はじめに
この記事では,MTGアリーナでのエクスプローラー(パイオニア)構築デッキである緑単信心デッキを紹介します。
緑単信心とは,序盤のマナ加速から,高速で大型のパワーカードを展開し,一気に盤面を制圧する緑単色のデッキです。
『信心』とは,テーロスで導入されたキーワード能力の一つで,パーマネントのマナ・コストに含まれる色マナのマナ・シンボルの数をカウントして効力を発揮する能力です。例えば,ラノワールのエルフは緑信心1,茨の騎兵は緑信心3です。
Youtuberのローグさんが動画で使用しているデッキを参照しています。
また,「実際のカードでもプレイしたい!」と思った人に向けて,紙のカードの値段も紹介していきます。
カードの金額に関しては,Wisdom Guidの平均価格を参照しています。デッキリストのカード名がそのままリンクになっていますので,そちらで最新の金額を確認できるようになっています。
*Wisdom Guidとは,MTGの総合情報サイトで,カードリストやシングルカード価格などを主に提供しているサイトです。
記載した金額は,あくまで投稿時のものですのでご了承ください。
- 緑単信心とは,ビッグマナからパワーカードを展開して勝利を目指すデッキです。
- 紙のカードでデッキをそろえると,約48,000円。
- サイドカードを厳選しよう。
それでは,デッキを見ていきましょう。
この記事は,5分ほどで読み終わりますので,ぜひ最後までお付き合いください!
緑単信心:サンプルデッキリスト
クリーチャー(20)
(4)ラノワールのエルフ(平均価格:30円)
(4)エルフの神秘家(平均価格:200円)
(4)恋煩いの野獣/切なる想い(平均価格:100円)
(4)老樹林のトロール(平均価格:580円)
(4)茨の騎兵(平均価格:2,800円)
ソーサリー(3)
(3)収穫祭の襲撃(平均価格:500円)
エンチャント(4)
(4)狼柳の安息所(平均価格:200円)
プレインズウォーカー(9)
(3)ビヒモスを招く者、キオーラ(平均価格:150円)
(4)大いなる創造主、カーン(平均価格:3,000円)
(2)世界を揺るがす者、ニッサ(平均価格:150円)
土地(24)
(4)ニクスの祭殿、ニクソス(平均価格:3,200円)
(2)ハイドラの巣(平均価格:400円)
(1)耐え抜くもの、母聖樹(平均価格:4,000円)
(17)基本・森
合計金額:47,490円(平均価格での合算)
ゼロからすべてのカードをそろえると,約48,000円あれば作ることが可能です。
カードの解説
ここでは,各カードを解説していきます。
クリーチャー
ラノワールのエルフ タップ起動で緑マナを生み出す,緑の伝統的なマナ・クリーチャーです。
| |
エルフの神秘家 ラノワールのエルフと同じく,タップ起動で緑マナを生み出すマナ・クリーチャーです。 ラノワールのエルフと全く同じ能力ですが,名前が異なるためデッキに入れることができます。 | |
恋煩いの野獣/切なる想い 出来事をもつ,クリーチャー・カードです。 出来事(切なる想い:ソーサリー呪文)で唱えると,白の1/1の人間・クリーチャー・トークンを1体生成します。 本体(恋煩いの野獣)で唱えると,緑の5/5のビースト・貴族・クリーチャーとして戦場にでます。恋煩いの野獣は,1/1のクリーチャーをコントロールしていないと攻撃できません。 | |
老樹林のトロール 誘発型能力として死亡した時に,オーラ・エンチャント化して,森(土地)につけることができます。 エンチャントされている森は,①緑2マナを生み出す能力と,②1マナを支払って生け贄に捧げることで,トランプルをもつ緑の4/4のトロール・戦士・クリーチャー・トークンをタップ状態で生成する能力を持ちます。死亡後も,生まれ変わって戦場に戻ってくるような能力です。 | |
茨の騎兵 誘発型能力として戦場に出た時に,自分のライブラリートップ5枚を公開し,その中から土地・カードを1枚を戦場に出し,残りのカードを墓地に置きます。 死亡時の誘発能力として,自分の墓地のカード1枚を対象として,茨の騎兵を追放することで,そのカードをライブラリートップに置くことができます。 到達をもっているため,飛行をもつクリーチャーをブロックできるのも強力です。 |
ソーサリー
収穫祭の襲撃 ライブラリートップ5枚を見て,その中からマナ総量が5以下のパーマネントを最大2枚まで戦場に出すことができます。 また,フラッシュバックもあるため,墓地から使用することもできます。 この効果でパーマネントを戦場に出す時は,呪文として唱えていないので,唱えた時に誘発する効果は誘発しません。 |
エンチャント
狼柳の安息所 土地にエンチャントするエンチャント・オーラです。 エンチャントしている土地が,マナを生み出す目的でタップされるたびに,追加で緑1マナが加えられえます。 起動型能力として自身を生け贄に捧げると(ソーサリー・タイミング限定),緑の2/2の狼・クリーチャー・トークンを1体生成します。 |
プレインズウォーカー
ビヒモスを招く者、キオーラ 誘発型能力として,パワ-4以上のクリーチャー1体が自分のコントロール下で戦場に出るたびに1ドローします。 【-1】パーマネント1つをアンタップします。 このデッキにおいては,ニクスの祭殿、ニクソスをアンタップすることで,一気に大量のマナを生み出すことができます。 | |
大いなる創造主、カーン 常在能力として,対戦相手がコントロールしているアーティファクトは起動型能力を起動できなくなります。 【+1】クリーチャーでないアーティファクト最大1つを対象とし,自分の次のターンまで,それはパワーとタフネスがマナ総量に等しいアーティファクト・クリーチャーになります。 【-2】自分のサイドボード(ゲーム外部)か追放領域から,自分がオーナーであるアーティファクト・カード1枚を選択し,それを公開して手札に加えることができます。 | |
世界を揺るがす者、ニッサ 誘発型能力として,自分がマナを生み出す目的で森・土地をタップするたびに,追加で緑1マナを得ます。 【+1】自分がコントロールしている土地最大1つを対象にします。それの上に+1/+1カウンターを3個置き,アンタップします。その土地は,警戒と速攻をもつ0/0のエレメンタル・クリーチャーになります。 【-8】自分は「自分がコントロールしている土地は破壊不能をもつ」の紋章を得ます。その後,自分のライブラリーから森・カードを望む枚数タップ状態で戦場に出します。 |
土地
ニクスの祭殿、ニクソス 2つのマナ能力をもつ伝説の土地です。 そのままのタップ起動で,無色1マナを生み出します。 2マナ+タップ起動で,指定した色の信心分の色マナを生み出します。 | |
ハイドラの巣 緑マナを生み出し,クリーチャー化もできる土地(いわゆるミシュラランド)です。 土地を2つ以上コントロールしているとタップインになりますす。 ターン終了時まで,支払ったXマナコスト分のパワーとタフネスをもつハイドラ・クリーチャーになります。 | |
耐え抜くもの、母聖樹 緑マナを生み出す伝説の土地です。 魂力によって,対戦相手の特殊地形,アーティファクト,エンチャントを破壊できる特殊土地です。魂力を使うと,相手に基本土地タイプをもつ土地をサーチさせてしまうので,使用時に注意が必要です。 魂力のコストは,自分がコントロールしている伝説のクリーチャー1体につき1マナ軽減されます。 |
プレイのポイント
実際のプレイに関しては,ローグさんの動画を是非ご覧ください。
サイドカードを厳選しよう
デッキのサイド候補となるカードを5つほど紹介します。
このデッキは,大いなる創造主、カーンの能力でゲーム中にサイドカードのアーティファクトを手札に加えることができます。
戦況に応じた戦力がとれるのも,このデッキの魅力の1つです。
価格参照のリンクも貼ってありますので,参考にしてください。
トーモッドの墓所(平均価格:230円) マナ・コストが0のアーティファクトです。 タップ起動で生け贄に捧げると,プレイヤー1人の墓地をすべて追放します。 | |
真髄の針(参考価格:300円) 戦場に出ると時に,カード名を1つ指定します。 指定されたカードは,マナ能力以外の起動型能力を起動することができません。 | |
エシカの戦車(参考価格:1,500円) 搭乗4の,伝説のアーティファクト・機体です。 戦場に出る時に,緑の2/2の猫・クリーチャー・トークンを2体生成します。 エシカの戦車が攻撃するたび,自身がコントロールしているトークン1つのコピーを生成します。トークンであればクリーチャーでも,宝物でも何でもコピーできます。 | |
グレートヘンジ(参考価格:4,200円) 伝説のアーティファクトです。これを唱える時のコストは,自分がコントロールしているクリーチャーの中の最大パワーと同数の無色マナが軽減されます。 起動型能力として,タップ起動で緑2マナと2点のライフを得ます。 誘発型能力として,トークンでないクリーチャー1体が自分のコントロール下で戦場に出るたび,それの上に+1/+1カウンターを1個置き,1ドローします。 | |
ファイレクシアへの門(参考価格:4,000円) 戦場に出た時に,各対戦相手はそれぞれクリーチャー3体を生け贄に捧げます。 自分のアップキープ開始に,墓地にあるクリーチャー・カード1体を,自分のコントロール下で戦場に出します。そのクリーチャーは,ファイレクシアンの部族タイプを持ちます。 |
おわりに
ここまでお読みいただき,ありがとうございました。
今回は,エクスプローラー(パイオニア)構築の緑単信心を紹介しました。
ワイルドカードを使用することで,MTGアリーナを始めたばかりの人でも作成することが可能です。
初心者をはじめ,経験者の皆様にもこの記事が参考になれば幸いです。
機会があれば,実際のカードでも楽しんでみてください!
それでは,また。
ライター紹介
最新の投稿
- 2024年4月25日ポケットモンスター【ポケモンGO】コミュニティ・デイって何?実際にイベント潜入してみた!
- 2024年4月23日原神【原神】深境螺旋~敵の解説~
- 2024年4月23日ウマ娘【ウマ娘】初心者のみんな!失敗しない「サポカ編成」の基本はコレ!!
- 2024年4月22日どうぶつの森【どうぶつの森ポケットキャンプ】どうぶつ紹介「ミッチェル」