はじめに
いろいろなゲームをレビューしてきましたが、私が最も気に入っているのは Diablo II Resurrected (長いので以降 D2R と省略します)です。
様々なキャラクターを作り、様々なビルドを試し、育成しながらアイテム探しに没頭しています。
今回は、ちょっとマイナーな「手裏剣アサシン」のビルドと育成方法について紹介します。
- 物理属性ダメージ攻撃中心ながら、マナを消費して手裏剣を投げるキャスター扱い。D2R では珍しい
- 手裏剣(ブレイド・フューリー)は一発一発のダメージはたいしたことはないが、手数で勝負するタイプ
- 武器選択の幅が広く、他のキャラでは持て余す鈍器や短剣も有効活用できる
- とにかく手裏剣アクションが操作していて楽しい
- 難易度ヘルでワラワラ出てくる物理属性無効の敵が鬼門だが、ルーンワード「法の番人」を発動させた武器で対処する(予定)
この記事は約 3 分で読めますので、ぜひ最後まで目をお通しください。
アサシンとは
アサシンとは「暗殺者」の意味であり、D2R のキャラクターの一人です。
大きく分けて
- 格闘術使い
- 罠(トラップ)使い
のビルドがあり、「手裏剣アサシン」は罠(トラップ)使いの一種になります。
一応女性キャラクターですが、髪型が男のような角刈りであり、正直ビジュアル的にはあまり可愛くありません。
「手裏剣アサシン」とは
「手裏剣アサシン」は「ブレイド・フューリー」というスキルをメインにして戦うビルドです。
「手裏剣」というのは正式名称ではないものの、どう見ても「手裏剣」なので「手裏剣アサシン」と呼ぶのが D2R の習わしです。
本稿でも「手裏剣」と呼ぶことにします。
コスチュームや雰囲気は「女忍者(=くノ一)」っぽいです。
盾を持っているのが、イメージ的には忍者としては不自然ですが、盾を持つ守備面でのメリットは大きいので、気にしないことにします。
「手裏剣」という武器はない
「手裏剣アサシン」は「手裏剣」のような武器を装備するわけではありません。
剣やメイスといった普通の武器を装備し、「武器を触媒にした仮想的な手裏剣を発生させて打つ」ことになります。
「手裏剣」を打つのにマナ( MP )を消費するので、キャスター扱いになりますが、与えるダメージ属性は物理属性というちょっとややこしいものになっています。
物理属性ダメージがメインということは、難易度ヘルから出現する物理属性無効の敵にどう対処するかが後半の課題になりますが、それについては後述します。
「武器を触媒にする」ので、武器に付与されている様々な特性( Mod )も手裏剣の攻撃に乗ります。
つまり、武器の致命打(デッドリーストライク、ダメージが倍になるいわゆる会心の一撃)や壊滅打(クラッシングブロー、割合でダメージを削る)、様々な属性攻撃も手裏剣の攻撃に付加されます。
手裏剣一発一発のダメージはたいしたことはないものの、打つ間隔が 6 フレーム固定であり、なかなか速くなっています( 1 フレームが 0.04 秒です)。
手裏剣の高速連射が可能であり、小気味よく敵を倒すことができます。
武器の攻撃速度の遅さに影響されない
また、武器に設定されている攻撃速度に引きずられることなく、6 フレーム固定で攻撃ができます。
他のクラス、例えばパラディンやバーバリアンでは、攻撃速度が遅い武器(鈍器系や両手剣、両手斧など)を使うと、結構イライラしてストレスが溜まりますが、手裏剣アサシンではそんな武器も有効活用できます。
さらに、手裏剣を打つだけなら武器の耐久力を消費しません。
これは、耐久力の修復ができない(代わりに基本性能が 1.5 倍)のイシリアル品を、使い捨てにせずに常用できる、ということであり、さらに武器選択の幅が広がります。
「手裏剣アサシン」の弱点
「手裏剣アサシン」にも弱点はあります。
- 命中率が低い
- 元々アサシンは打たれ弱い
- 物理属性無効に弱い
といったところが挙げられます。
「命中率」向上対策
「命中率」は文字通り攻撃が命中する確率のことですが、素のままのアサシンではこの命中率が低く、手裏剣をいくら打っても敵に当たらない、という事態になりえます。
これの解決策としては、
- Act2 砂漠の傭兵に「天恵の狙い」のオーラを使わせて、命中率を底上げする
- 「ターゲットの防御力を無視」( Ignore Target Defense、ITD )の特性が付いた武器を使う
ことが挙げられます。
「打たれ弱さ」を克服する
元々アサシンはライフが低く、打たれ弱いのですが、盾を装備することで防御面での不安はある程度改善されます。
良い盾を持てば、ブロック率を稼ぐことができ、属性耐性も上げられます。
(遠距離攻撃キャラなので、敵に接触しなくて済むため、そんなに気にすることはないかと思います)
「物理属性無効」の敵をなんとかする
難易度ヘルになると、「物理属性無効」の敵が頻出します。
そのままでは物理属性ダメージ主体の手裏剣アサシンは、手も足も出なくなるのですが、これについても解決策はあります。
火・氷・雷属性が付与された武器を利用することで、対処可能となります。
物理属性以外の属性が付与された武器は、
バラナの星
グリマーシュレッド
あたりが定番ですが、まだ手に入れていないので、難易度ヘルに進む前になんとか入手したいですね。
また、ルーンワード「法の番人」を発動させた武器は、属性攻撃付与に加えてアンデッドの敵の物理属性無効を剥がすオーラを纏うことができるので、物理属性無効の敵をなんとかするのに打ってつけです。
一応、ベースとなる武器は入手済みで、あとはルーンを拾うのみです。
あまりレア度が高くないルーンを使うので、難易度ヘル突入までには入手できるでしょう。
あと、Act2 傭兵に「リーパーズ・トール」という武器を装備させると、敵の物理属性無効を剥がせます。
ただ、かなりレア度が高く、相当幸運でないとソロプレイでは拾えないでしょう。
「シャドウマスター」が便利
もう一つ、アサシンの利点として「シャドウマスター」を召喚できるというものがあります。
「シャドウマスター」は自分の影武者を召喚して、囮にしたり、補助戦力にしたりできます。
「シャドウマスター」はこちらが指示しなくても、 AI で自律的に動きます。
トラップを仕掛けたり、格闘術スキルを発揮してくれます。
「ドラゴンフライト」というテレポート技を使い、敵の集団の真ん中に斬り込んで、大暴れします。
遠距離攻撃主体の手裏剣アサシンでは、囮として使える「シャドウマスター」は大変使える存在です。
傭兵は Act2 砂漠の傭兵で決まり
D2R プレイヤーの仲間である傭兵ですが、「手裏剣アサシン」では Act2 で雇える砂漠の傭兵、通称「兄貴」で決まりでしょう。
先述の「天恵の狙い」のオーラを纏って、命中率を底上げできること、それなりに多いマナ消費をカバーするルーンワード「洞察」も使えること、物理属性無効を剥がせる究極武器「リーパーズ・トール」を装備できること、など利点がたくさんあります。
まとめ
「手裏剣アサシン」は、シュババババと手裏剣を打つアクションがとても楽しいビルドです。
他のキャラでは持て余す、攻撃速度の遅い鈍器系の武器やイシリアル品を有効活用できます。
いろいろと弱点はあるのですが、解決策はちゃんと用意されているので、後は運次第です。
現在、難易度ナイトメアの Act1 まで進んでいますが、まだ攻略で詰まった事態にはなっていません。
おそらく D2R のプレイヤーの中では珍しい「手裏剣アサシン」、使ってみてはいかがでしょうか。
それではまた。