【MTGアリーナ】待望の新セット!『神河:輝ける世界』の新メカニズムを解説します!

はじめに

この記事では,2022年2月18日発売の待望の新セット

神河:輝ける世界に登場する新メカニズムを5つ解説したいと思います。

  1. 換装とは,装備品になれるクリーチャー能力です。
  2. 魂力とは,手札から捨てることで発動する起動型能力です。
  3. 両面英雄譚とは,第Ⅲ章で裏面に変身するエンチャントです。
  4. 忍術とは,戦場と手札のクリーチャーを入れ替えるクリーチャー能力です。
  5. 改善されているとは,オーラや装備品,カウンターが置かれた状態です。

実際のカード画像を提示ながら解説してきます。

この記事は,5分ほどで読み終わりますので,ぜひ最後までお付き合いください!

1)換装

最初にご紹介するのは換装です。

まずは,換装をもつカードを見てみましょう。

換装【マナコスト】(【マナコスト】:これを,あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象としてつけるか,クリーチャーからはずす。換装はソーサリーとしてのみ行う。ついている間,これはクリーチャーではない。)

換装を持つクリーチャーのカードタイプはアーティファクト・クリーチャー - 装備品です。

基本はアーティファクト・クリーチャーですが,換装することで自分自身が装備品となり,他のクリーチャーに装備できます。

装備品となることで,換装をもつクリーチャーは,クリーチャーでなくなります。

注意点1

装備品になった換装クリーチャーは,装備先のクリーチャーがタップ状態になってもタップ状態になりません。

例えば,アタック後に換装を外せば,アンタップ状態のクリーチャーとしてブロックに回ることが可能となります。

注意点2

換装能力は,換装クリーチャーがタップ状態でも使用できます。

例えば,クリーチャー状態でアタック後に換装することが可能です。

装備品となっていれば,相手のソーサリータイミングでの全体クリーチャー除去などを回避することができます。

ただし,換装先のクリーチャーが破壊された時は,装備品からクリーチャーに戻ります。

注意点3

換装すると,換装クリーチャーは装備品となるため,クリーチャーの時についていたオーラや装備品は外れます。

例えば,相手プレイヤーにつけられたマイナス修正のオーラを換装によって外すことができます。

注意点4

換装と装備は別の能力です。

例えば,ブルーノー・バトルハンマーやファイター・クラスは,装備コストを軽減する能力がありますが,換装のコストを下げることはできません。

2)魂力

2つ目は魂力(こんりき)です。

まずは,魂力をもつカードを見てみましょう。

魂力-【マナコスト】,【そのカード】を捨てる:【それぞれの効果】

魂力は,主にパーマネントカードがもつ能力です。

魂力はインスタントタイミングで使用することができます。

呪文ではなく,起動型能力に分類されます。

魂力を2つ以上もつ場合は,一つのみを選択して使用します。

注意点1

魂力は,呪文ではなく起動型能力であるため,呪文の打消しの対象になりません。

例えば,呪文貫きや攪乱プロトコルは呪文を対象としているので,魂力効果を対象にできません。

注意点2

先ほどから何度も書いていますが,魂力は呪文ではありません。

よって,呪文コストを変動させる効果の影響も受けません。

例えば,スレイベンの守護者,サリアやパラディン・クラスは魂力のコストに影響を与えません。

3)両面英雄譚

3つ目は,両面英雄譚です。

では,実際にカードを見てみましょう。

英雄譚:この英雄譚が出た際とあなたのドロー・ステップの後に,伝承カウンター1個を加える。

英雄譚は,ターン毎に,Ⅰ章,Ⅱ章,Ⅲ章と,それぞれの効果が発動するエンチャントです。

これまでの英雄譚との最大の違いは,Ⅲ章の効果です。

Ⅲ章:この英雄譚を追放する。その後,これを変身させた状態であなたのコントロール下で戦場に戻す。

注意点1

Ⅲ章の効果によって,クリーチャー化する場合,

一度,追放されてから変身してクリーチャー化するので召喚酔いします。

速攻の効果をもっている,または付与すれば直後にアタック可能です。

注意点2

両面英雄譚をコピー呪文等でコピーした場合,

Ⅲ章の効果が誘発しても,コピーには裏面が存在しないので,追放されたままになります。

4)忍術

4つ目は,忍術です。

ちなみに忍術は,英語版でもNinjutsuです。

では,忍術をもつカードを見てみましょう。

忍術【マナコスト】(【マナコスト】,あなたがコントロールしていてブロックされなかった攻撃クリーチャー1体をで札に戻す:あなたの手札にあるこのカードをタップ状態かつ攻撃している状態で戦場に出す。)

簡単に言うと,戦場にいるクリーチャーと手札にある忍術をもつクリーチャーを入れ替える能力です。

忍術は一見するとややこしい能力ですので,起動条件を一つずつ確認していきましょう。

条件1:忍術をもつカードが手札にある

忍術は手札から使用する能力です。

忍術をもつカードが戦場に出ていると,そのカードは忍術を使用できません。

条件2:戦場にある自分のコントロールするクリーチャーがブロックされていない

忍術はブロッククリーチャー指定後に使用可能な能力です。

復習も兼ねて,戦闘フェイズの5つのステップを確認してみましょう。

戦闘フェイズの5つのステップ
1)戦闘開始ステップ戦闘開始時に誘発する効果がスタックに積まれます。
2)攻撃クリーチャー指定ステップ自身が,どのクリーチャーを攻撃させるかを選択します。
3)ブロッククリーチャー指定ステップ相手が,ブロックに参加するクリーチャーを選択します。
4)戦闘ダメージ・ステップお互いのクリーチャーが戦闘ダメージを割り振ります。
5)戦闘終了ステップ戦闘終了時に誘発する効果がスタックに積まれます。

相手がブロッククリーチャーを指定後に,マナコストとブロックされなかったクリーチャーを手札に戻すことで忍術を起動できます。

注意点1

攻撃クリーチャー指定時に,相手にクリーチャー除去を使用されても,忍術で回避することはできません。

逆に,ブロッククリーチャー指定後に,ブロックされていないクリーチャーに対して,クリーチャー除去を使用されて場合は忍術で回避可能です。

注意点2

ブロックされなかったクリーチャーが,先制攻撃または二段攻撃をもつクリーチャーがいる場合,

先制攻撃によるダメージを与えた後に,忍術で入れ替わったクリーチャーによるダメージも与えることが可能です。

5)改善されている

5つ目は,改善されている です。

能力ではありませんが,新たなキーワードですので確認していきましょう。

(装備品やあなたがコントロールしているオーラがついているかカウンターが置かれているクリーチャーは改善されている。)

注意点1

改善されている状態は,自分がコントロールしている,オーラや装備品,カウンターが対象です。

相手につけられたオーラやカウンターは対象になりません。

おわりに

ここまでお読みいただき,ありがとうございました。

今回は,新セットにおける新メカニズムを解説しました。

あつかいの難しい能力もありますが,だからこそ奥深い戦略のあるゲームになると思っています。

初心者をはじめ,効果に疑問をもつ方々に,この記事が参考になれば幸いです。

お時間のある人は,神河の魅力がつまった公式アニメーショントレーラーもぜひご覧ください!

それでは,また。