【原神】蒸発と溶解の全てを徹底解説!|元素反応大全【蒸発・溶解編】

元素反応「蒸発・溶解」の全てをこの記事に詰め込みます。

元素反応大全【蒸発・溶解編】ということで、「蒸発」と「溶解」について解説します。

蒸発と溶解は、発生させる元素の組み合わせこそ異なりますが、元素反応としての仕様に違いはありません。

どちらも、発生させた攻撃のダメージを底上げする、瞬間火力に秀でた元素反応です。

ただし、蒸発・溶解で高いダメージを出すには、ある程度の予備知識が必要。

今回は、蒸発・溶解をうまく活用するために必要な知識を、この記事に詰め込みます。

「蒸発(溶解)で高いダメージを出したい」

「蒸発(溶解)を主体としたパーティーを組みたい」

そんな方は必見ですよ!

  1. まずは蒸発・溶解の基礎を押さえよう!
  2. 蒸発・溶解をダメージ計算式で深堀りしよう!
  3. 蒸発・溶解を主体としたパーティー編成例を見てみよう!

この記事は5分ほどで読み終わりますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね♪

蒸発・溶解の基礎知識

まずは、蒸発・溶解を使いこなす上で、確実に押さえておきたい基礎知識を確認していきましょう!

蒸発は炎と水、溶解は氷と炎で起こる元素反応

蒸発は炎元素水元素の組み合わせで発生する元素反応です。

具体的には、「炎元素が付着した敵に水元素の攻撃を当てる」もしくは、「水元素が付着した敵に炎元素の攻撃を当てる」ことで蒸発が発生します。

そして、溶解は氷元素炎元素の組み合わせ。

「氷元素が付着した敵に炎元素の攻撃を当てる」もしくは、「炎元素が付着した敵に氷元素の攻撃を当てる」ことで溶解が発生します。

蒸発・溶解はダメージ増幅型の元素反応

ダメージを与える元素反応は、大きく2種類に分類することができます。

ダメージ増幅型追加ダメージ型
蒸発溶解、激化感電、過負荷、超伝導、拡散、燃焼、開花、氷砕き

蒸発・溶解は、発生させた攻撃のダメージをバフするダメージ増幅型に属します。

ダメージ増幅型は、発生させた攻撃のダメージに補正をかけることで、火力を引き上げます。

つまり、元のダメージ量が高いほど、元素反応によるダメージ上昇量は大きくなります。

逆に、元の攻撃のダメージ量が低いと、蒸発・溶解の補正がかかったとしても大きなダメージにはなりません。

「1ダメージ」の攻撃を2倍しても、「2ダメージ」にしかなりませんが、「10000ダメージ」の攻撃を2倍すると、「20000ダメージ」になりますよね。

蒸発・溶解反応のダメージは、良くも悪くも発生源となる攻撃の火力に依存するため、最大限の効果を得るには、まずこの仕様を理解しておく必要があります。

元素を付着させる順番でダメージ倍率が変わる

蒸発・溶解が発生したときに、その攻撃のダメージにかかる倍率は1.5倍もしくは2倍です。

正確には、そこに元素熟知や装備の元素反応ダメージボーナスが上乗せされるのですが、それは後述します。

1.5倍もしくは2倍、と2パターンの倍率が存在するのは、元素を付着させる順番でその倍率が異なるためです。

蒸発の場合、水→炎の順番で元素付着させると倍率は1.5倍、炎→水の順番だと2倍になります。

溶解の場合、炎→氷の順番で1.5倍、氷→炎の順番で2倍です。

倍率1.5倍のメリット

これだけ聞くと、倍率が2倍となる順番で反応を起こす方が有利なように思います。

しかし、一概にそう言えないのが元素反応の面白いところ。

1.5倍となる順番で反応を起こす方にも、ちゃんとメリットがあります。

それは、最初に付着していた元素が反応後も残りやすいというメリットです。

例えば、水→炎で蒸発を発生させると、反応後も水元素が消えることなく、敵に付着した状態で残る場合があります。

つまり、さらに炎元素の攻撃を追撃することで、連続で蒸発を発生させることができるということ。

どの順番で蒸発・溶解を発生させるか、双方のメリットを理解し、正しく使い分けられるようにしましょう。

蒸発・溶解ダメージ増幅の仕組み

基礎知識をマスターしたところで、蒸発・溶解によるダメージ増幅の仕組みを深堀りしていきましょう!

蒸発・溶解のダメージ計算

まずは、原神におけるダメージ計算式を見てみましょう。

最終ダメージ = 

(天賦倍率 ✕ 攻撃力 ✕ 特殊乗算 + 実数加算ダメージ) ✕

ダメージバフ補正 ✕ 会心補正 ✕ 元素反応補正 ✕ 

敵の防御補正 ✕ 敵の元素耐性補正

ダメージ基礎値と呼ばれる「天賦倍率 ✕ 攻撃力」に、さまざまな補正値を乗算・加算することで、最終ダメージが算出されます。

この補正値の中で、蒸発・溶解のダメージ増幅に該当するのが、「元素反応補正」です。

蒸発・溶解が発生した攻撃では、元素反応補正の部分に補正値が入りダメージを増幅させます。

当然ですが、蒸発・溶解が発生していない攻撃では、元素反応補正 = 1となり、最終ダメージには影響しません。

元素反応補正の算出方法

この元素反応補正の数値は、以下の計算式で算出されます。

元素反応補正 = 

蒸発・溶解反応倍率 ✕ 

(1 + 元素熟知の元素反応ダメージボーナス装備の元素反応ダメージボーナス)

計算式の中で、3つの項目が登場しています。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

蒸発・溶解反応倍率

基礎知識の中でも登場した、蒸発・溶解自体の倍率です。

蒸発の場合、水→炎の順番で反応を起こすと1.5、その逆の炎→水で2.0となります。

溶解の場合、炎→氷で1.5、氷→炎で2.0となります。

元素を付着させる順番で倍率が変わるので、なかなか覚えにくいですよね。

そんなときは、元素反応をイメージで捉えるとわかりやすいです。

「最初に付着した元素を消失させる性質を持つ元素」で反応を起こしたとき、大きなエネルギーが発生し、倍率も大きくなるイメージ。

例えば、炎を消失・消火させる性質を持つ水で、蒸発を発生させると2倍になります。

溶解の場合、氷を消失・溶かす性質を持つ炎で、溶解を発生させると2倍です。

こういったことを想像しながら楽しむのも、元素反応の醍醐味ですよね、余談でした。

元素熟知の元素反応ダメージボーナス

元素熟知の元素反応ダメージボーナスは、元素熟知に基づくボーナス補正値です。

元素熟知を上げるとボーナス補正値は大きくなりますが、元素熟知が上がるにつれ、元素熟知1あたりの恩恵は小さくなります。

以下の表に、元素熟知とボーナス補正値の関係を示します。

元素熟知ボーナス補正
00.0%
8015.0%
16028.5%
24040.7%
32051.7%
40061.7%
48070.9%
56079.4%
64087.1%
72094.3%
800101.0%
880107.2%
960113.0%
1040118.4%

ちなみに、この数値は以下のような計算式で算出されます。

元素熟知の元素反応ダメージボーナス = 25 ✕ 元素熟知 / (9 ✕ (元素熟知 + 1400))

見ての通り、上げれば上げるほど元素熟知の価値は下がります。

パーティーやキャラの特徴にもよりますが、ダメージに関わるステータスはバランスよく上げるようにしましょう。

装備の元素反応ダメージボーナス

装備の元素反応ダメージボーナスには、聖遺物「燃え盛る炎の魔女」の4セット効果「蒸発、溶解反応による加算効果+15%」が該当します。

これを元素熟知の元素反応ダメージボーナスに加算し、蒸発・溶解反応倍率に乗算することで、元素反応補正が算出されます。

元素反応補正の恩恵はでかい

他のバフを乗算する形でダメージに乗り、その数値自体も比較的大きい元素反応補正は、恩恵がかなりでかいです。

どのくらいの恩恵があるのか、以下の条件で、蒸発によるバフをシミュレーションしてみましょう。

  • 杯聖遺物メインステ「炎元素ダメージ+46.6%」
  • 燃え盛る炎の魔女2セット効果「炎元素ダメージ+15%」
  • 燃え盛る炎の魔女4セット効果「蒸発・溶解反応による加算効果+15%」
  • 会心ダメージバフ「150%」
  • 元素熟知「320」

蒸発バフ量の計算シミュレーション

この条件、ダメージバフ補正を数値を算出すると、1 + ((46.6 + 15) / 100) ≒ 1.6。

そして、会心補正は、1 + (150/100) ≒ 2.5

さらに、水→炎の順番で蒸発を発生させた場合の元素反応補正は、1.5 ✕ (1 + (51.7 + 15)/100) ≒ 2.5となります。

蒸発が発生していない場合、ダメージバフ補正:1.6 ✕ 会心補正:2.5 ✕ 元素反応補正:1 = 4.0

蒸発が発生している場合、ダメージバフ補正:1.6 ✕ 会心補正:2.5 ✕ 元素反応補正:2.5 = 10.0

この条件であれば、再現するのはそこまで難しくないはずです。

それでも、バフの量は10倍!

これが、蒸発・溶解が瞬間火力に秀でた、最強の元素反応と言われる所以です。

おすすめのパーティー編成例

ここからは、蒸発・溶解が主体のおすすめパーティーを紹介します。

パーティー編成の参考にしてみてください♪

胡桃メインの蒸発編成(往生夜行)

  • 胡桃:メインアタッカー、炎蒸発
  • 鍾離:シールドサポーター
  • 夜蘭:サブアタッカー、水下地
  • 行秋:サブアタッカー、水下地

往生堂の2人、夜蘭、行秋を合わせ、「往生夜行」と称されるパーティー。

夜蘭、行秋の元素爆発で水元素の下地を作り、胡桃の高火力重撃で蒸発を発生させて戦います。

対単体戦においては無類の強さを発揮する、蒸発編成の中でも最強クラスのパーティーです。

タルタリヤメインの蒸発編成(国際タルタリヤ)

  • タルタリヤ:メインアタッカー、水下地
  • 楓原万葉:火力サポーター
  • ベネット:火力サポーター、ヒーラー
  • 香菱:サブアタッカー、炎蒸発

タルタリヤの最強パーティーと言われています。

メインで敵を殴るのはタルタリヤですが、このパーティーにおける主なダメージ源は香菱です。

タルタリヤの高頻度の水付着により安定した水下地を作り、香菱の元素爆発で蒸発を発生させます。

万葉、ベネットのバフで強化された香菱の元素爆発は、とてつもない威力を発揮してくれます。

また、タルタリヤの元素爆発で蒸発を発生させ、超高火力な一撃を狙うことも可能です。

難点としては。香菱の元素チャージ要求がやや高め、160~180%くらいを目安に盛ってあげましょう。

嘉明メインの蒸発編成

  • 嘉明:メインアタッカー、炎蒸発
  • フリーナ:サブアタッカー、火力サポーター、水下地
  • ベネット:火力サポーター、ヒーラー
  • 閑雲:火力サポーター、ヒーラー

フリーナの元素スキルで水元素の下地を作り、嘉明の落下攻撃で蒸発ダメージを狙います。

嘉明以外のメンバー3人で、嘉明の火力を全力サポートします。

落下攻撃で蒸発を連続発生させる、アクロバティックな攻撃がとにかく気持ちいい!

私が最近ハマっているパーティーです。

閑雲は、万葉やスクロースなど、他の風元素サポーターでも代用できます。

煙緋メインの蒸発編成(★4キャラ編成)

  • 煙緋:メインアタッカー、炎蒸発
  • 行秋:サブアタッカー、水下地
  • スクロース:火力サポーター
  • ベネット:火力サポーター、ヒーラー

煙緋をメインとした蒸発パーティー。

行秋の元素爆発で水元素を安定供給し、煙緋の重撃で蒸発ダメージを出していきます。

★4キャラのみで構成されており、編成しやすいわりには、非常に強力なパーティーなのでおすすめ!

リオセスリメインの溶解編成

  • リオセスリ:メインアタッカー、氷溶解、氷下地
  • 香菱:サブアタッカー、炎溶解、炎下地
  • ベネット:火力サポーター、ヒーラー
  • 楓原万葉:火力サポーター

リオセスリをメインアタッカーに採用した溶解編成です。

特徴としては、メインのリオセスリ、サブの香菱、それぞれが下地にもなり、溶解の発生起点にもなります。

万葉の枠は、申鶴やスクロースと入れ替え可能です。

甘雨メインの溶解(+燃焼)編成

  • 甘雨:メインアタッカー、氷溶解
  • 楓原万葉:火力サポーター
  • ナヒーダ:火力サポーター、燃焼
  • ベネット:火力サポーター、ヒーラー、燃焼

ナヒーダとベネットで燃焼を起こし、安定した炎元素の下地で準備を整えます。

そこに、甘雨の重撃を叩き込むことで、強力な溶解ダメージを発生させます。

以前までは、少し運用に難があった甘雨の溶解パーティーですが、草元素とナヒーダの登場により、燃焼で安定した炎元素の供給が可能となり、盤石な編成となりました。

サブアタッカー3人採用の溶解編成(★4キャラ編成)

  • ロサリア:サブアタッカー、氷溶解、氷下地
  • ガイア:サブアタッカー、氷溶解、氷下地
  • 香菱:サブアタッカー、炎溶解、炎下地
  • ベネット:火力サポーター、ヒーラー

ロサリア、ガイア、香菱の強力なサブアタッカーで、大量の溶解を発生させて火力を出す面白いパーティーです。

★4キャラのみで編成できるので、初心者の方にもおすすめです。

さいごに

元素反応大全【蒸発・溶解編】と題して、蒸発・溶解について解説しました。

どちらかというと玄人向けと言われる蒸発・溶解反応ですが、今回紹介した内容を押さえておけば、蒸発・溶解で高いダメージを出すことはそんなに難しくないはず!

ぜひ記事を何度も読み返して、蒸発・溶解をマスターしましょう!では!

ライター紹介

なかち
みなさんこんにちは『なかち』です。トラックメーカーでエンジニアとして働くかたわら、ライター活動をしています。「誰かの悩みを解消する読みやすい記事」を目指して、丁寧な執筆を心がけています。主にスマホゲームをメインでプレイしており、とくに「原神」「崩壊スターレイル」にはどのくらいの時間を費やしたのか、もはやわかりません。。。はい「ホヨバ」信者です。