異色のガンダムゲーム『G-SAVIOUR』特典が海外実写映像作品?

『G-SAVIOUR』というガンダムゲーム

今回遊ぶゲーム

『G-SAVIOUR』(ジーセイバー)というガンダム作品を知っていますか?

日本とアメリカとにもマイナーな作品とされ、あまり人気が出なかった作品。

しかし『G-SAVIOUR』の、世界観や、MSデザインが、一部で根強い人気があったりもします

ちなみに、今回の記事をざっくりまとめると!

  1. 『G-SAVIOUR』はガンダム20周年で日米合同で制作された映像作品
  2. 素晴らしいMSデザイン!原作ファンも納得の出来
  3. 操作性の悪い!攻撃が弱い!上官が辛辣!
    しかし所々で光るものがある色々な意味で面白いゲーム

この記事は3分で読み終わりますので気軽に最後まで読んでみてくださいね!

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『G-SAVIOUR』とは!?

『G-SAVIOUR』とは、ガンダム20周年を記念に、日米合同で制作された映像作品です

舞台は「宇宙世紀0223年」で、宇宙世紀と表記された作品では、最も未来にあたる時代の作品です。

あらすじ

『G-SAVIOUR』のあらすじですが…

元地球議事会軍のパイロット「マーク・カラン」は、宇宙都市ガイアの警備主任として働いていたが、警備してきた場所に侵入してきた「シンシア博士」を助けてしまうことで、大事件に巻き込まれてしまう。
その事件というのは、問題化している地球食糧危機に関わること。それにより、地球議事会とガイアの戦争に。
マークは最初、戦うことから拒否していたが、大切なものを守るために、最新鋭のMS、Gセイバーに搭乗し戦うことを決意する…。

といった感じのお話です。

世界観が興味深い


ざっとあらすじを紹介しましたが、この作品は世界観が興味深い出来になっております。

「『Vガンダム』の後に宇宙世紀がどうなっていったのか?」がわかる、大まかな歴史設定が小説版にも収録されているらしいのです

映像作品としての出来は、ハッキリ言ってあまり良くなく、MS戦闘はもっさりしているし、パイロット内もチープな出来で全体的に安っぽさが出てしまっている作品でした。

興味があるのならば、小説版G-SAVIOURも買ってみるといいでしょう。

ゲーム版『G-SAVIOUR』はどんな内容なのか!?


そして、今回レビューするゲーム版「G-SAVIOUR」は、映像作品の一年後のシナリオです

ゲーム版「G-SAVIOUR」は、2000年にプレイステーション2で発売された作品です。

ゲーム情報

タイトルG-SAVIOUR
ジャンルアクション
対応機種PlayStation®2
発売元(株)サンライズインタラクティブ
プレイ人数1人
発売日2000年9月14日

主人公は、映像作品の主役「マーク・カラン」ではなく、元議事会軍のMSパイロット「リード・フォックス」が主役となっています。

ゲーム版のあらすじは…

無人機開発計画「プロジェクト・イレブン」の情報を察知した主人公が所属する秘密組織イルミナーティは、計画を阻止するためライトニング部隊を向かわせる

といった感じのお話です。

『G-SAVIOUR』の評価ポイント!

先ずは『G-SAVIOUR』の良い点を挙げていきましょう!

素晴らしいMSデザイン!


最初に良いと思ったのはやはりMSデザイン!

「Gセイバー」、「G3セイバー」ともにMSデザインとしてかなり出来が良く、一部ファンが付くのも納得の良デザインです!

敵役のMSも、全体的にMSデザインが良く、主役機に引けを取らないデザインです!

BGMの良さ

細かいところですが、次に挙げるのはBGM!

オープニングで流れるBGMは、かなり良い曲で、ワクワクさせてくれるます。

ステージBGMも、地味ながら良BGMで、耳障りにはならなりません。

進化するMS

続いては、ステージを進めるたびに進化していくMS!

主人公が搭乗する機体は、最初は宇宙戦仕様の「Gセイバー」で、はっきり言って弱く、「これは本当に主人公が乗る機体なのか?」という位弱いです!

ですが、3ステージあたりで搭乗機が「G3セイバー」になってからは機体性能が大幅に向上します!

さらに「G3セイバー」は、重攻撃モードと、強行戦闘モードがあり、特に強行戦闘モードは、ブーストが無限になって高速戦闘が出来、戦闘がかなりスピーディになるので爽快にゲームを楽しめます!


ギャラリーでは、特典である約20分の実写映像があり、実写版G-SAVIOURがどういったものかを確認できるのも良い点です!

『G-SAVIOUR』の難点とは?

このゲームには難点がいくつも存在します。

操作性の悪さ

まず、操作性が非常に悪いです。

特に、カメラ視点変更は、最悪の部類に入る出来です。

相手のターゲット変更はまだしも、自分が進む方向にカメラを向けるにも、1回1回ブーストを切り、機体をその方向に向かわせないと確実にカメラを向けることが出来ません。

また、後ろ向きにカメラを回す機能もあるのですが、正直言って使わないし、いらない機能でした。

「これ、他に着けるべき機能があったのではないか…?」と考えさせられます。

ビームサーベルが弱い

このゲーム、格闘武器のビームサーベルがあるのですが、はっきり言って弱いです。

敵に近づくと、自動的にビームサーベルを使うのですが、使う速度がかなり遅い。

ビームサーベルを振る前に敵が動いて避け、逆にビームサーベルを喰らってしまうのもしばしば。

しかも、相手のビームサーベルはダメージがかなり高い理不尽さ!

初期機体の「Gセイバー」だと、ビームサーベルを2発喰らうだけでゲームオーバーに…。

必殺技も弱い!

必殺技みたいのもあるのですが、かなり弱いです。

『ブーストを噴きながら自分の周りに爆風を起こす』といった感じの必殺技があるのですが、その攻撃を与えること自体が結構難しい!

しかも、当てても大してダメージにならない!

必殺技なら、もう少し使いやすくしてもよかったんじゃないか…と感じました。

そんな難点を超えてクリアしてもとどめを刺してくる

また、ゲームクリア後に出てくるリザルトでも気になるところが。

「評価B」など、低評価を出すと、上司である「ベン司令官」が結構な辛辣な評価を言ってきます。

上記に挙げた、数々の試練をくぐってクリアしたにもかかわらず、こんな低評価をうけると、ガンダムを降りたい気持ちで一杯になります。

『G-SAVIOUR』総評

ゲーム版『G-SAVIOUR』の総評は、「ネタゲー寄りのクソゲー」といった評価です。

しかし!ネタにはならないクソゲーではなく、所々で光るものがある作品で色々な意味で面白いゲームでした。

ストーリーパートは、キャラが実写なのが面白く、話のネタになる作品だと思います。

特に!MSは文句なしで格好いいので興味を持ったのならば、一度はプレイし、その姿を見てみると良いでしょう!

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