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こんにちは!
遊戯王オフィシャルカードゲームプレイヤーのザキオです。
今回はカードの種類についての解説の後編となります。
後編では、EXデッキと呼ばれる特殊なデッキに入るカードについて説明していきます。
本記事では、以下の内容に沿って紹介していきます。
- EXデッキについて
- EXデッキのモンスター①:融合モンスター
- EXデッキのモンスター②:シンクロモンスター
- EXデッキのモンスター③:エクシーズモンスター
- EXデッキのモンスター④:リンクモンスター
- 最後に
この記事は5分で読み終わりますので、ぜひ最後まで見て頂ければと思います。
EXデッキについて
EXデッキというのは、特殊なモンスターを使用するため、40枚のメインデッキとは別に用意するデッキの事です。
写真の赤枠で囲まれている部分がEXデッキとなります。
最大15枚で構成されるデッキであり、メインデッキと違って0枚でも問題ありません。
大きく分けて下記の4つのタイプのモンスターがいます。
- 融合モンスター
- シンクロモンスター
- エクシーズモンスター
- リンクモンスター
4種類とも場に出す方法が違いますし、特長も違います。
どの種類のモンスターを主軸とするかでデッキの内容が変わってきますが、総じてエースモンスターや切り札級のとんでもない奴らばかりが揃っています。
EXデッキのモンスター①:融合モンスター
1つ目は融合モンスター。
カードの外枠が紫になっているモンスターです。
これらのモンスターを場に出す方法を「融合召喚」と呼びます。
指定されたモンスターを手札や場に揃え、専用魔法カードの「融合」を使う事で融合召喚ができます。
指定されたモンスターについてですが、例えば上記の「竜騎士ブラック・マジシャン」だと
「ブラック・マジシャン」+ドラゴン族モンスター |
効果テキストの1番上に書かれた、こちらの文章を指します。
通常はモンスターの名称をしているものが多いですが、「ドラゴン族モンスター」というようにドラゴン族なら何でもいいという指定条件が緩めなものもあります。
専用魔法カード「融合」
こちらが「融合」になります。
書いてある内容は手札と場のモンスターを使って融合召喚を行うというシンプルなもの。
ですが、サポートカードがとても充実しており、手札に呼び込むことも墓地から回収することも簡単にできちゃいます。
融合サポートカード「沼地の魔神王」
例えばこちらの「沼地の魔神王」ですが、手札から墓地に捨てて先程の「融合」を手札に呼び込めます。
デッキの中に「融合」がなくなって仕事がなくなったかと思いきや、①の効果がとても便利
①手札・フィールド・墓地のこのカードは、融合モンスターカードにカード名が記された融合素材モンスター1体の代わりにできる。その際、他の融合素材モンスターは正規のものでなければならない |
つまり、このカード自身が融合素材に必要なモンスターの代わりになることもできるのです。
ただ、注意したいのは「カード名が記された融合素材モンスター」という部分。
例えば「ブラック・マジシャン」や「青眼の白龍」といった感じでしっかりカード名が明記されたモンスターにしか代わりになれないという事です。
この融合召喚ですが、昔はカード消費が3枚以上になるうえに出てくるモンスターは微妙なものばかりでした。
ですが2024年2月現在、融合召喚はとんでもない進化を遂げているのです。
お手軽融合召喚「簡素融合」
例えばこの「簡素融合」。
ライフポイントを1000払うと、レベル6以下の効果を持っていない融合モンスターをタダで出すことができます。
わざわざ手札や場に指定のモンスターをそろえる必要がないというお手軽さ!
ただし、「簡素融合」で出したモンスターはエンドフェイズに破壊されちゃうのですが、そのモンスターを活用する方法はたくさんあります。
出したモンスターをリリースしてアドバンス召喚するもよし。
このあと紹介する召喚方法の素材に使ってもよし。
魔法カード1枚+ライフポイント1000のみで簡単にモンスターが出せると考えると、汎用性が高くてかなり強いカードです。
最強のデッキ融合魔法「フュージョン・デステニー」
さらにこちらの「フュージョン・デステニー」
何とこちらはデッキから素材を墓地に落として融合召喚できます!
デッキには2枚までしか入れられませんが、オフィシャルカードゲームでは1枚制限(2024年1月1日時点のリミットレギュレーション)にまで指定されているほどの凶悪なカードです。
このように、指定されたモンスターと「融合」魔法カードによって行う召喚方法が「融合召喚」になります。
昔は消費が激しかったですが、2024年2月時点では墓地からもデッキからも素材を調達できるようになったので、かなり使いやすくなりました。
EXデッキのモンスター②:シンクロモンスター
2つめはシンクロモンスターと呼ばれる、カードの外枠が白になっているモンスターです。
これらのモンスターを場に出す方法を「シンクロ召喚」と呼びます。
例えば上記の「スターダスト・チャージ・ウォリアー」には下記のモンスターの指定が記載されています。
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 |
「チューナー」という特殊なモンスターを使い、条件を満たしたモンスター2体以上を墓地に送ってEXデッキから特殊召喚することができます。
個人的には、シンクロ召喚が1番難しい召喚方法だと思っています。
シンクロ召喚するうえで重要なポイントは「レベルの足し算」です。
シンクロ召喚に使うモンスターのレベルを合計した数値と、場に出したいシンクロモンスターのレベルを同じにする必要があります。
合計レベルが超えてもダメなところが難しいところです。
その代わり、能力はかなり凶悪なものばかりです!
凶悪シンクロモンスター「氷結界の龍 トリシューラ」
例えばこの「氷結界の龍トリシューラ」ですが、シンクロ召喚に必要な条件は下記となります。
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上 |
と、シンクロ召喚するために少なくとも3体のモンスターを要求しています。
3体用意するだけでもそれなりに難しいですが、その代わり能力がかなり凶悪です。
①このカードがS(シンクロ)召喚に成功した時に発動できる。相手の手札・フィールド・墓地のカードをそれぞれ1枚まで除外できる(手札からはランダムに選ぶ) |
つまり、このモンスターを出すだけで相手のカード3枚を再利用しにくい形でもぎ取れるという事です。
個人的な話になりますが、このシンクロ召喚が自分が1番好きな召喚方法です。
なかでもこの「氷結界の龍トリシューラ」を使いこなしたいという理由で遊戯王を本格的にはじめました。
EXデッキのモンスター③:エクシーズモンスター
3つ目はエクシーズモンスター。
カードの外枠が黒になっているモンスターです。
これらのモンスターを場に出す方法を「エクシーズ召喚」と呼びます。
エクシーズ召喚のポイントは「レベルを統一すること」です。
同じレベルのモンスターを2体以上並べたらそのモンスターを重ね、重ねた上にエクシーズモンスターを乗っけることでエクシーズ召喚になります。
チューナーのような特別なモンスターの用意も不要なので、シンクロ召喚よりは手軽さがあります。
ただし、エクシーズモンスターは他のモンスターと違う部分があります。
それがレベルという概念を持っておらず、代わりにランクという概念を持っていることです。
どういうことかというと、レベルを操作するようなカードや「レベル5以上のモンスターは攻撃できない」といった効果の影響を受けないという事です。
ただ、場に出すのにリリースが必要になる、レベル5以上のモンスターが複数体必要になるランク5以上のエクシーズ召喚となると少し難しくなってきます。
その代わり能力も強力なものが多いです。
全モンスターを戦闘破壊「No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」
例えばこの「NO.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」ですが、場に出た瞬間相手のモンスターの攻撃力を全て0にするという強力効果を持っています。
このモンスターが出たら、どんなに攻撃力が高いモンスターも力でねじ伏せることができちゃいます。
ただし、レベル6モンスターを2体場に並べる必要があるので少々難易度は高めです。
EXデッキのモンスター④:リンクモンスター
最後はリンクモンスター。
カードの外枠が青色、そして上下左右斜め8方向のいずれかに矢印が設定されているモンスターです。
これらのモンスターを場に出す方法を「リンク召喚」と呼びます。
リンク召喚は単純にモンスターの数がポイントになります。
シンクロ召喚のようにチューナーを場に出す必要はないですし、エクシーズ召喚と違ってレベルをそろえる必要がありません。
そういう意味では、今回紹介した召喚方法の中で1番簡単といえます。
ただ、リンクモンスターには他のモンスターと違う特殊なルールがあり、出す場所をどこにするのかをちょっと考える必要があります。
赤色の矢印がついているところがあるかと思いますが、これをリンクマーカーと呼びます。
リンクモンスターの特長は、リンクマーカーの先にいるモンスターに影響を及ぼす能力を持っていたり、そのモンスターを利用して能力を使ったりすることが多いです。
こちらの「ライトロード・ドミニオン キュリオス」の場合は特にリンクマーカーの先に影響を与える能力は持っていませんが、リンクマーカーが3つついています。
そしてリンクモンスターを場に出す場合は、まず最初にEXモンスターゾーンと呼ばれる場所に出す必要があります。
EXモンスターゾーンというのは、フィールドの赤で囲った2ヶ所になります。
2ヶ所とはいっても、特定の条件を満たさない限り左右いずれかの場所しか使えません。
つまりリンクモンスターを出した時点で埋まってしまうというわけです。
では2体以上リンクモンスターを出す場合、どうすればいいのか?
そこでリンクマーカーが役に立ってくるわけです。
上記にて説明したリンクマーカーですが、この矢印の先にあるモンスターゾーンにリンクモンスターを出すことができます。
こちらの写真のケースで説明すると、まず左と左下にリンクマーカーが向いているモンスターを右側のEXモンスターゾーンに出しています。
すると、左側には何もありませんが左下に空いているモンスターゾーンがあるので、そこに2体目のリンクモンスターを出すことができます。
2体目は左右にリンクマーカーが向いているリンクモンスターを出したので、今度はそこに3体目を出す、といった感じでどんどん展開していくことができます。
出す場所を考える必要があるというのは、こういった理由からです。
最後に
今回は後編という事で、メインデッキに入らないEXデッキのカードについて紹介しました。
召喚方法によって色んなメリットデメリットがあり、モンスターの能力も様々です。
デッキの内容によって相性のいい召喚方法があるので、自分のプレイスタイルや使っているデッキと確認しながらEXデッキのモンスターを決めてみましょう。
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