時を超えて帰ってきたタクティクスオウガ、甦った最新作やいかに

オウガ未経験者、リボーンを始める

私事ですが、数年ぶりに一人用ゲームを買いました。

タイトルは昔から知っていたものの、絶妙に保有ハードと合わずなかなか縁がなかったタクティクスオウガ

PS5でリマスターされたことにより、ついに遊ぶ機会を得ることができました。

過去の作品は未プレイであるものの、各所にリメイクがなされているそうな。

今回は一切の予備知識を入れずに、初プレイの印象をまとめていきます!

  • 初心者が感じた面白いかもポイント
  • レベルキャップあり!パッシブのようなスキルも存在
  • 世界観は中世ファンタジー。戦争観ある演出多め

初心者が見た、ここが面白いかもポイント

解像度が高くなったかも

PS4/PS5に移植されたことで、立ち絵やテキストの解像度は格段に上がったのではないでしょうか。

リマスターに感じるような荒い表示はなく、古さを感じさせないグラフィックとエフェクトになっています。

最初の選択肢が影響するものとは?

ゲームを始めると、はじめに幾つかの選択肢が出てきます。

これが後々ゲーム本編でどのような影響を及ぼすのかは、この時点では不明。

選択肢には一定の傾向のようなものがあるので、極端に偏った選択をすると何かあるのかもしれません。

ゲーム本編のグラフィックはこんな感じ

古き良きドット絵と、新しめのキャラクターイラストが混在していてちょっとシュール。

ドット絵はカクカクのドットではなく、当初の雰囲気を残しつつも滑らかな曲線のある画風になっています。

ろうそくの炎の揺れ方や、隙間から差し込む光のエフェクトなどはドットでは再現しにくい細かい描写ですね。

時には文字のデザインだけが高解像で、ちょっと浮いた印象を受けることも・・・。

そのうち慣れるかと思いきや、勝利条件の表示だけは1ヶ月経った今でも目を引きます。

キャラクターのイラストはすぐに見慣れました。

ごく一部のキャラクターには差分のようなものもあり、ちょっとしたこだわりが感じられます。

ゲームシステムは若干癖あり

タクティクスオウガには、設定しておけば確率で発動されるスキルと手動で発動させるスキルがあります。

これらを組み合わせながら、敵との間合いや立ち回りを工夫して敵を撃破していくシステムです。

マップの地形は様々で、高台から敵を撃ち下ろせることもあれば、逆に下から攻めなければならない場合があるなど、条件も様々です。

また、レベルキャップがあり、進行度に合わせて一定のレベルまでしか上げられないシステムになっています。

キャップはなかなかシビアで、出撃キャラクター全てが上限レベルであっても厳しい戦闘を強いられることが多いです。

できればもう少し緩和して欲しいシステムですね・・・。

慣れないうちは味方に攻撃してしまうことも・・・

このゲーム、厄介なことに味方にも攻撃が通ります。

魔法やボウガンなどの直線的な遠隔攻撃は、気をつけていてもうっかり射程に入った味方に当ててしまいます。

初プレイのゲーム系配信者も同じようなことをやってしまっていたので、初心者あるある事故のようです。

高低差のみならず、射程を考えながら自軍全体の戦術を練らなければ有利な戦闘へ運べないという、慣れるまではだいぶ頭を使わなければならないシステムなのです。

さらに、敵味方の視認性がお世辞にも良いとは言えないので、見分けやすくするためにはHP表示をONにするなどの工夫が必要です。

細かすぎる戦績も見れます

このゲーム、殺害した敵軍が人種ごとに可視化されます。

味方も戦闘不能後3ターン放置すると死亡してしまうので、死んでしまった味方の数も計上されていきます。

どうしても物語の進行上必要キャラクター以外は、主要キャラクターっぽくても死にます。

モブキャラクターにもありますが、死亡する瞬間にフルボイスで一言残されるのがなんとも辛い。

死亡後はキャラクターのプロフィールに「志半ばで戦死」のような文言が最後に付け足されます。

・・・この辺りはちょっと生々しくて容赦ないなと思いました。

その他に、戦闘回数やこれまで稼いだ軍資金、ゲーム内日数、累計プレイ時間などが記録されています。

印象は、FFTより重めのゲーム

民族間の衝突や人々の思想を取り上げたこのゲームのシナリオは、明るく軽快なものではなく、ちょっと暗くてしんどい道筋になっています。

シナリオ内の選択次第で物語が分岐し、主人公の終着点のみに留まらず、周囲のキャラクターの終着点も変化するようです。

同じようなシステムを採用しているFFTシリーズよりも出撃人数が大所帯で、軍対軍の戦闘感が強いのもポイントの一つ。

ファンタジー要素はやや抑えめで、アンデッドやドラゴンなどのモンスターも登場しますが、メインの敵は人間です。

さいごに

「基本的には戦争」のゲームですが、中世っぽい雰囲気が好きな人や、時間をかけて戦術を考えて敵を撃破していくことが好きな人にはたまらないシステムです。

FFとは似ていて異なる世界のために、文言や属性関係を覚えるのが少し大変なゲームですが、初めてでも楽しめるゲームだと思います!

この年末年始に是非遊んでみてください。

ライター紹介

Kiel Evans
世界中どこにいてもソーシャルゲームの周回をしていた元限界バックパッカー。
現在は大学でwebライティングや日本語を学びながら、ぼちぼち数タイトルのゲームをやってます。

その時遊んでいるゲームについての記事を執筆します。
Twitter→https://twitter.com/unkown0829