【原神:聖遺物】自傷キャラor開花PTの汎用聖遺物『ファントムハンター』を解説!厳選ステータス解説付き

ファントムハンター

生の花羽根砂時計空の杯

Ver4.0で追加された『ファントムハンター』はフォンテーヌ秘境『罪禍の終末』にて入手できるメインアタッカー向けの聖遺物になります。

HPが増減した際に5秒間+12%(最大3層:36%)の会心率が上昇します。

2セット効果の通常攻撃・重撃+15%は元素ダメージ+15%の方が汎用性が高く、沈淪の心・氷風を彷徨う勇士・砂上の楼閣の史話、より効果値が高い剣闘士のフィナーレ・追憶のしめ縄4セットとの差別化が難しいため2セット効果を目的で採用する機会は少ないでしょう。

4セット効果の会心率上昇量が凄まじく、キャラクターによっては2セット効果を無視しても4セット効果のみを目的に装備するキャラクターも稀ながら該当あり。

4セットバフを維持するためには継続的にHPを増減させる=満タンでは増減しないため、継続的に自傷ダメージを発動できるか開花反応を活用する必要があります。

  1. 2セット効果は他の聖遺物との互換が難しい通常攻撃・重撃+15%
  2. 4セット効果が発動できれば大幅な会心率強化!(スコア換算72)
  3. 4セット効果の発動はキャラクター性能に依存、またはシールドなしで開花or燃焼反応を活用

この記事は5分程度で読み終わるため、ぜひ最後までご覧になっていってください!

▼ 同秘境で入手できる「黄金の劇団」解説はコチラ!

【原神:聖遺物】スキル特化型聖遺物『黄金の劇団』を解説!適性キャラクター・厳選ステータス解説付き

基本性能

主に4セット効果発動に期待をして装備することになります。

突破ステータスや最適武器が会心ダメージ、かつダメージバフが足りていて唯一会心率のみが不足しているキャラクターに最適な聖遺物となります。

2セット効果 通常攻撃・重撃ダメージバフ+15%

2セット効果は通常攻撃・重撃に限定された上で+15%しかないため、すべてのダメージに適用される元素ダメージ+15%のセット効果よりも汎用性に劣ります。

通常攻撃・重撃ダメージバフに特化した聖遺物の上昇値がかなり高い傾向にあるため、ファントムハンター2セット+自由2セットで特化4セットを上回るのは厳しいでしょう。

4セット効果の効果が絶大なことから4セットありきの聖遺物と言えます

4セット効果 現在HPが増減時に5秒間、会心+12%(最大3層:36%)

能動的に条件を満たすことができれば最大で会心率+36%という驚異の会心補正を得られます。

自傷を能動的に発動する方法は以下の2パターン。

・自傷能力を持ったキャラクター

・開花反応の編成(炎バリア・元素生物に対して開花反応不可)

  • 烈開花・豊穣開花>超開花・開花 の順に自傷を発動しやすい

スコア換算にして+72という非常に高い数値のため、4セット効果ひとつで他のセット効果を圧倒するほど。

会心率を上げる聖遺物は『氷風を彷徨う勇士』が存在しますが氷風が敵の状態に依存するのに対してキャラクター自身が自傷方法を持ち合わせていれば、常に会心率を獲得できるという大きな差別点が存在します。

適正キャラクター

最適

リネヌヴィレットリオセスリ
候補

(自傷)
(開花)

胡桃タルタリヤ神里綾人

リネ・ヌヴィレット・リオセスリはHP自傷・自己回復を持つため、キャラクター単体で発動条件を簡単に満たすことができます。

ヌヴィレットは特にファントムハンター装備時のステータスバランスと発動条件の満たしやすさから理想的なセット効果を獲得。

リネはチャージショット以外での自傷ダメージを持たないため、元素爆発始動のローテーション開幕では会心率が若干不安定な面があるため、会心率を多少オーバーする程度で安定を重視しても良いでしょう。

リオセスリは溶解ビルド+ファントムハンターは氷元素の付着状況や凍結に依存しない戦い方ができるため、既存の氷元素キャラクターと差別化ができるようになります。

凍結ビルドでは申鶴の編成が多く、氷共鳴が発動しているとモチーフ武器では確実に会心率が溢れてしまいます。

マッチする会心ダメージ武器が『トゥライトゥーラの記憶』、☆4武器では『流浪楽章』がよく用いられますがヒーラーの編成次第では鍛造☆4武器の『純水流華』の組み合わせもオススメです。

 

タルタリヤ・神里綾人『開花反応』を併用することで最適聖遺物として採用が考えられるキャラクターです。

特にタルタリヤは断流が会心時に付与されるため、高めの会心率が望ましいキャラクターのため会心率を上げることができる聖遺物との親和性がとても高め。

水元素のため開花反応を組み込みやすく、『楓原万葉』『トーマ』による烈開花、または『ニィロウ』の豊穣開花をトリガーに自傷ダメージを絶え間なく発動することができます。

  • 超開花は自傷ダメージ範囲が狭いため発動がやや不安定

会心率が高くダメージバフを持たない『盤岩結緑』は神里綾人には相性が良いがファントムハンターとは相性が悪い点に注意しましょう。

冬極の白星・波乱月・黒剣は会心率が100%以上に溢れやすいため、会心率を100%以下に抑えたうえで会心スコアを伸ばすのは厳選難易度が高くなる点に留意しましょう。

モチーフ武器でなくとも飛雷の鳴弦・霧切の廻光といった会心ダメージ+元素ダメージバフのシナジーが高い武器を持てる場合はそちらも一考。

  • 冬極の白星・波乱月白経津 … 74.1% サブOP合計23.9%まで
  • 黒剣 … 68.6% サブOP合計31.4%まで

は元素爆発を発動すれば1秒おきにHPが減少するため、発動条件を満たすだけであれば全キャラクター中もっともファントムハンターに適したキャラクターと言えますが、魈は以下を留意する必要があります。

  • 2セット効果に落下攻撃、元素スキルが適用されない
  • 粒子回収に発動した初動の元素スキルの会心が安定しない
  • 突破ステータスとモチーフ武器が会心率
  • 同様の最適な自傷聖遺物『辰砂往生録』

結論から言えば、最適な組み合わせと同一レベルのステータス量であれば 辰砂>ファントム>砂上 の順に強くなります。

『和璞鳶』を装備している場合、〔基礎5%+80Lv突破19.2%+和璞鳶22.1%=46.3%+ファントム36%=会心率82.3%〕と会心率が高くなりすぎるため、サブOP厳選であえて会心率を避ける必要が出てきます。

(『死闘の槍』に至っては97%到達)

会心率を避けた分だけ結果としてスコアが落ち込むため辰砂にさらに劣りやすくなり、砂上4セットや各2セット組み合わせよりは多少のスコア差を4セット効果による会心率の暴力で上回りやすい聖遺物です。

『護摩の杖』『破天の槍』『黒岩の突槍』等の会心ダメージ・攻撃力特化の武器を装備している場合は辰砂に迫る聖遺物になりえます。

胡桃は突破ステータスとモチーフ武器から会心ダメージに偏りやすく、HP自傷を持つため装備適性がある…ように見えますが、スキル初動の1層以降の発動にはかなりの工夫や苦労が必要です。

ファントムハンターの維持時間5秒という短さとHPを絶え間なく増減させるのに適さないキャラクターのため扱いが非常に難しいキャラクターになります。

発動こそは理論上可能(シールド未編成、金珀・試作ヒーラー採用)なものの、会心率+36%というメリットに対してデメリットが目立ちます。

  • シールド未編成 … HP管理の難易度UP(1凸推奨)、烈開花で最も現実的
  • 金珀・試作 … HP割合回復のため『血のかまど』発動を満たしにくい、結果としてDPS低下

そして何よりも胡桃の問題点は「聖遺物厳選で解決できる会心率以上にPT編成・セット効果でしか得られないダメージバフが慢性的に不足」していることです。

現状ダメージバフに特化した長柄武器が存在せず、会心率はファントムハンターを用いずとも『赤砂の杖』を採用するといった別解や聖遺物厳選で解決できるため胡桃の最適解聖遺物というには難が残ります。

厳選ステータス

通常攻撃・重撃に特化したキャラクターはすでに最適な4セット効果を獲得しているため4セット効果の汎用性を目当てに装備することになります。

しかし4セット効果の会心率補正値が高すぎるため、誰でも装備可能というわけではなく武器やキャラクター相性がそれなりに重要視されます。

推奨オプション

優先度リネヌヴィレットリオセスリ
砂時計OP攻撃HP攻撃
(元素熟知)
空の杯炎元素水元素
(HP)
氷元素
会心会心
(HP)
会心
(攻撃力)
 
1.最優先会心会心会心
2.重要攻撃%HP%攻撃%
3.有効チャージ効率チャージ効率チャージ効率
優先度タルタリヤ神里綾人胡桃
砂時計OP攻撃攻撃
(HP)
攻撃HP
元素熟知
空の杯水元素水元素風元素
(攻撃力)
炎元素
会心
1.最優先会心会心会心ダメージ会心
2.重要攻撃%チャージ効率チャージ効率元素熟知
3.有効元素熟知攻撃%攻撃%HP%

リネは炎元素を3人編成するで固有天賦を最大限に引き出すことができる、炎元素に特化したチーム編成を推奨されたキャラクターです。

  • 炎元素ダメージバフ最大+100%
  • 炎共鳴+ベネットで100%以上を獲得
  • 聖遺物厳選のネックとなる会心率を聖遺物4セット、会心ダメージを武器・星座で獲得

炎元素のため炎共鳴・ベネットの採用が採用しやすく聖遺物はオーソドックスな攻撃時計・元素杯・会心冠の構成。

4セット効果の会心率+36%に合わせてリネの素会心率を64%に調整するのも良いですが、フォンテーヌキャラクターの中ではファントム3層を満たすのが少々遅くなり非会心が目立ちます。

攻撃力・元素ダメージバフ・会心ダメージが突出したキャラクターのため非会心によるダメージ期待値の低下の影響が大きいキャラクターのため、64%以下に抑えようとするよりも少々オーバーを許容しつつ64%に近づけていく方が良いでしょう。

ヌヴィレット・リオセスリはフォンテーヌ実装キャラクターの中ではファントムハンターのスタック獲得が早く、ステータスバランス的にもリネよりもファントムハンターに適したキャラクターです。

ヌヴィレットはモチーフ武器『久遠流転の大典』と突破ステータスだけで会心ダメージが176.6%に到達します。

会心ダメージが300%の時に理想となるHPは200%=HP44,085が必要となりますが、HPバフは水共鳴と夜蘭4凸効果しかなく重撃アタッカーのヌヴィレットは夜蘭の性能を腐らせてしまうためHP200%:会心率64%:会心ダメージ300%の比率は現状、達成不可能です。

久遠流転の大典を装備している場合、厳選を突き詰めると冠は会心ダメージではなくHP冠が最適になります。

杯は久遠流転・楓原万葉+蒼古なる自由への誓いが揃うと水杯とHP杯の差が小さくなるため、ハイスコアのHP杯をお持ちであればHP杯も候補に挙がります。

低精錬ではヌヴィレット1凸+水共鳴も考慮すると水杯>HP杯ではありますが、久遠流転と蒼古の精錬ランクが進むとHP杯>水杯に逆転し、HP杯が最適になります。

  • R5流転&R5蒼古+2凸楓原万葉バフでは3部位HPが期待値最高になる可能性大

リオセスリはモチーフ武器『凛流の監視者』が会心率22.1%のため、会心ダメージ冠で会心率100%が調整しやすいキャラクターになります。

溶解編成ではベネットが採用される前提で熟知時計を推奨、凍結編成でトゥライトゥーラを装備した場合は攻撃冠も候補に挙がります。

  • 申鶴編成では氷翔バフは実質攻撃バフになるため攻撃冠は非推奨

神里綾人や魈は攻撃力を参照するキャラクターのため攻撃力は高ければ高いほど良いですが、元素爆発アタッカーである魈の元素チャージ効率は攻撃力以上に重要なステータスとも言えます。

神里綾人は魈ほど元素爆発に依存した性能ではないものの、開花反応や翠緑デバフ拡散用の元素付着・通常攻撃ダメージバフを獲得できるため、多く使用できるならそれに越したことはありません。

元素チャージ効率130%程度を目標に、PT編成に合わせて調整を行いましょう。

ファントムハンター・追憶のしめ縄では元素熟知が不足しやすくなります。

元素熟知200~250程度あることが望ましいため、匣中滅龍を除いた武器の多くがHP時計よりも元素熟知時計が最適になる傾向にあります。

とはいえ元素熟知時計は入手率が低く、HP時計の方がスコアが高い場合は『教官』や『終焉を嘆く詩』といったPTバフを採用したり他のサブOP厳選でステータス優先度を元素熟知>HP%で厳選しましょう。

『ファントムハンター』まとめ

高い会心率補正が魅力的な聖遺物で2セット効果を無視してでも採用したいところですが、すでに最適な4セットを獲得済みのキャラクターは無理に変更する必要はありません。

強力なキャラクターや武器ほどすでに会心補正を持っていることが多いため、会心率が100%を超えてしまうことも少なくないため会心率を獲得しやすいがゆえに厳選難易度は序盤はお手軽、終盤は100%の調整が難しいピーキーな聖遺物となっています。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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