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こんにちは!
遊戯王オフィシャルカードゲームプレイヤーのザキオです。
今回は対策必須の汎用カードである、手札誘発系のカードについてご紹介します。
2024年5月時点においてもありとあらゆるデッキに入る可能性があり、遭遇率はとても高いです。
そして場に伏せるわけでもなく、手札からいきなり飛んでくるので伏せている魔法・罠カードより対処がしづらいカードです。
対策カードもありますが、それもデッキに入れられる枚数に限りがあるので引いていない場合の対処法とかも覚えておいて損はありません。
そこで、本記事では手札誘発についてと手札誘発系カード及び対策カードのご紹介と、対策カードを引いていない場合の対処法の一例をご紹介します。
- 手札誘発とは後攻側唯一の対抗策
- 手札誘発系カードの一例
- 対策カードの一例
- 最後に
この記事は5分で読み終わりますので、ぜひ最後まで見て頂ければと思います。
手札誘発とは?
手札誘発とはどういうものかというと、特定の条件を満たした場合であれば相手ターンであっても手札から発動できるカードの総称です。
後攻側は魔法罠を伏せることができないため、基本的には先攻側は好き放題動けることになってしまいます。
それを手札から発動することで好き放題動かされるのを防ぐことができるわけです。
そのため、手札誘発は先行側が好き放題デッキを回すのを防ぐための、後攻側の唯一といっていい対抗策です。
逆にこちらが先行側の場合は、相手が手札誘発を使ってくることを想定してプレイするというのが重要になってきます。
次の項目にて、手札誘発系カードにはどのようなものがあるのかを何種類かご紹介します。
手札誘発系カード
間接的な特殊召喚封じ「増殖するG」
手札誘発系カード1枚目。「増殖するG」。
このカードを知っているプレイヤーからは「G」と呼ばれてます。
相手が特殊召喚する度に1枚ドローするという効果なのですが、相手の行動に合わせて発動させることができます。
相手の特殊召喚に合わせて「G」を投げつければ、最低でも1枚はドローできます。
このカードによって大量にドローをし、他の手札誘発を引き込んで相手の動きを妨害することもできますし、潤沢に増えた手札を使って次のターンに切り返すといったことができます。
これを嫌がる相手プレイヤーは特殊召喚で展開するのを途中で止めるケースが多く、結果的に動きを妨害することにつながります。
2024年5月時点でのマスターデュエルの環境では特殊召喚を多用するデッキが大多数なので、色んなデッキにとりあえず入れておけば損はないでしょう。
汎用性の高さがウリ「灰流うらら」
手札誘発系カード2枚目。「灰流うらら」。
可愛い見た目が印象的なこのカードですが、「増殖するG」同様ほとんどのデッキで採用されているカードです。
効果はデッキから手札に持ってくる効果、墓地に落とす効果、場に特殊召喚する効果が含まれている効果を無効にします。
「遊戯王オフィシャルカードゲーム」において、デッキからカードを持ってくる効果が使われない試合はほぼありません。
それが何の前触れもなく突然手札から飛んできて無効化するというのはかなり強烈です。
そしてこのカード、想像以上に対応できる範囲が広いんです。
例えば以下のようなカードも無効化できます。
無効化できるカード | 効果 |
増殖するG | 特殊召喚する度に1ドロー |
烙印融合 | デッキから墓地に モンスターを送って融合召喚 |
高等儀式術 | デッキから墓地に 通常モンスターを送って 儀式召喚 |
この中で遭遇率が1番高いのは「増殖するG」でしょう。
ほとんどのデッキに入っている可能性があり、大量にカードを引かれかねないこのカードを無効化できるのは非常に大きいです。
その他にも超強力融合カード「烙印融合」の場合は融合召喚も含めて無効化できますし、デッキから素材を落として儀式召喚ができる「高等儀式術」も儀式召喚自体無効化できます。
注意点として、「デッキから魔法罠ゾーンに置く」もしくは「デッキからセットする」効果もありますが、これらは「灰流うらら」で無効化できません。
また、効果ではなく「コスト」でデッキから墓地に落とすといったケースだと、「灰流うらら」で無効化できないので、テキストはしっかり読むようにしましょう。
効果を無効化「エフェクト・ヴェーラー」
手札誘発系カード3枚目。「エフェクト・ヴェーラー」。
相手モンスター1体を対象にとり、そのターンのエンドフェイズまで効果を無効にします。
無効にできる範囲が特に限定されていないので、「増殖するG」と同じくらい汎用性が高いカードです。
使う点で注意すべきことは、発動できるのは相手メインフェイズ限定であること。
つまり自分のメインフェイズ中には使えないので気をつけましょう。
また、効果を無効にするだけでモンスター自体は場に残るので、融合やシンクロなどの素材に使われるところも注意が必要です。
場のカードを即破壊「幽鬼うさぎ」
手札誘発系カード4枚目。「幽鬼うさぎ」。
フィールドのカードが発動した時にそのカードを破壊することができます。
さらに他の手札誘発系のモンスターとは違い、場にいても発動できます。
極めつけはサイキック族であるため、このカードをデッキから引っ張ってこれるカードもあります。
注意点として、魔法罠に関しては既に表側表示で存在している状態で発動したものに限られます。
つまり、フィールド魔法や装備魔法、永続魔法に永続罠といったものしか使えません。
通常魔法や速攻魔法、通常罠の発動に対しては使えませんので気をつけましょう。
手札から発動できる罠カード「無限泡影」
手札誘発系カード5枚目。「無限泡影」。
効果は「エフェクト・ヴェーラー」と同様に、相手モンスター1体を対象にとってターン終了時まで効果を無効にします。
こちらは罠カードですが、自分の場になにもカードがない場合は手札からも発動ができます。
手札からの発動については一見かなり状況が難しそうに感じますが、相手の先行1ターン目であれば必然的にカードは何もないはずなので、ほぼ確実に撃てます。
まぁ自分の場にカードがあっても伏せれば使えますし、その場合は以下の効果も適用されます。
セットされていたこのカードを発動した場合、さらにこのターン中、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される |
つまり、状況によっては魔法罠も無効化できるケースがあるということです。
対策カード
ここからは手札誘発系カードを無力化できる対策カードを紹介していきます。
デッキに入れられる枚数も限られてますので、これらのカードで対策されても気にし過ぎないようにしましょう。
手札誘発対策ならこれ「墓穴の指名者」
手札誘発の対策カード1枚目。「墓穴の指名者」
墓地のモンスターを対象に取り、除外したうえで次のターン終了時まで効果を無効にするというものです。
手札誘発系カードは基本的に手札から墓地に送って発動するものが多いです。
さらに速攻魔法なので、相手の手札誘発に合わせて発動し、無効化することができます。
注意点として次のターン終了時まで使えなくなるため、例えば相手ターンに使った場合は自分もその手札誘発系カードが使えなくなります。
自分のデッキから除外して無効化「抹殺の指名者」
手札誘発の対策カード2枚目。「抹殺の指名者」
カード名を1つ宣言し、宣言したカードをデッキから除外することでそのカードの効果を無効化します。
「墓穴の指名者」と違って、魔法罠カードも無効化できます。
さらに発動したターンだけなので、自分のターンになったら問題なく使えます。
注意点としては2点あり、制限カードにつきデッキに1枚しか入れられないことと、無効化したいカードと同じカードを自分のデッキに入れる必要があることです。
最後に
今回は手札誘発系カードについてと、そのカードの種類について説明しました。
個人的な見解ではありますが、自分は手札誘発系カードは必要だと思っていますが大量にデッキに組み込むことに対しては抵抗があります。
なぜなら、手札誘発系カード自体を引きすぎる可能性が高くなり、それが原因でこちらのデッキが回らないという事態に陥るからです。
何も考えずに全て限界まで突っ込むのもありですが、それによるリスクも間違いなくあります。
手札誘発系カードが飛んでくることを想定してプレイングするというのは、最初のうちは難しいとは思います。
ですが、このカードのおかげで相手の手札の情報も気にするようになり、墓地の情報や手札に持ってきたカードといった公開情報も踏まえてどのように動くべきか、という駆け引きが生まれると考えます。
そして、「遊戯王マスターデュエル」というゲームがどれだけ戦略的に奥深いゲームなのかを理解して頂けると幸いです。
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