【遊戯王】今更聞けないエルドリッチ!!

今更聞けないエルドリッチデッキの紹介

エルドリッチデッキは、シークレット・スレイヤーズで登場したデッキです。

エースは、黄金卿エルドリッチ。

多彩な魔法、罠を主軸に立ち回る彼の姿はプレイヤーの心を揺さぶります。

この記事は、これからエルドリッチデッキを使ってみようと思う人や、エルドリッチデッキの弱点を知りたいという人におすすめです!!

この記事は10分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!!

  1. エルドリッチの強みは自由な構築性!
  2. エルドリッチの弱みは手札が2枚必要!
  3. エルドリッチのデッキレシピがわかる!

エルドリッチってどんなデッキ?

エルドリッチは、豊富な魔法罠を主軸としたデッキです。

多くのプレイヤーは、環境に対するメタデッキとして使用しています。

ですが、実は非常に拡張性の高いデッキでもあります。

エルドリッチデッキの強みとは??

なんといっても黄金卿エルドリッチのかっこよさです!!

・・・というのは冗談で、その強みとは自由な構築ができることです。

ここで、黄金卿エルドリッチの効果を見てみましょう。

ざっくりいうと、

①手札からエルドリッチと魔法又は罠カードを墓地に送ることで、フィールドのカードを対象にして墓地に送る。

②自分のフィールドの魔法又は罠カードを墓地に送り、このカードを手札に加える。その後、アンデット族のモンスター一体を特殊召喚できる。また、そのモンスターの攻守は1000ポイント上がる。

以上のものとなっています。

除去効果、手札やフィールドの任意のカードを墓地に送ることができる、さらに攻守の上昇といった、いずれも強力な効果を持っています。

また、エルドリッチをサポートする専用の魔法罠も非常に強力です。

詳細は後述しますが、ほとんどのカードに墓地効果がついており、エルドリッチの効果で手札やフィールドに墓地に送っても、損をしないようになっています。

エルドリッチだけでも強力なのに、充実したサポートを受けることができることがこのデッキ最大の強みかもしれません。

エルドリッチの使用感ー強みと弱みー

ここからは、エルドリッチを3年間使用している筆者の使用感を伝えます。

先述した通り、エルドリッチの特徴は動きが遅いです。

永続罠や魔法を貼って戦う一面がある以上、仕方がないことではあります。

ですが、その反面安定感があるといえます。

メタビートなど、ロングゲームになりやすい対戦相手に対しては、無類の強さを誇ります。

墓地のカードを活用することから、リソース切れになりにくいこともあり、

試合が長引げば長引くほど、エルドリッチ側のペースに持ち込めます。

では、展開が早い相手に対しては何が重要かというと2つ方法があります。

一般的な方法としては、採用する魔法や罠カードで対応することです。

先攻を取った際に、相手の展開を遅くするための魔法・罠カードを置いて

相手の動きを阻害することが重要です。

2つ目の方法は、相手より展開力を上げた構築にすることです。

エルドリッチは、アンデット族の豊富なサポートを受けられることから

展開力を上げることも可能です。

例えば、ユニゾンビ、堕ち武者、牛頭鬼、馬頭鬼などの展開をサポートするカードたち。

それらから出力される死霊王ドーハスーラなどのカードも強力です。

黒き宿命のエルドリクシルや、紅き血染めのエルドリクシルなどを使えば、それらのカードにアクセスすることもできます。

リンクやエクシーズを組み合わせれば、展開を伸ばすことも可能です。

こうしたカードを組み合わせれば、展開の早い相手に対しても対応できる可能性も上がるでしょう。

エルドリッチデッキの弱点って??

エルドリッチデッキの弱点は、大きく分けて3つあります。

1つは、エルドリッチ1枚だけでは、何もできないということです。

エルドリッチは、効果そのものに他のカードを要求するため、最低2枚のカードを消費して動きます。

そのため、エルドリッチそのものは初動にはならず、手札がエルドリッチ1枚の際は動きたくても動けないという場面はあります。

手札やフィールドのカードをいかに切らさず戦うかが、ポイントとなるデッキです。

2つめは、エルドリッチそのものの除外です。

エルドリッチは、墓地に送ったり墓地から特殊召喚する効果を持っています。

そのため、墓地に行ったタイミングで墓穴の指名者やDDクロウなどといって墓地からカードを除外するカードを相手に使われると、どうしても動きが止まってしまいます。

常に相手に除外される可能性を注意する動きをする必要があります。

3つめは、ローテンポなところです。

エルドリッチデッキは、アンデットと組み合わせることで比較的展開のスピードが上がります。

しかしながら、純正の構築や環境メタ寄りの構築にすると、どうしても妨害重視となり、展開は遅れます。

展開が遅れるということは、ロングゲームになることになります。

構築次第では、相手に逆転の手を引かれる可能性が生まれやすいことも注意すべき点です。

エルドリッチデッキの主要カード

まずはモンスターから見ていきましょう。

黄金卿エルドリッチ

効果や詳しい特徴は先ほど述べたので割愛します。

黄金狂エルドリッチ

エルドリッチモンスター+レベル5以上のアンデット族モンスターで融合できるモンスターです。

効果は3つあり、

①モンスターゾーンに存在する限り、エルドリッチとして扱う。

②戦闘・効果で破壊されない。

③自分のフィールドのアンデット族をリリースして、相手のモンスター一体のコントロールを得る。

次に、魔法カードについて見ていきましょう。

黒き宿命のエルドリクシル

効果は2つあり、いずれか1つを1ターンに一度使えます。(エルドリッチの魔法・罠に共通する特徴です。)

ざっくりいうと

①手札又はデッキからエルドリッチを特殊召喚。すでに自分のフィールドにエルドリッチが存在する場合はアンデット族のモンスターを何でも特殊召喚可能。この効果を使うとそのターンはアンデットしか特殊召喚できない。

②墓地からこのカードを除外して、デッキから「黄金卿」魔法・罠を自分のフィールドにセットする。

①、②とも、優秀な効果を持った魔法カードです。

エルドリッチがいる場合は、様々なアンデット族のモンスターを場に特殊召喚できるため、効果が強力なモンスターを選んで呼んでくることができます。

このあたりが、エルドリッチデッキの拡張性が高いところですね。

白き宿命のエルドリクシル

速攻魔法です。

効果は2つあり、ざっくりいうと

①手札又は墓地からエルドリッチを特殊召喚。すでに自分のフィールドにエルドリッチが存在する場合はアンデット族のモンスターを何でも特殊召喚可能。この効果を使うとそのターンはアンデットしか特殊召喚できない。

②墓地からこのカードを除外して、デッキから「黄金卿」魔法・罠を自分のフィールドにセットする。

黒き宿命のエルドリクシルと効果は似ています。

最大のポイントは、墓地からもエルドリッチを特殊召喚できるところです。

速攻魔法であることから、エルドリッチが墓穴の指名者などで除外されそうになったところでチェーン発動することで効果をかわすことができます。

除外のケアのためにも、ぜひ入れておきたいカードですね。

呪われしエルドランド

永続魔法です。

効果は3つあって、ざっくりいうと

①このカードがフィールドにある限り、アンデット族しか攻撃できない。

②800ライフポイントを払って、エルドリッチか黄金卿魔法罠をサーチできる。

③このカードがフィールドから墓地に送られた場合、エルドリッチか黄金卿魔法罠を墓地に送る。

①の効果はデメリットですが、②③の効果はそれぞれ強力です。

このカードを起点に動くことができるため、初手に引きたいカードなのですが、

その効果の強力さから、準制限カードになっています。

黄金卿の七摩天

永続魔法です。

効果は2つあり、①の効果は融合の効果です。

②の効果は、セットカードを発動できないようにする効果です。

②の効果はあまり強力とは言えませんが、上述した融合モンスターを出すためには必要なカードといえるでしょう。

次に、罠カードを見ていきましょう。

紅き血染めのエルドリクシル

通常罠カードです。

効果は2つあり、ざっくりいうと

①デッキ、墓地からエルドリッチを特殊召喚できる。エルドリッチがすでに存在する場合、アンデット族をなんでも特殊召喚できる。この効果を使ったターン、アンデットしか特殊召喚できない。

②このカードを墓地から除外して発動できる。デッキから黄金卿魔法罠をセットできる。

黒き宿命のエルドリクシルと効果は似ていますが、こちらは墓地から特殊召喚できる効果を持っています。

非常に強力なカードなのですが、準制限となっています。

黄金卿のコンキスタドール

黄金卿と名の付く永続罠カードです。

効果は2つあり、1ターンにいずれか1つ使えます。

ざっくりいうと

①通常モンスターとなって特殊召喚できる。エルドリッチが自分のフィールドにいる場合、フィールドの表側のカードを1枚選んで破壊できる。

②墓地から除外して発動できる。デッキからエルドリクシル魔法罠をセットできる。

場のカードに直接干渉することができるため、非常に使いやすいカードです。

黄金卿のワッケーロ

同じく黄金卿と名の付く永続罠カードです。

効果は2つあり、ざっくりいうと

①通常モンスターとなって特殊召喚できる。エルドリッチが自分のフィールドにいる場合、墓地のカードを1枚選んで除外できる。

②墓地から除外して発動できる。デッキからエルドリクシル魔法罠をセットできる。

相手の墓地のカードに触ることができるため、相手の展開を阻害することができます。

相手の墓地のキーカードを除外することもできるため、使いやすいカードになっています。

黄金卿のガーディアン

同じく黄金卿と名の付く永続罠カードです。

効果は2つあり、ざっくりいうと

①通常モンスターとなって特殊召喚できる。エルドリッチが自分のフィールドにいる場合、墓地のカードを1枚選んで攻撃力を0にできる。

②墓地から除外して発動できる。デッキからエルドリクシル魔法罠をセットできる。

こちらは、相手のモンスターの攻撃力を変化させるカードです。

直接アドバンテージをとるカードではないですが、対象に取られないモンスターも選ぶことできるため、戦闘での突破を補助してくれるカードになっています。

1枚は入れておきたいカードですね。

永久に耀けし黄金卿

カウンター罠です。

効果は1つです。

①エルドリッチが自分のフィールドにいる場合、発動できる。自分のフィールドのアンデットを墓地に送り、魔法・罠・モンスターの効果を無効にし破壊する。

コストは必要なものの、スペルスピード3のカウンター罠として使えるため、相手の動きを確実に妨害することが見込めます。

ゲームの序盤や中盤でセットしておくといいため、1~2枚採用するとよいでしょう。

黄金の征服王

通常罠カードです。

効果は2つあり、いずれか1つを選択できます。

①除外されている「エルドリクシル」魔法・罠カード3種類をデッキに戻し、フィールドのカードを全て破壊する。

②除外されている「エルドリクシル」魔法・罠カード3種類をデッキに戻し、相手のライフポイントを半分にし、その数値分自分のライフポイントを回復する。

効果は強力なのですがサーチが難しく、やや使いづらいカードになっています。

エルドリッチのデッキレシピ

ここからは、エルドリッチのデッキの一例を紹介していきます。

なお、画像はマスターデュエルのものとなっていますが、リミットレギュレーションはOCGのものとなっています。

そのため、黄金卿のワッケーロの1枚は黄金卿のコンキスタドールと読み変えてください。

①天獄の王採用!エルドリッチ

エルドリッチの弱点として、最も警戒しなければならないのは「ハーピィの羽箒」や「ライトニングストーム」といったこちらの魔法・罠を破壊してくるカードです。

エルドリッチの魔法・罠は墓地効果もあるため、リソース面ではあまり問題ないのですが、相手に妨害をすべて破壊されてそのまま押し切られるといったことも少なくありません。

そこでおススメしたいカードが、「天獄の王」です。

このカードを相手に見せることで、見せている間はセットされたカードを効果破壊から守ることができます。

また、レベル10であるためエクシーズ召喚の素材にもしやすいというメリットもあり、おススメのカードです!

その他のおすすめカード

セイクリッド・プレアデス

エルドリッチの罠モンスターは、星5が多いためプレアデスのエクシーズ召喚の条件を満たします。

そのため、ピン刺しのカードとしては重宝するモンスターでしょう。

グスタフマックス&ジャガーノートリーベ

前述した上記のデッキレシピで紹介したエルドリッチのデッキレシピの中には天獄の王が入っています。

そのため、ランク10が立てやすく、相手をワンターンで倒すときには非常に優秀なセットが

超弩級砲塔列車グスタフマックスとジャガーノートリーベです。

相手ライフに2000ポイントのダメージを与えた後、さらに6000の攻撃力で相手を粉砕する列車たちの火力は使用していて圧巻です。

このカードたちを入れておくことで、エルドリッチの弱点である展開の遅さを火力で補うことができます。

いかがでしたでしょうか??

たくさんの可能性をもったエルドリッチデッキ、みなさんもぜひ一度使ってみてください。