時短遊戯!?三人打ちのすゝめ
雀魂の通常の対局ができる、「段位戦」は四人打ち(ゲーム内では四人東・四人南)と三人打ち(ゲーム内では三人東・三人南)があります。
普通の麻雀というと、四人打ちを想像する方が多く、雀魂でも『接続数』(“対局中人数”+”待ち人数”と思われる)を見ると、四人打ちと比べると三人打ちはやや少なめです。
三人打ちは下記のようなマイナス印象があるかもしれませんが、確かに、一面では正しいです。
・雀力関係なく運ゲー著しい
・通常の麻雀が強くなりたいのに、四人打ちとは別の打ち方・知識が必要なので、強くなれない
・打点が常に高くて大味
ただ、そうだけではない、三人打ちの魅力を、そして四人打ちにも転化可能な技術などを、ルールと合わせて紹介していきます。
- 雀魂での段位戦三人打ち特殊ルール
- 四人打ちとの違い
この記事は大体5分で読み終わりますので、さいごまで読んでいってくださいね!
雀魂での段位戦三人打ち特殊ルール
ルールは上記の通り(三人東の場合)ですが、文字で見ても特に「北」周りがわかりずらいので、詳しく書いていきます。
『北』の基本操作方法
まず、「北」が手牌にあると下図のように、リーチや鳴き時と同じように『北抜き』、というのが出てきます。
これをクリックすると、この『北』をチーやポンと同じように、ただし一つの牌だけをさらして置いて、カンの時と同様に嶺上牌から別の牌をツモって来ます。
すいません、こちらは牌譜から持ってきたので、見づらいですが、右の方の”<”に『北』が重なっているのがわかるかと思います。
ややこしいことに、この時、嶺上牌からまた『北』をツモってきていて、もともとのツモの2ピンが左に、北が右にずれただけなように見えますが、違いますので。。。
抜いた『北』は全員から見える状態。
この『北』を抜いた状態で上がると、下画像のようにドラ扱いとして、翻数として追加されます。(上画像とは別の局)
この場合、『北』を二枚抜いているので、「抜きドラ」が2翻となっています。
また、それ以外に、裏ドラの表示牌が「西」となっていて、ドラが『北』であるため、手牌にはありませんが、裏ドラ扱いとなり、『北』だけでドラ4となっています。
『北抜き』はするべきか?
特殊な事情が無い限り、するべきです!
特に、賛否両論がありますが、ドラ表示牌が「西」の時、つまりドラが『北』の場合などは強すぎて、その局の押し引きに大きくかかわります。
具体的には、表ドラが「西」の時、1枚2翻、2枚で4翻で満貫以上確定、3枚で6翻で跳満以上確定、あまりありませんが、4枚だと8翻で倍満以上確定と、一巡目に4枚抜かれると、この局はダメだろう。。。という気分になります。
後から槓ドラ、裏ドラで乗る可能性があるので、自分の手牌に見えたら即『北抜き』でも良いかもしれません。
ただ、特殊な状況では他の選択肢もあることを、頭の隅に置いておきましょう。
『北抜き』をしない特殊な事情とは?
結論から言えば、点数より、あがりたい場面で『北』待ちとできる場合です。
オーラスでトップ確定したかったり、『北』のドラが無くても逆転できる場合などがあげられるかと。
もちろん、4枚見えているケースは除きますが、『北』待ちはかなりあがりやすく、残り1枚でも待ちにする価値はあるでしょう。
『北』待ちは上がりやすい?
『北抜き』は加槓と同じ扱いなので、『北』待ちでテンパイしていると、他の方が抜いたら槍槓的にロンできます。(役として槍槓はつかないでロンできるだけ)
多くの方は持ってても使いづらく、抜いてしまえば打点が上がる『北』は、引いてきたらまず抜きますので、これを捉えやすいため、上がりやすくなっています。
特に中盤くらいの、『北』が1枚しか見えていない段階などで、『北』単騎待ちはかなりの確率で上がれる待ちとなります。
ただし、ルールにもある通り、手牌の中の『北』はドラ扱いではないため、本来であればつけられるはずのドラを放棄しているのと同じですので、あくまで条件が付いている時のみにした方が良いです。
『北』待ちを見切るには?
これは、字牌待ちにしやすい役っぽい捨て牌、例えば『七対子』濃厚などの場合に、注意が必要です。
ただ、通常の手役で『北』単騎という可能性もあるので、そう見切れるものでもありません。
危険なのが、『七対子』に見える捨て牌で、『北』を手の中から『北抜き』してリーチをかけた場合です。
実は『北抜き』した場合でも河には捨てていないため、この場合は振りテンとなりません。
ですので、『七対子』上がっているところから『北』を抜いてリーチして、『北』待ち、という可能性もある、ということ、これを頭の隅に置いておきましょう。
なぜ、そうするかというと、特定の誰かから直撃したい、ということもあるかもしれませんし、嶺上自摸の抽選を受けたい、雀魂の3人打ちはツモ損があるため、出来ればロンをしたいなどがあります。
ただ、あがりを確定させるのが良いのか、ツモの代わりにドラ1を加えて確定しないままでよいのかは、状況次第です。
『ツモ損』について
ルールに明記はありませんが、ツモは 4 人打ちに比べて損があります。
例えば、子の満貫の場合、 2000 – 4000 で、収入は 6000 点となり、単純に一人の子から受け取れる点数分、 4 人打ちより損となります。
親の満貫の場合も同様で、 4000 オールで収入は 8000 点です。
門前ならば『門前自摸』もあって、影響は少なく済ませられる可能性はありますが、鳴いた場合の影響は大きいので、損分で着アップの計算が狂ったりしないよう、注意しましょう。
四人打ちとの違い
まずはわかりやすく、対戦詳細の比較から。
上図が私の 3 人打ちの対戦詳細です。
そして、下図が 4 人打ちの対戦詳細。
緑枠の平均あがりの点数は変わってきますね。
意外なのですが、赤枠のあがりの巡数はそれほど大きな違いが無いみたいです。
これは、私のを出しているのが悪く、4人打ちのあがり巡数はもう少し後になるはずです。
多分、今後、4人打ちの対戦数が増えていけばもう少しあがり巡数に差がついてくると思います。
率系に関しては一人少ない分の違い以上ではなさそうかなと、あがりが高く、巡目が早い、と考えてください。
あがりが高くなる理由
・萬子の2-8が無いため、染め手を作りやすい
・牌種が少ないため、ドラが乗りやすい
・同じく牌種が少ないため、牌が重なりやすく、高い手を作りやすい
・『北抜き』により、ドラが多くなる
・ツモが多くなるので、じっくり手作りしても上がれる
などが、まず考えられます。
他に、槓が出やすいので、槓ドラ、槓裏分もドラが乗りやすいです。
そこらへんから、安いあがりのためのテンパイ、イーシャンテンこだわって中途半端に勝負して、高い手に当たる、というのが大きな損になります。
安い手の見切りは早めに、上がらないと決めたなら、確実におりられるよう安全牌を意識しながら、手を進めていきましょう。
3人打ちの高いあがりの基準
私の場合の考え方を紹介します。
上の方でも使った画像ですが、これでリーチをかけている、というのに注目してみてください。
リーチをかけなくても6翻、親の跳満なのですが、早い巡目だったので、この手でそのツモ(ツモだと7翻ですが同じく跳満)はもったいない、とリーチをかけました。
自分が一番早い、周りが全く進んでる気配が無い状況では、下記と考えています。
・捨て牌1段目(6牌まで)あたりでは倍満を目指す
・2段目(12牌まで)は跳満で十分
・3段目(18牌まで)からは満貫で良し、というかそこまで来たらもうヤメを考える
プラス、親・子の状況、周りの捨て牌から予想できる早さ・高さ、現在の着順と残り局数、最終形のあがりやすさ、などを考えるので、目安程度ではあります。
あがりやすい牌・危険牌の4人打ちとの違いは?
上図は特徴的な局です。ポン・カンが入り乱れて、さらに全体的に縦重なりの手となっているのが見て取れます。
そこから、通常の4人打ちより気を付けるのは下記点。
・ワンチャンス、ノーチャンスがかなり頼りにならない、むしろだからこそ、 4 枚見えの牌の外で待つ、ということが多い
→上図で言うと、 2 ピンが 3 枚、 4 ピンがカンされていて、 1 ピン、 3 ピンは使いづらいですが、待ち牌だったり、出ればポンが入る牌となっています。
明らかに、手前の私が『対々和』に見える鳴き、捨て牌なので、危険牌であることは明白ですが。
・字牌・ 1 、 9 萬、端っこのシャンポンはかなり強めでよく見るが、単騎は他の方が厚く持っている可能性を考えてか、あまり見ない
・中・終盤の生牌はほぼ重なって持たれている、だからといって待ち牌とも限らないが、よほどでない限り捨てるのは避けたい
→上図だと、→(下家)の方が 1 ピンをおさえているのは、 1 ピンが生牌で明らかに危険と認識しているからと思われます。
・役満は事故。わかりやすいのはともかく、四暗刻単騎とかを読むのは難しい
牌が縦に重なる可能性が高い関係上、両面待ちが幸せな形とならないことが良くあります。
『北』待ちという特殊な待ちは置いておいて、字牌・ 1 、 9 萬のシャンポン、端っこのシャンポンはかなり強めに読みに入れる必要があります。
ただ、両面待ちは弱く見えますが、 3 面待ち以上は端っこのシャンポンよりは強いかな?という印象。
リーチ判断
またしても同じ局の画像です。
ここでリーチをかけた理由は主に下記。
・ツモった時の打点の高さ
・6ピンが見えていないし、←(上家)の方はわからないけれど、→(下家)の方は多分もってなさそうなので、ツモれる可能性は高いのでは?
・親のリーチで周りを降ろして一人旅としたい
・ドラの9ピンを切っていて、ソウズの真ん中を多く切っているけれど、待ちが読みづらそう?特に6ピンはでるのでは?
一番下のはともかく、ツモができそうなこと、あがり牌が山に残っているだろうことを考えてのリーチ判断でした。
リーチとダマの判断の違いは、リーチはツモを目指し、ダマはロンできそうな待ち、というイメージですね。
よっぽど自信がある待ちの場合は、ロン狙いリーチもあるかもですが、上で書いた通り、三人打ちの特徴をつかむと、通りそうなノーチャンスの牌こそ危険牌だったりします。
自分がツモりたい、ツモりそうな時にリーチ。
逆に他の方にリーチかけられたら、見た目わかりやすい牌で待っている可能性が四人打ちより高い、と考えましょう。
そんなこんなで4人打ちとの違い・魅力
・高い打点
・(牌が少ないから)他者のテンパイ・リーチ時、待ち牌予想がズバリ的中しやすく、当たり牌ビタ止めできて気持ちいい!
・役満ドーン!ドラ爆数え役満ドーン!役満上がられてダメかと思ったら、親で一気にまくれて最高!!
・単純に人数が少ないので、4人打ちよりいっぱいあがれて楽しい
・スピード感が良い、忙しいともいえるけども、局数も、対局時の待ち時間も少ないので、 1 戦終わるまでがとても早く感じる
上までで技術的なこともいろいろ書きましたが、たくさんあがれて、打点も高くて、ちょいちょい役満もでて、と、大味だけども、だがそれがいい!という感じです。
さいごに
私が3人打ちをこれほどまでやったのは、雀魂が初めてです。
ゲームセンターのネットワーク麻雀の 3 人打ちもやったことはあるのですが、自分で何もしようがない状態で飛んだり、他者のツモだけで局が進んで終局、などがよくあり、お金払ってそれは。。。という気分になったことがあって、やらないようになりました。
しかし、雀魂はほぼ完全無料!なので、気持ち切り替えてつぎつぎ!とできるのが良いですよね!
『ほぼ』とつけている理由は下記記事をご参照ください。
是非、これまでやったことない方も、一度やってみてください!そして、私と同卓したらお手柔らかにお願いしますm(__)m
ライター紹介
- 時間があるときは(PCで)ゲームしながら、(スマホで)ゲームしている、というマルチタスクおじさん。
サプリ情報取得や筋トレ、ストレッチなどを欠かさない健康オタクおじさんでもある。
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