はじめに
この記事では,MTGアリーナでの構築デッキであるバント・機体デッキを紹介します。
バント・機体とは,アーティファクト・機体を中心に展開し,アーティファクト・機体の効果や強化したクリーチャーで戦場を制圧するバントカラー(緑白青)デッキです。
基本的には殴り勝つデッキですが,各アーティファクトの持つ様々な効果を臨機応変に使い分けるコントロール的なプレイングが必要です。
また,「実際のカードでもプレイしたい!」と思った人に向けて,紙のカードの値段も紹介していきます。
カードの金額に関しては,Wisdom Guidの平均価格を参照しています。デッキリストのカード名がそのままリンクになっていますので,そちらで最新の金額を確認できるようになっています。
*Wisdom Guidとは,MTGの総合情報サイトで,カードリストやシングルカード価格などを主に提供しているサイトです。
記載した金額は,あくまで投稿時のものですのでご了承ください。
- バント・機体とは,アーティファクトを中心としたコントロール的な3色のデッキ
- 紙のカードでデッキをそろえると,約35,000円
- 展開するテンポを考えながらアレンジ
それでは,デッキを見ていきましょう。
この記事は,5分ほどで読み終わりますので,ぜひ最後までお付き合いください!
バント・機体:サンプルデッキリスト
クリーチャー(12)
(4)巧妙な鍛冶(平均価格:300円)
(4)継ぎ接ぎ自動機械(平均価格:270円)
(3)有能な整備士(平均価格:50円)
(1)夜明けの空、猗旺(平均価格:350円)
インスタント(2)
(1)渦巻く霧の行進(平均価格:120円)
(1)勇敢な姿勢(平均価格:40円)
アーティファクト(21)
(4)ポータブル・ホール(平均価格:550円)
(3)月罠の試作品(平均価格:40円)
(1)ウォーターディープの黒杖(平均価格:210円)
(4)勢団の銀行破り(平均価格:480円)
(4)電圧改竄メカ(平均価格:50円)
(4)エシカの戦車(平均価格:800円)
(1)メカ巨神のコア(平均価格:180円)
土地(25)
(4)さびれた浜(平均価格:870円)
(1)草茂る農地(平均価格:530円)
(4)連門・霧門の小道(平均価格:2,000円)
(4)樹皮路・潮水路の小道(平均価格:950円)
(4)枝・石重なる小道(平均価格:700円)
(3)メカ格納庫(平均価格:80円)
(2)天上都市、大田原(平均価格:1,500円)
(2)皇国の地、永岩城(平均価格:900円)
(1)平地
合計金額:34,620円(平均価格での合算)
ゼロからすべてのカードをそろえると,約35,000円あれば作ることが可能です。
カードの解説
ここでは,各カードを解説していきます。
クリーチャー
巧妙な鍛冶 出た時に,デッキの上から4枚見て,アーティファクトをサーチすることができます。 また,自分のコントロール下にアーティファクトが出た時,1ターンに1回だけ自身に+1/+1カウンターを置くことができます。 アーティファクトをサーチしながら,自身も強化していくことができます。 | |
継ぎ接ぎ自動機械 このデッキの多くはアーティファクトなので,アーティファクト・呪文を唱えた分だけ強化されていきます。 さらに,護法2ももっているため除去耐性もあります。 | |
有能な整備士 単体で搭乗4までの機体に搭乗することができます。このデッキの機体はすべて搭乗4以下なので,単体でデッキ内のすべての機体に搭乗できます。 また,アーティファクト・クリーチャーでもあるので,巧妙な鍛冶や継ぎ接ぎ自動機械の強化にもつながります。 | |
夜明けの空、猗旺 死亡時に,パーマネントサーチまたはクリーチャーと機体強化の効果を発揮します。 このデッキの多くは,4マナ以下のパーマネントで構成されているため,相手に全体除去を打たれても,迅速に盤面を再構築することができます。 |
インスタント
渦巻く霧の行進 自身がコントロールするクリーチャーを一時的に除去から守ったり,相手のクリーチャーを一時的にどかしたりすることができます。 | |
勇敢な姿勢 クリーチャー1体を除去から守ったり,タフネス4以上の大型クリーチャーを除去したりできます。 ただし,破壊不能の効果は追放効果には対応できません。 また,自身で夜明けの空、猗旺を破壊して,クリーチャーと機体を一気に強化することにも使用できます。 |
アーティファクト
ポータブル・ホール 相手の2マナ以下で土地でないパーマネントを,ポータブル・ホールが戦場を離れるまで追放します。追放効果なので死亡誘発効果は発動しません。 | |
月罠の試作品 タップ起動と,アンタップ状態のクリーチャーまたはアーティファクトをタップすることで無色のマナ加速を行うことができます。例えば,追放に使ったポータブル・ホールを再利用することも可能です。 さらに,魂力によるパーマネントバウンス効果もあります。 | |
ウォーターディープの黒杖 タップ起動することで,自身がコントロールするアーティファクト1つの4/4のアーティファクト・クリーチャーにすることができます。 例えば,月罠の試作品やポータブル・ホールをクリーチャー化してアタックーやブロックーにすることができます。 | |
勢団の銀行破り 2マナとコストが軽く,ゲーム序盤はドローソースとしての役割があります。 蓄積カウンターが消費された後は,実質パワー3として搭乗できる操縦士・クリーチャー・トークンを生成できるため,アタッカーとしての役割もあります。また,同時に宝物・トークンも生成されるのでマナ加速にもなります。 ちなみに,場から手札にバウンスされると蓄積カウンターはリセットされます。 | |
電圧改竄メカ 場に出た時に,対戦相手がコントロールしているクリーチャーまたはプレインズウォーカーに,自分がコントロールしている機体の数の2倍のダメージ(最低でも2点ダメージは確定)を与えます。 ただし,プレイヤーは対象にできないので注意です。 また,威迫(2体以上のクリーチャーによってしかブロックされない)ももっているためブロックを回避しながらアタックすることができます。 | |
エシカの戦車 出た時に,搭乗要員になる緑の2/2の猫・クリーチャー・トークンを生成します。 エシカの戦車が攻撃するたび,自身がコントロールしているトークンのコピーを生成します。トークンであればクリーチャーでも宝物でも何でもコピーできます。 ただし,トークンを一つもコントロールしていない時は,ただの4/4のアーティファクト・クリーチャーでしかありません。 | |
メカ巨神のコア 起動条件は厳しいですが,メカ巨神のコアと4体のアーティファクト・クリーチャーまたは機体を追放することで,超強力なメカ巨神を生成します。 メカ巨神は,すべての色を持ち,飛行・警戒・トランプル・絆魂・速攻をもつ10/10の伝説の構築物・アーティファクト・クリーチャー・トークンです。速攻があるので,出たターンから攻撃することができます。しかも,トランプルと絆魂があるため,相手にダメージを通しながら,自分はライフゲインをすることができます。 ただし,メカ巨神は除去やバウンスへの耐性がまったくないため,呪禁や破壊不能を付与するサポートが必要です。 |
土地
メカ格納庫 機体または操縦士呪文専用の色マナを生み出すことができます。 また,機体をアーティファクト・クリーチャー化し,搭乗なしでアタックやブロックに参加させることができます。 | |
天上都市、大田原 魂力によって,アーティファクト,クリーチャー,エンチャント,プレインズウォーカーのいずれかをバウンスできる特殊土地です。 対戦相手へのバウンス以外にも,自分のクリーチャーをバウンスして除去から回避したり,アーティファクトをバウンスして再利用したりすることができます。 | |
皇国の地、永岩城 魂力によって,対戦相手の攻撃またはブロック・クリーチャーに4点ダメージを与えることのできる特殊土地です。 |
他に相性のよさそうなカード
肉体の裏切者、テゼレット(平均価格:830円) 常在能力として,各ターンで1つ目に起動するアーティファクトの起動能力コストを2減らします。各ターンなので,自分のターンで1回,相手のターンで1回使用できます。例えば,勢団の銀行破りであれば,タップだけで能力を起動できるようになります。 プラス能力でルーティング,マイナス能力でアーティファクトをクリーチャー化します。そして,奥義でアーティファクトがタップ状態になるたびにドローができる紋章を得ます。 | |
タミヨウの保管(参考価格:30円) パーマネントを除去から守るインスタント呪文です。パーマネントに呪禁と破壊不能を与え,自身も2点のライフゲインをします。 ただし,全体追放には無力なので,破壊と追放を見間違えないよう注意が必要です。 | |
ドゥームスカール(参考価格:700円) 白お得意の全体クリーチャー除去です。 アーティファクト・クリーチャーは除去されてしまいますが,機体(クリーチャー化していない)は除去されません。 | |
獅子の飾緒(参考価格:350円) 墓地追放の能力をもったアーティファクト・クリーチャーです。 パーマネントを追放することで自身が強化されていき,換装によって他のクリーチャーも強化することができます。 また,換装状態であれば装備品となっているため,クリーチャー除去を回避することもできます。 | |
否認(参考価格:30円) 青お得意の打消し呪文です。 色拘束が緩い分,クリーチャーでない呪文に限定されますが,除去やコンボの妨害に役立ちます。 |
ここまでお読みいただき,ありがとうございました。
今回は,3色のバント・機体デッキを紹介しました。
ワイルドカードを使用することで,MTGアリーナを始めたばかりの人でも作成することが可能です。
初心者をはじめ,経験者の皆様にもこの記事が参考になれば幸いです。
機会があれば,実際のカードでも楽しんでみてください!
それでは,また。
ライター紹介
最新の投稿
- 2024年4月25日ポケットモンスター【ポケモンGO】コミュニティ・デイって何?実際にイベント潜入してみた!
- 2024年4月23日原神【原神】深境螺旋~敵の解説~
- 2024年4月23日ウマ娘【ウマ娘】初心者のみんな!失敗しない「サポカ編成」の基本はコレ!!
- 2024年4月22日どうぶつの森【どうぶつの森ポケットキャンプ】どうぶつ紹介「ミッチェル」