【原神】スマホの動作が重い・カクツクときの対処方法

原神はデータ量が非常に大きく、要求スペックも高いことから、動作が重くなったりカツクツときがあります。

(「iphone12pro」でプレイしている私でも、画質「低」でもカクツクときがあります。)

ここでは、動作が不安定になった場合の対処法についてご説明いたします。

『原神』は比較的要求スペックの高いゲームです

開発費100億円を掛けた影響であるかは不明ですが、『原神』はハイスペックを要求するゲームとなっております。

特に「容量」と「描画」に関しては、他のスマホゲームとは一線を画する高水準な内容です。

そのため、プレイヤーからは動作が重くなったり、カクツキが出たりといった不具合の報告も出てきています。

容量が大きい

Ver2.0(令和3年8月)の段階で「15.75GB」となっており、スマホでプレイできるゲームの中では破格の容量となっております。

(Mihoyo社のゲームは容量が大きいっす・・・。)

描画が細かい

スマホプレイでの画質「低」でも非常に綺麗なグラフィックです。

空に向かって打った弓矢が「遥か彼方の地面に落ちるまで描画され続ける」という、一昔前なら考えられなかったことをスマホでもプレイできるゲームとして実現しています。

ハードに負荷がかかりやすい

このようにスマホでのプレイを前提にしているにもかかわらず、非常にハイスペックを求める仕様となっています。

ですので、スマホはもちろん、PCでプレイしていても動作が重くなったり、カクついたりする恐れがあります。

スマホを再起動する

なにか不具合が起きた場合に、真っ先に試すべきことは、

スマホを再起動する

です。

これで改善されることが「非常に」多いです。

スマホの場合は「熱」が原因であることが多い

スマホは小さい機体の中に「発熱する電子部品」が詰め込まれているため、使用しているとスマホ内部の温度がドンドン上昇していきます。

あまりにも温度が上がりすぎると電子部品が故障してしまうため、スマホには「ある程度温度が上がったら動作を遅くする」というセーフ機能が組み込まれています。

しかし、皆さんがスマホを普段使いしている時は、このような不具合は感じないと思います。

それは、電子部品の「発熱」を外気で冷却(放熱)できるような仕組みになっているからです。

一方、前述のように『原神』は要求スペックが大きいゲームであるため、スマホに大きめの負荷がかかり、普段使いよりも発熱量が大きくなります。

そのため、電子部品の「発熱」が外気での冷却(放熱)を超えてしまい、機器内部の温度がドンドン上昇した結果、セーフ機能が働いて遅くなってしまうわけです。

このスマホの異常な発熱を抑制するためには「冷却(放射)効率を上げる」ことが有効です。

ここでは具体的な幾つかの対策をご紹介します。

スマホケースを外す(見直す)

落とした時の破損を防ぐためにスマホにケースを付けている方も多いと思います。

高級なケースほど、外部からの衝撃を吸収するためにゴム状の材料を使用していますが、基本的にゴムに代表される樹脂系の材料は「蓄熱しやすく放熱しにくい」性質を持っています。

つまり、「冷却(放射)効率が低い」と言えます。

これらのケースは普段使いを想定して設計されており、『原神』のように派手に発熱するゲームを長時間おこなうことは想定外だと考えられます。

『原神』をプレイする時はスマホケースを外すと「冷却(放射)効率」が向上します。

誤って落としたりした場合の破損が怖い方は、「熱伝導性の高い材料を使ったケース」や「メッシュ状などにして通気性を高めたケース」を使用すると良いでしょう。

クーラーの効いた部屋や扇風機の前でプレイする

原始的な方法ですが、非常に有効です。

熱は「高い方から低い方」へ放熱され、その速度は「温度差」が大きいほど速くなります。

つまり、スマホの周囲の気温が低ければ、それだけ「「冷却(放射)効率」が向上します。

この方法を採用する場合は、風邪を引かないように、健康面にはご注意ください。

冷蔵庫・冷凍庫で冷やすタイプの保冷剤などはNG

「だったら冷凍庫でキンキンに冷やした保冷剤や氷を押し当てながらプレイすればいいじゃん」とお思いの方もいるかもしれません。

しかし、それは「絶対にダメ(NG)」となります。

確かに一時的にはスマホ内部は冷却されますが、急激に冷やされることによりスマホ内部に結露(小さな水の粒)が発生してしまいます。

電子機器は「水に弱い」ため、故障の原因となってしまいます。

(スマホの中には水に触れると色の変わるシートが仕込まれていますが、結露によっても反応する恐れがあります。このシートの色が変わると「水没扱い」となってしまい、メーカーの保証が受けられなくなる可能性もあります。)

スマホ用の冷却クーラー(冷却ファン)を取り付ける

この選択肢がスマートかつ専門的な選択肢と言えます。

基本的には常温保冷剤とスマホ用専用ファンの組み合わせとなります。

常温保冷剤は、30℃前後で溶けたり固まったりする材料を使用しており、スマホ内部に結露が発生する恐れの少ない保冷剤と言えます。

スマホ用専用ファンは、スマホに取り付ける小型の扇風機のような危機であり、使用者に影響を与えることなくスマホを冷却することができます。

「スマホケースと一体化したもの」、「スマホを設置するもの」、「スマホに取り付けるもの」など色々な種類があります。

この方法を採用する場合は、ご自分の『原神』のプレイ方法に適したものを検討してみてください。

ゲーム内の設定を見直す

Mihoyo社が(告知せずサイレントに)仕様を変えた結果、動作が重くなったという報告もあるようです。

また、iphoneでプレイしている場合は、apple社のIOSの仕様変更による影響もありえる話です。

一時的な不具合の場合は開発者サイドで対応がされると思いますが、それまでの間はプレイヤーの方でなんとか対処する必要があります。

そのような場合にもっとも効果な方法が「ゲーム内の設定を変える」です。

下の画像を参考に「グラフィック」の「画質」を、動作が改善される水準まで落として乗り切りましょう。

画質の設定方法

ネット回線を見直す

『原神』は基本ソロゲームであるにも関わらず、非常に(異様に)通信をしたがるゲームになっております。

そのため、回線の弱さが動作に影響を及ぼすことが多いです。

前述の「熱」や「ゲーム内設定」で解決しなかった場合は、「回線を疑う」段階です。

試しに「ドコモスピードテストアプリ」などで回線速度を測定してみましょう。

回線速度が遅くなっている場合は、以下の方法を試してみてください。

回線が早そうなWifi環境で試してみる

回線の遅さが、皆さんが『原神』をプレイしている環境に問題があるのか、スマホ自体にあるのかを推測する必要があります。

一番手っ取り早いのが、スマホを購入した店舗や、キャリアの店舗に行って、その店舗のwifiに繋げて試してみることです。

それが難しいようでしたら、『原神』を問題なくプレイできている友達の家で試させてもらうというのもありです。

フリーWifiのスポットを利用するという手段もありますが、「回線が速いとは限らない」点や「セキュリティ上の危険がある」点から、あまりおすすめはできません。

以上を試してみて無事に動作した場合は、いよいよ回線側が怪しいということになります。

Wifiルーターを再起動する

『原神』はwifiでプレイされている方が多いと思いますが、wifiの発信元である「ルーター」に不具合が出ることがあります。

wifiルーターの電源を落として、30秒待って、起動する。

という簡単な方法で復旧できることも意外と多いので、試してみてください。

Wifiルーターの購入を検討する

使用しているルーターが古い場合は、新しいルーターに買い替えることで改善される可能性もあります。

例えば家族でWifiルーターを共有している場合で、他の家族の方も「最近回線が遅いなあ」と感じているようでしたら、ルーターや下記の「Wifiプロバイダー」の見直しを検討してもよいかもしれません、

Wifiプロバイダーを見直す

『原神』だけでなく、ネットサーフィンなどでも遅さを感じるようでしたら、プロバイダーの見直しも選択肢に入ってきます。

特にADSLなどをご使用の方は、光回線への移行を検討されてもよいかもしれません。

スマホを買い替える

『原神』もバージョンが上がると少しずつ要求スペックが高くなっていくことが考えられます。

そうなると、今までプレイできていた機種でも、ある日突然動作が遅くなることもありえます。

また、スマホ自体の経年劣化により、動作が重くなることもありえます。

そのような場合は、スマホを新しい機種に買い替えることにより、動作が(大幅に)改善されると思います。

お金に余裕があればiPhoneやiPadの最新機種がおすすめですが、そうでない場合はインターネットなどでしっかりと情報を収集して数年は快適にプレイできるようなスペックのスマホを選ぶようにしたいです。

【原神】スマホの動作が重い・カクツクときの対処方法のまとめ

今回はスマホの動作が重い・カクツクときの対処方法を説明させていただきました。

ゲーム開始時から重い場合は「スペック不足」であることが考えられますが、プレイ中に突然重くなったりするのは「熱」が原因であることが多いです。

冷却ファンなどの専用の機器を取り付けることが望ましいですが、今回ご紹介したような「ちょっとした対処方法」で改善する場合もあります。

この記事が、皆様の快適な『原神ライフ』のお役に立てば幸いです。

では、本日はこの辺で。

ではでは。

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ライター紹介

横島先生
こんにちわ、『横島先生』と申します。
工学の博士号を持つ異色のゲームライターです。
ネットゲーム歴は長く、「Diabro2」や「Age of Empire2」などの海外ゲームから入り、国産ゲームでは「FF11」を長くプレイしておりました。
現在はmihoyo社の「原神」に出会い、熱中しております。
皆様に有意義な情報をお伝えしたいと考えておりますので、何卒、よろしくお願いします。
twitterアカウント:https://twitter.com/yokoshimasensei