【原神】雷電将軍で考えるダメージバフ過剰について。Ver3からは攻撃杯に落とし穴あり!?

雷電将軍で考えるダメージバフ過剰とは?

原神を続けていると一度は目にする「ダメージバフが過剰」というワード。

存在は知っているけれど、実際には何を以って過剰と呼ぶのかわからないという人は多いのではないでしょうか。

  1. ステータス過剰はあらゆるバフだけでなく、あらゆるステータスに当てはまります
  2. ステータスの比率が大きく外れた状態を「過剰」と呼びます
  3. 必ずしも過剰だからダメ、というわけではありません

原神はダメージの計算式の都合で、ステータスの比率がバランスよく保たれているとダメージが最大になるように設計されています。

  • 代表例:会心 率1:ダメージ2
  • ダメージバフ過剰= 攻撃力1:ダメージバフ1 を理想とし、大きくダメージバフに偏っている場合が該当

しかしキャラクターやシチュエーションによっては、比率が崩れていても過剰が当てはまる時と当てはまらないがあります。

今回は「雷電将軍」のステータスにスポットを当てたダメージバフ過剰についての解説です。

キャラゲッ!ライター

執筆:みつき

原神の戦闘にまつわるお話を中心に執筆。

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ダメージバフ過剰と攻撃杯の関係性について

【原神】ステータス過剰を熟知しよう!攻撃力とダメージバフの関係性について

過剰になるのはどのライン?

人によってどこまでを過剰と捉えるかは定義が異なりますが、最も分かりやすい基準点になるのは杯の補正46.6%を攻撃力・元素ダメージバフどちらが良いかが明確な基準になります。

一般的なキャラクターであればダメージバフはおよそ100%~150%に収まり、PTバフ込みで攻撃力バフが200%程度になるため、つねに攻撃力バフ>元素ダメージバフとなり基本的には元素ダメージバフが模範的な選択になります。

しかし雷電将軍は例外のうちの一人で、随一のダメージバフが過剰というよりも飽和という表現が適したキャラクターになります。

固定元素チャージ効率で変動
元素スキル +27%
(天賦Lv10)
・固有天賦『殊勝の御体』
100%を超えた元素チャージ効率1%につき0.4%
・『漁獲』 +32%・聖遺物『絶縁の旗印』
元素チャージ効率1%につき0.25%

【元素チャージ効率】

200% = 40+50% = 90%

250% = 60+62.5% = 122.5%
(『漁獲』の平均的な元素チャージ効率)

300% = 80+75% = 155.5%
(『絶縁の旗印』上限、草薙の最終目標元素チャージ効率)

「草薙の稲光」、『漁獲』どちらを選択しても雷電将軍のダメージバフは180%前後になります。

砂時計のメインOPは元素チャージ効率が最適ということもあり、得られる攻撃バフは雷電将軍単体では「羽の固定攻撃力」+「サブオプション」のみになります。

  • 「草薙の稲光」は元素チャージ効率270+30%の場合、(300-100)×0.28(精錬1)=攻撃バフ56%
  • 聖遺物メインOP相当の攻撃バフを得られる「草薙の稲光」はダメージバフ杯の方が理想比率に近いものの、バフが飽和しているため攻撃力:バフの比率差が相対的になりダメージ差も必然的に小さくなるためサブOP会心スコアの優位性が高くなる

この場合、ベネットや九条裟羅+「旧貴族のしつけ」4セットを用いて過剰なダメージバフに攻撃力が追い付く形になるため、雷電将軍は攻撃杯でもOKということになります。

とくに『漁獲』+『元素チャージ時計』では本人の攻撃力補正がとても低いため、「ナショナル編成」のようにたくさん攻撃力バフを稼ぐことで攻撃力:ダメージバフのバランスが良くなります。
聖遺物のサブオプション込みで攻撃・ダメージバフ補正値がどちらも180%に近しい数字になるため、杯メインOPなしでほぼ1:1の比率になり、攻撃力杯と元素ダメージ杯どちらを選んでもメインOPによるダメージ差は誤差レベルになります。

(攻撃杯)攻撃バフ230%×ダメージバフ180%

(元素ダメージ杯)攻撃バフ180%×ダメージバフ230%

原神のバフ計算はシンプルに乗算するだけなので補正値が同じであれば「火力指数=(1+230%)×(1+180%)=9.24」となり計算結果に違いは生まれないので「サブOP:会心スコア+元素チャージ」が高いものを優先しましょう。

【例:ナショナル編成の攻撃バフ値】(雷電将軍90Lv+『漁獲』90Lv)

ステータス:基礎攻撃力847

・聖遺物 羽 847÷300= +36.7%

・炎元素共鳴 +25%

・旧貴族のしつけ4セット +20%

・ベネット『素晴らしい旅』 +80~90%
攻撃力+700~800÷基礎攻撃力(漁獲847or草薙945)=74~94%

【攻撃力補正】 合計 141.7~151.7%+サブオプション

(「草薙の稲光」は元素チャージ変換 攻撃力+50%前後)

雷元素ダメージ杯の優先度が高い『超激化』

ダメージバフが高ければ高いほど相性の良い元素反応、それが「激化反応」になります。

激化反応とは「キャラクターレベル」「元素熟知」「ダメージバフ」「会心」による攻撃力と天賦倍率に依存しない元素反応ダメージを与えます。

雷電将軍の元素スキルによる連携ダメージは天賦倍率が低く、攻撃力と天賦倍率を参照しない元素反応ダメージと相性が良く、元素熟知を補うことで高すぎるダメージバフを有効活用できるのが激化編成の特徴です。

雷電将軍本人の元素爆発ダメージは「攻撃杯」と「元素ダメージ杯」どちらも同程度のダメージ上昇量が得られますが、激化反応は攻撃杯によってダメージを伸ばすことができず、元素ダメージ杯で元素スキル・元素爆発で発生する激化反応のダメージを伸ばすことができます。

攻撃力参照の天賦倍率は攻撃力・雷ダメージバフどちらでも差が少ない分、元素反応に適用されたバフの分だけダメージ差が発生します。

したがって、基本的には「元素ダメージ杯」の方が優先度が高くなります。

ただしベネットや九条裟羅を編成していない場合、攻撃力補正が不足している時には攻撃力補正によるダメージ上昇量はダメージバフを選択した時よりも大きくなるため雷電将軍の使用武器が『漁獲』の時は超激化運用でも「攻撃杯」が視野に入ります。

羽根+サブOPだけでは攻撃力補正が50%にも届くかどうかといったところ。

「草薙の稲光」ならパッシブ効果による攻撃力変換+ナヒーダバフの《元素熟知で攻撃力:元素熟知》は最低限の比率がとれますが、『漁獲』では攻撃力が低くなりすぎてしまいます。

・ベネットや九条裟羅の攻撃バフ+雷元素ダメージバフ杯

・夜蘭や楓原万葉のダメージバフ+攻撃力杯(草薙:雷バフ杯)

でバランスを取りましょう!

ダメージの内訳では元素反応を起こす回数よりも元素反応を起こさない回数の方が多くなるため、たとえ超激化編成であっても攻撃力を軽視して良くなるわけではありません。

雷電将軍は元素熟知を聖遺物で稼ぐことが難しく、基本的にはPTバフ頼りになります。

・ナヒーダの元素爆発 最大+250(出場中のキャラクターのみ)

・楓原万葉2凸の元素爆発 +200(出場中のキャラクターのみ)

・スクロースの固有天賦 +200前後(スクロースを除くチーム全体)

・教官4セット効果 +120

待機中で元素熟知を受け取る手段が少ないため、元素スキルの追加ダメージのみに依存するよりも出場機会を増やして元素爆発の頻度を稼ぎたいところ。

高い天賦倍率を活かすためにも攻撃力は最低限確保(補正100%以上)しておきましょう。

まとめ

草元素反応が実装したVer3.0から無条件に攻撃杯と雷杯どちらでもOK!とはならなくなってしまいましたが、無課金0凸・モチーフ武器なしの場合は雷電ナショナル+攻撃杯はまだまだ現役!

ただし激化反応と組み合わせた時にだけPT編成と杯の組み合わせによるステータスバランスに気を付けましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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