初めまして、ともぞうと申します。
普段は、『レインボーシックスシージ』というFPSゲームの公式キャスターとして、大会の実況を行っております。今後ともよろしくお願いします!
そんなゲーム好きの私ですが、今回から愛してやまない『Valheim(ヴァルヘイム)』のプレイ日記を連載させていただくことになりました。
ちなみに、今回の記事をざっくりまとめると!
- インディーズゲームながら、世界500万DLの大ヒット!
- 最終ゴールが設定されたクラフトゲーム
- 基本システムは、”ツンデレ”?
- マップは自動生成。マルチプレイも可能!
この記事は5分で読み終わりますので、最後まで是非読んでください!
世界中で異例の大ヒット?
実際のゲームプレイについては、次回以降にするとして、まずは、このゲームがどういったゲームかをお伝えしたいと思います。
実は、このゲーム、たった5人のスウェーデンのスタジオ「Iron Gate」で作られたゲームなんだそうです。
所謂、インディーズメーカーが開発したゲームですが、これがなんと発売5週間で500万本の販売を記録!
しかも、現在Steamでの販売のみとなっているので、驚きです。
では、大ヒットとなった魅力について、私なりに語っていきたいと思います。
このゲームの目的とは?
ゲームジャンルは、オープンワールドタイプのクラフトゲームといっていいでしょう。
このジャンルで最も有名なのが『マインクラフト』ではないでしょうか。
個人的に『マインクラフト』と最も大きく異る点は、世界観の作り込みだと思います。
この『Valheim』は北欧神話からの導入が多く見られ、そもそもこの”Valheim”という土地は、北欧の10個目の世界という設定になっています。
実は、ここがポイントです。
私は、このタイトルに出会うまで、こういったクラフト系のゲームは苦手でした。
目的がないとゲームができない人間で、自由に何でも作れるよと言われても、何を作っていいか分からず、ただ時間を無駄にするタイプでした。
しかし、この『Valheim』には前述した世界観が存在するため、明確な”目的=ゴール”が設定されています。
まず、主人公の設定なのですが、主人公=自分の分身は、戦で命を落とした優秀な戦士となっています。
その戦士の魂がValheimの地に送られるのですが、そこは北欧の神・オーディンの宿敵が跋扈する世界。
主人公はオーディンの命でそれら宿敵を倒し、このValheimの地に秩序を取り戻すことを任務としています。
こう書かれると難しく思われるかもしれませんが、じゃあゲームの中での具体的な目的は何かというと、それら宿敵がボスとして存在しているので、そのボスを倒せばゲームクリアになるということです。
オープンワールド系クラフトゲームでありながら、多分にRPG要素が入っています。
ですので、私のように何をしたらいいのか迷っていたプレイヤーでも、ボスを倒すために武器を強化しないといけない。
武器を強化するために、素材を確保しに行く。
素材を収集するために、拠点が必要なので拠点を作る。
このように、全てはボスを倒すために行動がつながっていくので、今何をしているのか迷わずにプレイを続けることができます。
基本システムは、”ツンデレ”?
ただ、このタイトル、早期アクセス版という点に注意しないといけません。
まず、その洗礼を受けたのが、こちらのキャラメイキング画面。焚き火の赤色が鮮やかすぎて、最早、どういった髪色になっているのかも判別できないといった形(笑)
バグなどはそれほど多くあるようには感じませんが、とにかくプレイヤーに対する気遣いが少ない(笑)
冒頭からいきなりValheimの地に放り込まれるんですが、そもそも、どうプレイすればいいのか途方に暮れます。
最近のタイトルの多くが、序盤にチュートリアル的なイベントを用意してくれていると思いますが、『Valheim』にはそんなものはなし。
一応ヒントのようなものをくれたりもするのですが、日本語が難しく意味が分からないという始末。
そして、一番の困ったさんがこの方、フギンさん。
フギンさんはこの世界の案内役で、プレイヤーに様々な助言を行ってくれることになっています。
が、しかし。この方、プレイヤーが何らかのアクションを起こさないと現れてくれない。
どういうことかというと、新しい道具を手に入れたとして、多くのプレイヤーは”これ、何に使うんだろう”と考えます。
しかし、その時点で説明はなし。
実際に、その道具を使うとフギンさんが現れ、”うむ、上手く道具を使えたな。その道具は・・・”みたいな感じで説明を始めます。
いや、それ分かってます。
だって、今使ったものと多くのプレイヤーがツッコミたくなること間違いなし。
なので、当初はこのフギンさんの塩対応に戸惑うことになります。
ただ、サバイバル要素は少なく、空腹などで死ぬことはありません。
死ぬのは敵にHPを削りきられた時などであり、死んだとしても道具を全て落とすだけというペナルティとなります。
また、一度作った道具が壊れない点も優しい。
こういったゲームでよくあるのが、一度作ったゲームは耐久値がなくなると壊れて新しいものを作らないといけない。
もしくは壊れる前に修理しないといけなくなるのですが、このゲームは耐久値が0になると使えなくなるだけで、修理すればまた元通りに使用することが可能です。
ですので、こういったジャンルに苦手な方でもプレイしやすい難易度になっていると思います。
最初の取っつきにくい部分は、開発者の”まずは色々試して、自分で発見してみてよ”というメッセージなのではないかと思っています。
そこさえ潜り抜けてしまえば、シンプルなゲームなので、奥深さはハンパないです。
まさに、メイド喫茶のメイドさんのように、最初はよそよそしくても、足繁く通うと暖かく迎えてくれるという”ツンデレ”仕様になっているといっていいでしょう。
ん?この例え、あっているのか・・・
あなただけの物語を作れる!
また、このゲームが大ヒットした理由のひとつに、プレイする人毎にマップが生成されるという点があると思います。
ボスなどは固定のようですが、探索する土地、素材の場所などは全て異なります。
つまり、あなただけの世界と物語が待ち受けているということです。
そして、何よりも大きい要素が最大10名までの同時プレイが可能という点。
実は一人でプレイするには、マップはとんでもなく広大です。
こうやって拡大すると、序盤でもそこそこマップを探索できたように見えるのですが、マップ全体をみると・・・
ここまで広い!
ですので、マルチプレイを前提にこのタイトルは設計されています。
仲の良い友人と、まだ見たことない土地に行き、素材を集めたり、凶悪な敵と対峙したりと、冒険をシェアできるのは大きな強みと言えます。
特に、昨今のコロナ禍の影響で外出する機会が減り、多くの人が旅に思いを馳せているところに、このタイトルはマッチしたのかもしれません。
さいごに
インディーズゲームながら異例の大ヒットを遂げている『Valheim』。
北欧のゲームであり、北欧が舞台ですが、『ドラゴンクエスト』など、日本人がこれまで慣れ親しんだタイトルにどこか通ずものがあります。
さあ、あなただけの、あるいはあなたと友人だけの物語を初めてみてはいかがでしょうか。
この連載では、私、ともぞうだけの旅の一部始終をお届けしたいと思います。
それでは、また次回。
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