【takt op 運命は真紅き旋律の街を】古き良きRPGと現代RPGの融合|タクトオーパスを初見レビュー

今回レビューするゲームは?

6月28日に配信開始された「クラシック×美少女」を題材にしたゲーム takt op 運命は真紅き旋律の街を

今回は、このゲームをプレイしてみた感想やいいなと感じた点残念だと感じた点を中心にこのアプリゲームを紹介していきます!

  1. クラシック×美少女という今までにないコンビネーション
  2. アニメを見る感覚で進められるメインストーリー
  3. 古き良きRPGだが操作性に難はない
  4. 簡単すぎないが飽きないバランスの取れたゲーム性

この記事は3分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!

takt op 運命は真紅き旋律の街を とは?

メインストーリー

takt op(タクトオーパス)は、黒夜隕鉄(こくやいんてつ)が地球に落ちD2た世界。

黒夜隕鉄は人を食らうDespair Dolls(D2)を生み出し、世界を破壊してきた。

D2は人が作った音ではなく調和とリズムの取れた音楽を好み引き寄せられる性質があり世界から音楽は禁止されるようになっていった。

しかし、そんなD2に対抗できる兵器も音楽だった。

その音楽の力を身にまとい、兵器として生きていくことになった女の子たち、それが今作のキャラクターでもあるムジカートと彼女らの指揮官であるコンダクターがD2との熾烈な戦いに挑んでいくというストーリー。

TVアニメ「takt op.Destiny」

2021年に放映されたタクトオーパスのTVアニメシリーズ。

現在では、DMM TVやHulu、U-NEXT、そしてd-アニメストアを中心とした各種キャリアのアニメ放題プランなどの見放題オンデマンドサービスにて全話視聴することが出来る

このアニメのストーリーは当時は現在第2シーズンが放映されている「無職転生~異世界行ったら本気出す~」や異世界ピクニックといった大注目かつ原作も大人気のアニメが目白押しで僕自身もアニメ化されていたとは知らなかった。

アニメの世界線としては、アプリゲーム内で伝説のコンダクターと呼ばれている朝雛タクト運命のタッグが生まれるところから始まるストーリー。

このアニメは、アプリゲームのストーリーへとつながっているところも見どころポイント。

アプリゲームでは記憶が消えているという設定から始まるが、その記憶とコンダクターとしての意志の強さの根底に迫るもので見ごたえのある内容となっている。

この記事では深くまでは書き込まないが、アプリゲームをプレイしていくうえで見ておくだけで「世界観に入りこめ」よりムジカートへの思いも深く強くなるので、ぜひアニメを視聴してみてください!

ムジカートと少女の関係

アニメでもアプリゲームでも触れられている通り「ムジカートになった少女はそれまでの記憶を失う」。

アプリゲーム内でも「記憶はなくても本性は変わらない」とあるように、本省としての性格は残っていても記憶や人格というものは全くの別人になってしまっている。

そんなムジカートは、音楽そのものになりその力を表す楽譜(スコア)を身にまとっている。

このスコアが破壊されたとき、ムジカートはその命すら失ってしまうのである。

彼女らは時に無理な戦いをするが、文字通りD2と命を懸けて戦っているのである

ゲーム性は?

クラシック×美少女

タクトオーパスはクラシックと美少女を掛け合わした作品になっており、キャラクターの詳細画面戦闘中の必殺技でのBGMではムジカートの名前を表すクラシック音楽が流れるようになっている。

運命や白鳥の湖など名前も知っている音楽なら聴いて楽しみ見て楽しみという楽しみ方が出来きる。

また、どこかで聞いたことはあるけれど曲名は知らなかった楽曲のタイトルをムジカートを入手することで知ることが出来き、クラシックについて興味を持つきっかけにもなる。

実際、ボレロという名前は見たような無いようなという感じだったがムジカートを手に入れBGMを聞いたとき「あ!この曲だったんだ!」と新たな知識を手に入れることもできた。

古き良きRPG×現代のRPG

タクトオーパスのこのアプリゲームは、最近のキャラゲームのようにオートで移動することはできず、昔ながらの移動方法である移動キーで移動するという形をとっている。

また、ダンジョンなど最近のモノではクレーム防止なのかかなり簡単になっていてゲームであるが頭を使うほどでもないというゲームが多い中、タクトオーパスは頭を使わないと悩み続けてしまうようなギミックが盛り込まれたダンジョンも存在する。

しかも、そのダンジョンはサブ機能ではなくストーリーを進めていく上で必ず進めないといけないものになっている

だからと言ってすべてが昔ながらのRPGというわけではなく、キャラの取得はガチャを回すことで手に入れることが出来る。

他にも、経験値や覚醒機能で使うアイテム、身に付ける武器等を手に入れられるクエストはオードで周回をさせることが出来き、その周回をさせながらストーリーを進めることも可能となっている。

育成機能は最近のゲームと同じなので、キャラを育てまくってストーリーをサクサク進めたいプレイヤーにも嬉しい機能になっている。

手動もオートも楽しめるバトル

古き良きRPGのアプリゲームを楽しむ上で片手間には楽しめないと思ってしまう点の一つとして「バトルシステムが手動」という点が挙げられる。

その点このゲームは、ストーリーを進めないといけないという制約はあるものの完全オートでバトルをさせることが出来る。

オートバトルでもバフやデバフをきちんと使ってくれる上に、なんならあまり慣れていないうちはオート戦闘の方が勝率がよかったりする。

オートバトルをしながら戦法の勉強をするのも良し、クラシックを聴きながら何か作業をするのも良し。

なにかの片手間にゲームができるというのは、この先ゲームとしても大切になってくるポイントの一つなのではないだろうか。

何よりイベントなどの戦闘が多い場面でも、戦闘が多くてなえてしまうという昔ながらのゲームの残念な点を取り払っている点は好印象。

  • ムジカートからクラシック音楽への興味を引き立てられる
  • 古き良きゲーム性と現代の利便性を兼ね備えている
  • 手動も完全オートも可能な戦闘スタイル

アニメ視聴感覚のメインストーリー

メインストーリーはRPGをプレイしていくうえでどんなゲームにおいてもある問題がある。

「メインストーリーが単調で飽きる」、「ゲームのサクサク感が失われる」というゲームプレイ感覚上で、ゲームのストーリーはスキップしてプレイしているプレイヤーが多い。

そんな問題もある近年のストーリーだが、このゲームは少し違う。

メインストーリーは、「ストーリーパートはストーリーだけ」となっているうえに、「ストーリーを知らないとクリアできない探索要素」があることでストーリーを見てみようかという動機になる。

そのうえで見るストーリーはほぼ全てフルボイス、そうでない部分も違和感のないボイスということで耳も幸せ気分のまま視聴できる。

そして極めつけは、ストーリーを最後まで終わらせた後流れる「次回○○○○」というムービー

本当にアニメの最後の部分に流れる次回予告そのもので、次のストーリーが気になって仕方がない

その体験は次章もストーリーを読みたい!という衝動へと変わりゲームも探索も頑張るぞという強い思いへ変わる。

ストーリが嫌でゲームを辞めてしまうという大きな要素をなくしたこの部分は大きな魅力に感じた。

簡単すぎないが難しいダンジョンギミック

ダンジョンギミックといえば古き良き系ゲームは、難しすぎるギミックは相当なゲーム好きでなければプレイヤーが離れてしまう

逆に簡単すぎるものでは、手ごたえがなくゲームにのめりこむプレイヤーは飽きてしまう

そんなバランスの難しい操作を自らする系のゲームでの難しいギミックバランスですが、このゲームは「ちょっと頭は使うけれども難しくはない」という難易度に仕上がっている。

ダンジョンに入る頻度としても、そんなに頻繁にしなくてよいというプレイ間隔で飽きてしまうところをなくしている。

現在確認できたギミックは、スイッチを押す、物を落として電気を流してドアを開く、アイテムを置いたらギミックが変化する。

というようなよくあるギミックでできており、そこにはストーリーが変にかかわっていることは無くキャラを育成していればサクサククリアも可能というゲーム性。

だからただただギミックをクリアしていけばいい。

その難易度も、物を押して落としたら完了するものもあれば、角度や場所を完全にその場所に置かないと先に進めないという難易度のものまである。

それが組み合わさった結果、ちょうどいい難易度になっている。

この難易度ならば、難しくてやめる人も簡単すぎて辞めてしまう人も少なそう。

このゲームのいいところ悪いところ

今回は、takt op 運命は真紅き旋律の街をについてプレイ・レビューしてみました。

最後にこのゲームの良いところ・悪いところをまとめてみると、良いところはコチラ!

  • ちょうどよい難易度のゲーム
  • メインストーリーは豪華なフルボイス
  • ゲーム進行は完全手動、戦闘は完全オートも可
  • プレイヤー名が決まっておりキャラに呼んでもらえる
  • ちょうどいい難易度のダンジョンギミック

残念なところは、「手動操作のみは人を選ぶ」というところ。

最近のオートでストーリーを進められて、オートで勝手に進むゲーム性に慣れてそれが普通になっているプレーヤーにとって、自分でタッチパッドで操作することは「めんどくさい」となってしまうかもしれない。

ゲーム性としても自分で操作することはのめりこむいいポイントだったのかもしれないが、「タッチしたところに移動」と操作手法を選べればよかったと思う。

その他の点ではキャラゲームとしての出来は、ここ数年では最高と言えるような内容になっているので、ぜひ皆さんもプレイしてみてほしい。

以上、レビューはフランミルクがお送りしました!

この記事を読んで、このゲームをプレイしてみたいなと思っていただけると嬉しいです!

ライター紹介

フランミルク
ご覧いただきありがとうございます!現役Vtuber兼ライターの『フランミルク』です。スマホにアプリゲームを100個入れているほどのゲーム好き!! キャラゲーからFPS、放置ゲームまで幅広くプレイしてきたからこそ書ける「ゲームを楽しむ為」の記事を皆様にお届けします。