この記事では、【青白コントロール(スタンダード)】についてご紹介しております。
こんにちは、アザ・キャストです。
『神河:輝ける世界』のリリースから約1カ月半経ち、次回セット『ニューカペナの街角』の足跡も聞こえてきていますね。
3色ランドや『魔除け』サイクルに、新たなデッキの予感をひしひしと感じます!
そのような今回は、【『神河:輝ける世界』における青白コン(スタンダード)の改善】についてご紹介させていただきます。
「青白コントロールを使ってみたい!」
「どんな戦略・改善の方法があるだろう?」
と考えている方への一助になれれば幸いです。
- 青白デッキの変遷(メタゲームチャレンジ前後、現在使用中の形)
- 他のデッキとの相性比較(主にBO1。白単、オーラ、コントロール同系、白黒系)
こちらの記事は5分程度のボリュームですので、どうか最後までお付き合い願います。
※なお、当記事は「青白コン好き」レベルでの個人の見解です。ご了承ください。
↑以前にも青白コンの記事を書いています。ご覧いただけますと幸いです!
青白コントロール:メタゲームチャレンジ時点(2022年2月下旬)
まずは、イベント『メタゲームチャレンジ』で使用した形からご紹介いたします。
デッキの基本戦略
この時点での戦略は、【典型的なコントロール】を意識していました。
- 6~8枚の打ち消しで、相手の手を挫く
- 6~7枚の全体除去で、盤面を仕切り直す
- 新たに追加された追放系除去で、『破壊不能』にも強く出れる
序盤から中盤にかけては、相手の勝ち手段を打ち消し&除去で落としていきます。
終盤には『永岩城の修繕』の裏面や『放浪皇』、『ストーム・ジャイアントの聖堂』などのフィニッシャーで勝負を決めていきます。
このデッキの弱点
『真紅の契り』から改良していたこのデッキは、なかなかの強さではないかと思っていました。
しかし、現実は厳しく、3勝以上進めることができませんでした。
「せっかく練り上げたデッキ……どうして勝てないんだ!?」
悔しさのあまり、感情が抑えきれなくなることも。
その後冷静になって分析した結果、以下のような点が見えてきました。
- 打ち消しの枚数が多すぎる → 打ち消しはタイミングを逃したら終わり
- 全体除去に頼り過ぎている感がある → 単体除去を増やしていいのではないか
- ミラーで『船壊しの怪物』が強い → 入れていないこちらが不利と見た
特に、打ち消しの枚数は痛感させられましたね。
他の色にはない「打ち消しの魔力」にとりつかれていたと言いますか……(;^ω^)
そして、以上を踏まえた上で次のようなデッキに改良しました。
青白コントロール:メタゲームチャレンジ後(2022年2月末)
『メタゲームチャレンジ』後のデッキは、このような形となりました。
デッキの基本戦略
この時点での戦略は、【PWを狙った打ち消し+敵単体もケアできる形】を意識していました。
- 打ち消しは「最も出されると苦しい」と感じるPWを狙い撃つ形に
- 『消えゆく希望』の評価を見直し、序盤から終盤まで使える単体除去として採用
- 「強いものは強い」と思い、『船砕きの怪物』をフィニッシャー採用
むやみやたらに打ち消すのではなく、「出されるとキツイ」と感じるPW(特に『蜘蛛の女王、ロルス』)に絞った打ち消しのみを搭載することにしました。
それにより、打ち消しの枠を単体除去に回すことができるようになります。
このデッキの弱点
「今度こそいけるか?」と思い、組んでみたこのデッキ。
しかし、やはりと言いますか、弱点が出てくることとなりました。
- 『記憶の宝球』『永岩城の修繕』のドロー再利用は強い → だが、当たりが引ける保証はない
- 『冥途灯りの行進』が終盤弱い → ミシュランを1マナで消せるのは強いが、高マナ相手に弱い
- 『船砕きの怪物』が思ったより強くない → インスタントタイミングの呪文が少ない
特に『記憶の宝球』と『永岩城の修繕』のコンボは、気に入っていただけにショックでしたね。
とはいえ、「2枚ドローの結果が土地2枚」という可能性もある以上、運否天賦に任せるわけにもいかないという思いもありました。
そこで、同じく青白コントロールを使用する他のプレイヤーとの相談や公式で発表された青白コントロールの記事を通じ、次なる構築を練ることになります。
青白コントロール:現在の形(2022年3月)
他を参考にして再考した結果、このような形になりました。
デッキの基本戦略
現在の戦略は、【クロックしつつもアドを失わない形】を意識しています。
- 序盤は致命的なものを出されないので、(特に先攻時には)2マナ域を出していい
- BO1ではサイドはほとんど空くので『履修』が強い
- 『神河』や『ナヤルーン』の影響で『聖戦士の奇襲兵』のバリューが高くなった
- 『冥途灯りの行進』は強いが、必須となる盤面が薄くなったと思い、抜けた
自分はもともと「待って構える」コントロールを使用していたせいか、『象徴学の教授』や『勢団の銀行破り』といったカードを出すのに変な抵抗を覚えていたのかもしれません。
このデッキの改善点
改善できるかもしれない点としては、「公式が採用していても『これあんまり強いと思えないんだよな~』と個人的に感じるカードとのすり合わせ」だと思います。
- 『ジュワー島の攪乱』→ アルケミーをプレイして、採用を見直そうとしている
- 『砂漠滅ぼし、イムリス』→ 実際に使用してみて、あまり強くない気がしている
- 『却下』→ 『本質の散乱』が『ニューカペナ』で再録されてほしい!!
以上のようなカードを、自分の経験と照合させながら採用・不採用を考えています。
やはり、丸写しではなく自分で考えるのが楽しいと思いますからね!
そして、最終的にはメタゲームの動向を見つつ、採用を見定めていきます。
(※「何を消せばいいか」を把握する関係上、流行りのカードを追う必要があります)
さいごに
今回は、【『神河:輝ける世界』における青白コン(スタンダード)の改善】についてご紹介させていただきました。
最後にポイントをおさらいしましょう。
- 打ち消しは魅力的だが、欠点も多い。採用には注意が必要である
- 「強い」と言われるものは、やはり強い。プライドとの折り合いもつける
- コントロールは性質上、メタゲームの動向に注視した方がいい
『ニューカペナの街角』は3色環境なので、もしかしたらエスパー(青白黒)になるかもしれません。
ですが、できる限り青白でさらなる掘り下げをできればと思っています!
「こんなのどうだろう?」というものがありましたら、ぜひTwitterで教えてくださいね!
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