ゲームクリア特典の一つ!「NewGame+」とは?
「NewGame+」とは、フリューの学園ジュブナイルRPG作品「Caligula2/カリギュラ2(以下:カリギュラ2)」におけるゲームモードの一つです。
一度でもゲームでエンディングを迎えた場合にタイトル画面に登場します。
迎えるエンディングはグッドでもバッドでも構いません。
選択すると、ゲームクリアをしたセーブデータを選んで、再度ゲームを始めることができます。
そして、その選択したクリアデータの大半の状況を引き継いで、ゲームを最初からスタートさせることができるのです。
端的に言うと「強くてニューゲーム」ということになります。
レベルを始めとした大半の要素をそのまま持ち込むことができるNewGame+ですが、当然引継ぎが出来ない要素も存在します。
今回はそんなNewGame+における引継ぎ要素と、引き継がれない要素、新たに解禁される要素について説明します。
- NewGame+ではレベル、所持品、楽曲解禁状況などの大半の要素が全て引き継がれる!
- 貴重品類やキャラクターエピソードなどの、章の進行に基づく要素は引継ぎ無し!
- 新たに敵のレベル調整が解禁!
この記事は3分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!
NewGame+に引き継がれる要素
まずはNewGame+で引き継がれる要素について説明していきます。
「強くてニューゲーム」であるNewGame+は、ロードしたデータのほとんどのデータをそのまま引き継げます。
その引継ぎ要素は具体的に以下の通りとなります。
レベル
NewGame+では、参照したセーブデータにおけるキャラクターのレベルを全てそのまま引き継ぎます。
全キャラクター加入時から、クリア直後のレベルで登場するようになっているのです。
もちろんキャラクター間のレベル差などもそのままのため、育てているキャラクターと育てていないキャラクターの差が顕著になることも。
今回は能登吟や編木ささら、宮迫切子以外のメンバーに強制戦闘がないので、苦労はしませんが。
ついでにキィの成長度合いも引継ぎ要素の一つ。
キィポイントが限られる一周目では、かなり努力しないとキィを完全に成長させることはできませんでした。
しかし、キィポイントを再び稼ぐことができる二周目以降はかなり成長させやすくなります。
二周目以降ならば、キィの完全成長も夢ではありません。
お金とキィポイント
NewGame+では、手に入れたお金とキィポイントは全て引継ぎになります。
そのため、最序盤からかなり潤沢な資金を手にしたまま進められます。
「ふくびき券」のためにコンビニで物を買いこむのも抵抗がなくなりますね。
キィポイントもそのまま引き継ぎ。
そのうえ、ボス討伐や宝箱からのキィポイントも再び獲得できるようになります。
なので、一周目よりもキィポイントの使用もかなりしやすくなると言えるでしょう。
所持品とスティグマ
NewGame+では、ゲームをクリアした直後に所持していたアイテムを全て引き継ぎます。
一部の例外を除いて、回復アイテムはもちろん、その時に所持していたスティグマも全てです。
スティグマに関しては、キャラクターの装備状況もそのまま引き継ぎになります。
そのため、ダンジョンの宝箱などで手に入れられる、一個しか手に入れられないスティグマは、NewGame+を駆使すると複数個獲得可能ということに。
複数個持ったから何だということではありませんが。
強いて言うならパッシブスキルを覚えるときの貸し借りが楽になる程度でしょうか。
習得したスキル
今作カリギュラ2では、キャラクターのスキルはレベルアップで習得します。
そのため、レベルがそのまま引き継がれるNewGame+でも覚えたスキルをそのまま引き継ぐことが可能。
再度覚え直すという行為は必要ありません。
また、「ダンピールレイヴ」などの、仲間たちがキャラクターエピソードを完遂することで獲得する必殺技スキルもそのまま引き継ぎ。
最初から使えるようになります。
必殺技のためだけにキャラクターエピソードをやり直すという必要性は全くありません。
更には戦闘用のスキルだけでなく、習得したパッシブスキルもそのまま引き継ぎ。
スキル系統は再度の習得が一切いらないということになりますね。
因果系譜とパーソナリティ
NewGame+では、収集した因果系譜と、因果系譜に伴って発生するサブクエストの進行状況もそのまま引き継ぎます。
つまり、一周目などで築いた人間関係を持ち越すことができるのです。
面倒な因果系譜のサブクエストを、もう一度やり直すという手間はありません。
また、因果系譜のサブクエストを終わらせることで上げられる主人公のパーソナリティも引継ぎ。
なので主人公は最初からかなり強い状態で進めることができるようになります。
その反面、「マッドヒエラルキー」などの、特別なサブクエストを進めることで手に入れられるスティグマを二つ手に入れる手段はないということになります。
誤って売ってしまわないように気を付けましょう。
好感度
NewGame+では蓄積した好感度もそのまま引き継ぎ可能です。
前作「カリギュラ」及び「カリギュラ オーバードーズ」ではいちいち引き上げなければならなかった好感度。
今作では参照データのものをそのまま引き継ぎます。
そのおかげで、キャラクターエピソードが格段にやりやすくなりました。
使いたくないキャラクターや戦いにくいキャラクターを再び我慢して使う必要はなくなります。
また、前回周回では進められなかったキャラクターエピソードを完遂させやすくもなりますね。
ジュークボックスの中身とキィの歌える楽曲
NewGame+では、前回周回時に解禁した楽曲は全て引継ぎされます。
ふくびきで引き当てたRemix音源もそのままジュークボックスに収録されていますので、二度目を当てる必要はなくなります。
ジュークボックスの中身はもちろん、キィの歌える楽曲も同様に引き継がれます。
そのため、最序盤から「ミス・コンダクタ」を歌わせるということもできてしまうのです。
WIREの話題
NewGame+では、前回周回で手に入れたWIREの話題もそのまま引き継ぎされます。
街の中で手に入れたものや、ふくびきで手に入れたものはもちろん、キャラクターエピソードで手に入れるものも全て引継ぎです。
そのため、序盤からいきなりキャラクターの深層に刺さるようなWIREを送ることもできます。
とんでもない質問が最序盤から聞けますが、送ってもしっかり答えてもらえますよ。
キィショップの解禁状況
NewGame+では、キィショップで購入可能なアイテムのラインナップも引継ぎされます。
一周目ではお金やキィポイントに余裕が無く、買えなかったものも買いやすくなりますね。
ミニマップ
NewGame+では、前回周回で踏破したミニマップの状況もそのまま引き継ぎます。
そのため、マップを完全に埋めたいというプレイヤーでも再び歩き回る必要がなくなっています。
プレイ時間
NewGame+では、参照したデータのプレイ時間をそのまま引き継ぎます。
これに関してはあまり恩恵がありませんね。
ただ単にゲームの総プレイ時間がわかるという程度です。
NewGame+で引継ぎされない要素
大半の要素が引継ぎされて遊べるNewGame+。
ですが、一部要素は全てリセットされてしまいます。
以下は、NewGame+で引継ぎされない要素の一覧です。
貴重品類
大半のアイテムを引継ぎできるNewGame+ですが、「ステラマークの二次元コード」などの章の進行に伴って獲得する貴重品類は引継ぎされません。
確かにこれらのアイテムを最初から持っていると、物語の進行上支障が出るから仕方がありませんね。
宝箱の開閉状況
NewGame+では、前回周回で一度開けた宝箱も、全て未開封に戻ります。
つまり、内容物は周回を重ねる度に獲得可能ということになります。
そのため、一回の周回で一個しか手に入れられないスティグマも、二個手に入れられるということに。
同じ原理で宝箱の中のキィポイントも、周回を重ねれば何度でも獲得できます。
キャラクターエピソードの進行状況
NewGame+では、一度進めたキャラクターエピソードの進行状況はリセットされます。
つまり、最初からやり直しです。
風祭小鳩など、物語に連動するキャラクターもいるため、仕方がない部分ですね。
それに伴い、キャラクターエピソード完遂時専用の勝利台詞なども聞けなくなってしまいます。
しかし、好感度は引継ぎなため、一周目よりは簡単にエピソードを進められるようになると言ってもいいでしょう。
セーブポイントの「他のポイントに移動」の記録状況
NewGame+では、セーブポイントで使える「他のポイントに移動」の記録状況がリセットされます。
再び使うには、セーブポイントを一つ一つ記録していく必要があります。
少し手間になりますが、使える方が不自然なので仕方がありません。
周回を開始した場合、セーブポイントを見かけたら調べるようにする癖をつけておきましょう。
ふく引きで貰えるRemix楽曲データの解禁フラグ
NewGame+では、くじ引きで貰えるRemix楽曲データの解禁フラグもリセットされてしまいます。
つまり、くじ引きで手に入れていないRemixデータをほったらかしにしたまま周回を始めた場合、再度対応する楽士を倒してフラグを立てないといけなくなります。
もし「祈ってるだけ」のRemixを手に入れないままNewGame+を始めてしまった場合、再度クランケを倒さないとくじ引きからRemixデータを手に入れられなくなってしまうのです。
くじ引き券を集める方法の面倒さも相まって、非常に面倒なことになるため、周回に入る場合はできる限り回収していった方がいいでしょう。
NewGame+での新規解禁要素
ここまでNewGame+で引き継がれる要素を紹介してきました。
しかし、実はNewGame+を含めたクリア後データでないと解禁されない要素もあります。
敵のレベルが調整可能になる
カリギュラ2では、一度ゲームをクリアしたデータを参照することで、敵のレベルを自由に変更できる機能がコンフィグ内に解禁されます。
これはNewGame+でゲームを開始した場合でも、グッドエンドデータを読み込んで続きから始めても利用可能。
使用することで、マップをうろつくデジヘッドから名前付きリドゥ住民のレベル、ボスのレベルも含めて調整することができるように。
つまり、自由なレベル差を作り出すことができるのです。
レベル調整機能はレベル上げから、ゲームの手ごたえを上げるという要素にまで使える便利要素。
早めに解禁したいなら、ゲームをバッドエンドで終わらせて、NewGame+に入ったほうがいいと言えます。
さいごに
NewGame+は所謂「強くてニューゲーム」。
一部の要素を引き継いで、もう一度初めからゲームを遊ぶことができるというシステムです。
宝箱の中身やストーリーの要素がリセットされるため、もう一度ストーリーを見たい場合や、宝箱の中身が欲しい場合に遊ぶといいでしょう。
ちなみに、バッドエンドを迎えた場合、当該データをロードすると強制的にNewGame+で開始されます。
通常のエンディングのようにそのままゲームが始まったりはしないため、注意してください。
ライター紹介
- 幅広いゲームが大好きな、ゲーマー歴20年以上の女ヲタク「カンダカズマ」です。
海外ゲームから国内ゲーム、アクションからRPGまでいろいろ嗜みます。
マニアックなメーカーの作品を遊ぶことも多いので、マニアックでマイナーなメーカーの作品(特にエクスペリエンス社の作品)の面白さを共有できればと思います。
みなさまのゲーム選びの参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。