【ポケットモンスターSV】動物図鑑には確かに載っていない、ポケモンの秘密「新訳ポケモン図鑑」Ver.05タマンチュラ系統

君はまだ本当のポケモンを知らない・・・

「はじめまして! ポケットモンスターのせかいへようこそ!」
「わたしのなまえは○○みんなからはポケモンはかせとしたわれておるよ」

みなさんが初めてこのセリフを見聞きしたとき、この○○は誰でしたか?

オーキド博士?オダマキ博士?あれウツギ博士は?

(実はウツギ博士は、このセリフ言えてないんです)

今でも愛されているポケットモンスター、縮めてポケモン。

当初151匹だったのも、いつの間にか1000匹を超えその数だけの物語(背景)があります。

そのポケモンの背景やデザインをもとに、新訳ポケモン図鑑を作成していく、そのような記事です。

今回は第5回タマンチュラ系統を紹介します。

  1. タマンチュラ系統のモチーフは・・タランチュラ?
  2. 序盤むしポケモンの変遷
  3. タマンチュラ系統の戦闘スタイル

≪この記事は3分程度で、読むことができます!!≫

タマンチュラ系統とはどのようなポケモン?

タマンチュラ系統は、「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」に登場するむしタイプのポケモンです。

タマンチュラはクモのような外見を持ち、お腹の部分は毛糸玉のようにも見えます。

「いとだまポケモン」として紹介されており、クモよりもそちらのほうが強調されているようです。

進化するとワナイダーというポケモンになります。

初登場は第9世代で、ゲーム内では最初の草むらで出会うことができるポケモンいわば「チュートリアルポケモン」の1ぴきです。

むしタイプのポケモンは早い段階で進化できることから、序盤での旅でともに手持ちにて活躍することが期待されます。

図鑑説明

≪タマンチュラ≫

スカーレット図鑑説明
体を包みこむ糸玉は天敵のストライクのカマをはね返す弾力性を持つ。
バイオレット図鑑説明
お尻から出す糸はワイヤーに匹敵する強度。強さの秘密が研究されているのだ。

≪ワナイダー≫

スカーレット図鑑説明
木の枝や天井に糸で 張りつき音もなく行動する。獲物に気づかれる前に倒す。
バイオレット図鑑説明
丈夫でネバネバの糸を縄張りの中に張り巡らせて侵入者を罠にかけるのだ。

分類変化

タマンチュラいとだまポケモン
ワナイダートラップポケモン

高さ変化

タマンチュラ0.3m
ワナイダー1.0m

重さ変化

タマンチュラ4.0㎏
ワナイダー16.5㎏

タマンチュラ系統の背景・インスピレーションを徹底考察

この章では、タマンチュラ系統におけるデザイン的な背景やインスピレーションといった、いわゆる元ネタをご紹介します。

タマンチュラのネーミング

タマンチュラとワナイダーのネーミングは、それぞれ「タランチュラ(tarantula)」と「罠(ワナ)」および「スパイダー(spider)」に由来しています。

タマンチュラという名前は、大型で威圧的なクモであるタランチュラから派生しています。

タランチュラは、その強力な外見と毒性で知られており、この名前の選択は、キャラクターや武器が持つ力強さや威圧感を強調しています。

タランチュラはポップカルチャーでも恐怖や強力な存在として頻繁に登場するため、この名前は直感的に強さと危険性を伝える効果があります。

しかし、序盤ポケモンであることからうまく毛玉としてイメージを柔和させていることがそのデザインからも読み取れるでしょう。

ワナイダーのネーミング

ワナイダーという名前は、「罠(ワナ)」と「スパイダー(spider)」の組み合わせです。

この名前は、クモが罠を張って獲物を捕らえる行動を象徴しています。

クモの特性を反映し、敵を罠にかける戦術的な要素を強調しています。

また、スパイダーという言葉自体がクモを意味し、その素早さや巧妙さを示唆しています。

ワナイダーは、敵を巧妙に捕らえる策略を持つキャラクターや武器を連想させ、その特性を名前から直接伝える効果があります。

キャラクターや武器の特性を効果的に反映し、プレイヤーにその能力や役割を直感的に理解させる工夫がされていると言えます。

デザイン

タマンチュラとワナイダーのデザインは、それぞれクモからインスピレーションを受けています。

タマンチュラのデザインは、主に前述したようにタランチュラから影響を受けています。

タランチュラは大型で毛むくじゃらのクモであり、その外見がタマンチュラのデザインに反映されています。

ワナイダーのデザインは、罠を使うクモからインスピレーションを得ています。

デザインには、クモの網やトラップをイメージさせる要素が含まれており、複雑で巧妙な外見が特徴です。

細長い脚や鋭い触角、そして獲物を捕らえるための罠のような構造が視覚的に表現されています。

色彩は、よく草木の中に生息しているところから擬態色をしていると言えるでしょう。

これらのデザイン要素は、タマンチュラとワナイダーのキャラクターや武器の特性を強調し、プレイヤーにその役割や能力を直感的に伝えることを目的としています。

ワナイダーのようなクモは本当にいる?

タマンチュラはタランチュラからインスピレーションを受けたのであろうということはすぐわかります。

しかし、ワナイダーのようなクモが実際にいるのでしょうか。

調べてみたところ、オオハシクモグモというクモではないかと考えられます。

このクモは、特徴的な体形とトゲのような突起を持つことで知られています。

オオハシクモグモは主に熱帯や亜熱帯の地域に生息し、小さな昆虫を捕食します。

その体は円盤状で、背面には白色や黄色のトゲ状の突起が並んでいます。

これらの突起は、捕食者を威嚇する役割を果たすとともに、獲物を捕らえる際の安定性を提供します。

また、ワナイダーの色違いはピンク色をしているのですが、このオオハシクモグモもピンク色の種類が存在していることが知られています

ポケモン制作陣は動物好きが多いことから、この説はかなり濃厚ではないかと考えられます。

ゲーム本編での扱い

この章では、タマンチュラ系統のゲーム内での扱いを紹介します。

最初に捕まえる可能性が高いポケモン

タマンチュラは、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に登場する第9世代のポケモンで、プレイヤーが最初に捕まえる可能性が高いポケモンとして設計されています。

ゲームの序盤、特に初心者向けに、タマンチュラはプレイヤーが初めて遭遇することが多いポケモンの1つです。

その愛らしい外見と親しみやすいデザインは、プレイヤーに強い印象を与え、捕まえたいという気持ちを引き出します。

ゲームの初期段階で出現頻度が高く、捕獲の難易度も低めに設定されているため、タマンチュラは多くのプレイヤーが最初に手にする可能性が高いポケモンとなります。

序盤むしタイプポケモンとしての役割と特徴

タマンチュラ系統は、第9世代『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に登場するむしタイプのポケモンです。

タマンチュラ系統のポケモンは、むしタイプの序盤ポケモンとしては高い攻撃力を持ちます。

むしタイプとして、タマンチュラは歴代初代むしポケモンよりも低いレベルでむしタイプ技を習得し、むしのていこうむしくいなどの攻撃技を使いこなします。

また実際、防御の数値も高めに設定されておりカウンターや専用技のスレッドトラップなども耐久戦向けの技と言えます。。

タマンチュラ系統のポケモンは、進化すると体が大きくなり、見た目も威圧的になります。

むしタイプのポケモンとしては、種族値のバランスが良く、速度に特化しつつも一定の攻撃力や耐久力も持っており、多彩な戦術が取れるポケモンとして知られています。

さいごに

今回読んでいただいたことでさらにポケモンへの愛は深まったでしょうか。

次回の投稿もお楽しみに。

もしよろしければ、他の記事もあわせてご覧ください。

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ライター紹介

H.YAJIMA
フリーライター兼ラジオパーソナリティをしております。
今までお堅い記事ばかり書いておりましたので、自分の好きなものが書けることうれしく思います。ポケモン大好きで、ホラー弱めな体質です。

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