サ終後も考察!【ニーアリィンカーネーション】!
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(以下、一部ネタバレあり)
2024年4月30日、まさかのサービス終了を迎えた【ニーア】シリーズのソシャゲ、【ニーアリィンカーネーション】(以下略称【リィンカネ】。)
さて今回は、前回の記事にも書かせていただいた通り、
サ終後も惜しむ気持ちと、書ききれない考察が有り、またここに記しておきたいと思い、筆を取りました。
なぜなら最終章『ヒトと世界の物語』は、【リィンカネ】登場キャラクター総出演、とても深く濃い内容でした。
全てのキャラクターが登場、さらに忘れていた個性あふれる【ニーア】シリーズのキャラクターも登場、走馬灯のように思い出が駆け巡りました。
また最終章をプレイするうちに、
運営さんの想いと思惑に関して、最後にプレイヤーに託された物が有るのでは、と推測し深掘りしていきたい、そう感じました。
【リィンカネ】コテコテの記事になりますが、ぜひお付き合いください。
- 【リィンカネ】最後のメッセージは『フィオ』の誰かを信じる強い心。
- 【ニーア】シリーズキャラを、しっかりと【リィンカネ】にも刻み込んだ第3章。
- 【リィンカネ】がプレイヤーに託したのは【play】ではなく、【ニーア】への【祈り(pray)】。
この記事は5分で読み終わります。ぜひ気軽に読んでみてください。
『ヒトと世界の物語』檻(ケージ)を守れ!
第三章は、【リィンカネ】キャラ総出演。
この中で特に思い出のキャラというとやはり「序ノ壱〜青藍の章〜」の、『フィオ』そして周りのキャラクターのくだりです。
まずはチャプター1の前に、広場に全キャラクターが『ママ』によって招集されます。↓
この時、皆はバラバラになり、それぞれいくつかの扉の奥へ飛び込むことになります。
すると、これまで別々のチャプターに登場し、交わることのなかったキャラクター同士が半ば強制的に、コンビを組み『檻(ケージ)』を守るための戦いに挑むことになります。
それぞれのチャプターの登場メンバーは、下記の前回の記事リンクの通り。
想い出キャラ『序の壱』フィオ!
序ノ壱〜青藍の章〜『すべてのはじまり』は、
フィオ(+レヴァニア)、アルゴー、ノエル
まず第1弾は、子供とおじさん。
いや、お孫さんとおじいちゃんの組み合わせ、とも言えるコンビからスタート。
かねてから【リィンカネ】の中でも少し浮いていたかもしれない唯一のおじさんキャラ、『アルゴー』と、【リィンカネ】きっての主人公キャラと言える『フィオ』ちゃんとの異色の組み合わせです。
『黒いカカシ』ならぬ『黒いカゴ』に2人で吸い込まれながら、物語の修復(というよりは体験)をしていきます。
途中、山男でもあるこの『アルゴー』が、『フィオ』を背負って崖を登るシーンまで有り、この世代も性別も超えた不思議な協力体制が、それぞれのキャラクターの優しい一面を見せてくれます。
▼『アルゴー』が、『フィオ』を担ぐシーン
そして2人が体験した世界は、『檻(ケージ)』の『過去の姿』だったということが判明します。
家族を捨てて山登りをしてきた『アルゴー』。
この小さな『フィオ』への優しさと、『檻(ケージ)』への疑いの気持ちがあい混ざり、『ママ』への鋭い質問も・・・
結局2人は『ママ』に諭されながら、旅を続けます。
そしてその途中で3人目の同行者、『ノエル』が加わります。
もう見た目には山登りのおじさん+お孫さん+超現代社会のギャル、
というどこをどうとっても混じり得ない組み合わせなのですが、
それも皆、【リィンカネ】の特徴あるキャラクターたちだったのだなあと思うと感慨深いです。
さらに途中でおじさん『アルゴー』が行方不明となり・・・
さらには本編で『フィオ』の相棒であった『カイブツ』さんが『カゴ』に閉じ込められていることもわかり・・・
『カイブツ』さんを救うべく進むうちにおじさん『アルゴー』もデータ復活。
そして3人の願いを合わせて、この『カイブツ』さんを救おうとするのです。
願いが通じ『カイブツ』さんは『カゴ』の外に出られるのですが、
本編で『フィオ』の旅の相棒であった『カイブツ』さんのはずが、全ての記憶を失っている、という『フィオ』にとって悲しい事実が。
そしてここで【リィンカネ】きっての主人公キャラである、『フィオ』が、ここでも今までの旅を通して強くなった『フィオ』は決意します。
どんな姿をしていても、全ての記憶をなくしていても、一緒に旅をした『カイブツ』さんが『カイブツ』さんであるなら、やはり『友達』でいられるということを信じよう、ということなのです。
そして4人で進んでいく姿・・・
【リィンカネ】はただのソシャゲだけれど、でもそれだけじゃないメッセージを与えてくるなあと改めて思うのです。
つまり、「誰か」を信じるって、『フィオ』のように自分自身が強くないとできないこと。
そしてお互いを大切に思うことで、全員の意見が一致。
ここでは別世界のチャプターに居たキャラクター同士の結束をも、終幕に向けて高まってきているということなのです。
以下、それぞれの気持ち
『フィオ』▼
『レヴァニア(カイブツ)』▼
『アルゴー』▼
『ノエル』▼
これまでの【リィンカネ】キャラクターでも全くの異世界で混じりえなかったキャラクターたち。
でも『心に闇を抱えていた、そして乗り越えてきた』という、それぞれのキャラクターの共通点は同じ。
ここで改めて【リィンカネ】全キャラクターの意思統一=自分達の世界『檻(ケージ)』を守りたいという意思が、表面されていきます。
第一グループはこの『フィオ』たちでしたが、他グループも同じように自分たちの世界を振り返りながら、『この世界を守る』意思を固めていくのでした。
結局、全てのキャラクターが集結!
さて、前項で説明した通り、各キャラクターが異色な組み合わせでちりちりばらばらとなり、4つに分かれててストーリーが展開されました。
各章はそれぞれの章のタイトル通りの背景カラーになっています。
*青藍の章
*紅緋の章
*翠緑の章
*琥珀の章
そして各章のストーリー終了後、いよいよ『檻(ケージ)』は何者かの攻撃を受け、窮地に立たされた時、全てのキャラクターが集結します。
そしてこの崩れ去る『檻(ケージ)』から逃れるために、一旦全てのキャラクターは『ママ』の中に内包されます。
得体の知れない巨大な魔物登場▼
最終章【ニーア】シリーズへの道
前回の記事でも少しご紹介しましたが、【リィンカネ】では、この度のサ終にあたり、それとなく【ニーア】シリーズキャラクターを『推して』、いや重要な役割として出てきます。
さて今回はその【ニーア】ファンに嬉しい繋がりのシーンを見ていきます。
最終章はシリーズキャラが2カ所に登場!
以下に、【ニーア】シリーズのキャラクターがこの最終章に華やかに登場、そしてシリーズのストーリーに繋げている箇所を挙げていきます。
①『10H』の登場
まずは【NieR Automata(ニーア オートマタ)】より、『ヨルハ10号H型』(通称:10H)さんが登場。
『檻(ケージ)』のサーバーは月にあり、それを見守ってきたのが10Hだったということが判明!
『檻(ケージ)』が月に存在していた、という事だけでも驚きなのに、なんとこれまでの【リィンカネ】が、『ヨルハ10号H型』の手の中で転がされていたなんて!
つまり【リィンカネ】自体が【NieR Automata(ニーアオートマタ)】の中に存在している、みたいな現象なのだろうか、、、
つい頭がぐるぐるしてしまいます。
さて、【ニーア】シリーズをご存知の方への説明は不要かと思いますが、この『ヨルハ』というのは『自動歩兵人形の総称』。
【ニーア】の世界では『エイリアンによる地球侵略』を受けており、エイリアンたちは『機械生命体』を繰り出しながら地球を攻撃してきている、ということ。
さらにその『機械生命体』に対抗する手段として作られたのが、『アンドロイド』=『自動歩兵人形』である『ヨルハ』たち、というわけです。
②『カイネ』の登場
さて、『檻(ケージ)』の存在自体が危うくなっているのは、そもそも『地球』自体が『地球外生命体』の侵略を受けて危うくなっているから。
『ママ』の思惑では、『檻(ケージ)』のある『月面基地』から『地球』へのアクセスによって、今の『地球』の状態を確かめよう、というわけです。
ここでは、『10H』と【リィンカネ】の第2章『太陽と月の物語』の主人公たちでもある『陽菜』と『佑月』が力を合わせ、地球へのアクセスポイントを介して、『汚染』を取り除きながら進みます。
そして『ポッド006』の姿と化した『ママ』に全てのキャラクターが内包された状態で、いよいよ『地球』の中枢である『巣箱』近づくのです。
この『巣箱』で語られる、地球の経緯については前回記事にて。
そしてこの『巣箱』を現在、牛耳っているらしい『彼女』という存在は、実は『カイネ』との闘いにより、孤独にも『地球』にたった1人、閉じ込められた存在だということが判明します。
ここでも『カイネ』、つまり【NieR Replicant(ニーアレプリカント)】の世界にしっかりと繋げているのです!
終幕はここに!託された最後のメッセージ
さて、一連の流れの中、最後にこの地球上の『巣箱』の中で、孤独にもたった1人になってしまっている『彼女』。
この『彼女』を永遠の孤独から救うために、自分が犠牲になっても『彼女』と一緒に居ようと決意するのが『フィオ』ちゃんです。
最後の最後のエンディングまで、『ママ』はまた2人っきりという寂しさを選択しようとする『フィオ』を止めようとします。
しかし『フィオ』はさながら、この【リィンカネ】の想い出を永遠にするかの如く、この『彼女』の孤独を救うために『転生』し、【檻(ケージ)】の記憶から消失するのです。
運営さんからのメッセージとも言える、このエンディングで流れた『Thank you for praying 』の文字。
『play』ではなく『pray』なんですよね。
プレイヤーに対して、ここまでプレイしてくれてありがとう、ではなく
『ここまで祈ってくれてありがとう』の意味。
ある人は【リィンカネ】が続くことを願い、ある人はこの【リィンカネ】の孤独と悲劇が少しでも優しく、明るい世界と調和することを願い、、、
またある人は単純に【リィンカネ】の大好きなキャラクターたちのこの世界を、シンプルに楽しむことを願い、、、
ここでの『祈り』は、プレイヤーそれぞれにとっての『祈り』なのかもしれません。
そして最後の最後に、名残惜しさから【リィンカネ】に登場してくれた【NieR Automata(ニーアオートマタ)】と【NieR Replicant(ニーアレプリカント)】のキャラクターだけでデッキ編成して、スクショしてみました。
【リィンカネ】内の【NieR Automata(ニーアオートマタ)】のキャラ▼
左から10H、2B、9S。
【リィンカネ】内の【NieR Replicant(ニーアレプリカント)】のキャラ▼
左からエミール、世界を滅ぼした男(主人公)、カイネ
さいごに
さて、長らく旅をしてきたこの【リィンカネ】の世界もようやく終わりを迎えました。
約3年2ヶ月続いたこの【リィンカネ】。
長かったような、短かったような、不思議な気持ちがします。
【ニーア】シリーズのソシャゲ版としての一端を担っていたこのソシャゲとも、もう本当にお別れなんですよね。
最後に運営さんからも『ありがとう』のお言葉がありましたが、こちらこそこれだけ楽しませて頂き、『ありがとう』とお伝えしたいです。
まだまだ途中、不完全燃焼で遊び切っていない部分もあり悔やまれますが、
この想いは最終的に【ニーアオートマタ】、【ニーアレプリカント】といったシリーズにぶつけていきたいと思います。
さようなら、そしてありがとう!
【リィンカネニーアリィンカーネーション】よ、永遠に!
最期までお読みいただき、ありがとうございました!
ライター紹介
- 常時3つのソシャゲとswitch内2種のゲーム攻略で、寝不足のかば。改め、かば Likeなマネージャー。営業マンのストレスからかゲームに打ち込む日々。
意外な特技はフランス語、趣味でフランスのYou Tuber発掘と日本文化と日本のゲーム紹介You Tubeを時々アップしています。
ゲームが上手くなりたい、強くなりたい、でもなれない・・・そんな葛藤を持ちつつ、一流ゲーマーを夢見て今日も日本の素晴らしいゲームを紹介していきます。