【 DRAGON’S DOGMA II】没入感満点のアクション RPG!本編レビュー

はじめに

DRAGON’S DOGMA II (長いので、以降 DD2 と略します)の本編が 3 月 22 日(金)に発売されました。

ネットでの評判も、賛否両論ありといったところです。

さっそくプレイしてみて、アクションゲームが苦手な私なりのファーストインプレッションレビューをしたいと思います。

  1. DD2 は中世ヨーロッパの「剣と魔法」のファンタジー世界に没入できる、王道 RPG
  2. 画面のフレームレートが 30[fps] 以下とのことだが、気にするほどではない
  3. ゲーム全般を通して金欠気味。金策は必要
  4. 戦闘は面白い。アクションが苦手な私でもついていける
  5. カプコンのゲームらしい、アクションを駆使するギミックがあるが、正直これは止めて欲しい

この記事は約 5 分で読めますので、ぜひ最後まで目をお通しください。

DRAGON’S DOGMA II って?

DD2 はカプコンが発売するアクション RPG です。

前作は 2012 年発売ですから、10 年以上前ですね。

買ったのはダウンロード版のデラックスエディションです。

容量は 64[GB] 以上あるので、我が家のフレッツ光ではダウンロードに 2時間以上かかりました。

世界観は中世ヨーロッパの「剣と魔法」のファンタジー世界そのままです。

出てくるモンスターも、ゴブリン、サイクロプス、ミノタウロスとファンタジー RPG ではおなじみのメンツです。

奇をてらったところのない、王道 RPG です。

パーティ編成とジョブについて

DD2 は一人プレイのゲームですが、四人パーティを編成します。

覚者はプレイヤーが操作、メインポーン・サポートポーン二人は AI による操作となります。

(体力回復などをポーンに指示することもできます)

私は、

  • 覚者=ファイター
  • メインポーン=アーチャー
  • サポートポーン1=シーフ
  • サポートポーン2=メイジ

の構成にしました。

覚者はファイターにしました。

王道 RPG のど真ん中を行くジョブだと思ったのです。

体力を回復するメイジは絶対に一人必要です。

体力は飲み薬などのアイテムでも一時回復できますが、うまくアイテムを拾えるとは限らないため、回復魔法を唱えるメイジは必須です。

序盤から空を飛ぶ魔物(ハーピー)が登場するので、弓矢で打ち落とすアーチャーも必須です。

残る一枠はシーフにしました。

ただ、シーフのサポートポーンは、異界で見かける/ NPC として接触する機会がかなり少ない気がします。

ファーストインプレッション

死にゲーほどではないが、よく死ぬ

敵モンスターはかなり強いです。

雑魚オブ雑魚のゴブリンでも、気を抜いて先制攻撃されるとかなりのダメージを食らいます。

大型モンスターのミノタウロス、サイクロプス、グリフィンなどはかなり強く、体力も高いのでよく負けます

だいたい 30 時間ほどプレイして、20 回ほど死にました。

死んでも、別にペナルティはつかないので気にはなりませんが。

画面フレームレートは 30[fps] 以下だが、気にするほどではない

私は PS5 版を買ったのですが、PS5 版で 4K 解像度だと、画面のフレームレートが 30[fps] 以下になります。

アクションゲームなので、最低 60[fps] 欲しいところですが、PS5 のハード的な限界なのでしょう。

プレイするうえでは、30[fps] でもあまり気にはなりません

高フレームレートが欲しいのであれば、高性能ゲーミング PC を用意して、Steam 版を買うことになります。

物価高めで収入低め。金策が必要

DD2 のゲーム世界では、物価がかなり高いです。

宿屋の宿泊料、店での武器防具の購入はかなり出費がきつい。

本作では敵モンスターは武器防具を基本ドロップしないので、武器防具は店で揃えることになります。

しかし、店売りの武器防具はかなり高いです。

モンスターを倒して得られるお金も少なめです。

常時金欠状態です。

コツコツとレベル上げ・お金稼ぎをやりましょう。

サブクエストは豊富。メモ帳を用意しよう

本ゲームはメインクエストの他に、サブクエストも豊富に用意されています。

かなり長く遊べるでしょう。

平行して 10 以上のサブクエストを請ける状況も発生します。

(安請け合いする性格かも?)

サブクエストをたくさんこなして行けば、レベル上げ・お金稼ぎにもなります。

一応メニュー画面に、請けたクエストの管理画面もあるのですが、私のおすすめはメモ帳を用意することです。

クエストの内容や NPC のメッセージ、ヒントなどを手書きで書き留めておいて、クリアしたら二重線で消し込みます。

原始的なタスク管理の手法ですが、結構有用です。

ファストトラベルの仕様は、これもアリかなと思わせる

RPG には、ファストトラベルの仕組みが欠かせません。

街(あるいは村)から街へ一瞬でワープできる仕組みですが、DD2 では二種類のファストトラベルが用意されています。

一つはアイテムを使用するもの。

一個 10000 ゴールドなので、こちらは気安く使うことができません。

高過ぎだろう。

もう一つは牛車を利用するもの。

こちらは安価に利用できるのですが、途中高確率で(ほぼ 100パーセント)敵モンスターの襲撃を受けます。

敵モンスターも、ゴブリンやリザードマン、野盗といった雑魚敵なら簡単に撃退できるのですが、だいたい強敵ミノタウロスが襲ってきます。

現状のレベルでは、ミノタウロスとの戦闘の勝率は五割以下といったところ。

牛車を使わず、歩いて街から街へ移動し、敵モンスターを倒しまくって経験値とお金を稼ぐのもアリです。

ただし、街と街の間を歩くと、片道一時間~二時間ぐらいかかります。

のんびり行きましょう。

「ロスゲージ」の仕様がなかなか厄介

DD2 には「ロスゲージ」の仕様があります。

敵モンスターに攻撃されてダメージを受けると、回復魔法や飲み薬で回復できる体力の最大値が下がる、というものです。

サイクロプスやミノタウロスといった強力な大型モンスターと対戦すると、体力の「ロスゲージ」が半分ぐらいになってしまいます。

こうなると、全滅する可能性が高くなります。

「ロスゲージ」を解消するには、宿屋に泊まるか、野営具を使ってキャンプを張るかしかありません。

DD2 の宿屋の宿泊料はかなり高額で、全般的に金欠気味の本ゲームでは、なかなか気楽に泊まることができません。

野営具のキャンプはコストがあまりかからないのですが、野営できる箇所はフィールドのかなり限られた場所にしかありません。

DD2 の高難易度の一因ですが、個人的には面白い仕様だと思います。

大事なクエストやイベントの前には、宿屋に泊まろう

先述の通り、DD2 の宿屋の宿泊料はかなり高額なのですが、大事なクエストやイベントの前には、宿屋を利用することをお勧めします。

というのも、本ゲームは結構「詰み」になる要素が多いからです。

例えば、クエストクリアに必要なアイテムが、店で売ることができてしまいます

操作ミスで誤って店で売ってしまったりすると、取り返しがつきません

余談ですが、PS5 コントローラーの「はい」が×で、「いいえ」が○キーなのは、未だに慣れませんね。

逆だろうと思うのですが。

操作ミスの元です。

また、フィールドの谷底に落ち込んでしまって、全然這い上がれない状態になることもあります。

こういう二進も三進も行かない状態になったら、ゲームを強制終了させて再スタート、「最後に休息した宿屋から再開する」を選ぶことで脱出することができます。

ちょっとゲームが巻き戻ってしまうのですが、詰むよりはマシでしょう。

懐具合との相談になりますが、無理のない範囲で適宜宿屋を利用しましょう。

これだけは考え直して欲しい、カプコンのギミック

DD2 はカプコンのゲームなので、バイオハザードシリーズによくある、アクションのギミックがあります。

巨大な振り子とか、シーソーみたいなものです。

正確かつ素早いコントローラー操作が要求されるのですが、私のようにアクションが苦手なおじさんにはかなりつらい

あるクエストのダンジョン内で、アクションをクリアしないと宝箱にアクセスできない状況になり、2 時間ほどリトライ( 100 回以上)やってもクリアできない。

心が折れそうになりました。

今もクリアできていません。

ギミックがあってもいいんだけど、リトライのペナルティはないからいいんだけど、数回のリトライでクリアできるくらいの難易度に下げて欲しいと思います。

私のようなアクション苦手のライト層を遠ざける原因となります。

(バイオハザードのギミックは数回リトライしてコツを掴めば、クリアできますよね?)

まとめ

DD2 は没入感満点の王道アクション RPG です。

金欠気味、ファストトラベルが不便などの短所もありますが、没入感があり、時間を忘れてプレイできます。

ただ、アクションが苦手な人に対する救済策を用意して欲しかったです。

それではまた。