策によって復活が実現!

しかし、「ソード・シールド」以降は、姿を変える方法の問題点を解決する答えが示されました。

それは2021年4月30日に発売された外伝作『Newポケモンスナップ』です。

シキジカとメブキジカが登場するのはトキシキの森です。この森は四季の森というのがあり、4つのエリアが存在します。

春の森・夏の森・秋の森・冬の森に分かれており、シキジカとメブキジカはそれぞれの森で対応した四季の姿で出現します。

この生息する場所によって姿を変えるアイディアによって、本編『SV』にも採用され、ついに10年の長い期間を経て、本編にシキジカ・メブキジカの全四季の姿が野生ポケモンとして復活することができました。

そして、同時にフォルムチェンジもプレイヤーの好きなタイミングでできるハードルも下がりました。

現在は、入手難易度が下がり、一般ポケモンとほとんど同じ程度になりました。

ポケモンGoでのシキジカ・メブキジカ

シキジカとメブキジカは2020年10月9日に『ポケモンGo』に登場するようになりました。

この作品は現実の時間と時期が反映されるため、シキジカとメブキジカも時期によって四季の姿の設定も再現されています。
野生で出現する時期は3か月ごとに姿が変わります。

すがた登場する月
はるのすがた3月~5月
なつのすがた6月~8月
あきのすがた9月~11月
ふゆのすがた12月~2月

この作品では意図的にフォルムチェンジできない仕様のため、シキジカとメブキジカも捕まえた姿から違う季節の姿に変えることができません。
つまり、はるのすがたのシキジカは、はるのすがたのメブキジカにしか進化できません。

アップデートによって、『ポケモンGo』から『ポケモンHome』に輸送ができるようになりました。

homeからSVに移動し、Go産のシキジカとメブキジカのフォルムチェンジが可能になりました。
(一度、homeに輸送してしまうと二度とポケモンGoに戻すことはできないことに注意してください)

最後に

四季に応じて姿が変わるシキジカとメブキジカ。

この独特のコンセプトが他のポケモンにない特徴です。

そのコンセプト故に、次回作へ引き継ぎが困難になり、解消するのに10年も要しました。

この記事でシキジカ・メブキジカの特徴や変遷を知ってもらえたなら幸いです。

ライター紹介

KENT
スマブラSPやポケモン等のswitchのゲームを中心に遊んでます。
スマブラSPではワリオ、ルイージをメインにしてます。ポケモンSVではシングルとダブルの両方を遊んでどちらもマスターランクに上げてます。質問などがありましたら、X(旧:Twitter)で気軽にお問い合わせください。→https://twitter.com/KENT45990468