はじめに
DRAGON’S DOGMA II(長いので以降 DD2 と省略します)をプレイしています。
面白いゲームではあるのですが、ライトゲーマーとしてちょっと引っかかるところがあるのも事実です。
今回は DD2 の改善要望点を中心に本編レビューその二をしたいと思います。
- DD2 は王道ファンタジーアクション RPG ではあるものの、「アラ」 が目立つゲームでもある
- アップデートで「最初から始める」メニューが追加されたのは、素直に評価したい
- 「竜憑き」は最悪な仕様!改善を求む
- ゲームバランス的にどうなの?というところがある
- 宿屋が高いのは野営具で対処
この記事は約 3 分で読めますので、ぜひ最後まで目をお通しください。
アラが目立つゲーム
DD2 、中世ヨーロッパの騎士になりきって冒険できる面白いゲームではあるのですが、いろいろと「アラ」が目立つゲームでもあります。
宿屋の料金が高すぎる、大事なクエストアイテムを売ることができてしまう、ゲームバランスが悪すぎる、「竜憑き」の仕様が極悪すぎる、などです。
今後、アップデートで改善されていくものもあるのでしょうが、ゲームの企画化・商品開発段階でどういう考えだったのか、首をかしげたくなる点も多いです。
ヘビーゲーマー向けということなのでしょうか。
待望の「最初から始める」が追加!
先日、DD2 にアップデートがリリースされ、数多くの修正・変更が加わりました。
最も大きな変更点としては、ゲームの開始時に「最初から始める」メニューが追加されたことです。
今まで無かった仕様なのも不思議なぐらいなのですが、ユーザーの批判の声を汲み上げた結果として、前向きに評価したいです。
これで「気が変わって」新しいジョブで再プレイしたり、詰んでしまった状態から脱するために再プレイするなどにも対応できるようになりました。
「竜憑き」はなんとかならないのか
「竜憑き」とは
ネット界隈でも物議を醸している、DD2 の極悪仕様「竜憑き」ですが、これはなんとかならないでしょうか。
「竜憑き」とは何か、を説明すると、一緒に冒険しているポーンがかかる伝染病のようなものです。
「竜憑き」状態のまま宿屋に泊まると、その街(村)の NPC を(クエスト上必要な NPC までも)皆殺しにしてしまう、という感じです。
私がプレイしているポーンはまだ「竜憑き」にはなっていませんが、いつなるのかとビクビクしています。
「竜憑き」に気付くことができるが……
一応、ポーンが「竜憑き」に感染したことには気付くことができます。
外見上、目が赤くなる、発言が強気になる、覚者の命令を聞かなくなる、といった兆候が見られたら、「竜憑き」です。
「竜憑き」の対処法が納得いかない
ポーンが「竜憑き」になったら、宿屋に泊まってはいけません。
NPC が皆殺しになってしまい、クエストが進行できなくなってしまいます。
一応「竜憑き」になった場合の対処法は明らかになっていて、
- サポートポーンの場合は解雇する
- メインポーンの場合は、水に投げ込んで殺してしまい(ロストさせて)、後に復活させる
というものです。
対処法があるのはわかるのですが、心情的には納得がいかない。
ポーンは一緒に旅をする仲間じゃないの?と思います。
それを川に投げ込むなんて……。
ゲームとは言え心が痛みます。
私がナイーブなだけでしょうか。
「竜憑き」はアイテム課金誘導との疑惑も
この「竜憑き」、NPC を蘇生させるアイテムを有料課金で入手させるために仕組んだ仕様だ、との疑惑もあります。
本当かどうかはわかりませんが、とにかくゲームを楽しくプレイできない要素なので、削除するなり簡単な解決方法にするなりの対処法をアップデートで行っていただきたいです。
その他改善して欲しいところ
弱いうちから強敵にエンカウントできてしまう
DD2 は、ゲームバランスがかなり良くないです。
序盤弱いうち、装備が整わないうちに、異常に体力のある大型モンスター(サイクロプス、オーガ、ミノタウロス、グリフィンなど)とエンカウントできてしまいます。
まともに戦うとまず勝てません。
ダッシュで走って逃げて戦闘を避ける、というのもひとつの対処法です。
ただし、いつも成功するとは限りません。
(大型モンスターは足が速いので追いつかれる)
一方、大型モンスターの体勢を崩したり、吊り橋に乗っているところを吊り橋を壊して川に叩き込んでやると、敵の残りライフがいくらあろうと勝ちになります。
しかし、これも地理的条件にも依存するので、常に成功するとは限りません。
宿屋が高い
街(村)を拠点として、雑魚敵をチマチマ倒しながら、経験値とお金を貯めて、すぐ宿屋に戻って体力を回復させる、というのは RPG 序盤の基本戦略です。
しかし、DD2 では宿屋に一泊するとかなり高額(2000 ゴールドなど)過ぎるので、この戦法が通用しません。
赤字になってしまいます。
街(村)を拠点とするのではなく、フィールド中の焚き火ポイントで野営具を使ってキャンプで回復しながら、経験値とお金を稼ぐほうが有効です。
野営具は消費アイテムではないので、最初に一式買ってしまえば、モンスターに壊されない限り何度でも利用できます。
DD2 は雑魚敵(ゴブリン、リザードマン、野盗など)も先手を取られてしまうと大ダメージをくらい、ロスゲージが発生してしまいます。
ロスゲージは回復薬では解消しないので、キャンプするか、宿屋に泊まるしかありません。
焚き火ポイントあたりを周回して、経験値を稼ぎましょう。
店売りの武器・防具が高い
DD2 では、エンカウントする敵がアイテムを落とすことは、たまにしか発生しません。
基本、ベースとなる武器・防具は店売りのものを買ってくるしかありません。
しかし、この店売りの武器・防具もかなり高いです。
サブクエストをこなしつつ、雑魚敵を狩りまくらないと必要なお金が貯まりません。
RPG の宿命ですが、我慢するしかなさそうです。
ファストトラベルが不便
街(村)と街(村)の間を移動するファストトラベルの仕組みが、不便です。
安全にファストトラベルするためには、目玉が飛び出るほど高額の消費アイテムが必要です。
気安く利用することはできません。
低コストでファストトラベルする手段として、牛車(片道 100G ぐらい )を利用することになるのですが、牛車に乗っていると高確率で(ほぼ 100% )敵の襲撃を受けます。
襲撃してくるのが雑魚敵ならばまだいいのですが、強敵の大型モンスターも襲ってくるので気が抜けません。
さらに、大型モンスターはせっかくの牛車を破壊してしまう場合があります。
道中放り出されてしまい、残りの道を延々と歩くはめになります。
いっそのこと、経験値稼ぎのために、牛車を使わずに歩いて移動するか、と考えてしまいます。
(歩くと街と街の間の移動に片道二時間ぐらいかかってしまいますが)
ファストトラベルの不便さは改善を望みたいところです。
街(村)の構造がわかりにくい
街(村)の中に宿屋やお店や酒屋があって、頻繁に利用するのですが、それらの位置を把握しづらいです。
ミニマップが常時表示されているだろう、という声もありますが、なぜか街中で迷ってしまいます。
マップの表示方法に難があるのか、単に私が方向音痴なだけなのか。
すんなり目的の場所に移動できないのでストレスが溜まります。
まとめ
つらつらと批判的なことを書き連ねましたが、DD2 をゲームとして十分楽しみたい、と思えばこその言葉です。
面白いゲームだと思うし、最低限一周目はクリアしようという気分になるゲームです。
それだけに、細かいところで難易度が高いのは悲しい。
最低限、「竜憑き」だけは改善して欲しい。
私のようなライトゲーマーにも、一周目ぐらいは楽しく遊ばせて欲しいと思います。
それではまた。