Contents
はじめに
ファイナルファンタジー II ピクセルリマスター版(長いので、以降 FF2PR と略します)を購入しました。
アクションゲームに疲れてしまい、コマンドバトル式の RPG をやりたくなったのです。
任天堂スイッチでは、ファイナルファンタジー VI ピクセルリマスター版に続く購入です。
コマンドバトル式のゲームはコーヒーを飲みながらプレイできますしね。
本記事では、FF2PR のレビューと、基本的な攻略方法をお伝えします。
- オリジナルはファミコン版で、1988 年の作品
- 当時は難易度が高すぎる、との意見があったがそれは誤解
- 回避率に注目すれば、FF 史上最も易しいゲーム
- いくつか、定石とも言える攻略法がある
この記事は約 3 分で読めますので、ぜひ最後まで目をお通しください。
FF2 とは?
FF2PR のオリジナルは、ファミコン版で 1988 年 12 月 17 日に発売されました。
昭和天皇が崩御された日、1989 年 1 月 7 日に、テレビが昭和天皇特番一色だった時に、私はテレビを観ずにこのゲームに没頭していました。
当時のゲーム評は、
「ゲームバランスが悪い」
「難易度が高すぎる」
といった、ネガティブな意見が多かったように思います。
確かに、私も初プレイの時は、「どれだけ HP を上げていても、敵の即死攻撃を食らって全滅してしまう。なんて理不尽なゲームなんだ!」と思ったものでした。
しかし、FF2 独特のゲームシステムを理解してしまえば、攻略はわりと簡単になり、「FF 史上最も難易度が低いゲーム」となるのです。
古臭いゲームだと言ってしまえばそれまでで、ストーリーも一本道なのですが、育成の面白さは今プレイしても感じられます。
FF2PR の最重要キーワードは、ズバリ「回避率」
私が初プレイで失敗したのは、
- 見た目の攻撃力が上がるので、物理攻撃キャラに二刀流をさせていたこと
- 同じく見た目の攻撃力が上がるので、もう一人の物理攻撃キャラに素手での格闘を選んだこと
- 防御力の高い鎧を装備させればよいだろうと、重い鎧を身につけさせていた
をやってしまったことです。
FF2PR の最重要キーワードは、ズバリ「回避率」です。
ゲーム終盤、敵の攻撃は熾烈を極めます。
ヒットすると一撃で即死したり状態異常になったりする攻撃を仕掛けてくるのです。
どれだけ HP が高くても、敵の攻撃を受けてしまうとたちまち負けてしまいます。
初プレイの時は HP が 8000 を越えていたはずですが、クアールやモルボルといった即死攻撃・状態異常攻撃の敵にボコボコにされて全滅しまくりました。
ところが、「回避率」に着目して、「回避率(と回避回数)」を上げてやれば、敵の攻撃はほとんど当たらなくなり、少ない HP (2000程度)でもゲームクリアできてしまいます。
即死攻撃・状態異常攻撃も避けられるので「回避率」を上昇させましょう。
回避率を上げるには?
ゲームで回避率を上げるにはどうすればよいのでしょうか。
必ず盾を装備する(二刀流はしない)
物理攻撃キャラは、必ず盾を装備させます。
盾を装備した状態で攻撃を受けると、回避率が上昇します。
攻撃力が二倍になるから、と二刀流にさせるのは悪手です。
(回避率を上昇させる武器:マインゴーシュやディフェンダーなどは例外)
攻撃力が高いから、と素手での格闘を選ぶのもよくありません。
軽い胸当てを装備する
防御力の高さに目を奪われ、重い鎧を身につけるのも良くないです。
「鎧の重さ」はゲーム中の装備データには表示されませんが、名前からイメージされる「○×アーマー」とか「○×の鎧」などは重いです。
防具が重いと、「回避率」が低下します。
「○×の胸当て」は軽いので、これらを中心に装備しましょう。
初期のファイナルファンタジーの最終装備といえば、「源氏の○×」が定番ですが、本ゲームに限っては「源氏の○×」はとにかく重いので装備しなくてもよいです。
防御力の数値の低さに不安になりますが、回避率の上昇のほうが大切です。
敵の攻撃が当たらないようにするのが目的なので、鎧の防御力そのものは軽視してよいです。
この状態で戦闘を続ければ、盾の熟練度が上がり回避率も上昇します。
「盗賊の小手」を装備する
本ゲームでは「回避率」と「すばやさ」のステータスに密接な関係があります。
すばやさを大きく上昇させる「盗賊の小手」を入手したら装備しましょう。
店では売っていないので、宝箱から確実に回収しましょう。
防御力は低いですが、最終装備にしてもよいです。
パーティアタックは必要?
FF2PR の独特の成長システムを逆手に取って、味方同士で攻撃しあって HP / MP /熟練度を上げる裏技があります。
パーティアタックと呼ばれるものです。
HP ・ MP の戦闘での消耗具合によって、数値が増える、武器/魔法を使った回数によって熟練度が上がるので、パーティアタックは手っ取り早い数値上げに使えます。
やってもいいんですけど、別にやらなくても、「回避率」に着目した育成をしていれば、味方同士で殴り合うパーティアタックは必要ないです。
やらなくてもゲームはクリアできます。
パーティアタックやってて空しいですね。
ブラッドソードは捨てないで!
ゲーム終盤にかけて、宝箱から「ブラッドソード」という剣が入手できます。
全然攻撃力がなくて、雑魚敵相手には全く役に立たない「ブラッドソード」ですが、実は大きなグラフィックの中ボスの強敵にはすさまじい威力を発揮します。
オリジナルのファミコン版では、たしか二本拾えたんですよね。
剣使い二人にブラッドソードを装備させれば、ラスボスとのラストバトルも一ターン・ノーダメージで勝利できてしまいました。
あまりに強力だからなのか、リメイク版以降のバージョンでは一本しか入手できないようになりました。
ラスボスにもバッチリ効くので、絶対に売ったり捨てたりしないようにしましょう。
逆に言うと、パーティーに一人は剣使いのキャラを育てるのが必須です。
順当にいけば、主人公のフリオニールか、レオンハルトが該当します。
即死攻撃魔法を育てよう
女性キャラのマリアを魔導師に育てるのがセオリーだと思います。
魔法はファイア(炎)/ブリザド(氷)/サンダー(雷)の基本属性魔法を強化してもいいんですが、中盤以降は一撃必殺の即死攻撃魔法を育成したほうがよいです。
ファイア/ブリザド/サンダーの属性魔法は、その属性が弱点の敵には効くのですが、ゲーム終盤になると威力が頭打ちになります。
ブレイク(石化)、トード(蛙化)どちらかの魔法熟練度を上げれば、ボスキャラを除くほとんどすべての敵を一撃で即死させられます。
ファストトラベルは船と飛空艇、チョコボ
RPG につきもののファストトラベルですが、船と飛空艇、それから鳥のチョコボが使えます。
ただし、飛空艇は最終段階での入手で、それまでは定期航路しか移動できません。
町と町の間の移動は基本徒歩になります。
このゲームはエンカウント率がかなり高いので、道中の雑魚敵相手にうんざりしたら、コンフィグのブースト機能でエンカウントをオフにできます。
ただし、エンカウントを切ってしまうと、武器・盾・魔法の熟練度を上げられなくなるので、我慢して雑魚敵を相手にしましょう。
まとめ
FF2PR の基本的な攻略方法をまとめました。
古いゲームですが、従来の RPG の常識が通用しないゲームです。
とにかく「回避率」に着目して、装備を見直して育成すると、案外楽に攻略できるゲームです。
それではまた。