育成だけではなくストーリーにも力が入っている『ウマ娘』。
先日公開された第3章ストーリー『夢を掴む特急券』の主人公はウイニングチケットです!
もう読みましたか?
まさか「早く全身全霊ウイニングチケットが欲しくて飛ばしちゃった!」…なんてことはありませんよね!?
とっても素晴らしいストーリーなので、ぜひこの記事と一緒にストーリーを読み返してみてください!
- ウイニングチケットがどんな馬だったのかをご紹介!
- ダービーにこだわっているのはなぜ?ウイニングチケットの熱いダービー物語!
- ストーリー内の小ネタを解説!史実を再現スゴイ!
この記事は4分程度で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!
第3章ストーリーの主人公はウイニングチケット!
ウイニングチケットってどんなウマ娘?

「チケゾー」ことウイニングチケットは、素直で元気いっぱいなウマ娘です。
ゲーム内では、たくさん泣いてたくさん笑い、目標に向かって頑張る姿が印象的。
感情豊かで、すぐに感動してしまうところが可愛い頑張り屋さんです。
ウイニングチケットはこんな馬!
モチーフであるウイニングチケットは、1990年生まれの牡馬(♂)です。
1992年にデビューし、5歳になる1995年まで競走馬として活躍していました。
母は、なんとマルゼンスキーを父に持つパワフルレディ。
父はエアグルーブの父でもあるトニービンという馬です。
親の能力は遺伝するので、競馬において血統はとても大事な要素です。
ウイニングチケットは良血馬(血統が優れている馬)で、期待がかけられていました。
BNWと呼ばれた3強

ウイニングチケットはビワハヤヒデ、ナリタタイシンとともに、それぞれの頭文字をとって「BNW」と呼ばれていました。
クラシック三冠といわれる「皐月賞」・「ダービー(東京優駿)」・「菊花賞」を争った3頭です。
皐月賞はナリタタイシンが、ダービーではウイニングチケットが、そして菊花賞はビワハヤヒデが制し、どのレースでも熱い戦いを繰り広げました。
3強といえば BNW! という競馬ファンも多いでしょう。
ダービーへの想い
第3章ストーリーは「ダービー」を目指す姿を描く!

ゲーム「ウマ娘」の第3章ストーリーは、ウイニングチケットがダービーを目指して努力するお話です。
色々な想いを抱えながらも頑張る姿に感動してしまうんですよね…。
そんな第3章のストーリー内では、これでもかというくらい「ダービー」という言葉が登場します。
実はこれにはちゃんと元ネタがあるんです!
モチーフ馬のウイニングチケットにどんなダービーの物語があったのかをご紹介します。
競馬における「騎手」の大切さ
ウマ娘では登場しませんが、競馬では「騎手」の存在がとても大事なんです。
騎手は馬の調子を見ながら、仕掛けどころやポジション取り、作戦などを考えなくてはなりません。
馬と騎手にも相性があり、相性が良ければコンビを組む回数も増えます。
ウイニングチケットとコンビを組んだのは、当時GⅠで何度も勝利を重ねていた名騎手、柴田政人騎手でした。
騎手が描くダービーへの夢
柴田騎手は、ウマ娘でもおなじみの皐月賞や菊花賞、有馬記念、天皇賞など数々のレースを制している、まさに一流騎手といえる騎手です。
1988年にはJRA賞最多勝利騎手にも選ばれています。
そんな柴田騎手には、ある熱い想いがありました。
「ダービーに勝ちたい」という想いです。
研修生時代に観戦したダービーに心を惹かれたことがきっかけでした。
高いダービーの壁

しかし、柴田騎手はなかなか勝つことができていませんでした。
そもそも柴田騎手がダービーで騎乗する馬は、あまり有力とは言えない馬のことが多かったんです。
さらに不運も続きます。
とても強い馬「ミホシンザン」とコンビを組んでいた柴田騎手は、無敗で皐月賞を勝利します。
勝つチャンスを手にした柴田騎手でしたが、なんとダービー直前でミホシンザンが骨折。
ダービーには出走することがかないませんでした。
柴田騎手は、どうしてもダービーだけは勝つことができず悔しい想いをしていたのでした。
ウイニングチケットと目指すダービー
そして1993年。
引退も近いとされていた柴田騎手は、ダービーへの想いを胸にウイニングチケットとコンビを組み、皐月賞に挑みます。
ホープフルSや弥生賞を勝利していたウイニングチケットは、当然皐月賞でも1番人気でした。
しかしライバルのナリタタイシン、ビワハヤヒデに敗れ4着という結果に。
今年こそはダービーが獲れる!と思われた柴田騎手でしたが、皐月賞の結果が悪く、ウイニングチケットの評判は下がってしまいます。
ダービーで1番人気に
評判は下がってしまったものの、柴田騎手のダービーへの熱い想いは世間にも伝わっていました。
今年こそ勝って欲しいというファンの応援もあり、ウイニングチケットはダービーでも見事1番人気に!
しかし、ライバルのナリタタイシンには皐月賞を制した武豊騎手が騎乗。
ビワハヤヒデには、過去にシンボリルドルフに乗ってダービーに勝利した、岡部幸雄騎手が騎乗予定でした。
一流の騎手と強い馬、誰が勝ってもおかしくなく、3頭の人気はほぼ同じくらいでダービーに臨むこととなります。
ウイニングチケットと共に叶えたダービー制覇の夢

そして迎えたダービー。
熱い試合になることが予想され、競馬場が熱気に包まれた中レースが始まりました。
作戦でいえば「差し」を得意とするウイニングチケットは、いつも通り後方でのレースを繰り広げます。
しかしこの日はいつもより少し早くスパートをかけました。
早めに先頭に出たものの、ビワハヤヒデとナリタタイシンも追い込みをかけ、最後は3頭で争う展開に。
左からきていたビワハヤヒデに、ウイニングチケットはゴール手前で抜かされてしまいます。
しかし、ここで奇跡が起きました。
「我慢してくれ!頑張れ!」と叫ぶ柴田騎手に呼応するかのようにウイニングチケットが加速。
なんと見事な末脚で勝利したのです!
奇跡の勝利を目の当たりにした観客は大熱狂。
大歓声が沸き起こり、「マサト!マサト!」とマサトコールが響きました。
ダービー馬・ウイニングチケット
実はウイニングチケットが GⅠ レースで勝利したのはダービーの1回のみです。
しかし、柴田騎手を悲願のダービージョッキーにしたウイニングチケットは、漫画にも描かれるほどファンの記憶に残る馬となりました。
そんなウイニングチケットを愛する競馬ファンは多くいます。
「ウマ娘」の中で描かれるダービーのストーリーは、ウイニングチケットが起こしてくれた奇跡の物語からきているのでしょう。
史実に基づいた小ネタ満載のストーリー!
ダービーについて紹介しましたが、もちろん他にも史実に基づいた小ネタはまだたくさんあります。
ダービーに憧れる理由(第1話)

第3章ストーリーの冒頭、幼いウイニングチケットはダービーで走るウマ娘の姿を見てダービーに憧れを抱きます。
そして柴田騎手は、研修生時代にダービーを観戦したことがきっかけでダービー勝利を目指すようになりました。
ウイニングチケットのダービーへの想いはきっと、この柴田騎手のエピソードが元になっているのでしょう。
ちなみにウイニングチケットが観戦しているダービーの展開は、柴田騎手が観戦した第31回ダービーの展開によく似ているんですよ!
チケゾーの由来(第1話)

ウイニングチケットのストーリーでたびたび出てくる「チケゾー」というあだ名。
気になりませんでしたか?
もうお気づきかもしれませんが、「チケゾー」は実際の馬の愛称です。
これは、ウイニングチケットの調教師の方やスタッフの方からのあだ名が由来なんだとか。
呼びやすくて良いあだ名ですよね。
デビュー戦から連戦での初勝利!(第3話)

第3話で、函館でデビュー戦に挑むウイニングチケット。しかし敗北してしまい、連戦で初勝利を掴むこととなります。
そして史実でもウイニングチケットは函館でデビュー、そこでは敗北したものの連戦で勝利しています。
まさに史実通りですね!
幼い頃は体が小さかった?(第8話)

第8話では、ウイニングチケットがこんなことを言っています。
「……小さい頃のアタシって、体がひょろっちくてさ。」
実はモチーフ馬のウイニングチケットも、生まれた頃はとても細かったんだとか。
そこから成長して、立派な差し馬になったんだからすごいですよね。
珍しく取材を断るウイニングチケット!(第12話)

普段は取材を積極的に受けているウイニングチケット。
しかし、ダービー前の記者会見ではナリタタイシン、ビワハヤヒデの会見を聞いた後、練習のために取材をパスします。
これも元ネタは柴田騎手のエピソードだと思われます。
普段は丁寧に取材に応じていた柴田騎手が、ウイニングチケットと臨んだ年のダービー前には記者会見を断ったのです。
ダービーに集中したいという理由だったそうです。
それだけダービーにかけていたということがわかるエピソードですね。
目の前にひらけたビクトリーロード!(第13話)

ウイニングチケットがダービーで走っている時に、勝利へ導くかのように金色に光る道がありますね!
それを見たウイニングチケットは、スパートを仕掛けます。
実況が「なんと直線手前でウイニングチケットが仕掛けたっ!!」と言っているこのシーン。
これは実際のダービーと同じなんです!
実際のレースでも途中で道を示すかのように目の前があき、ウイニングチケットはそこから一気に前に出て勝利を掴みました。
「ダービーを勝利したウイニングチケットですっ!」(第13話)

「アタシが、このサイコーのダービーを勝利したウマ娘、ウイニングチケットですっ!!」
ウイニングチケットのダービー勝利後のセリフです。
色々乗り越えて笑顔でこのセリフを言うシーンは、本当に感動しますよね!
そして、柴田騎手はダービーの勝利インタビューで次のように答えています。
「(世界のホースマンに)私が第60回日本ダービーをウイニングチケットで勝った柴田政人です、と言いたい」
細かい部分は違うものの、明らかに柴田騎手の言葉を意識したセリフとなっていますね!
さいごに
ウイニングチケットについて、少しでも知ってもらえたでしょうか?
実は細かいところまで作りこまれたストーリーなのがよく分かりますよね!
こういった元ネタを知った上でストーリーを見ると少し違った面白さがあります。
ぜひ読み返してみてくださいね!
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なんと、ストーリーを手掛けたのは全米脚本家組合主催の賞にノミネートされ「アサシン クリード シンジケート」を制作した Paul C.R. Monk 氏。
また声優陣も「Mass Effect」「ウィッチャー3」などで活躍するベテラン海外声優陣が担当!
300以上のプレイアブルキャラクターが登場し、それぞれスキルや属性、装備品などの組み合わせ方により全く違った戦闘スタイルへと変化できるのが特徴です。
そんな奥深いストーリーと育成要素、そして戦略的なコマンドバトルが見事に融合して生まれた本作。
課金要素もありますが、もちろん無料でも十分楽しめます!(私は無料派)
レビューも驚異の4.5(5.0満点)! 編集部もみんなハマってます!
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