よく目にする衣装を今回も!
ストーリーにも攻略にも一切関係のない、コスプレイヤーの私が楽しくて書いているこのシリーズ。
こちらもよく見ますね、錬金術の授業で生徒が着用する実験着についてのちょっとした解説です。
- 実はよく見る「白衣」ではない
- どうやって入手する?どうやって作る?
- 皆しっかり着込んでくれてはいるけれど……?
コスプレ衣装としては難しくないのでは?と思っていたらそうでもないのがツイステ衣装です。
3分程で読んでいただけますので、「こういう視点で見ているんだなあ」と周回の合間にでもご覧くださいな。
「白衣」ではないよね?と気が付いた
普段、なんとはなしに見ているものって意識しないですよね。
ゲームでも現実でも。
で、改めてツイステの実験着を見てみると……「これは現実で使用する白衣じゃない!」だったんです。
これは白衣ではないという否定ではなく、白衣だと考えて購入すると失敗するという意味です。
業務用の白衣というものは販売されていますし、その白衣にも色々なデザインはあります。
ありますが。
こんなにおしゃれな白衣って、見たことあります?
医療系のドラマでも、ここまでおしゃれな白衣って見ることはないと思うんですよね。
白衣として探すと困難ではありますが……
「白衣」として考えたり探そうとすると、良さそうなものにたどり着くのが難しくなります。
というか、実験着として皆が着ているのは白衣ではありますが、「ダブルのロングコート」と考えた方が楽です。
実際、ダブルの白衣というのは存在しますし、ある程度シルエットにこだわりのあるものも存在はします。
ですが基本が実用性を優先する白衣なので、両方を叶えてくれる品を探すのは困難です。
(メンズの白衣の場合、シルエットが直線的であまり広がりがなく……かといってレディースでは襟の重なりが違うので意味がありません)
ツイステの衣装はデザインがオシャレなものばかりですから、良さそうなものを見付けたとしてもそれを改造するのを念頭に置かないと難しいと思います。
購入した白衣によっては、布が薄くてインナーが透けるということもありますからね。
ちょっとそうなると残念です。
形状と布地の厚みのバランスを考えれば、少々値は張るかもしれませんが「白いダブルのロングコート」として探した方が良さそうです。
作る場合はどうしよう?
比較的、こうした衣装ならば衣装代がかかりにくいとはいえ……なんですが。
ウィッグ制作やその他諸々の出費で「10連ガチャ何回かな?」ということになるのがコスプレという趣味です。
また、こだわろうとすると何処までもこだわれるんですよ。
どのジャンルでも自作勢が一定数存在するのは、衣装が販売されていないということ以外にも、自作ならば好きなだけこだわれるから、なんですね。
なので個人的な考えも入りますが……
- 布地のオススメはアーバンツイル
- ボタンのサイズは写真にしたときのバランスも考慮して
- 清潔感、パリッと感が大切!
押さえておくといいのはこの辺りでしょうか。
布地はポリエステルツイルもいいと思うのですが、ツイル生地というのは独特な織りがあるので、次点としました。
アーバンツイルもポリエステルツイルも薄い色は透けてしまいますが……それ以上分厚い布地を使うのは少し難しいですし。
白衣には飾りステッチのようなものもあります。
「白飛びさせたくない!」という方は刺繍糸などでステッチを入れておくと「それらしく」なりますし、刺繍糸の光沢で高級感も出るのでオススメです。
また、ボタンはイラストでもはっきりと分かるような大きさなので、撮影時に「あれ?」となってしまわないように、一般的な衣服で使うようなボタンの中でも大きいサイズのものを選んだ方が馴染むでしょう。
また、実験で汚れることはあっても清潔感が際立つのがこの衣装です。
撮影前にはアイロンをかけたりなど、一手間かけておくと変わりますよ!
寮のマークは運動着同様アイロンプリントで!
実験着には各寮の印が描かれています。
これは、前回の運動着編でも紹介した「アイロンプリント」が役に立ちますね。
ただ、アイロンプリントというのは温度の関係で布地が傷むということもありまして。
特に綿素材ではない場合、高温が苦手な布地も存在します。
なので、購入したものの最適温度というものが何処までか確認しておくと失敗は減らせるので、ご確認くださいね。
衣服よりも問題なのはやっぱり小物?
衣装の問題もありますが、細かいお話をすると小道具やキャラクターそれぞれのインナー等々、こだわりポイントを挙げるとキリが無いかもしれませんね。
衣装の付属品についても気になる所はありますが、それらしい撮影用の小道具があると撮影時に便利なので是非。
別に、科学関係の専門品を用意しなくともいいんです。
百均にあるインテリア用品などが結構、「宝の山」なんですよ。
これはどの作品でも使える技なので、何か使えそうなものがないかという視点で見てみるのも楽しいですよ。
ゴーグルもだけど、手袋が……
実験着は、錬金術の授業で使用するということもあり皆ゴーグルと手袋を忘れず着用しています。
そして、問題なのはこのゴーグルと手袋。
似た形のゴーグルの入手だけならば、まあ何とかなるんですが……此方も寮ごとに色が違うじゃないですか。
つまりは……ゴーグルを入手出来ても欲しい色でなければ塗装をしなくてはならないということで。
塗装に関しては、余計な場所に色が付かないようにマスキングをしてからスプレーを、というのがムラ無く仕上がりやすいです。
ですが、スプレー塗料を使うのは環境的に難しかったり、慣れないという人もいるでしょう。
なので、そういう場合はペンタイプのもので塗るという方法もあります。
どちらにしても、プラスチック系の素材にも塗れるものを選ぶこと、使用中は換気をして、しっかり乾燥するまで触らないのが大事でしょうね。
手袋も、コスプレ用品の汎用衣装ではなかなか無いタイプの形状なんですよね……
一応、黒のゴム手袋や、作業用手袋で黒というのは存在するんですが。
こう、「映えるのか」と言われると、「映えない」んです。
とはいえ、手袋をイチから作るのはものすごく難しくて、おすすめは出来ないんですよね。
なので此方も、使えそうな厚手のゴム手袋を塗装した方が良さそうです。
夢がない?
百均の品さえも見栄えの良い品物に変えられる、ちょっと魔法みたいでいいじゃないですか。
考えながら遊ぶのも楽しい!
こうして色々と考えて、何が楽しいんだという方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、ゲームの掘り下げ、世界観の掘り下げにもなるんです。
もしも、「ただ遊ぶだけではつまらないな」と思った時には、縛りプレイや RTA 以外にもこういう視点でゲームを考えてみるのもアリではないかなと思いますよ。
衣装を作るか否かは置いといて、ひとつの視点としてどうぞ!
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