【太閤立志伝ⅤDX】二階堂と行く、名所旧跡仏閣寺院【4周目】

さいしょ の あいさつ

皆様ご機嫌よう、ハリマヤホンポでございます。

今回は東海と近畿、つまりはお伊勢さんを始め、天橋立や那智の滝などが目白押しの回となっております。

今回は北からの順番ではなく東海→近畿と行くので、都合南からの順番とさせていただきます。

つまり、順番としてはこうなります。

  1. 伊勢神宮
  2. 那智の滝
  3. 高野山
  4. 天の橋立

都合、東海は一か所だけとなりますが伊勢神宮はそれをもってあまりある名所なので、まあ大丈夫でしょ(何が

あ、読了目安時間は「6分以上~8分少々」を想定しております。

それでは今週も、はじまりはじまりー。

ちなみに、猫武将モードの二階堂盛義氏はこんな感じのグラ

……コーテク、扱い慣れてるなあ(汗

1.伊勢神宮

富士山同様、日本人にはもはや解説不要でしょう。

天照タンと八百万のお友達の総本山でございます。

……まあ、ツッコミどころ(天照大御神は論理的に考えたら男性だろ、とか出雲大社の方が伊勢神宮よりデカくね?とか)はいろいろあると思いますが、概ね共通認識ではあると思われます。

「おかげまいり」や「ええじゃないか」など古来より多数の三重県参拝者の過半を占めるのは、この「伊勢神宮」が三重県に存在するからでして。

……東京市から三重県まで歩くって、昔の人は頑丈だなあ(汗

で、まあ「天照大御神」については本当に説明も不要でしょうから、今回は「豊受大御神」とは何ぞやについて記述したいと思います。

「豊受大御神」というのは、日本書紀には登場しない古事記だけの神様でして、「トヨウケビメ」とwikiには記述されております。

詳しい記述はゲームから離れますので避けますが、食品や穀物などの神様で雄略天皇に対して天照大御神がわざわざ「トヨウケビメを近くに祀らせなさい」と指名した神様です。

ざっくばらんに言うと天照大御神にとってのごはん係ですな。

と、いうわけで伊勢神宮とは現代風に語るとすればまあつまりは世界で一番おひめさまな天照お嬢様と専属メイドさん達の暮らす百合ん百合んワールド、ということで(殴

西洋系に訳すとしたら「ハウスキーパー」に相当するのでしょうかね、メイドさんの階級ろくに知りませんけど(汗←ハリマヤホンポさん、外来文化は苦手

そんな伊勢神宮へのアクセスマップ太閤立志伝版はこちら。

間違えて大湊の町や鳥羽城に「参拝」に行く人は多いと思います←こいつもよくやる

そして「伊勢」と言えばもう一つの名物……そう、松阪牛ですね!

と、言っても松阪牛が名物化したのはあくまでも明治維新以降、太閤立志伝の時代からは軽く世紀単位で飛んでいます。

そんな松阪を統治していた人物が、「信長のムコ。」こと蒲生氏郷氏でございます。

そんな蒲生氏郷氏の太閤立志伝での扱いはこんな感じ。

二階堂と蒲生、同じ人間なのにどこで差がついたのか……慢心、環境の違い……(どう考えても後者だよ

2.那智の滝

そもそも、なぜ那智の滝が名所扱いされ始めたかと言えば、多少前に解説した「仏迹」という仏教概念が大日如来という仏教で、というか密教で一番偉い神様とは熊野大社の神様が仏になって降り立った姿と同一である、ということにしたからでして。

なので、あれだけ「熊野詣」が流行ったわけですな。

……「熊野詣」と聞いて、かつて熊野の艦娘の絵馬を靖国神社に捧げることだと勘違いしていた輩がいるらしいですが、それはまあおいておきましょう(苦笑←オメーのことだろ定期

大日如来がどれほどのものかは、私は仏教徒ではないのでわかりませんが、阿弥陀如来が「念仏唱えれば極楽浄土に逝けるんじゃよ」という立ち位置なのに対して、大日如来は確か「私を信仰しているとどこかの浄土(極楽浄土以外にも「浄土」、すなわち天国はある(例えば、瑠璃光浄土とか)、というのが仏教の主張、らしい)には必ず逝けるんじゃよ」という立ち位置だった、と記憶しております。

そもそも、死ぬことを「往生」というのも本朝仏教の概念だったりするわけですが、解説しだすときりがないので那智の滝のトリヴィア、というよりは熊野大社のトリヴィアを一つ。

……実はこの熊野大社、なんと初期主人公の一人である九鬼嘉隆と非常に強いつながりを持っているんですな。

まあ正確には、九鬼家が熊野大社の神官だった時期がある、とされているわけですが、火のない所に煙は立たないわけで(使い方が違う

そんな那智の滝へのアクセスマップ太閤立志伝版はこちら。

ちなみに、「那智」と「熊野」と言えば、察しの良い方は分かると思いますが、どちらも一等巡洋艦の名前だったりもします。

さすがに、同じ型式だったかどうかは、よく覚えていませんが(汗……たぶん違うだろうなあ……

3.高野山

おのれ高野山(挨拶←どんな挨拶だ、それは

……冒頭から暴投を失礼しました、どうしても高野山の話題となるとこれを言いたくなってしまうので、こればっかりはお許しいただきたいところ。

比叡山は名所扱いされていませんが、この高野山は名所扱いされていまして。

……以後、「神奈さまの仇」とか「おのれ生臭坊主」とかのワードしか出てこないのでしめやかに終了とさせていただきます。

そんな高野山へのアクセスマップ太閤立志伝版はこちら。

根来の里が一番近くてわかりやすい目印だと思われます。

忍者の修行としても割とお手頃な名所であると思われます。

4.天の橋立

まず、「和泉式部」って誰やねん、って話ですが、概ね「天元(978~983)」年間の女の人ですね。

……「紫式部」とか「清少納言」などのように、官途名の一部が残っていたりする場合、それが特に歌人・文人などの場合は概ね女性とみて間違いはないかと。

なんでか言いますと、昔の女性というものは「諱」、つまり下の名前を残さない習慣がありまして、それはなんでか言いますと、下の名前というものは呪術に関わるものらしく、ゆえに「バレたら呪われる」という俗習があったわけですな。

昔の人は男性もまた、あまり諱を残すことはなかった(「太郎左衛門」とか「次郎右衛門」とかは、概ね通称なので実は「諱」ではありません)わけですが、昔の人の、特に女性の場合は家族と嫁ぎ先くらいしか諱を明かすことはなかったわけでして。

ゆえに、和泉式部の場合は……まあ、由来はwikiに書かれてますが、「和泉国」の「式部」部門の人間の関係者である、というのがまあ一番察する場合は有力ではないか、というわけですな。

そんな天の橋立へのアクセスマップ太閤立志伝版はこちら。

せきこ! さす! さし! りくけいとう!(まーた影響されて……

まあ、それはそれとして、この丹後の地は近畿扱いされており、実際五畿内こと大和・山城・摂河泉にも近いわけでして、一色氏といった足利将軍家の分家(庶家かな?)の人間が治めている通り重要な地です。

何でかと言いますと、昔は表日本と言いますと日本海の名の通り日本海側だったという経緯がありまして。

え、じゃあなんで山陰山陽は日本海側が「山陰」なのかって?

……それはまあ、憶測になりますが一つ目の理由としては山陽の方が都に近いから、ということと、二つ目の理由としては「陰」の方が昔は良い意味だった(傍証:日月神示の「陰霊」と「陽霊」)という、まあ二つ目の方は仮定なのですが、がございまして。

なので、山陰や北陸といった「表日本」に位置する「丹後」や「越前」には将軍家の分家である「一色」や「斯波」などを派遣していたわけですな。

後に、若狭の大名なんかは半ば将軍の直轄軍化してますし(武田氏は甲斐が有名ですが、若狭とか安芸とかの西国の方が本家に近いのですよ?)。

さいご に ひとこと

……さて、3000文字も超えましたし、そろそろお暇の時間が迫って参りました。

と、いうわけで前回予告した編集後記用コーナーを記述して、お暇したいと思います。

巻末付録:「通説×史実×ゲーム表現」金編

……本日は、太閤立志伝の通貨である「貫」とか「文」について。

そもそも、1文銭というものは1匁、つまりは3.75gの銅銭一枚なわけでして。

銅自体、現状でも1g≒1円の価値があるわけですから、昔はもっと高い価値を持っていました。

江戸時代の寛永通宝でも安くて12円くらいはあったわけで、永楽通宝や宋銭なんかはもっと高かったわけです。

以前どこかで書いたような気もしますが、だいたい以下の通りの歴史的な交換レートが成り立つ以上、価値もそれに並行して付随するものだと思ってくださいな。

  • 寛永通宝50文=永楽通宝20文
  • 永楽通宝は宋銭と混ぜて支払う場合20%までとする(大内家軍法)←すなわち、それだけ永楽通宝の価値よりも宋銭の価値の方が高い
  • 寛永通宝1貫=戦前円1圓(≒戦後円概ね1500~2000円、時代や計算方法によっては5000~8000円になる場合も)

つまり、結論から言って太閤立志伝の中で通用している、と想定できる「永楽通宝」というものは1枚につき概ね5円の価値があるわけです。

10円銅貨に比べたらそこまで価値がないように見えますが、この銅廉価である近代においても永楽通宝を仮に貨幣として流通させた場合、5円の価値があるというのはすごい、のかもしれません。

……まあ、古銭マニアに売ればもっといい値で買ってくれるとは思いますが。

話を戻しましょう。この永楽通宝を太閤立志伝では100文単位として扱っていまして、さらに言えば1貫未満の、つまりは100文単位の銭は金庫に預けることもできない、ぶっちゃけ端数として扱われています。

とはいえ、永楽通宝1枚=5円を当てはめた場合、永楽通宝1貫というものは5000円なわけでして、つまりは新渡戸稲造より下はたとえ夏目漱石でも伊藤博文でも「端数」として扱われる、というバブリーな実態が明らかになってまいります。

そして、浪人と言えどもゲーム開始には20貫を全財産として所有している上に、日数経過でそれが目減りするわけではないわけで……。

……あれ?太閤立志伝の主人公って今の日本人より裕福なんじゃね?

そう考えると、ゲームの世界もより解像度が上がる、かもしれませんね!

それでは、本日はこれにて、さよなら、さよなら、さよなら