【MTGアリーナ】エルドレインの森 新メカニズムを解説!

はじめに

この記事では,2023年9月5日にMTGアリーナに実装される新セット『エルドレインの森』の新メカニズムを紹介します。

紙のカードの正式発売日は,2023年9月8日です。

『物語を紡ぐのはあなた』

「忌まわしき眠り」がエルドレイン全土に忍び寄っています。

おとぎ話の世界は、より不思議なものへと少し姿を変えようとしています。

僻境へ繰り出し、古典的なおとぎ話のキャラクターがこれまでにない姿で登場するあなただけの物語を紡ぎましょう。

それでは,新たに搭載される3つの新メカニズムと,再登場する1つのメカニズムを解説したいと思います。

  1. 役割りトークンとは,7種類のエンチャント(クリーチャー)を持つオーラです。
  2. 協約とは,コストを支払うことによる追加効果です。
  3. 祝祭とは,土地以外のパーマネントが2つ以上戦場に出ることが誘発するキーワード能力です。
  4. 出来事とは,出来事のサブタイプを持つパーマネント呪文です。

実際のカード画像を提示ながら解説してきます。

この記事は,5分ほどで読み終わりますので,ぜひ最後までお付き合いください!

役割りトークン・Role token

役割りトークンは7種類の定義済みトークン(MTGアリーナで使用できるのは6種類)であり、いずれもエンチャント(クリーチャー)を持つオーラです。

怪物トークン/魔術師トークンひねくれ者&呪われし者・エンチャント・オーラ・トークン(エルドレインの森)

役割りトークンは、効果が固定されているトークン・エンチャント(オーラ)です。

役割りは以下の7種類があり、聖者はMTGアリーナでは使用できません。

呪われし者:エンチャントしているクリーチャーは基本のパワーとタフネスが1/1になる。
怪物:エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受けトランプルを持つ。
王族:エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受け護法 (1)を持つ。
魔術師:エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受け「このクリーチャーが攻撃するたび、占術1を行う。」を持つ。
ひねくれ者:エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。このオーラが戦場から墓地に置かれたとき、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失う。
若き英雄:エンチャントしているクリーチャーは、「このクリーチャーが攻撃するたび、これのタフネスが3以下である場合、これの上に+1/+1カウンター1個を置く。」を持つ。

*聖者(統率者デッキのみ):エンチャントしているクリーチャーは、あなたがコントロールしているエンチャント1つにつき+1/+1の修整を受ける。

  • クリーチャー1体に対し、同一のプレイヤーがコントロールする役割りは1つしかつけられません。例えば、自分がコントロールする役割り(怪物)と、対戦相手がコントロールする役割り(呪われす者)は同時につけることが可能です。
  • プレイヤーが、すでに役割りトークンがエンチャントされているクリーチャーに新たな役割りトークンをエンチャントする時は、最新のものがエンチャントされ、古いものは墓地に置かれます。ただし、相手プレイヤーがコントロールする役割りはそのまま残ります。

協約・Bargain

この呪文を唱える際し、アーティファクトやエンチャントやトークンのうち1つを生け贄に捧げてもよい。協約されていた場合、追加の効果が発生します。

協約とは,呪文を唱える際に追加コストを支払うことで、追加の効果を得る能力です。

  • 協約は強制ではなく、コストの支払いを選択することができます。
  • パーマネント呪文が協約を持つ場合、戦場に出ることが効果が誘発します。
  • 協約効果に「代わりに」と書かれていたら、本来の呪文より強力な効果を発揮します。
  • 協約を持つカードの中には、呪文を唱えるためのコストを少なくするものもあります。

祝祭・Celebration

祝祭とは,1ターンの間に土地でない2つ以上のパーマネントが、自分のコントロール下で戦場に出た場合の能力を表すキーワード能力です。

  • 戦場に出るときに土地でないパーマネントであり、自分のコントロール下であり、少なくとも2つ目であれば、祝祭能力は誘発します。
  • 土地でない2つのパーマネントが同時に戦場に出る必要はありません。
  • パーマネントは戦場に出た時点でカウントされるので、その後に除去されても問題ありません。
  • 祝祭をもつカードがパーマネント・カードならば、それもカウントされます。例えば、祝祭をもつクリーチャーを2体戦場に出したならば、両者の祝祭が誘発します。
  • 戦場に出ている土地をクリーチャー化しても、誘発条件にカウントされません。

出来事・Adventure

カードの左下側に「出来事」のサブタイプを持つ呪文を指します。

  • 出来事を持つ呪文は、当事者(本体)として唱えるか、出来事(サブ)として唱えるかを選択してプレイできます。
  • 出来事で唱え、それが解決された時、そのカードは追放され「進行中の出来事」として扱われます。
  • 「進行中の出来事」となったカードは、追放領域からパーマネント呪文として唱えることができます。
  • 出来事で唱えた時に、打ち消されたり、対象不適切となった場合は、そのまま墓地に置かれます。
  • 出来事を持つ呪文が、ライブラリーや墓地、手札にある時の、カードの色は、当事者(本体)の色が参照されます。
  • 唱えた時の呪文の色は、出来事であれば出来事がもつ色、当事者であれば当事者がもつ色が参照されます。

その他の注目能力のカード

フェアリー部族の強化

エルドレインの森では、フェアリーが数多く登場します。

フェアリーの部族デッキも期待できます!

ネズミ部族の強化

フェアリーと同様に、ネズミも数多く登場します。

強さ未知数のネズミデッキも面白いかもしれません!

アニメ・ボーダーレス版カードの登場

エルドレインの森では、日本人絵師による特別なアニメイラスト版のカードが登場します。

不思議なおとぎ話しの世界を盛り上げてくれること間違いなしです!

おわりに

ここまでお読みいただき,ありがとうございました。

今回は,新セット『エルドレインの森』における新メカニズムを解説しました。

9/1からプレリリースイベントの始まりますので、そちらでも先行してプレイすることができます。

初心者をはじめ,効果に疑問をもつ方々に,この記事が参考になれば幸いです。

それでは,また。