【プロセカ】【Arcaea】音ゲー初・中級者脱却を目指せ!音ゲー上達論

みなさんはYoutubeなどの動画投稿サイトでリズムゲームのプレイ動画を見たことがありますか?

華麗な指(足)さばきを見て、「めちゃくちゃカッコいいなぁ」「自分もこんなに上手くできたら気持ちいいんだろうなぁ」なんて思うことがあると思います。

でも、実際にプレイしてみると「思うように叩けない」「どう練習すればいいのかわからない」という事態にほとんどの人が陥ります。

そんな音ゲー初心者の方に向けて、こちらでは基礎の基礎から上級プレイヤーやランカーたちが意識している知識や技術をわかりやすく紹介していきたいと思います!

この記事は4分で読めます。

  1. 音ゲーを始めるときに準備すべき5つのコト
  2. 上達に必要な知識と技術とは?
  3. トッププレイヤーをめざしたい!という人は?

音ゲーを始めるための準備をしよう!

コンディションを整えよう

音ゲーには集中力と体力を要求されるという特徴があります。

そのため、他のゲームに比べて寝不足体調不良疲労感の影響が非常に大きいです。

心身ともに万全の状態でプレイしましょう

※爪が伸びている状態やつけ爪を付けている状態だと折れてしまったり欠けてしまったりすることがある他、「音ゲーをやっていたらマニキュアが割れたり剥がれちゃった…」ということもたまに起こります。

なるべく爪を短く切り、マニキュアなどを塗っていない状態でプレイしましょう。

音ゲーのキモ「集中力」と「脱力」

全ての音ゲーにおいて最も重要な要素は、「集中力」と「脱力」の2つです。

リズムゲームは聴覚や視覚による情報を脳で短時間で処理する必要があります。

複雑な思考は必要ありませんが、短期的な「集中力」がプレイを大きく左右する要素になります。

勉強と同じで何時間も連続して「集中力」を発揮することはできません。

また、「叩くだけで精いっぱい」「気持ちに余裕がない」という状態でも「集中力」を発揮することは難しいです。

切れてきたなと思ったら休憩をはさみましょう。

実際にゲームをプレイするときは全身の力を抜いてリラックスしましょう。腕や指先が伸び切っている状態や、肩に力が入っている状態ではダメということです。

叩く音が大きかったり、腕の動きが大きすぎたりする場合も「脱力」がうまくできていません。

手の動きが悪くなるだけでなく、集中力を妨げてしまいますので「脱力」を何よりも意識すべきです。

上手くいかなくなってしまったら必ずこの2つができているかどうか立ち返ってみましょう

プレイスタイルを決めよう

スマホで音ゲーをプレイする際には基本的に2つのスタイルがあります。
1.親指プレイ(持ちプレイ)

左手が弱いので私は右手で広く拾えるよう若干寄ってます(笑)

メリット:場所を問わずプレイできるため、周回やマラソンが必要なゲームはこちらがおすすめ
デメリット:使える指が親指だけで可動範囲も少ないので上達に限度がある
2.人差し指プレイ(置きプレイ)


メリット:人差し指だけでなく他の指が使えるので高難易度に対応しやすい
デメリット:プレイできる場所が限られる、机の上でやる場合は滑り止めがほぼ必須
上達を優先するのであれば人差し指でのプレイを推奨しますが、キャラの育成やイベントを優先したい!という方は親指でのプレイが非常に有効です。

ただし、近年スマートフォンの大型化が進んでいるため、手が小さい人は親指プレイが厳しい場合もあります。

注意点として、機種によって同時に反応する指の数の上限がある場合があります(iPhoneシリーズだと5本までなど)ので、事前に確認しておきましょう。

※親指だけを使って超高難易度の譜面をプレイする人がごくごくまれにいます。そういう人たちは基本的に「すべての指をしっかり使いこなせる人」です。参考にはあまりなりません。

設定を決めよう

譜面の速度や判定のタイミングを調整しましょう

この設定は個人差&端末の性能差によるところが大きいので、一概にこうすべきだ!というものはありません。

もし知り合いにプレイヤーがいるのであれば、代わりに設定をしてもらって、そこから自分によって丁度いい設定を見つけるのもいいでしょう。

ここはスマホ音ゲーをやる上で永遠の研究テーマになってきます。

端末はXperia1を使用しています
プロセカの設定、私はプレイ中の演出やタップ音を切っています

プレイの目標を設定しよう

みなさんそれぞれに「音ゲーを始めたきっかけ」や「音ゲーを続ける理由」というものがあると思います。それ添って短期的な目標と長期的な目標を設定しましょう。

たとえば…
短期目標:レベル〇〇の曲をすべてクリアしよう
長期目標:好きな曲である〇〇の一番難しい譜面をクリアしよう
なんでもいいので自分のプレイスタイルにあった目標を設定することで、今何をすべきがという点が明確になります。

どの難易度から手をつけていいかわからないという人は、自分がギリギリクリアできるレベルから2~3個難易度を落としたところからはじめてみましょう。

ここまでやってしまえば、あとは実践を積んでいくだけでどんどん上手くなっていきます。

これ以降の内容はプレイに必須ではありませんが、上達していく上で必要なスキルになっています。

上達に必要な知識

リズムの基礎を理解しよう

リズムゲームというだけあってリズムの知識がなければ何も始まりません。

重要な用語だけをピックアップしましたので、これだけは最低限頭に入れておきましょう。

これらは音ゲーにおける用語なので実際の音楽用語とは少しことなります。

BPM
Beats Per Minute の略です。
音楽に合わせて手拍子をするとき、その手拍子が1分間に何回あるかという数字になります。

厳密にいえば1分間あたりの拍子の数です。
この数字が高ければ高いほどテンポが速く、低ければ低いほどのんびりとした曲になります。

4分、8分、16分
4分音符、8分音符、16分音符に合わせて置かれたオブジェクトを指します。

基本的に1拍子=4分という長さになります。

4分を更に半分の長さにしたものを8分、8分を更に半分にしたものを16分といいます。

音ゲーのオブジェクトのほとんどはこの3つで構成されています。

付点8分
8分+16分の長さの音符に合わせて置かれたオブジェクトを指します。

Adoの「心という名の不可解」のサビなんかを想像してもらうとわかりやすいんじゃないでしょうか。

あれは「付点8分+付点8分+8分」というリズムになっており、このパターンはよく登場します。

12分、24分
4分を1/3の長さにしたもの12分、4分を1/6の長さにしたものを24分と言います。

音楽用語でいうところの4分3連符、8分3連符に該当します。

音ゲーマーは、オブジェクトが画面に流れてきたときにオブジェクトの間隔を見てどれが上記のどれに該当するかを瞬時に判断し、脳内でリズムを構築しながら譜面を叩いています。
最初は名称まで覚える必要はありませんが、やっていくうちに肌感だけでも感じられるようになると、譜面の見え方が変わってくるはずです。

初音ミクの消失 Expertの開幕は12分
歌をよく聞くと3音で区切られているのがわかるだろうか

「縦認識」と「横認識」

難しい譜面になればなるほど、大量のノーツが滝のように流れてくる場所(通称:発狂地帯)があります。

そういう場所を押すためにはまず譜面がどうなっているのか、ノーツをしっかり認識する能力が必要になってきます。

その時に登場するのが、この「縦認識」と「横認識」です

・縦認識-ノーツを縦長のかたまりで認識すること

縦認識:左手で8分で5回押す、右手はタイミングを見て押す

メリット:脳内で処理する情報量が少なくて済む

デメリット:ノーツの認識もれが発生しやすい、リズムをキープする力が必要

・横認識-ノーツを横方向に1つ1つ区切って認識する

横認識:同時押し、単押し、同時押し…と見る

メリット:ノーツの認識もれが発生しにくい、精度を取りやすい

デメリット:脳内で処理する情報が多い、余裕をもって押せることが前提

上と下の画像を見比べるとわかりますが、パッとみたときの脳の処理速度は上の方が速いですよね?

難所をどうにかして突破してクリアしたいというときは「縦認識」フルコンボやそれ以上を狙う場合は「横認識」という使い分けをします。

譜面が難しくなればなるほど「横認識」は難しくなりますが、上達に必須のスキルなので習得していきましょう。

「腕押し」と「指押し」の使い分け

プロセカやダンカグ、Deemoなどをプレイするユーザー向けの話になります

ノーツを押すときにに、腕を動かして押す「腕押し」と、指先だけを動かして押す「指押し」の2種類があります。これまではほとんどの譜面を人差し指or親指だけで「腕押し」してきたと思いますが、高難易度の譜面になると「指押し」をして複数の指を駆使して押す必要性が出てきます

これらを上手く使い分けていきましょう。

・腕押し

精度が取りやすく疲れにくいが、押せる速度に限界がある

スライドやフリックなどのギミックや高速トリル、交互に押せる配置に非常に強い

・指押し

精度が取りにくく疲れやすいが、複数の指を使えるので押せる譜面の幅が広い

階段や片手トリル、ロングノーツ絡みなどの複雑な配置に強い

テオMasterの名所、BPM185の16分を指2本で裁くのは無理がある

指押しができるようになるだけで押せる配置の幅が更に広がります

指押しにおいて重要なことは、「脱力をより意識する必要性がある」点と「指押しでも精度が取れるよう訓練する必要がある」点の2つです。

初級者がぶつかる最後の壁と言っても差し支えないので、できなくても焦らず簡単な譜面からゆっくり練習していきましょう。

更に上を目指す人へ

高難易度と低難易度のバランスについて

音ゲーのプレイは大きく3つにわけることができます。

・自分の適性レベルより難しい譜面をクリアする

・自分の適性レベルで高スコアを出す、フルコンボをする

・自分の適性レベルより易しい譜面でAPやPM、ACなどの完ぺきなプレイをする

最高難易度を完ぺきにプレイすることを最終的な目標とするのであれば、これらをバランスよく回しながらやっていく必要があります(プレイスタイルや音ゲー歴、才能などによるのでこれが完全に正解だとはいえません)。

「どこに目標を設定すればいいのかわからない!」という方は、この3つをバランスよく盛り込むようにしましょう。

「音ゲーが上手い人」とは何ができるか?

究極的な話、音ゲーが上手い人というのはよく「どんな配置でも初見で完ぺきに押せる人」であると定義されます。その力を「地力」と呼んだりしています。

その領域に辿りつくためには、

・「配置を見て譜面を分析して、即座に最も押しやすいであろう運指を考えてそれで押す能力」

・「大量の譜面を完ぺきに演奏できるまで研究し、練習した経験」

この2つが必要になります。

前者に関しては個人の能力と10年単位の途方もない練習量によるところが大きいです。

しかし、初見であるという点を除外すれば自分なりの方法を研究して模索していくという選択肢が出てきます。

後者は要するに「精度と安定感の向上」であり、現実的な量の時間をかければ誰でも挑戦できることです。

まずは時間をかけて練習するところから始めてみませんか?

上達に行き詰まりを感じたら

プレイをしていく中で「ハイスコアが出ない」「1つ上のレベルに全く歯が立たない」「称号がなかなか上がらない」という問題に直面することがあります。

譜面を研究して、できない箇所を克服して、何度も繰り返して挑戦してみるのも1つの手ですが、他にやり方がいくつかあります。

1.「今まで手を付けていなかった譜面や長いこと放置していた譜面を埋める」

2.「低難易度の譜面を完ぺきにプレイできるようにする」

3.「他の音ゲーにチャレンジしてみる」

などなど。

「放置してたらできるようになった」「なんかよくわからないけどできた」というのは音ゲーをやる上で当たり前に発生することで、それを境に突然上達することもあります。

実際に私も何年も音ゲーをプレイする中で何回も経験してきました。

時には回り道することも重要です。

まとめ

音ゲーはそもそも敷居が高く、つまづく壁も数えきれないほどあります。

しかし、それを乗り越えてこその達成感は他のゲームでは感じることができない楽しさの一つであり、私が音ゲーをやり続ける理由の1つでもあります。

とはいえ、色々書きましたがまずは何よりも実際にプレイして、楽しみむことが一番重要です!

最初はできることが少なくても、それが今後のプレイに役に立たないなんてことはありません。

上級プレイヤー目指して頑張っていきましょう!

余談「スマホ音ゲーのいいところ悪いところ」

スマホの音ゲーのよいところは、完全に自分のペースで、安くプレイできるというところにあります(もちろんガチャにたくさん課金しなければですが)。

しかし、スマホでプレイできる音ゲーだけでは、”今の段階では”上達に限界があると考えられています。

音ゲーのトッププレイヤーを目指すのであれば、ゲームセンターで音ゲーをプレイした方が総合的な力をつけるには有効だということです。

原因はシンプルで「譜面の数が少ない」ということに尽きます。

ゲームセンターでプレイできるリズムゲームには1000曲以上の楽曲をプレイできる機種がいくつも存在します。

更にランダムをかけてプレイできる機種があることも考慮すると、実質無限にあると考えてもいいです。

それに対しスマホの音ゲーは500曲あれば多い方です。

ランダムをかけて譜面を変更するという手段が使えない以上、練習できる配置の限界が決まっています。

ただし例外が1つだけあります。

OverRapidというゲームです。

指を6本使用しスクラッチやランダムの要素もあるので、自宅で超絶音ゲー上手いマンを最短で目指したいならチャレンジしてみるといいと思います。