原神は中国びいき?日本キライ?その真相に迫ってみました!

みなさんこんにちは、「横島先生」です。

本日は、サービス開始時から一部のプレイヤーに噂されている「原神は中国を優遇しているのではないか?」「日本の扱いが酷いのではないか」という疑惑について、客観的に検証してみたいと思います。

結論から言ってしまうと「そんなことはない」ということになるのですが、どうしてそのような疑惑が出てきたのかを踏まえつつ、解説させていただきます。

ではさっそく、詳細を見ていきましょう。

この記事は3分程度で読み終わりますので、さいごまでお付き合いください。

原神が中国を優遇していると言われる根拠

中国を題材にしている璃月が豊か

原神の舞台となっている「テイワット大陸」は8つの地域(内1つは滅亡していると言われている)で構成されています。

TIPS:
モンド・璃月・稲妻・スメール・フォンテーヌ・ナタ・スネージナヤ・カーンルイアの8つの地域です。

 

それぞれの地域は、以下の実在の国がモチーフになっていると噂されています。

原神の地域名実在の国名
モンドイタリア
璃月中国
稲妻日本
スメールインド
フォンテーヌフランス
ナタ南米
スネージナヤロシア
カーンルイアドイツ

この中で、「璃月」は経済大国であり、華々しい印象があります。

そのため、璃月のモチーフになっている(と思われている)中国がひいきされていると噂されているようです。

景観があざやか

璃月には山岳地帯・平野・海辺など非常に多彩な地形が存在します。

そして、いずれの地形も明るく、鮮やかな風景が広がっています。

また、建物もしっかりとした造りのものが多く、そこに住む人々の豊かさが感じられます。

治安がよい

璃月地方は宝盗団は存在するものの、千岩軍による警備も行き届いており、治安がよいように感じられます。

千岩軍を率い、璃月地方(の人間)を束ねる「璃月七星」も優秀な人材が多く、国としての完成度が高く描かれています。

また、人間を超越した存在では「仙人」も基本的には善良であり、人間が太刀打ちできない事案に関しても裏からサポートしてくれています。

統治者が人間想い

璃月の統治者は「岩王帝君・鍾離」となりますが、常に国民の幸せを願う優しい存在として描かれています。

また、魔神戦争を最初から戦い抜いた歴戦の強者であり、原神においても最強キャラクターの1角として数えられています。

強くて優しい支配者を持つ国として、璃月は非常に優遇されているように見られているようです。

原神が日本を冷遇していると言われる根拠

日本を題材としている稲妻が殺伐としている

テイワット大陸にある8つの地方のうち、「稲妻」は日本をモチーフにしていると考えられます。

TIPS:
登場キャラクターたちの名前の付け方からして、日本の江戸時代をモチーフにしていると思われます。

 

商人によって構成される璃月の豊かさに対し、武家によって統治されている稲妻は殺伐とした雰囲気を醸し出しています。

景観が薄暗い

稲妻地方には薄暗い雰囲気の土地が多く、全体的にじめじめした印象を受けます。

また、常に雨が降っているような場所や、雷雨がとどろく場所もあり、稲妻を冒険していると薄暗くて画面を見にくいということも多いです。

また、建物も掘っ立て小屋のようなものが多く、全体的に貧しさを感じます。

治安が悪い

ひとたび街を出ると、やたらと強い浪人たちが追いはぎを繰り広げる無法地帯が広がっています。

また、支配階級である武家の腐敗が凄まじく、国としての体制に不安が感じられることが多いです。

統治者が厳しい

稲妻の統治者は「雷電将軍」となりますが、国民にかなり厳しい人物となっております。

鎖国・目狩り令などの厳しい政策を採用する一方、行政は腐敗している(と知っていながら)武家に任せておくなど、かなりめちゃくちゃな統治体制をとっていました。

武闘派であるため非常に強いものの、厳しさを合わせ持った統治者として描かれています。

璃月と稲妻の比較

璃月と稲妻の違いをまとめると以下のような表になります。

項目璃月稲妻
雰囲気豊か殺伐
景観あざやか薄暗い
治安よい悪い
統治者優しい厳しい

 

こうしてみてみると、稲妻よりも璃月が優遇されているように感じられます。

TIPS:
このことが、日本よりも中国の方が優遇されていうという意見に繋がっているものと考えられます。

 

「そんなことはない」という根拠

以上のように、中国が優遇されて、日本が嫌われているという見方もできるのは確かです。

しかし、実際にはそんなことはないと予想されます。

ここでは、その根拠を挙げていきたいと思います。

稲妻は強キャラクターを多く輩出している

稲妻には非常に強いキャラクターがひしめいております。

TIPS:
強い・弱いは主観的な感想かもしれませんが、それでも「雷電将軍・楓原万葉・神里綾華・珊瑚宮心海・久岐忍」などは使用率の面から見ても強キャラクターと言えると思われます。

 

もしも原神が稲妻(およびモチーフとなっている日本)が嫌いであれば、ここまで多数の強キャラクターは実装しないと予想されます。

日本をモチーフとした地方を実装している

世界には200程度の国が存在しています。

一方、原神の舞台となっているテイワット大陸には8つの地方しか存在しません。

その少ない枠の中で日本がモチーフとして採用されているということは、原神は日本を優遇しているということはあっても冷遇しているということはないと思われます。

厳しい環境の中でこそ優秀な人材が育つ

日本という国は古来から地震や噴火などの自然災害が多く、けっして安全な土地とは言えませんでた。

また、近代においては多くの大国の狭間におかれ、政治的にも厳しい立ち位置に置かれています。

TIPS:
日本がモチーフとなっている稲妻も、どうように厳しい状況に置かれてると言えます。

 

一方、そういう厳しい環境であるからこそ、優秀な人材が育つということを原神は表現したかったのではないかと思われます。

そう考えれば、中国が優遇され、日本が嫌われているという感覚は払拭できると思います。

では、本日はここまでとさせていただきます。

ではでは。

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ライター紹介

横島先生
こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
twitterアカウント:https://twitter.com/yokoshimasensei