実は良ゲー!SFC版『美少女戦士セーラームーン』

ちゃんとしたベルトスクロールアクション『美少女戦士セーラームーン』

今回遊ぶゲーム

みなさんは、「ベルトスクロールアクション」というジャンルをご存じですか?

名作『ファイナルファイト』がそれにあたります。

そして、その『ファイナルファイト』に負けない、マッシブな肉弾戦を楽しめるベルトスクロールアクションがあります。

それは『美少女戦士セーラームーン』(スーパーファミコン)です!

ちなみに、今回の記事をざっくりまとめると!

  1. キャラクター設定に忠実な性能と技が再現されている!キャラゲーとしての完成度が高い作品
  2. 優れたゲームバランス!5人それぞれの特徴付けも素晴らしい
  3. ゲーム製作者の原作へのリスペクトが感じられる!
    原作の魅力がゲームシステムにうまく落とし込められている

この記事は3分で読み終わりますので気軽に最後まで読んでみてくださいね!

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ゲーム情報

タイトル美少女戦士セーラームーン
ジャンルアクションゲーム
対応機種スーパーファミコン
発売元エンジェル
プレイ人数1-2人
発売日1993年8月27日

『美少女戦士セーラームーン』の簡単な紹介

『美少女戦士セーラームーン』は、1994年から1997年まで『なかよし』で連載された、武内直子先生の漫画であり、それを原作としたメディアミックス作品です。

社会現象を起こした作品であり、特にアニメは世界中で大人気となり海外でも人気の作品として知られています。

シリーズ作品も多く、派生したおもちゃや、グッズもたくさん売られています。

また、ゲームもスーパーファミコンだけで9作品作られています。

キャラゲーとしての完成度が高い!


スーパーファミコンでは初の『美少女戦士セーラームーン』のゲームタイトルです。

原作・アニメでは、必殺技で見せるタイプの戦闘が多いのですが、このゲームは『ファイナルファイト』にも負けない、肉弾戦がメインとなるベルトスクロールアクションになっています。

原作ファン以外からは、バカゲー的な立ち位置で語られることが多い作品です。

が、実は良ゲーだったのです。

キャラゲーとしての完成度ですが、非常によくできています

まず、キャラクター設定に忠実な性能と、技を再現していることが挙げられます

セーラーマーキュリーの「シャボン・スプレー」が攻撃技になるなど変更はありますが、概ねキャラクターに合わせたステータスのバランス、技の再現がされています。

アニメ好きも納得の演出


また、各ステージもアニメで登場した場所が使用されており、ファンに向けた作りになっています。

ステージ突入前の「アイキャッチ」も、アニメと同じ演出になっています。

選択キャラクターに合わせて、アイキャッチに登場するのが「ルナ・アルテミス・ファボス」(もしくはディモス)になるなど、細かいところに気が使われています。

原作を知らない人は置いてけぼりに?

ただし、オープニングストーリーが用意されていないため、アニメや原作を知らない人はストーリーを理解することができない仕様になっている点は少し残念です。

しかし、ストーリーが分からなくても楽しくプレイできるような作りになっています

SFC『美少女戦士セーラームーン』の気になるゲームバランスは?


ゲームバランスは、非常によくできているといえます!

5人のプレイヤーキャラクターで、個性付けがしっかりされており、バランスがしっかりと取られています。

ゲームの難易度も、難易度設定によって、アクションが苦手な人から得意な人まで、十分に楽しめる出来になっています。

異様に強い雑魚キャラや、弱い雑魚キャラがおらず、全ての敵に弱点が用意されている点もうまくバランスが取れている点だと思います。

また、苦手の人への救済措置として、コンテニューしても最初からではなくミスした地点からやり直せる仕様なので、ストレスを感じずに進めることができます

気になるところも

ただし、2人同時プレイのバランスはあまりうまく調整されておらず、2人でやると簡単にクリアができる仕様になっている。

しかしこれも、苦手な人や、メインターゲットである女児への配慮と考えれば、問題ないのではないかと思います。

SFC『美少女戦士セーラームーン』は力作であり良作


『美少女戦士セーラームーン』(スーパーファミコン)は、『美少女戦士セーラームーン』をゲームにするぞ!という意気込みが感じられる作りなっています。

近年のスマホゲームにありがちな、同じシステムに、ただアニメや漫画をあてはめるだけのゲームとは違います。

『美少女戦士セーラームーン』の魅力をゲームシステムに落とし込み、原作のキャラクターを殺さないようにしながら、ゲームのバランスを取るという絶妙な完成度になっています。

当時の製作者さんの、原作へのリスペクトが感じられます

キャラクターをよく理解していなければ、あのバランス設計は見事です。

ぜひ皆さんも機会があればプレイしてみてください!

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