【ARK】二刀流の催眠術師、棍棒カマキリの限界を極限まで検証してみた

棍棒カマキリでテイム祭りだ!

どうもusajiです!

ARK といったら、やっぱり恐竜のテイムですよね。

とはいえ、昏睡テイムのために大量の麻酔薬を作成する作業って、地味に面倒…なんていうアナタに朗報です!

なんてったって、カマキリに棍棒2本担がせれば、麻酔弾不要でテイム祭りがスタートできちゃうんですからね。

ということで、どの程度の恐竜までなら昏睡させられるか、ばっちり検証したので報告します。

  1. カマキリの特性
  2. 棍棒の昏睡値蓄積ってどうなっているの?
  3. 棍棒カマキリの限界はどこ?
  4. 最強の棍棒カマキリを実現するためには

この記事は4分程度で読み終えられますので、ぜひ最後までお付き合いください。

唯一無二のカマキリの特性

飛び掛かりの機動力

カマキリのサブ攻撃には飛び掛かり攻撃がバインドされていて、これが非常に優秀なんです!

動きとしては、ほんの少し地面から浮き上がって、前に突進するような軌道を取ります。

そのため、上り坂で使うのはおススメできませんが、平たい土地、ゆるい下り坂では、一瞬で相当な距離を詰めることが可能です。

こんな風に一瞬で飛び掛かる挙動を持っている恐竜は他におらず、これを使えば、まず先手を取ることが可能となります。

必殺・二刀流

そしてなんといってもカマキリ最大の特徴は、近接武器を装備できる、ということ!

手の装備スロットは1つしかないんですが、ビジュアル上は二刀流という形で反映されて、見た目も◎です。

何を持たせるのがいいのか、考えれば考えるほど夢が広がっていく…カマキリの二刀流にはそんなロマン要素が詰まっています。

至高の剣を装備させて、完全攻撃力特化アタッカーとして育成するのも120%強い、そんなことはわかりきっているんです。

ですが、今回はあえて、棍棒二刀流を採用していきます!

明確な弱点アリ、耐久力に不安

そんなカマキリですが、明確な弱点が一つ。

それはHP、耐久性能です。

カマキリの体力の基準値は275になっていて、この値は一言で説明するなら「小型恐竜の中ではマシだけど中型には及ばない」というレベルになります。

ユタラプトル(基準値200)よりは強いけれど、バリオニクス(基準値400)はおろか、トリケラトプス(基準値375)にも及ばない、こんな具合です。

大型恐竜は、もう比べるまでもないでしょう…スピノサウルス、ティラノサウルス、ユウティラヌス、みんなカマキリの3~4倍の耐久があります。

近接武器・棍棒、実はスゴイ性能だった

棍棒の解禁はレベル8エングラム

レベル8、というと、最初期も最初期、文明の香りが漂い始めるよりもさらに前のお話です。

そんな最初期の装備なんて弱いに決まってるんだろ、って?

まぁまぁ、もう少しだけお話に付き合ってください。

以前、【ARK】テイムは準備が8割。お目当ての子を確実にゲットする、テイム準備のコツという記事で、昏睡値について整理しました。

麻酔矢や麻酔弾は、1発で与えられる昏睡値で見れば確かに優秀です。

棍棒は、ダメージの4倍の昏睡値を与える性質がありますが、ダメージが基礎値のままでは、正直パッとしません。

武器(弾薬)基本ダメージ着弾で上昇する昏睡値着弾後に上昇する昏睡値
クロスボウ+麻酔矢3570(200%)4秒かけて87.5(250%)
ライフル+麻酔弾26156(600%)5秒かけて65(250%)
棍棒520(400%)0

ただ、棍棒には麻酔矢・麻酔弾にはない特徴もあります。

それは「着弾後に時間をかけて上昇する昏睡値」の値が0、つまり、攻撃がヒットした時点で、与えられるすべての昏睡値を与え終える、ということです。

基本ダメージが上がれば…

さて、上の表にまとめたのはあくまでも「武器の基本ダメージ」に過ぎません。

攻撃力が上乗せされれば、当然、ダメージは高くなります。

ただこれはどの武器にもあてはまる話で、攻撃力を伸ばしたり、品質の高い武器を使えば、棍棒に限らず、銃火器でもテイム効率がアップします。

ですが、サバイバーが出せるダメージには限界があります。

さて、そこで、基礎的な生物としてのステータスが高い恐竜の出番、となるのが、ARK というゲームの基本の流れ。

サバイバーでは到達できない高みに、カマキリの力で挑む!

もうおわかりですよね…ならばサバイバーよりも攻撃力の高いカマキリが、人間に代わって棍棒を装備してあげよう、と、そういう話です。

しかもカマキリは二刀流スタイルですから、攻撃力はさらに倍。

一発一発が強力な麻酔弾のような威力の殴打の嵐で、恐竜の意識を素早く刈り取っていくわけです。

まさにARK界の催眠術師(ただし物理系)!

棍棒カマキリの限界を見に行こう

ではまずは、カマキリと装備の紹介です。

カマキリは150レベル個体、その名も棍棒マスターちゃんに協力を依頼しました!

ブリーディングすればさらに強化することも可能ですが、ひとまず野生で捕まえられる最高レベルのカマキリでどこまで行けるのか、試します。

ちなみに、装備する棍棒のステータスはこんな感じです。

攻撃力143.8%と、ちょっぴりいい品質のものを用意することにしました。

なお、木の棍棒は地上のクレートでは出現しないので、注意が必要です。

高品質の現物・設計図を手に入れるなら、深海クレート、もしくは洞窟クレートで厳選する必要があります。

まずは小手調べ

さて、まずは小手調べということで、小型~中型恐竜から昏睡させられるかどうか、試してみましょう。

たまたま近くを歩いていたパラサウロロプスがいたので、お試し気分で一発、ポコンと。

低レベル個体だったこともありますが、圧巻の一撃ノックアウトです。

これは期待が持てる!

そもそも一発191ダメージということなので、昏睡値にすると764もの値が一瞬で与えられていることになります。

100%品質ライフル+麻酔弾と比較すると、なんと約3.5発分に相当します!

中型の雄・トリケラトプスに挑む

さあ、どんどんいきましょう、お次はトリケラトプスに挑んでいきます。

Lv100 という丁度いい個体を発見したので、後ろに張り付いて自慢の棍棒を連続で叩き込んでいきます!

さすがに相手もLv100というだけあって、一撃で倒れることはありません、が…

何と4発で、ぐっすり眠りに就きました。

反撃の隙すら与えない、これぞまさにプロ催眠術師。

まだまだいけそうなので、更にハードルを上げていきましょう!

いけるのか?! 対ティラノサウルス

ここまできたら、もう奴に挑むしかないでしょう…そう、ティラノサウルスです。

今回はLv120の相手を用意しました!

さすがにティラノサウルスともなると、そう簡単には倒れてくれません。

こちらもダメージ覚悟で、どんどん殴り合っていきます。

咆哮のタイミングは連打を叩き込むチャンス!

連打を浴びて、たまらず逃げ出すティラノサウルス…さすがに昏睡値が溜まってきたのでしょうか?

そこを逃がさず、後ろから追いかけて一撃!

意外な幕切れ

すると、昏睡させるよりも先にキルしてしまいました…

これは思っていなかった事態でしたが、それもまぁ、冷静に考えてみれば当然かもしれません。

棍棒は、与えたダメージの4倍の昏睡値を蓄積するわけなので、恐竜の昏睡値が体力の4倍を超えてしまっていると、昏睡より先に恐竜をキルしてしまいます。

厳密には、野生恐竜は1秒ごとに昏睡値が自然減少していきますから、昏睡値が体力のぴったり4倍という個体もキルしてしまいますね。

ティラノサウルスは体力に比べて昏睡値が高めに設定されているので、これが裏目に出てしまいました。

限界に挑戦、ギガノトサウルス戦

さあ、ここまできたらやるしかない!

ということで、ギガノトサウルスに挑戦です。

通常なら罠にかけて、遠距離から強力な麻酔弾を連発してようやく昏睡させられるような恐竜。

近接攻撃、しかも棍棒で挑戦するのはさすがに無理がある気もしますが、物は試し、どんどん殴り合います!

しかし、すぐに雲行きがあやしくなってきます。

ギガノトサウルスの攻撃に強力なノックバック性能があるせいで、まともに殴り合うことができない…!

自慢の連打を叩き込むこともできず、なおかつこちらは出血デバフを喰らうという厳しい状況。

それでも攻撃の手を緩めず、勇敢に何度も殴りかかりますが、最終的にカマキリの耐久力が限界を迎えてしまいました。

ここまで連戦連勝だった棍棒マスター選手、最期は陸の王、ギガノトサウルの前に無念の戦死っ…!

試して見えた、カマキリの限界点

さて、今回の検証で、棍棒カマキリの強み、弱みを整理することができました。

強みとしては、そこらへんを歩いている恐竜ならば楽勝で寝かしつけられるくらいに、昏睡値の蓄積能力が高いところ。

明確な弱点としては、戦闘のスタイルが連打を前提としているので、ノックバック持ちとの戦闘は苦手、ということです。

また、棍棒の性質としてダメージの4倍の昏睡値しか与えることができないため、体力に比べて昏睡値が高い恐竜を相手にするとキルしてしまう可能性があることもわかりました。

ギガノトサウルスには、正直、手も足も出ませんでした…

メリット・デメリットがとても明確であるがゆえに、汎用性がある…とは言えないものの、強みを理解して使えば非常に強力なパートナーです。

というか、そもそも棍棒でタコ殴りにして気絶させる、いわゆる「脳筋スタイル」の戦い方が楽しい!

みなさんもぜひ棍棒カマキリで、テイム祭り、やっちゃいましょう!