【原神】アルベドの正体と「真の目的」について解説します。ドゥリンや偽アルベドとの関係についても言及します。

この記事では、アルベドのストーリーについて、わかりやすく解説します。

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アルベドのストーリーが難しすぎるんですが・・・

みなさんこんにちは、「横島先生」です。

本日は、アルベドの「正体」や「真の目的」について、ストーリーから読み解ける部分をわかりやすく解説させていただきます。

アルベドについては、以下のテーマイベントにて、キャラクターストーリーが展開されています。

・Ver.1.2テーマイベント「白亜と黒龍」

・Ver2.3テーマイベント「白雪に潜みし影」

イベントの間隔が「1年間」近く空いていることや、それぞれのストーリーが難解であったことから、インターネット上では「意味が分からなかった」という意見が散見しております。

今回の記事では、そんなアルベドの正体や真の目的をご説明し、皆様に理解を深めていただければと思っています。

ではさっそく、詳細を見ていきましょう。

  1. アルベドの「正体」について
  2. 黒龍ドゥリンについて
  3. アルベドの「真の目的」について
  4. ver2.3「白雪に潜みし影」について

この記事は5分程度で読み終わりますので、さいごまでお付き合いください。

アルベドの「正体」について

錬金術師「レインドット」に創造されたホムンクルス

ver2.3のテーマイベントである「白雪に潜みし影」によってアルベド本人から正体が語られました。

アルベドは、カーンルイアの錬金術師である「レインドット」によって造られた「擬似生命体(ホムンクルス)」です。

造られた時期は、カーンルイアが滅亡した頃と明言しているので、およそ「500歳」ということになります。

実は、彼がホムンクルスであることは、ver1.2のテーマイベントである「白亜と黒龍」でも示唆されており、雪山では通常のキャラクターは息が白くなりますが、アルベドのみは息が白くならないという細かい演出が仕込まれていました。

ホムンクルスの育成状態について

現状、ホムンクルスの育成状態としては「黒土」と「白亜」の2種類が、ストーリー上で言及されています。

そして、ver1.2での情報から、アルベドは「黒土」を卒業し、「白亜」の状態に到達していることがわかっています。

原神とは離れますが、錬金術を取り扱う作品の幾つかにおいて、ホムンクルスは「賢者の石」というアイテムを入手するための手段となっております。

幾つかの育成状態を経て、最終的には「賢者の石」に到達することが、創造主である「レインドット」の目的であることが予想されます。

残念ながらアルベドは「失敗作」です

無事に「白亜」にまで到達しているアルベドですが、ver2.3「白雪に潜みし影」において、ホムンクルスとしては「失敗作」であることが本人の口から語られています。

難しい説明(といいますか適当な説明)により、アルベドの首に付いている「菱形の印」が、ホムンクルス製造過程による欠陥となっているとのことです。

この点は、アルベドのストーリーを理解する上で非常に重要ですので、繰り返します。

・アルベドはホムンクルスとしては「失敗作」です

ストーリーでは、アルベドよりも不安定なホムンクルスが出てくるため、プレイヤーに「アルベドが完成品」という印象を与えてしまいます。

しかし、アルベドもまた「失敗作」であり、その事実に対する葛藤が、アルベドのストーリーを誤解なく楽しむためのキーポイントとなります。

黒龍ドゥリンについて

黒龍ドゥリンの正体について

黒龍ドゥリンも、錬金術師レインドットによって生み出されたホムンクルスであり、原神の歴史にも深く関わっています。

およそ500年前にモンドで大暴れし、四風守護の一柱である風龍トワリンに撃退されて、ドラゴンスパインにて活動を停止しています。

黒龍ドゥリンに関して、重要な情報がいくつかあります。

ドゥリンの暴走について

1つ目は、ドゥリンは「黒土」の育成状態で暴走してしまったという点です。

このことから、「黒土」を乗り越えて「白亜」に到達したアルベドは、(ドゥリンと比べれば)安定した存在であると言えそうです。

ドゥリンの瘴気(毒)について

2つ目は、風龍トワリンがドゥリン戦闘により、ドゥリンの瘴気(毒)に侵されて、その後500年間苦しみ続けたという点です。

また、ドゥリンが撃墜されたドラゴンスパインは、今でもドゥリンの瘴気(毒)に侵されています。

瘴気を浴びたモンスターは「狂暴化」や「巨大化」などの特殊な影響を受けます。

一方、ver1.2で無償配布された「腐植の剣」などは、瘴気を浴び続けた影響で、普通の人間が触ると「生命力を吸われたり」、「狂暴化する」などの影響が見られます。

主人公(旅人)の特殊能力について

そして、3つ目(もっとも重要な情報)は、主人公(旅人)はドゥリンの瘴気を無力化できるという点です。

モンドのメインストーリーにおいて、主人公は風龍トワリンを苦しめていたドゥリンの瘴気(毒)を浄化しています。

また、ドゥリンの瘴気(毒)に侵された「腐植の剣」は、ストーリー上は旅人だけが扱えることとなっています。

(戦闘では、片手剣キャラであれば誰でも装備できていますが・・・。)

この点も、アルベドのストーリーを理解する上で非常に重要ですので、是非とも覚えておいてください。

アルベドの「真の目的」について

目下の(仮の)目的について

先に、ストーリー上で直接示唆されている、目下の(仮の)アルベドの目的をご説明します。

現状、アルベドは以下の2つの目的を達成するために行動しています。

・黒龍ドゥリンを完全に滅亡させる方法の模索

・錬金術の探求

前述のように、黒龍ドゥリンの瘴気は消えておらず、世界に対して悪い影響を与えています。

瘴気の発生源を完全に消滅させるため(ドゥリンを滅亡させるため)の方法を模索するために、アルベドはドラゴンスパインに本拠地を置き、研究を進めています。

兄弟であるドゥリンを弔おうという意思もあると予想されますが、そちらは今後のストーリーで描かれていくことになると思います。

一方、アルベドには、1人の錬金術士として、錬金術を極めたいという欲求があります。

これは、ホムンクルスとしての自分の存在意義に苦しんでいた際に、クレーの母親であるアリスによって示された道であり、アルベドの人間としての欲求であり、活力となっています。

また、その研究過程として知り合った「ティマイオス」や「スクロース」などとの交流が、アルベドの人間としての成長に大きな影響を与えることとなります。

アルベドの真の目的について

前述のように、アルベドは「失敗作」となります。

つまり、「白亜」から次の育成状態に移行する前に、黒龍ドゥリンと同様に暴走する可能性が高いということになります。

ver2.3でも説明されていたことですが、アルベドは「人間に溶け込み」、「人間と共に生きることができた」ホムンクルスとなります。

そして、アルベドが暴走するということは、アルベドに関わった人々を殺戮してしまうということを意味します。

アルベドは、自分が暴走してしまうことを常に恐れながら生活しており、そういう視点で彼のストーリーを見ると、まったく違った印象を受けると思います。

(このことを知らないと、少し冷淡かつ冷静に、理路整然と他人と接しているようにしか見えません・・・。)

このような経緯から、アルベドの「真の目的」は、

・自分の暴走を、どうやって未然に防ぐか

・暴走した場合に、どのように対処するのか

を見つけることとなります。

ドラゴンスパインに籠り、錬金術を研究しているのは、「既に暴走してしまったドゥリン」から、暴走しないためのヒントを得るためだと考えられます。

ただし、こちらについてはあまり大きな成果は得られていないようです。

一方、「暴走した場合の対処」については、非常に大きな成果を得ることとなります。

それは、「既に暴走してしまったドゥリン」の瘴気を無効化する存在と出会えたからです。

その存在こそが、主人公(旅人)となります。

ドゥリンと同じホムンクルスであるアルベドは、暴走すれば同様の瘴気を発することが予想されます。

そのため、暴走した後の自分を滅ぼす存在として、アルベドは主人公(旅人)に対して、大きな期待を抱いています。

例えば、ver2.3「白雪に潜みし影」において、アルベドは何かにつけて「主人公の安全」を気に掛けます。

このような背景を把握していないと、「寡黙だけど仲間思いな人だなあ」と感じるかもしれません。

しかし、実際には「何に代えても主人公の安全を確保する」ことが、アルベドの最優先事項となっています。

この点を知っていると、ver2.3「白雪に潜みし影」は非常にわかりやすく、面白いストーリーとなります。

ver2.3「白雪に潜みし影」について

 

新たなホムンクルスの登場

ver2.3「白雪に潜みし影」では、アルベドとドゥリンに続く、第3のホムンクルスが出てきます。

いわゆる「偽アルベド」です。

偽アルベドもまた「失敗作」となります。

偽アルベドは、黒龍ドゥリンの体内に取り込まれていましたが、ドゥリンの瘴気の影響により復活します。

偽アルベドの目的について

偽アルベドは、同じ失敗作であるにも関わらず、人間社会に溶け込み、平穏な生活を送っているアルベド(本物)を妬んでいます。

(「妬んでいる」という表現は正しくなく、もっと悪意のない、純粋な渇望として「望んでいる」というニュアンスです。)

そして、アルベド(本物)と入れ替わり、自分が平穏な生活を送ることを望みました。

そのため、アルベド(本物)の研究ノートを奪い、自分の容姿を本物そっくりにするとともに、入れ替わっても怪しまれないための知識を身に付けました。

あとは、好機を待ってアルベド(本物)を処分すれば、目的は達成されるはずでした。

しかし、主人公(旅人)の登場により、予定が大きく狂うこととなります。

主人公はドゥリンの瘴気を無効化できる能力を持っているためなのか、瘴気の影響を受けている偽アルベドに違和感を感じました。

つまり、主人公は、偽アルベドと本物のアルベドの見分けが付くことになります。

そのため、本物との完全な入れ替わりを狙っていた偽アルベドにとっては、見逃せない状況であり、主人公の排除が優先事項となります。

アルベド(本物)の感情について

ver2.3「白雪に潜みし影」でも語られていましたが、アルベド(本物)は偽アルベドに対して同情的です。

一歩間違えば、自分が失敗作として黒龍ドゥリンに取り込まれていたかもしれません。

更に、自分がその状況であれば、やはり入れ替わりを謀るだろうとさえ言っています。

そのため、ストーリーの中盤までは、「入れ替わられても良い」とさえ感じている節が見られました。

しかし、偽アルベドの標的が主人公(旅人)に移ったことにより、状況は一変します。

本物であっても偽物であっても「失敗作」であることは変わりません。

そのため、どちらが勝利したとしても、いずれは暴走する未来は同じということになります。

つまり、「主人公に死なれてしまうと、暴走した後の自分(または偽物)を滅亡させる手段が失われてしまう」こととなります。

アルベド(本物)にとっては、これはなんとしても回避しなくてはならないことでした。

そのため、同情を捨て、偽アルベドをうち滅ぼすことを決めます。

ストーリーの結末について

明言はされていませんが、ver2.3のストーリーの結末は以下のようなものであると予想されます。

・結局、偽アルベドは滅ぼさず、「記憶を消す」または「説得する」ことにより、ジョエルの父親を演じさせる。

おそらく、ジョエルの父親であるジョセフは雪山で死亡しており、偽アルベドにはジョセフに入れ替わったものと考えられます。

アルベド(本物)にとっては、偽アルベドは「兄弟」と言えます。

そのため、主人公(旅人)に手を出さないのであれば、「兄弟」を敢えて殺す必要はありません。

また、偽アルベドにとっても、「本物と入れ替わること」が本意ではなく、「人間と溶け込んで生活していうこと」が目的と言えます。

擬似生命体であるホムンクルスが人間社会に浸食してくるようで、若干怖い結末ではありますが、アルベドや偽アルベドにとってはwin-winな結末と言えるかもしれません。

主人公(旅人)が気づいてしまうかもしれませんが、もともと主人公はこの世界の人間ではないため、敢えてホムンクルスを排除する理由はありません。

夕暮れの実の話について

ver2.3のストーリーの最後に、パイモンのジュースの話が出てきます。

インターネット上では、こちらも非常に理解しにくいという意見が見られますので、説明させていただきます。

ver2.3「白雪に潜みし影」におけるパイモンの目的は、

・美味しい「夕暮れの実」を入手したため、いつでも楽しめるように長期間保存できる装置を錬金術で作ってもらいたい

というものでした(あまりにもどうでもよい目的であったため、まさか重要な伏線であるとは思いませんでした・・・)。

改めてティマイオスに交渉している時に、アルベドが現れます。

アルベドはその際に、本物と偽アルベドの見分けに使っていた「首の菱形の印」を、(おそらく錬金術で)わざと消して登場します。

それを見た主人公(旅人)は、偽アルベドが再度現れたと思い、驚きます。

しかし、これはアルベド(本物)が主人公を驚かせるためのジョークであり、すぐに「首の菱形の印」を出して、主人公を困惑させました。

そのジョークを見て、主人公は改めて驚きます。

そもそも、「首の菱形の印」は、アルベドがホムンクルスとして失敗作である証です。

偽アルベドは本能的に、自分が失敗作であることを認めたくなかったため、本物の姿に変装した際にも「首の菱形の印」は消していました。

(それが本物と偽物を区別するための方法となってしまいましたが。)

自分が失敗作である証拠となる「首の菱形の印」をジョークのネタにできることに、主人公は衝撃を受けます。

その回答のように、アルベドはパイモンに対して、以下のような話をします。

・パイモンが自分の持っている「夕暮れの実」にこだわるのは、それしか持っていないからである。

・もしも、パイモンが「美味しい夕暮れの実」をたくさん持っていたら、特定の「夕暮れの実」にこだわることは無いだろう。

それを聞いたパイモンは、釈然としない様子でした。

実は、これはアルベド(本物)と偽アルベドのことを暗に示しています。

偽アルベドは、失敗作としてドゥリンに取り込まれていたため、「自分が失敗作かどうか」という評価基準しか持っていませんでした。

つまり、それが偽アルベドの価値観のすべてであったためです。

しかし、アルベド(本物)は、人間に溶け込んで生活するうちに、「弟子などの大切な人々」、「錬金術師としての研究」、「価値観を共にできる仲間(旅人)」など、多くの大切なものを手に入れることができました。

そのため、「自分が失敗作かどうか」ということだけにこだわることが無くなったのです。

それを「夕暮れの実」に例えたのが、ストーリー最後の会話となります。

アルベドの正体と「真の目的」のまとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

本日は、アルベドの「正体」や「真の目的」について、ストーリーから読み解ける部分をわかりやすく解説させていただきました。

きっちりと前提となる価値観や目的などを把握しておくと、すんなりと理解できると思います。

今後もアルベドの物語は続くと思いますので、ストーリーが追加された際には、あらためてこの記事を見て頂ければと思います。

では、本日はここまでとさせていただきます。

ではでは。

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ライター紹介

横島先生
こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
twitterアカウント:https://twitter.com/yokoshimasensei