2 Pick は楽しいけど、勝ち方がわからない。
2 Pick で勝てなくて悔しい!
チャレンジチケットが余っていて、2 Pick で報酬をたくさん手に入れたい。
そんな方達に向けて、この記事を読んだら、勝率が上がるかもしれません。
- カードを選ぶときのコツ
- 序盤中盤終盤スキのない Pick
- マリガンについて
- プレイングについて
- 参考動画
- まとめ
この記事は8分程度で読み終わりますので、さいごまで読んでいただけると幸いです。
クラス、カードの提示
勝ちに近づくには、まず強いクラスがどれなのかを知っておかなくてはなりません。
どのクラス、カードが強いかなどは、随時更新していく予定なので、そちらをご覧ください。
強いクラスの特徴として挙げられるのは、優先度の高い順に上から並べると、次の通りです。
- 強力なフィニッシャーがある。
- ブロンズ、シルバーに安定したリソースがある。
- 強力な除去手段がある。
実のところ、ほとんど構築における強いデッキと同じような特徴ですが、違いもあります。
それは、テーマやコンボギミックのカードは扱いづらいという点です。
たとえば、ネクロマンサーの「オミナスタイラント」(ラストワード)やヴァンパイアの狂乱ギミックなどです。
もちろん、単体で強いカード(たとえば、ロイヤルの「モノクロのエンドゲーム」)も存在します。
提示されるカードは、最新の4弾(ローテーションより1弾少ない)と一部のベーシックカードから掲示されます。
また、選択したクラスのほかにも、ニュートラルのカードも掲示されます。
ただし、ニュートラルのレジェンドは最初のレジェンド、ゴールド掲示(1、2枚目の掲示)でしか掲示されません。
具体的なレアリティごとの掲示回数は、以下の通りです。
- レジェンド、ゴールドの掲示が6枚(3回)
- シルバーの掲示が8枚(4回)
- ブロンズの掲示が12枚(6回)
- ニュートラル(ゴールド以下)の掲示が4枚(2回)
1度だけこの掲示の法則が変わりましたが(以前はレジェンド、ゴールドの掲示が2回)、執筆時点(2022/2/3)では、このようになっています。
そして、一番大事なことですが、最新弾のカードは、ほかの弾に比べてわずかに掲示されやすいという特徴があります。
これは、デッキを組み上げる際や、対戦中に相手から投げられるカードのケアにもかかわってきます。
カードの取り方
ここでは実際のカードの選び方のコツを書いていきます。
始めるにあたって、一番はクラスごとにカードをすべて覚えることですが、いきなりは難しいので強いカードだけ覚えましょう。
強いカードとは、強いクラスの特徴でも書きましたが、フィニッシャー、リソース、強い除去です。
とりあえず、この3点が揃っていればデッキとして強い部類になります。
リソースカードについて、2枚以上ドローできる(またはトークンを加えるなど)カードが3~5枚あれば、手札が枯れるといったことはない(もちろんそのカードが引けなくて枯渇することもあります)と思います。
つぎに、デッキのマナカーブ(デッキのコスト)を意識してカードを取りましょう。
特に「2コストのカードは一番重要」で、2コストのカードはコストのくっつきがよく、また、2ターン目にパスをしないためにも、2コストの枚数はつねに意識しましょう。
2コストのカードが8~11枚[ただし、フォロワー(またはフォロワーを出せるスペルまたはアミュレット)が最低7枚]あれば、終盤まで動きやすく、かつ2ターン目にパスしづらくなると思います。
それでは、ここからは段階ごとにカードを取る際の意識するべきことについてまとめていきます。
- 序盤は、除去はあまり取らないようにする。
- 中盤は、強いカードを取りながら、デッキの方針を固める。
- 終盤は、マナカーブを整えつつ、除去やリソースのバランスを取る。
序盤の Pick (1~8枚目)
一番最初の掲示では、レジェンド、ゴールドの掲示がされるわけですが、ここではフィニッシャーとなるカードを優先して取りましょう。
デッキにフィニッシャーとなるカードがあるかないかは、デッキの強さに大きく影響します。
また、ニュートラルのレジェンドが掲示された場合に、反対側の掲示に同じくらいの強さのカードがあったとします。
その際は、ニュートラルのレジェンドが次からは掲示されないことを考慮して、ニュートラルのほうを少し優先して取るようにしましょう。
つぎに、注意するべき点として、除去カードは被りすぎると、こちらから動けなくなってしまい、動きが相手依存になってしまいます。
そうなると、相手が強いカードを投げる前にこちらが強い動きを押し付けられなかったり、そのまま押し切られたりしてしまいます。
なので、序盤は、面展開できるフォロワーなどを優先して取るようにしましょう。
中盤の Pick (9~20枚目)
中盤の掲示は、基本的には強いカードを優先して取り続けて問題ない部分になります。
ここら辺の選択で、デッキの方針が固まってきて、その後のプレイにかかわってきます。
それから、先ほど書きましたが、最新弾のカードは掲示されやすいという特徴があります。
なので、同じくらいの強さのカードが掲示された場合は、後でまた掲示されることを視野に入れて、最新弾ではない方のカードを少し優先して取りましょう。
また、9、10枚目(5回目)と19、20枚目(10回目)では、ニュートラル(ゴールド以下)の掲示が行われます。
ここでは、クラス、デッキの特徴に合わせて、カードを選択しましょう。
たとえば、リソースが十分に見込めるクラス、デッキであれば、リソースカードの優先順位を下げたり、逆に足りないのであれば、優先して取るようにしましょう。
終盤の Pick (21枚目~30枚目)
終盤にかけては、主にデッキのマナカーブを意識して取りましょう。
たとえば、エンハンスを持たない序盤のみ強いカードばかりのデッキであれば、終盤にリソース不足になりがちですし、アクセラレート、結晶を持たないコストが重めのカードばかりのデッキになると、序盤で手札事故が起きやすくなってしまいます。
実際には、キレイにデッキを作れることの方がまれなので、その部分をマリガンやプレイングで補っていくことになります。
マリガン
マリガンについて、デッキを組み終えた時点である程度の指針を立てておくとプレイしやすくなります。
たとえば、2コストが少ないデッキならば、2コストのカードを、リソースが足りないデッキならば、リソースカードを持つようにするなどです。
逆に持っていけないのは、先攻時の除去札や特定の条件を満たさないと効果を十分に発動しないカードです。
2 Pick は構築に比べて、基本的に一気に不利な盤面や状況を返すのは難しく、序盤のテンポはとても大事なので、注意しましょう。
基本的には、先攻ならば2コストのカードと4、5コストのカード、後攻ならば後攻4ターン目に進化を切りたいカードを持つことが多いです。
フィニッシャー、パワーカードを持つべきか
フィニッシャー、パワーカードを持つべきか、持たないべきかについて、具体的に例を挙げていきます。
たとえば、「粛清の器・メイシア」は強力なフィニッシャーですが、10ターン目にならなければフィニッシャーとしては機能しません。
つぎに、「スケルトンレイダー」は8コストと重いカードですが、進化可能ターンに持っておくことで、自身の効果により6、7ターン目など早く投げることができます。
少し極端な例にしましたが、こういったように終盤にならなければ機能しないカードは返す、早めに投げられるフィニッシャー、パワーカードは持つと安定します。
ただし、デッキにフィニッシャーとなるカードが1枚しかないというような時には、そのカードを持つことをオススメします。
プレイング
まず、実際の試合に入る前にデッキの中身を覚えましょう。
すべてのカードを覚える必要はなくて、主にフィニッシャーとドローソース、それから相手のリーダーの体力を直接削ることが出来る疾走フォロワーなどを覚えれば良いです。
オススメの方法は、デッキのスクリーンショットを撮って、それを見ながらプレイするという方法です。
この方法ならば、デッキに何が残っているかなどを忘れる心配が無くなります。
戦い方として、基本的にはフィニッシャーを投げるまでの道のりをどうやって繋いでいくかという戦い方か面を広げ続けて相手に処理を押しつけ続けるような戦い方になります。
前者は主にウィッチやネメシス、後者は主にエルフやロイヤルになります。
ただし、相手が手札事故を起こしていて、相手の盤面を無視して一気に相手のリーダーの体力を削りにいくといった状況になることもあります。
フォロワーの体力
どんなデッキで戦っていても、試合中に主に進化可能ターン以降に意識するべきこととして「フォロワーの体力」の調整はとても重要です。
どのように調整するかは、相手のクラスのカード次第になります。
ケアする順番としては、優先度の高いものが上から順に以下の通りになります。
- 確定情報(相手の手札にあるトークンなど)
- 優先してピックされる除去
- 最新弾のカード
- ニュートラルカード
- ベーシックカード
ここで注意したいのは、「どうしても裏目が存在してしまう」という点です。
例えば、「漆黒の法典」をケアして、フォロワーの体力を4以上にしたところに「破邪の光」を打たれてしまうこともあります。
あくまで、相手がより持っている可能性が高いカードをケアして、少しでも相手が処理しづらい盤面を作ることで少しでも勝率を上げることが大事です。
また、こちらがプレイしたい強いカードの通りをよくするために、あえて相手にカードを吐かせるといったこともあります。
カードの使い方
相手の強いカードへの対策のカードをどこまで温存するかは、相手の動きからそのカードを持っているかを読まなければならず、難しいです。
簡単な方法としては、自分が強いカードを投げるターンの前には使ってしまうという方法です。
また、デッキにリソースカードが少ないなら、カードを少しでも温存しなければ、すぐにリソースが枯れてしまいます。
どこまで相手の盤面が強くなるのを許容するか、自分のリーダーの体力でどこまで受けるかを考えながら戦いましょう。
自分のリーダーの体力もリソースという考えを持つといいかもしれません。
進化権の使い方
構築に比べて、2 Pick は進化権の使い方が重要です。
進化権が基本的に相手の盤面に干渉する手段になるからです。
また、フィニッシャーが進化権を要求するカードならば、進化権を出来るだけ残すようにしましょう。
そのフィニッシャーのために無理に進化権を残そうとすると、相手にそのカードを持っていることが読まれ、ケアされてしまうことがあります。
それを逆手に取って、こちらがフィニッシャーを持っていなくてもわざと相手にケアさせた動きをして、相手のしたい動きをさせないといったこともできます。
トップの受け
2 Pick は構築よりデッキの枚数が少ないので、トップ解決する可能性が高いです。
基本的に、ハンドにあるカードだけで戦っていくことを考えた方が良いですが、デッキが弱いときなどは、欲しいカードを引く前提でプレイすると勝率が上がります。
デッキの中身を把握して、苦しい状況でも特定のカードを引ければ勝てるという動きをしましょう。
また、トップは出来るだけ燃やさないようにしましょう。
試合の終盤で欲しいカードがほぼ引けているという状況以外では、少しでも強いカードを引けることは重要です。
参考動画
プロ選手による解説動画になります。
まとめ
この記事を読んでもっと2Pick が上手くなりたい方は、プロリーグの試合やプロ選手の配信などの視聴をオススメします。
特にプロ選手の生配信は、プレイの質問をしたら答えてくれると思うので、プロ選手の考え方が聞けてオススメです。
また、不定期で開催するオールスター2 Pick でも基本的な考え方は一緒なので、そちらも上手くなれるのではないでしょうか。
2 Pick が楽しい、もっとやりたいと思った方は、週2回ほど開催している JCG に参加してみてはいかがでしょうか。
勝ち上がれば、ゲーム内称号やアイテムが貰えますし、勝ち上ればプロ選手と対戦できたりもします。
2 Pick のプレイヤーは構築に比べると少ないので、この記事を読んで少しでも増えてくれたらうれしいです。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。
ライター紹介
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