【MTGアリーナ】圧倒的な不公平!黒緑ビートダウン・デッキを紹介!

はじめに

この記事では,MTGアリーナでのスタンダード構築デッキである黒緑・ビートダウンデッキを紹介します。

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黒緑・ビートダウンは,八百長試合をキーカードに,強力なパワーカードをコストを踏み倒して唱えていくことで,戦場を制圧する黒緑2色のデッキです。

早期にパワーカードを戦場に出し,逆転不可能な状態を作り出して,殴り勝つことを目指します。

また,「実際のカードでもプレイしたい!」と思った人に向けて,紙のカードの値段も紹介していきます。

カードの金額に関しては,Wisdom Guidの平均価格を参照しています。デッキリストのカード名がそのままリンクになっていますので,そちらで最新の金額を確認できるようになっています。

*Wisdom Guidとは,MTGの総合情報サイトで,カードリストやシングルカード価格などを主に提供しているサイトです。

記載した金額は,あくまで投稿時のものですのでご了承ください。

  1. 黒緑・ビートダウンとは,八百長試合のキーとしたコンボデッキです。
  2. 紙のカードでデッキをそろえると,約24,000円
  3. 守りの配分も考えながらアレンジ

それでは,デッキを見ていきましょう。

この記事は,5分ほどで読み終わりますので,ぜひ最後までお付き合いください!

黒緑・ビートダウン:サンプルデッキリスト

クリーチャー(19)

(3)領界喰らい、サルーフ(平均価格:50円)

(4)強請る大入道(平均価格:170円)

(4)穢れた敵対者(平均価格:900円)

(3)嘘の神、ヴァルキー/星界の騙し屋、ティボルト(平均価格:1,500円)

(4)産業のタイタン(平均価格:1,000円)

(1)作業場の戦長(平均価格:300円)

インスタント(2)

(2)冥府の掌握(平均価格:190円)

エンチャント(9)

(4)八百長試合(平均価格:360円)

(2)食肉鉤虐殺事件(平均価格:8,300円)

(3)古き神々への拘束(平均価格:150円)

アーティファクト(4)

(4)エシカの戦車(平均価格:1,500円)

プレインズウォーカー(2)

(2)レンと七番(平均価格:1,200円)

土地(24)

(4)ジアトラの試練場(平均価格:800円)

(4)闇孔/蛇孔の小道(平均価格:900円)

(4)死天狗茸の林間地(平均価格:500円)

(2)目玉の暴君の住処(平均価格:800円)

(1)ハイドラの巣(平均価格:400円)

(1)耐え抜くもの、母聖樹(平均価格:2,400円)

(1)見捨てられたぬかるみ、竹沼(平均価格:900円)

(4)沼

(3)森

合計金額:23,830円(平均価格での合算)

ゼロからすべてのカードをそろえると,約24,000円あれば作ることが可能です。

カードの解説

ここでは,各カードを解説していきます。

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クリーチャー

領界喰らい、サルーフ

対戦相手のパーマネントが戦場から墓地に送られるたびに,自身に+1/+1カウンターが置かれていきます。

自分のアップキープ開始に,自身に置かれた+1/+1カウンターをすべて取り除くと,点数でみたマナ・コストが,取り除いたカウンターの数以下の土地以外のパーマネントをすべて追放します。ある意味,時限爆弾のようなクリーチャーです。

強請る大入道

攻撃時,防御プレイヤーに,攻撃を許可するか,攻撃させない代わりにワンドローさせるかの選択を迫ります。

八百長試合との相性が抜群であり,八百長試合の秘匿効果を即発動させることができます。

穢れた敵対者

素出しでも,2マナ,2/3,接死もちという強力なスタッツを持っており,序盤の壁としても有用です。

さらに,戦場に出てから追加コストを支払うことで,自身の強化とゾンビ・クリーチャー・トークンを生成します。戦場に出てから追加コストの支払いを選択できるのが強みでもあります。

嘘の神、ヴァルキー/星界の騙し屋、ティボルト

表面は,対戦相手の手札にあるクリーチャー・カードを奪って,そのカードのコピーになることができます。手札を見ることでの安全確認にも使えます。

裏面は,強力なプレインズウォーカーです。常在能力として,星界の騙し屋、ティボルトが追放したカードを任意のマナ・コストで唱えることができます。

小プラスは,各プレイヤーのライブラリートップのカードを追放する,疑似的ドロー効果です。小マイナスは,アーティファクトかクリーチャー1体を追放します。さらに,追放したカードは唱えることができます。大マイナスは,すべての墓地のカードを追放し,赤3マナを加えます。こちらも,追放したカードは唱えることができます。

八百長試合で戦場に出すときは,表面・裏面をどちらでも選択できます。

産業のタイタン

到達とトランプルをもつ大型クリーチャーです。

戦場に出た時に,①アーティファクトかエンチャントのうち1つを破壊,②プレイヤー1人を対象に5点のライフゲイン,③緑の4/4のサイ・戦士・クリーチャー・トークンを生成,④自身がコントロールするクリーチャー1体の上に盾カウンターを置く,の中から2つを選んで使用することができます。

ただし,この効果はスタックに乗るため,効果解決前に対処されてしまう可能性もあるため,注意が必要です。

 作業場の戦長

戦場に出た時に,自身が3点のライフゲインし,死亡した時に,緑の4/4のサイ・戦士・クリーチャー・トークンを生成します。

コストは重くなりますが,奇襲効果による速攻でダメージを与えながら,さらに1ドローの効果をつけることもできます。

インスタント

冥府の掌握

黒の万能クリーチャー除去です。

2点のライフルーズのデメリットがあるので注意です。

 

エンチャント

八百長試合

戦場に出た時に,秘匿効果でライブラリーの上から5枚を見て,1枚を追放します。

自身の戦闘開始時に,自身がコントロールするクリーチャー1体の上に+1/+1カウンターを置きます。その後,パワー7以上のクリーチャーをコントロールしていた場合は,秘匿で追放したカードを,マナ・コストを支払わずにプレイすることができます。クリーチャーも唱えて戦場に出すことになるので,唱えた時に誘発する効果もそのまま誘発します。

食肉鉤虐殺事件

出たときに,支払ったXマナコスト分の全体マイナス修正を与えるエンチャントです。Xを支払わずに素置きすることもできます。

相手のクリーチャーが死亡すれば自分が1点ライフゲイン,自分のクリーチャーが死亡すれば,相手が1点ライフルーズです。序盤の軽量クリーチャーの除去にも有用です。

古き神々への拘束

3つの効果をもつ英雄譚エンチャントです。

第Ⅰ章は対戦相手の土地以外のパーマネント破壊します。

第Ⅱ章は森・カードをタップ状態で戦場に出します。

第Ⅲ章はターン終了時まで,自身のクリーチャーに接死を付与します。 

アーティファクト

エシカの戦車

出た時に,搭乗要員になる緑の2/2の猫・クリーチャー・トークンを生成します。

エシカの戦車が攻撃するたび,自身がコントロールしているトークンのコピーを生成します。トークンであればクリーチャーでも宝物でも何でもコピーできます。

ただし,トークンを一つもコントロールしていない時は,ただの4/4のアーティファクト・クリーチャーでしかありません。

プレインズウォーカー

レンと七番

①プラス効果で土地をサーチ,②ゼロ効果で手札の土地を好きだけ戦場に出せる,③小マイナスで自身の戦場に出ている土地カード分のパワーとタフネスと到達をもつツリーフォーク・クリーチャー・トークンを生成,④墓地のカードをすべて手札に戻し,手札の上限がなくなる。

小マイナスでクリーチャー・トークンを生成し,それをエシカ戦車でコピーしていくコンビネーションが強力です。

土地

ジアトラの試練場

サイクリング効果つきの,3色土地です。

目玉の暴君の住処

威迫と墓地追放効果をもつミシュラランド(クリーチャー化できる土地)です。

ただし,土地を2つ以上コントロールしているとタップインになるので注意が必要です。

 

ハイドラの巣

支払ったマナコスト分のパワーとタフネスをもつハイドラ・クリーチャーになれるミシュラランド(クリーチャー化できる土地)です。

ただし,土地を2つ以上コントロールしているとタップインになるので注意が必要です。

 

耐え抜くもの、母聖樹

魂力によって,対戦相手の特殊地形,アーティファクト,エンチャントを除去できる特殊土地です。魂力を使うと,相手に基本土地タイプをもつ土地をサーチさせてしまうので,使用時に注意が必要です。

 

見捨てられたぬかるみ、竹沼

魂力によって,ライブラリーの上から3枚を切削し,墓地からクリーチャーかプレインズウォーカー1枚を手札に戻ることができる伝説の特殊土地です。

手札に戻せるのは切削した3枚からではなく,墓地からどれでも選べます。

どんな風にプレイするの?

ここでは非常に大まかですが,このデッキのプレイ方法を解説します。

  1. 序盤は,嘘の神、ヴァルキーや穢れた敵対者で相手に牽制をかけていきます。
  2. 3マナ域からは,八百長試合や強請る大入道を展開し,コンボの準備に入ります。
  3. 最速4ターン目で,八百長試合の秘匿効果を起動させ,戦場にパワーカードを展開します。
  4. 5マナ域以降は,作業場の船長やレンと七番も通常のコストで戦場に出し,一気に勝負を決めます。

八百長試合の秘匿効果は,パワー7以上のクリーチャーをコントロールしていれば誘発することに注意しましょう。

他に相性のよさそうなカード

デッキのアレンジに使える相性のよさそうなカードを5つほど紹介します。
基本は攻撃的なデッキですが,攻撃的過ぎると全体除去などで簡単に崩壊してしまうので,守りの意識も必要です。
価格参照のリンクも貼ってありますので,参考にしてください。
他にも選択肢はたくさんあると思いますので,自身のプレイスタイルに合わせて調整してください。
強迫(平均価格:30円)

黒の伝統的な手札除去です。

このデッキは戦場に展開するカードが多いため,除去される前に対処することができます。

罠を探す(参考価格:30円)

2マナの手札除去です。土地以外のカード1枚を追放します。さらに,追放したカードが瞬速を持つかインスタントであれば,そのプレイヤーは1点のライフを失い,そうでないなら,自身が1点のライフを失います。

強迫と違って,クリーチャーも抜くことができます。

土建組一家の魔除け(参考価格:50円)

3つのモードから1つを選んで使用できます。

1)対戦相手1人に,自分がコントロールするクリーチャーかプレインズウォーカー中で最大のマナコストをもつ1体を強制的に生け贄にさせる。

2)自分のライブラリーの上から3枚を追放することによる疑似ドロー効果。

3)プレイヤー1人の墓地追放。

未認可霊柩車(参考価格:1,900円)

搭乗2の機体カードです。

タップ起動で,墓地のカード2枚を追放します。未認可霊柩車のパワーとタフネスは,このカードで追放したカードの枚数と同じになります。

辺境地の罠外し/激情の罠破り(参考価格:50円)

両面クリーチャーです。

表面は,1マナと自身を生け贄コストにすることで,アーティファクトかエンチャント1つを破壊します。

裏面は,表面の効果に追加して,攻撃するたびに対戦相手のアーティファクトかエンチャント1つを破壊します。

おわりに

ここまでお読みいただき,ありがとうございました。

今回は,黒緑のビートダウンデッキを紹介しました。

ワイルドカードを使用することで,MTGアリーナを始めたばかりの人でも作成することが可能です。

初心者をはじめ,経験者の皆様にもこの記事が参考になれば幸いです。

機会があれば,実際のカードでも楽しんでみてください!

それでは,また。