【ウマ娘 プリティーダービー】ウマ娘「マーベラスサンデー」のことをもっと知れば、推しになること間違いなし?

ウマ娘「マーベラスサンデー」がついに育成実装!

リリースから続々と育成キャラが実装されていくウマ娘プリティーダービー。

2023年6月には、ついに「マーベラスサンデー」が育成キャラとして実装されましたね。

マーベラスサンデーは、サポートカードのイベントや他のキャラクターのストーリーで、独特の存在感を放つキャラクターとして登場していました。

そんな彼女を気になっていたトレーナーさんも多いでしょう。

今回は、元ネタとなった競走馬は一体どのような馬だったのかを、解説していきます。

元ネタの再現度の高さに定評のあるウマ娘ですが、マーベラスサンデーの「パドックで〇〇する癖」も、再現してしまっています。

この記事を読んで、マーベラスサンデーのことをもっと知って、あなたの推しライフの助けになれば幸いです。

  1. 競走馬「マーベラスサンデー」はどんな馬だったのか?
  2. 「マーベラスサンデー」の名レース
  3. ウマ娘に反映されている元ネタの考察

この記事は6分ほどで読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!

競走馬「マーベラスサンデー」怪我に泣かされたクラシックへの夢

マーベラスサンデーは、1992年に生まれた日本の競走馬です。

父はサンデーサイレンス、母はモミジダンサーという血統です。

父は今では日本を代表する種牡馬ですが、マーベラスサンデーはサンデーサイレンスの初年度産駒になります。

また、母のモミジダンサーは、カナダの名馬モミジの子であり、初年度であるサンデーサイレンスの相手としては、申し分のない血統を持つ馬でした。

しかし、貧弱な馬体が災いして買い手がつかず、最終的には調教師のツテを頼ることで、なんとか受け入れ先が決まりました。

そんなマーベラスサンデーでしたが、調教していくと、その優れた能力を発揮し始めました。

夏の調教では、将来を大いに期待されていた素質馬のオースミタイクーンを10馬身も引き離し、関係者を驚かせました。

この時、オースミタイクーンを管理する武邦彦からの依頼で、マーベラスサンデーの騎手は邦彦の三男である武豊騎手に決定しました。

ちなみに、武豊騎手とマーベラスサンデーのペアは、デビュー戦から引退まで、ずっと続くことになります。

大器の片鱗を見せたマーベラスサンデーですが、この調教後に右膝の骨折が発覚し、放牧することになりました。

さらに放牧先で疝痛を発症し、これが悪化し、一時は命が危険な状態に陥りました。

迅速な治療により、命は助かったものの、これらのアクシデントで、予定していた時期より、デビューが大きく遅れることとなりました。

結局、デビューは3歳(現2歳)の2月になりました。

この新馬戦を快勝し、続く条件戦も勝利します。

その才能に注目が集まりますが、再び右膝を骨折してしまいます。

そこから、菊花賞への復帰を目指していましたが、今度は調教中に左後脚を骨折し、秋もレースに復帰することはできませんでした。

結局、マーベラスサンデーのクラシック出走は、叶わなかったのです。

大器の完成とGⅠタイトル

翌年5歳(現4歳)になったマーベラスサンデーはレースに復帰します。

そして、5月から10月にかけて6連勝(うち重賞4連勝)を果たし、一気に注目を集めました。

しかし、天皇賞(秋)ではバブルガムフェローの4着、有馬記念でもサクラローレルの2着と、なかなかGⅠタイトルを手にすることはできません。

その後、6歳(現5歳)になった1997年には大阪杯(当時はGⅡ)を制します。

次は、天皇賞(春)に挑みますが、このレースは競馬史に残るレースとして評価されています。

そして、宝塚記念でバブルガムフェローに雪辱を果たして、ついにGⅠ初勝利を手にしました。

ここからの活躍が期待されましたが、秋には再び骨折の問題に直面し、前哨戦を経ずに有馬記念に出走します。

結果は、勝ったシルクジャスティスとアタマ差の2着となりました。

さらに翌年も現役を続行する予定でしたが、屈腱炎のため引退せざるを得ませんでした。

ライバル「三強」の存在と天皇賞(春)

マーベラスサンデーを語るうえで、忘れてはいけないのが「三強」の存在です。

三強とは、マーベラスサンデーと、サクラローレル、マヤノトップガンの三人のことを指します。

この三強が戦った中でも、名レースと名高いのが「天皇賞(春)」です。

マーベラスサンデーが勝ったかと思われた後のレース展開は、まさに「手に汗握る」決着となっています。

本当に見応えがあるレースなので、以下のレース動画で、せひご自身の目で確かめてみてください。

また、レース動画を見ると分かりますが、マーベラスサンデーは赤いメンコをしています。

この特徴は、ウマ娘では大きな赤いリボンとして再現されています。

「パドックでおしっこする癖」を再現してしまったCygames

マーベラスサンデーには、面白いクセがありました。

それは、「パドックでおしっこをする癖」です。

5歳(現4歳)で出走したエプソムカップの以降に、このクセがあったと武豊騎手が話しています。

そして、このクセもCygamesは再現してしまっています。

とはいっても、もちろんそのまま再現されているわけではありません。

そのまま再現したら、さすがに即サービス終了レベルですからね…

レース前に「ちょっとおトイレ行ってくるっ!」と言って、トイレに行くという形で再現されています。

いつも予想斜め上の再現度の高さを見せつけてくるCygamesにしては、おとなしめの再現だと個人的には感じました。

しかし、元ネタが元ネタだけに、これぐらいが良いともいえるでしょう。

マーベラス空間の元ネタは…

ウマ娘のマーベラスサンデーといえば、突如展開される「マーベラス空間」ですよね。

この森羅万象をマーベラスに解決してしまうマーベラス空間に、元ネタがあるのか調べてみました。

しかし、競走馬のマーベラスサンデーが、領域展開をしたという事実もなく、名前から発展させたものなのかなという推測しかできませんでした。

また、あのハイテンションな性格は、競走馬のマーベラスサンデーが、気性の荒い馬だったことから来ている説が有力です。

気性の荒い馬でしたが、レースでは賢く優等生であったというエピソードから、あの掴みどころがない性格に繋がっているのかもしれませんね。

そして、「世界はこんなにマーベラス!」という人生観(ウマ生観?)は、史実でもある幼少期に生死をさまよった体験から来ているといえるでしょう。

さいごに

ウマ娘でのストーリーでも再現されているように、マーベラスサンデーは史実でも幼少期に死にかけるという体験をしています。

普段の様子からは想像ができませんが、逆にその経験から、あの元気いっぱいな不思議ちゃんになったともいえます。

そう考えると「世界はこんなにマーベラス!」という彼女の思いも、すごく深みがあるものに感じてきませんか?

もちろん「ただただ元気な彼女を頭空っぽにして愛でたい!」というのも、マーベラスサンデーの推し方の一つでしょう。

この記事を読んで、今まで以上にマーベラスサンデーについて、興味を持ってもらえたなら幸いです。

波乱万丈な競馬生活を送ったマーベラスサンデーが、ウマ娘の育成ストーリーでは、どんな顔を見せてくれるのか?

まだお迎えしていないというトレーナーさんは、(手持ちのジュエルと相談しながら)自分の目で確かめてみるのもいいでしょう。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。