【ポケモンSV】怯みについて考察するページ【怯み論理】

怯み論理とは?

タイプ相性関係なく、とにかく相手を怯ませることで無理矢理、相手のポケモンを突破することである。

主に「アイアンヘッド」「エアスラッシュ」「いわなだれ」「つららおとし」「あくのはどう」といった怯み率20%以上の技が採用される。

具体的にはアシレーヌと対面したパオジアンがつららおとしのみでアシレーヌを倒すといった事例が挙げられる。

いや、そんな論理ありませんけど、ときには強引に怯みを狙って突破することもポケモンの戦術のひとつです。

そこで今回はそんな「怯み」に焦点を当てて、怯みを生かせるポケモン、いわば怯み論理に適したヒケモンを紹介していこうと思います。

  1. 怯み論理の事例
  2. 怯み論理に適したポケモン、ヒケモンの紹介
  3. 怯み論理の対策
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怯み論理の事例

先ほど、パオジアンとアシレーヌを例に怯み論理の事例を挙げましたが、もう少し怯み論理の理解を深めるために、そのほかの事例についても簡単に紹介していきたいと思います(状況によっては例外もあります)

パオジアンVSマンムー(つららおとし)

マンムーなんて「せいなるつるぎ」で倒せますが、「マンムーなんてどうせきあいのタスキ」「マンムーの攻撃は耐えられる」「有利対面なので相手が交代するかもしれない」という考えから、パオジアンは「つららおとし」を選択します。

そして、マンムーが怯んだら、意気揚々と「かみくだく」や「せいなるつるぎ」を選択するのです。

イーユイVSガブリアス(あくのはどう)

ガブリアスのようなイーユイよりも素早く、イーユイを一撃で倒せるポケモンは明らかに不利です。

しかし、イーユイが「こだわりスカーフ」を持っていたらどうでしょう。

一度「あくのはどう」でガブリアスを怯ませることができれば、次のあくのはどうでガブリアスを突破できる。

そう考えたとき、あくのはどうでガブリアスに突っ張る。

そんなイーユイもときには存在します。

カイリューVSキノガッサ(アイアンヘッド)

カイリューとキノガッサの対面。

一概にどちらが有利とも言えません。

ですが、大抵のキノガッサはきあいのタスキを持っており、カイリューであろうと対面を嫌われるかもしれません。

カイリューで一撃で倒せる技を持っていようと、このままでは「キノコのほうし」で眠らされてしまう。

そんなときでも、アイアンヘッドがあれば安心です。

キノガッサはアイアンヘッドで1回怯ませて「しんそく」で処理することができます(ノーマルテラスタル要)

オノノクスVSパルシェン(いわなだれ)

オノノクスとパルシェンが対面してしまった!

まずい!このままではパルシェンに「からをやぶる」をされてしまう!

そこで役に立つのが「いわなだれ」

どうせパルシェンが「きあいのタスキ」を持っているのならば、テラスタルを使用してパルシェンを突破する必要も、つららばりを受ける必要もありません。

いわなだれで怯ませてしまえば良いのです。

 

以上が怯み論理に於ける「怯み」の活用例一例です。

もちろん、お互いの状況や努力値などによって左右されますが、相手を怯ませることによって強引に相手を突破したり、戦況を変えることができる、それがこの「怯み論理」の強みです。

中には有利対面だったのに、3連続怯みで突破された!なんて経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今でこそ、「おでかけ」してしまったトゲキッスですが、かつてはこだわりスカーフを持ったトゲキッスよりも遅いポケモンは永遠に怯まされて突破されたこともあったはずです(僕が言いたいのは永遠)

確率こそ異なりますが、「怯み」という追加効果には、無限の勝ち筋が隠れているわけです。

怯み論理に適したポケモン(ヒケモン)

怯み論理に適したポケモン、縮めてヒケモン。

ここでは、そんなヒケモンに適したポケモンを紹介していきます。

パオジアン(つららおとし)

パオジアンと言えば高い火力に高い素早さを持つことで有名です。

その高い火力には、多くのポケモンが受けることが困難であり、高い素早さは「つららおとし」の怯みを大いに生かせる機会が生まれます。

つららおとしは、はずれやすいのが玉に瑕ですが、タイプ相性が等倍であれば、大抵1回怯ませてしまえば、突破できるはずです。

イーユイ(あくのはどう)

イーユイの強みは高い特攻から繰り出される相性補完の取れた攻撃範囲です。

あくのはどうという命中安定かつ怯み効果のある技には、受けた側はきっと内心ひやひやしているはずです。

ギャラドス(たきのぼり)

徐々に影を潜めつつあるギャラドスですが、りゅうのまい+たきのぼりから繰り出される怯みには、これまで数多くのプレイヤーが苦労させられてきたことかと思います。

ギャラドスがこれからの活躍する鍵は、きっとココにある、私はそう考えています。

カイリュー(アイアンヘッド・エアスラッシュ)

昨今、アイアンヘッドを搭載したカイリューも多く見られます。

ただでさえ、攻撃・耐久が高く突破が困難なカイリューですが、そんなカイリューから繰り出されるアイアンヘッドの怯みは恐怖しかありません。

また、「でんじは」「はめやすめ」とともに「エアスラッシュ」を採用した耐久型も見られることがあるかと思います。

バシャーモ(いわなだれ)

バシャーモは「かそく」により素早さを上げることができ、これまでのポケモン対戦の歴史の中で、一度「いわなだれ」で怯ませて(きあいのタスキを対策して)から相手をインファイト・フレアドライブなどの高火力技で相手を突破するという芸当をしてくる型も存在しています。

自身が苦手とするひこうタイプへの有効打でもあるので、サブウェポンとして採用の余地はあるかと思います。

ザシアン(エアスラッシュ)

ザシアンの強みであり最大の弱点であるその攻撃力の高さ。

かつてポケモン剣盾ではカウンターでその多くが対策されてきました。

ですが、ザシアンにある唯一の怯み技であり、なおかつカウンターを対策できる技として「エアスラッシュ」があります。

火力が低く、相手を怯ませられる可能性があることから今後、ランクバトル(ランクマッチ)で解禁された際には「カウンター」「がむしゃら」対策としての採用も考えられるかもしれません。

そのほかのヒケモン

上記に挙げた以外には

  • すなかきドリュウズ(アイアンヘッド・いわなだれ)
  • マニューラ(つららおとし)
  • 霊獣ランドロス(いわなだれ)
  • トドロクツキ(アイアンヘッド)
  • かそくメガヤンマ(エアスラッシュ)

などもオススメです。

怯み論理の対策

怯み論理の弱点は、相手のほうが素早い場合・おんみつマントなどには怯みの追加効果が得られないということ。

そればかりか、もともとの技火力がそれほど高くないので、相手に対して負担をかけられないということにあります。

同様に先制技に対しても何の効力を発揮しないので、この2点が怯み論理の弱点と言えます。

逆に「S振りはありえないwww」「先制技はありえないwww」などと謳っている論理は格好の餌食にできるでしょう。

本記事のまとめ

  • 怯みの追加効果には無限の勝ち筋がある
  • 怯ませることで不利対面でも突破できる可能性がある
  • 怯み論理には適合するポケモンと適合しないポケモンが存在する
  • 怯み論理は素早さ・先制技で対策できる

「ずっと俺のターン」という言葉がありますよね。

ポケモンではまさにこの怯みのことを指すんですよ。