【原神】「光華容彩祭」ストーリーのまとめ!!スカラマシュ(散兵)の動機についても解説します!!

この記事では、ver2.6のイベントである「光華容彩祭」のストーリーについて、ざっくりと解説いたします。

スカラマシュ(散兵)の行動がよくわからない方もいらっしゃったと思いますので、ストーリー理解の参考になれば幸いです。

「光華容彩祭」は楓原万葉と散兵が主軸のストーリーでした

みなさんこんにちは、「横島先生」です。

本日は、ver2.6のイベントである「光華容彩祭」のストーリーについて、ざっくばらんに解説させていただきます。

ファデュイの執行官である「スカラマシュ(散兵)」が登場するのですが、彼の行動原理が理解できなかった方も多いと思います。

それもそのはず、スカラマシュ(散兵)の行動については、聖遺物のフレーバーテキストゲーム内書籍などを読まないと、理解できないような内容となっております。

この記事では、それらの情報を加味した上で、小学生でも理解できるようにかみ砕いた説明としているため、詳細はかなりぼかしておりますでご容赦ください。

なお、「光華容彩祭」のストーリーである「華彩紫庭真説」の完全なネタバレとなるため、クリアしてからご覧いただければと思います。

ではさっそく、詳細を見ていきましょう。

  1. 「五歌仙」を裏切ったのは「〇〇」です!!
  2. 「雷電五箇伝」を陥れたのは「〇〇」です!!
  3. 家名よりも子孫の安全を優先しました曾祖父を、楓原万葉は誇りに思うのでした!!
  4. 謎のメモを残した人物は「〇〇」です!!
  5. スカラマシュ(散兵)の真意は(残念ながら)ストーリーだけを追っていても見えてきません!!

この記事は5分程度で読み終わりますので、さいごまでお付き合いください。

登場人物の簡単説明

「雷電五箇伝」の末裔

・楓原万葉:かつて稲妻で有名であった刀鍛冶の5大家「雷電五箇伝」の1つである「一心流」の末裔。今では没落している。

社奉行(稲妻の祭事を司る部署)

・神里綾人:社奉行である神里家の当主

ファデュイ(スネージナヤの組織)

・スカラマシュ(散兵):11人の執行官の1人。稲妻の神である「雷電・影」によって造られた人形。同じく影に造られた雷電将軍の兄に相当する。失敗作として封印されていたが、何かの拍子で封印が解け、放浪していたところをファデュイに勧誘される。

前半部分「五歌仙の物語」の概要

 

「五歌仙」について

主人公たちは稲妻で催される「容彩祭」に参加しようとしたところ、『謎の人物』の残したメモにより、「五歌仙」の物語について調査することとなりました。

「五歌仙」とは、過去の稲妻国で活躍した5人の詩人であり、今でも物語となって民衆に語り継がれていました。

主人公たちが調査を進める中、

・「五歌仙」の1人である「赤人」が誰かに陥れられて失脚していた

という事実を突き止めることとなります。

「赤人」を陥れた犯人

更に調査を進めていくと、

・「赤人」を陥れたのは、同じ「五歌仙」の1人である「黒主」であった

ことが判明します。

しかし、その事実は歴史の闇に埋もれ、誰にも知られることはありませんでした。

そして、その後、「五歌仙」は没落していくこととなります。

主人公とともに「五歌仙」の調査をしていた楓原万葉は、没落した自分の一族と「五歌仙」の物語の間に、奇妙な共通性を感じます。

後半部分「雷電五箇伝の没落」の概要

雷電五箇伝の没落

楓原万葉は、過去の稲妻国で活躍した5家の刀鍛冶である「雷電五箇伝」の1つである「一心流」の末裔となります。

しかし、「雷電五箇伝」の大半は現在では没落しており、「天目流」だけがかろうじて残っている状況です。

楓原万葉は、歴史に闇に埋もれるように没落した「五歌仙」と「雷電五箇伝」に、似たような何かを感じ取ります。

楓原家の没落の理由

楓原家が没落した理由は、曾祖父の代に、将軍から賜った設計図どおりに刀を造ることができず、罰を恐れた家来の刀鍛冶たちが逃亡したことが原因でした。

そして、家来に逃げられた罪により、楓原家は衰退していくこととなりました。

「五歌仙」の件が気になった楓原万葉は、調査を進めることにより、何者かにより設計図が改ざんされていたことを突き止めます。

つまり、「五歌仙の赤人」と同様に、楓原家も何者かに陥れられていたのです。

楓原家没落の隠された真相

主人公たちが更に調査を進めていくと、「楓原家没落の真相」に辿り着きます。

実は、家来の刀鍛冶たちは逃亡していませんでした。

楓原万葉の曾祖父は、設計図を改ざんした犯人を突き止めていました。

犯人は「国崩(くにくずし)」と名乗る、傾奇者でした。

曾祖父は、犯人を取り押さえるために兵士を引き連れて向かいましたが、「国崩」の圧倒的な戦闘力によって、壊滅させられてしまいます。

「国崩」は曾祖父にトドメを刺そうとしますが、曾祖父が「丹羽」という人物の関係者(丹羽は曾祖父の義父)であることがわかると、

・「国崩」が必ず「雷電五箇伝」を滅ぼすことを彼女に伝えろ

という言葉を残し、その場を去ります。

「国崩」の圧倒的な戦闘力を身をもって体験した曾祖父は、このままだと一族郎党が皆殺しにされると考えました。

そのため、楓原家を没落させ、衰退させる道を選びました。

刀鍛冶の名家としての矜持よりも、子孫の安全を選択したのです。

ストーリーの結末

楓原万葉について

楓原万葉は、楓原家が没落した真相を知り、激しく動揺します。

しかし、曾祖父が何よりも自分たち子孫の安全を選んだ心を汲み取り、未来に向かって歩いていこうと決意します。

「五歌仙」のメモを残した『謎の人物』の正体

主人公たちが「五歌仙の物語」を調べるきっかけを作ったメモを残したのは「神里綾人」でした。

(目狩り令の際にお尋ね者となっていた)楓原万葉の家財は、稲妻政府が倉庫に管理していましたが、神里綾人は倉庫に侵入している人物がいるとの報告を受けていました。

侵入者は何も見つけることができずに国外へと去っていきましたが、その後の調査により、楓原万葉の曾祖父の遺品から、楓原家没落の真相が書かれたメモが見つかりました。

神里綾人は、自分の口から真相を伝えることを選ばず、楓原万葉が自分の力で真相に辿り着けるように裏から手引きをしていたのでした。

倉庫に侵入した人物の正体

倉庫に侵入し、楓原家の家財を調べていたのは、「国崩」または「国崩の部下」であると思われます。

「五歌仙」の屏風画の製作を依頼されていたアルベドは、「五歌仙」と「雷電五箇伝」を重ね合わせ、赤人を陥れた犯人である黒主の姿として「国崩」の姿を(水に塗れると浮かび上がるという特殊な方法で)描きます。

その「国崩」の姿は、ファデュイの執行官である「スカラマシュ(散兵)」でした。

楓原万葉の曾祖父を陥れ、「雷電五箇伝」を衰退させたのは「スカラマシュ(散兵)」だったのです。

どうしてスカラマシュ(散兵)は「雷電五箇伝」を没落させたのか

スカラマシュ(散兵)の正体

スカラマシュ(散兵)は、稲妻国の神である「雷電・影」に造られた人形です。

影に代わって稲妻を統治させるべく創造されましたが、心と身体が弱く、失敗作として封印されることとなりました。

これらの経緯については、下のリンクをご覧下さい。

関連:「影」と雷電将軍は違うの?「眞」って誰?雷神について散兵スカラマシュも交えて解説します。

なお余談ですが、「失敗作」とは言っても、スカラマシュ(散兵)が不完全で、後継機である雷電将軍が完全体という意味ではありません。

スカラマシュ(散兵)は、影の「神の心」を取り込み、本来の力が発揮できるように設計されていました。

しかし、「神の心」を使いこなすためには心と身体が弱く、失敗作となってしまったのです。

影はそれ以降「神の心」を利用することは諦めており、「神の心」なしでも稼働できる雷電将軍を創造することとなります。

つまり、影の「神の心」を入手した現在のスカラマシュ(散兵)は、あらゆる意味で危険な状態と言えます。

スカラマシュ(散兵)と刀鍛冶の関係

失敗作として封印されていたスカラマシュ(散兵)ですが、何らかの理由により封印が解け、稲妻を放浪することとなります。

そんな中で、彼を庇護してくれたのが、たたら砂の刀鍛冶職人でした。

おそらく、この職人が「丹羽」という人物であると思われます。

「丹羽」は楓原家の当主でしたが、ある時点で失踪しており、

・失踪した後にたたら砂に辿り着いた

・後述の事件により失踪したことにさせられた

のどちらかであると予想されます。

そして、失踪した「丹羽」の養子として、楓原万葉の曾祖父が楓原家を継ぐこととなります。

丹羽の庇護のもと暮らしていたスカラマシュ(散兵)ですが、その正体がバレ、他の刀鍛冶職人(おそらく他の雷電五箇伝)に襲撃されます。

そして、彼を庇った丹羽は、絶命してしまいます。

このことが、スカラマシュ(散兵)が刀鍛冶の名家である「雷電五箇伝」を没落させようとした理由となります。

復讐の中断

次々と復讐のために「雷電五箇伝」を没落させていったスカラマシュ(散兵)ですが、ある日突然、復讐を中断します。

聖遺物「華館夢醒形骸記」シリーズの1つである「夢醒の瓢箪」のフレーバーテキストに、以下の一節があります。

流浪者は決して認めない

自分がやったことは、刀職人への復讐のためだったという

当然、これも絶対口にしないだろう

計画が半分ほど進んだところで、急に趣味を持たなくなってしまったことを

彼はある学者から習ったような口調でこう言った。

「すべては、人間の本質を知るための小さな実験に過ぎない。」

これをそのまま解釈すると「途中で飽きた」ということになると思います。

一方、今回の「光華容彩祭」のストーリーと照らし合わせるならば、楓原万葉の曾祖父が要因ではないかと考えることもできると思います。

つまり、スカラマシュ(散兵)は、自分を匿ってくれた「丹羽」の復讐として「雷電五箇伝」を没落させていましたが、「丹羽」が「雷電五箇伝」であることは知らなかったのではないでしょうか。

スカラマシュ(散兵)と出会った頃の「丹羽」は、既に楓原家を出奔していたということです。

そして、「雷電五箇伝」を次々と没落させていく中で、「雷電五箇伝」の1つである楓原家に、「丹羽」の関係者である楓原万葉の曾祖父の姿を確認することとなります。

「丹羽」も「雷電五箇伝」の一員であったことを悟ったスカラマシュ(散兵)は、復讐を中断したという可能性もあるのではないかと思います。

「光華容彩祭」ストーリーのまとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

本日は、ver2.6のイベントである「光華容彩祭」のストーリーについて、ざっくばらんに解説させていただきました。

原神のストーリーは、メインストーリーだけを追っていても見えない部分が非常に多く、わかりずらいものとなっております。

この記事が、皆様のストーリー理解の促進に少しでも繋がれば幸いです。

では、本日はここまでとさせていただきます。

ではでは。

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ライター紹介

横島先生
こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
twitterアカウント:https://twitter.com/yokoshimasensei