【ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド】リンクの回想から知る他とは違うゼルダ姫!

厳選した【ゼルダの伝説】シリーズのゼルダ姫


こちらのお話は、ネタバレを含みます。

ゼルダの伝説は、語り継がれた話どおりに魔族の力を持つ者が復活して、女神ハイリアの力を持つゼルダ姫が生贄として狙われ、勇者として選ばれたリンクが助けに向かうお話です。

しかし、ブレスオブザワイルド(以下ブレワイと略す)では、リンクが記憶喪失となっています。

リンクが導いてくれる者たちと出会いながらブレワイでは厄災ガノンを倒すために旅をして、その過程でゼルダ姫やほかの仲間のことを思い出していく回想シーンを見ることができます。

その中で、ゼルダ姫の人間模様を知ることができます。

高貴で神聖な力を持つゼルダ姫のイメージから歴代ゼルダ姫は美人で少しキリっとしています。

ブレワイでは、少し幼さを残す優しい顔つきなので、それに納得のいく作品となっています。

  1. 【ゼルダの伝説】スカイウォードソード、時のオカリナ、トワイライトプリンセスのゼルダ姫
  2. 【ブレワイ】リンクの旅の理由と回想
  3. 【ブレワイ】ゼルダ姫のオススメ

この記事は5分で読み終わりますので、最後までぜひご覧ください。

スカイウォードソード

ストーリー

スカイウォードソードというのは、ゼルダの伝説の中で最も古い時代のお話です。

魔族の長、終焉の者万能の力トライフォースを持つ女神ハイリアが戦った後の時代になります。

女神ハイリアは終焉のものが復活することを予想して人間に転生します。

その転生者がゼルダなのです。

スカイウォードソードのゼルダはスカイロストという天空に浮かぶ村の長の娘で、本作では姫ではありません。

勇者として女神に選ばれるリンクの力が目覚めていないころ、騎士学校でゼルダもリンクも訓練を受けています。

ゼルダはしっかり者で、リンクの考えを先読みして連絡したり、クラスメイトに絡まれているリンクを助けに会話に入ったりと強気で正義感あふれる少女です。

冒頭のイベントで、ゼルダは古より言い伝えられていた大地(後に大地ハイリアと呼ばれます)へ落ちていき、そこで自身の使命をしります。

ここからリンクのゼルダを見つけるための旅が始まります。

お互いに行くべき道を進み、ゼルダは終焉の者の封印を維持するためとある場所で眠りにつきリンクが訪れるのを待ちます。

リンクとゼルダが再開後に魔族の手によりゼルダが生贄とされて終焉の者が復活して、勇者として選ばれたリンクが倒して終わりを迎えます。

『スカイウォードソード』ゼルダ姫の魅力

ゼルダは女神ハイリアの生まれ変わりであり、もとからトライフォースの力を操れ、女神ハイリアの声に導かれ行動する少女だとわかります。

ちなみに、ゼルダはトライフォースを守るために大地ハイリアで生きていくことを選びます。

時のオカリナ

ストーリー(少年時代)

時のオカリナでは、スカイウォードソードで登場した大地ハイリアで人々が繁栄し、民族間のハイリア統一戦争が終わった後のお話になります。

本作では、ハイラル大国がありそこのお姫様としてゼルダ姫が登場します。

勇者に選ばれるリンクは精霊の森で育ち、精霊のデクの木様から使命のお告げを聞き、ハイラル城へ向かっていきます。

また、リンク自身も夢のお告げを見ることができます。

ゼルダ姫とお城であったときに、ゼルダ姫が自身が見た夢のお告げを話、災いの元になるガノンドロフをリンクに教えます。

ガノンドロフがトライフォースを手に入れるために各地域に魔物を配置して民を恐怖に陥れます。

さらに、トライフォースのカギとなるゼルダ姫を追いますが、逃げられてしまいリンクを利用して、トライフォースが眠る賢者の間が開くのを待ちます。

リンクは、その魔物を倒しながら世界を少しづつ平和に導きますが、時の扉を開いたときに賢者の間へと繋がり、ガノンドロフがやってきて力を手にして魔王となります。

ストーリー(大人時代)

リンクは少年時代から時を超えて7年後の大人時代で、賢者を救い出して魔王ガノンを封印するために、民を救いながら力を手にしていきます。

その大人リンクの旅を導いてくれるのが、シーカー族という女神ハイリアの声が聞けトライフォースを守る民族のシークという人物になります。

忍者のように高い木の上に現れたり、危険な場所でリンクを導くために待っていたり、忍術に優れています。

ガノンドロフに向かう前にシークはゼルダ姫であり、子供の時にシーカー族のインパというゼルダの伝説で姫を守るために登場する人に助けられて隠れて生きてきたことを伝えます。

最後の魔王ガノン戦では、自身の持つ封印の力で足止めしてリンクと戦うのを助けます。

『時のオカリナ』ゼルダ姫の魅力

シーカー族の忍術を使いこなし、女神ハイリアの声を聴け、封印の力を使える姫だとわかります。

トワイライトプリンセス

ストーリー

トワイライトプリンセスでは、ガノンドロフの封印がうまくいかず、賢者たちがかろうじて影りの鏡により、影の世界に送り込みます。

ガノンドロフは、影の世界の王ザントをそそのかし、ザントがハイラルへ襲撃にきたところを、王女ゼルダ姫が指揮をとり抗戦するも降伏して、城に監禁されてしまいます。

影の世界の姫であるミドナがリンクを利用して影の世界を元に戻すため導き、ゼルダ姫の知恵のトライフォースの力を託されて、ザントやガノンとの戦いに繋がっていきます。

『トワイライトプリンセス』ゼルダ姫の魅力

リンクが魔王ガノンと対峙する時には、ガノンに憑依されて剣を取ってリンクと戦うシーンや解放された後に光の矢で戦うシーンがあります。

トワイライトプリンセスのゼルダ姫は、気高く軍を指揮して、自身も戦う武闘派であり、女神の力を持つ姫です。

【ブレワイ】リンクの旅の理由と回想

伝えられし物語

ブレワイの始まりは、100年前にハイラルを魔王の怨念が復活して襲い(厄災ガノンと呼ばれる)、シーカー族の残した遺物の神獣と呼ばれる大きな獣の姿をした機械やガーディアンと呼ばれる機械を怨念によって乗っ取られてしまいます。

不意打ちをされ、厄災ガノンを討伐するために存在した英傑と呼ばれる4人の民族とリンクは負けてしまい、ゼルダ姫はリンクを最後の砦として生かすために力を覚醒させます。

シーカー族のインパという女性がリンクを回生の祠まで運んでよみがえるのを待ち、その100年もの間、ゼルダ姫はお城で魔王ガノンを封じ込め続けます。

ハイラル王の亡霊と会ったときに、「太古に存在した魔王の怨念が厄災ガノンの正体であり、伝説やおとぎ話に表れるものとして語り継がれること」や「大地に厄災ガノン復活の兆しがあれば、ガノンに対抗する力もまた大地に眠ること」を話され、その対抗する力が覚醒したゼルダ姫と記憶喪失となって蘇ったリンクです。

リンクの回想からわかる特徴

1、仮初の儀式

ゼルダ姫は当初、予知夢も見ることができず、封印の力も目覚めずにいます。

退魔の剣(マスターソードと言われ、女神ハイリアに選

ばれた勇者が手にできる剣)を手にできたリンクに劣等感を感じてながら言い伝えに準えた厄災ガノン討伐前の儀式を行います。

2、英傑リーバル

リト族という鳥のように自由に飛べる種族の英傑リーバルがリンクの力を信用していないため挑発して、飛ばないと行くことのできない舞台で結党を申し込み嘲笑います。

3、決意と苦悩

神獣を英傑が動かすことができ、厄災ガノン討伐の準備として、ゼルダ姫がリンクを護衛につけて現地へ赴く途中です。

ゼルダ姫は、リンクに退魔の剣の声が聞こえるのかを問い、重荷に感じていないのかを訪ねます。

4、英傑ダルケル

ゴロン族という岩のようにゴツゴツした力持ちの種族の英傑ダルケルが、神獣を操る訓練をしていて、リンクへ自身の街の良さと厄災ガノンから守る決意をリンクに話します。

また、ゼルダ姫が気を張りすぎていることや余裕がないことを心配してリンクに説明しようとしたところ、数十年静かだったデスマウンテン(火山)が揺れ、厄災ガノンの復活の兆しを感じとります。

5、ゼルダ姫の苛立ち


ゼルダ姫が退魔の剣に選ばれたものが使う施設のはずの祠を調査中、リンクが護衛のために訪れます。

ゼルダ姫は劣等感から強くリンクに当たっていて、護衛はいらないと話したことを伝えさらに、「ついてこないでください!」と怒って伝えます。

6、英傑ウルボサ


ゲルド族という女性のみが生活する民族の英傑ウルボサがリンクを呼びたて、ゼルダ姫が疲れて眠っているところにリンクが迎えに来ます。

ウルボサはゼルダ姫について、「リンクの背中にある剣を見るたびに落ち込んで、自分はハイラル王家の出来損ないと感じていること」や「封印の力を手にするために小さいころから毎日、冷たい泉の中で祈りの修行をして、倒れたこともあること」、「せめて自分にできることをと考えて遺物の研究を始めたこと」を話します。

そして、リンクに頑張り屋のゼルダ姫を守ってほしいと伝えます。

7、イーガ団の凶刃

ゼルダ姫が一人で行動していたところ、厄災ガノンの味方をするイーガ団というシーカー族の生き残りに襲われリンクが助けに訪れます。

8、予兆

リンクが沢山の魔物と戦った後に、ゼルダ姫がら無茶をしすぎだと言われながら治療を受けています。

強靭な種族の魔物まで増えてきているので、厄災復活の予兆だと考え始めます。

ゼルダ姫は毅然として、最悪を想定して万全を期すために準備に向かいます。

9、姫しずか

ゼルダ姫が野原で花を撮影しながら、リンクに話しかけ、姫しずかという絶滅危惧種の花を見つけます。

その花を研究に打ち込むゼルダ姫は人工栽培し始め、その難しさから「もしかすると絶滅するかもしれない姫…」と自分と重ね合わせて話します。

そこから一転、カエルには腕力を増強できることを発見したとリンクの顔にグイグイとカエルを近づけます。

10、英傑ミファー

ヒレが付き、あらゆる海の生き物をモチーフにした種族の英傑ミファー(イルカ)が、リンクの傷をいやしの力で手当てしています。

11、雨宿り

リンクが雨の中で剣を振って訓練し、ゼルダ姫は雨宿りをしています。

ゼルダ姫は、剣の腕前が全くないのに近衛騎士の家に生まれたのだから絶対に騎士になりなさいと言われたらどうするのかを悲しそうに訪ねます。

12、父と娘

リンクとガーディアンの実験の様子を見て厄災に対抗できると自信を持ち始めていた矢先に、ハイラル王からこの国の姫としてやるべきことがあることを諭されます。

遺物研究をすべてやめて、その時間を祈りを捧げる時間に回すように忠告もされてしまいます。

そして、周りから「出来損ないの姫」「責を果たせぬ無才の姫」と言われていることを否定できる証をみせるよう言われます。

13、訪わぬ力


王家の姫が代々祈りによって、厄災を封じる力をてにすると聞かされているけれど、ゼルダ姫には、「体を満たす霊力」も「精霊の声」も何一つ感じられないと泉の中で落ち込みます。

14,ラネール山へ

ゼルダ姫は、辛抱強くかかわると馬と心が通じ合えることをリンクから学び、相手を思う気持ちの大切さを実感します。

最後の希望を持ち、17歳以上でないと入れない知恵の神がいるラネール山の泉へ、明日17歳になるため向かうことを決意します。

15、大厄災復活


英傑4人がゼルダ姫の祈りの帰りを夕暮れに待ち、ゼルダ姫とリンクが落ち込みながら戻ってきます。

周りがみんな慰めている中、大地が揺れ大厄災が復活します。

ゼルダ姫は安全な所への避難を誘導されますが、せめて見守ってくれたみんなと一緒にいることを決めます。

16、絶望

リンクとゼルダ姫はボロボロの体で、神獣やガーディアンがハイラルの民を襲ったこと、英傑の4人も神獣の中にいたので捕らえられて自身に封印の力が目覚めなかったことで、みんなやお父さん(王様)を死なせてしまったことを嘆きます。

17、覚醒ゼルダ

沢山のガーディアンに襲われて瀕死の状態でもゼルダ姫を守り続けるリンクを守るため、リンクの前に立ちふだがったゼルダ姫はここで覚醒します。

封印の力に目覚め、さらに退魔の剣の声も聴けるようになり、生き残った味方にリンクを託します。

18、マスターソード(退魔の剣)

マスターソードが永い眠りにより、リンクの記憶が失われることを告げますが、ゼルダ姫はマスターソードの前にリンクが来ることを信じて祈ります。

そして、何千年も生きる森の精霊デクの木様に自分にできることがあると伝え、さらに伝言をリンクに残そうとします。

ですが、デクの木様から自身の口から伝えるべきだと諭されます。

19、英傑リーバルの詩

リーバルはトルネードを起こしてうまく気流に乗りこなす訓練を一人で行っています。

リーバルはゼルダ姫の英傑になる誘いを受け、リーバルは自身の能力を披露します。

20、英傑ダルケルの詩

同じくダルケルがゼルダ姫からの英傑になる誘いを受け、魔物が増えてきて目の前で暴れているので、ダルケルが薙ぎ払い退けます。

ダルケルにも犬が怖いという苦手なものがあり、ゼルダ姫は安心します。

21、英傑ミファーの詩

ミファーはゼルダ姫に誘われて、他の英傑の名前を聞き受け入れることを決意して、弟に里を預ける決心をして訓練を始めます。

22、英傑ウルボサの詩

ゼルダ姫からの英傑になる誘いを、厄災ガノンの復活を目論むイーガ団がゲルドの秘宝を狙っていることもあり、喜んで受け入れます。

そして、夜に馴染みの会話の中でイーガ団に狙われ、雷の力ウルボサの怒りで退けます。

回想からひも解くゼルダ姫

ゼルダ姫は王族の姫の責を背負い、自分には力がないと感じていたため重圧から劣等感を感じています。

追い打ちをかけるように騎士の中でも優秀なリンクが退魔の剣に選ばれ、聖なる力から選ばれていることにさらに劣等感を感じます。

そんな中で、自分にできることを見つけ遺物の研究をし、封印の力を目覚めさせるお祈りも倒れるまで努力しています。

それでも、力が目覚めず、弱気になっているときもありますが、英傑の4人に慰められ、リンクの辛抱強く見守ってくれる姿勢に心を開きます。

遂に封印の力が目覚めぬまま、厄災ガノンが復活して、大切なものを失い大きな悲しみが襲います。

さらに最後までゼルダ姫を守り続けたリンクが瀕死の状態に陥った時、大切なものを失いたくないという気持ちからゼルダ姫の力が覚醒します。

【ブレワイ】ゼルダ姫のオススメ

ゼルダ姫の異なるポイント

初めに紹介した、スカイウォードソード、時のオカリナ、トワイライトプリンセスのどれもが初めから力を持ち、女神ハイリアの声に導かれる力と封印の力を持っています。

中には、武術にまで秀でている気丈なお姫様です。

ですが、ブレワイのゼルダ姫は力を持たず、私たちが一度は経験しているかのような壁にぶつかり、その中でも運命を受け入れてたくましく成長していくところが魅力的です。

まとめ


ブレワイでは、リンクがゼルダ姫を助けに向かい厄災ガノンを倒しに行くというストーリーは他とあまり変わりませんが、記憶喪失となって、インパやゼルダ姫に導かれながら旅をして、ゼルダ姫やほかの英傑のことを想いだして、100年前に起こったことが回収されていきます。

その中で、ゼルダ姫がほかの作品より多く登場します。

他のお姫様のようにもともと力が目覚めていたのではなく、努力した上で大切なリンクを守るために力が目覚めます。

もとから完璧ではなく、挫折も経験して強くなる人間味あるゼルダ姫の魅力を知ってもらいたいです。

高貴で神聖な力を持つゼルダ姫のイメージから歴代の美人で少しキリっとした印象だったのが、ブレワイでは少し幼さを残す優しい顔つきだったのにも納得がいきます。