【原神】『深林の記憶』徹底考察!草元素以外で4set効果を最も活かせるのは?

深林の記憶

草元素版の『翠緑の影』とも言える聖遺物、こちらは秘境『緑覚の塔』で入手することができます。

当記事は4set効果に着目し、主に草元素以外の適性の高いキャラクターが誰かを考察していきます。

翠緑の影は「拡散反応を起こした元素の耐性を下げる」効果のため、拡散反応が存在しない草元素の耐性ダウンには深林の記憶が必要になります。

  1. 4set効果は草元素以外のキャラクターでも全キャラクターが発動できます!
  2. アタッカー用の2set効果、サポーター用の4set効果で使い分けが効率的
  3. 『翠緑の影』と違い、耐性ダウンのみで元素反応ダメージの補正がない

今回の記事は10分ほどで読み終わります。ぜひ最後まで読んでいってください!

▼ 同秘境で入手できる『金メッキの夢』についてはこちら!

【原神】Ver3.0実装『金メッキの夢』徹底考察!適性のあるキャラクターを紹介!

草元素反応の仕様が判明したため、大幅な加筆修正を行いました。

記事投稿(2022/8/21)

最終更新(2022/8/26)

4set効果について

2セット
草元素ダメージ+15%

4セット
元素スキルまたは元素爆発が命中すると、命中した敵の草元素耐性 -30%
継続時間 8秒

装備したキャラクターが待機している状態でも効果を発動できる。

2set効果は草元素アタッカーに恩恵をもたらしますが、4set効果は「元素スキルと元素爆発が命中」をトリガーにしているため草元素に縛られずサポーターの多くが発動可能と適性の幅はかなり広いです。

スメールの象徴が『知恵』であり草元素共鳴が元素熟知強化、『金メッキの夢』や新たな元素反応の実装なども考えると草元素は元素熟知がとくに重要になってくることも加味しつつ、『深林の記憶』と相性がいいキャラクターを考察していきます。

  • 発動するだけであれば全キャラクターが対応してしまうので、深林の記憶を実際に装備するであろうキャラクターに絞って紹介していきます!

今回の考察記事は、あくまで「深林デバフを活用し草元素ダメージを効率よく与える」という前提での考察なので、草元素以外のメインアタッカーPTの採用や『超激化』『燃焼』といった深林デバフを必要としないPT前提には当てはまらない点をご理解ください。

元素スキル・元素爆発がキャラクターチェンジ後も継続

効果時間が8秒のため、設置物やキャラクターに追従するタイプであることは必須と言えるでしょう。

雷電将軍のような短時間で高火力を押し付ける草元素アタッカーが実装された場合は、ベネットや九条裟羅のような単発型の元素スキル・元素爆発の火力支援サポーターに例外的に採用されるケースも考えられます。

『絶縁の旗印』4setを採用するキャラクターを深林デバフサポート要員に回すのはPT単位でのDPSの損失が大きく与ダメージを稼ぐという目的から本末転倒になってしまうため、元素爆発E60~80の必要エネルギーが多い=絶縁でダメージバフを稼ぐアタッカー傾向のキャラクターには深林デバフ適性はありません。

草元素のキャラクター

草元素デバフはやはり草元素のキャラクターに掛けてもらうのが最も扱いやすい選択です。

しかし先述しましたが、草元素アタッカーに直接的な倍率依存のダメージを期待する場合はアタッカーで深林4setでデバフを掛けるよりも他のキャラクターにデバフを掛けてもらい、アタッカーには深林+攻撃18%(熟知80)や楽団4set、しめ縄4set、絶縁4setといったアタッカーらしい聖遺物を装備した方が良いでしょう。

水・雷・炎元素のキャラクター

草元素と元素反応を起こせる元素は炎・水・雷の3元素に限られています。

炎元素キャラクターは待機状態から元素スキル・元素爆発を命中できるキャラクターは『深林の記憶』を装備させるには難の多いキャラクターが多いです。(トーマ、辛炎等)

炎元素に装備させる場合は烈開花アタッカーに適したキャラクターに装備させることで、炎元素キャラクターでも深林デバフを有効に受け取ることができます。

水・雷元素はサポーターの層が厚く、草元素との高いシナジーが予想できます。

特に雷元素は蒸発・溶解のように草・雷元素へのダメージ増幅効果があるため、草・雷元素アタッカーには重要度の高い元素になります。

氷・風・岩元素のキャラクター

元素反応がないため適性がないかと思われますが、元素反応を起こさないということは「狙った草元素反応の邪魔をしにくい」とも言えます。

『ディオナ』『アルベド』『スクロース』といった元素熟知バフを持ったキャラクターがいるのもこの3元素です。

元素熟知の恩恵が高い拡散ダメージを稼ぎつつ、元素付加ダメージで安定した元素の下地を作れる風元素は草元素と相性はかなり良いと言えます。

とくに上記3人はのちに個別紹介しますが、発動条件を満たしやすい設置型の元素スキル・元素爆発のため『深林の記憶』の採用候補としては筆頭に上がると思われます。

適性キャラクター一覧

◎ 発動条件、元素反応ともに相性抜群
〇 発動条件の相性はいいが元素反応に難あり デバフだけが目的であれば最適
△ 限定的な状況、もしくはシナジーは薄いが候補にはなる

炎元素
△ ベネット
水元素
◎ 珊瑚宮心海△ モナ
雷元素
◎ リサ◎ フィッシュル◎ 久岐忍
? ドリー
氷元素
〇 ディオナ
風元素
◎ スクロース
岩元素
〇 アルベド△ 鍾離
草元素
◎ 旅人(草)◎ コレイ

オプションの選び方

【アタッカー】砂時計空の杯
メインOP攻撃力元素バフ会心
サブOP会心率、会心ダメージ、元素チャージ、攻撃%(防御%)
(2set)
ティナリ、(コレイ、草主人公)
(4set)
モナ、フィッシュル、アルベド
【元素反応特化】砂時計空の杯
メインOP元素熟知
元素チャージ
元素熟知元素熟知
サブOP元素熟知、元素チャージ
(4set)
ベネット、珊瑚宮心海、リサ、フィッシュル、久岐忍、スクロース、ウェンティ
【サポーター】砂時計空の杯
メインOPHP
元素チャージ
HPHP
治療バフ
サブOPHP%、元素チャージ
(4set)
ベネット、珊瑚宮心海、久岐忍、ディオナ、鍾離

 

【 炎 】元素の深林サポーター

ベネット

Ver 3.0 で実装されるティナリ・コレイとは遠距離タイプであるため相性は良くありませんが、雷電将軍のような「短時間で攻撃参照の高倍率を押し付ける」キャラクターには欠かせない存在です。

今後実装される相性次第では『深林の記憶』をベネットに装備させるかもしれないですが、少なくとも現在判明している範囲ではデバフサポートを目的として装備させる機会は少ないでしょう。

後述する『烈開花』反応がメイン火力として採用できるほどの高ダメージを期待できる場合は、烈開花アタッカーとして任意のタイミングで短CTの元素スキルを発動できるベネットは最適解のひとりとなるため、その場合は翠緑拡散アタッカーのように深林ベネットが活躍するかもしれません。

  • ただし烈開花アタッカーとして特化する場合は他の深林デバフ要員(主に草元素キャラクターに装備)を採用し、ベネットには元素熟知に特化した『金メッキの夢』、もしくは『燃え盛る炎の魔女』が烈開花ダメージの期待値が大きいです
    他に深林デバフを入れられるキャラクターがいない場合は、熟知特化でデバフがないよりも深林デバフを組み込んだ方が、ダメージが大きいです

【 水 】元素の深林サポーター

『開花』

この元素反応は水と草元素を組み合わせることで『草原核』を生成します。

『草原核』に対してさらに炎・雷元素を組み合わせることで2段階目の元素反応が存在します。

草×水元素による『開花』反応により『草原核』が生成、草原核は一定数以上生成されるか時間経過により爆発を起こし、草元素ダメージを与えます。

開花反応は与えたダメージに比例して、種の周辺にいる味方キャラクターにもダメージを与える自傷効果を持っています。

この草原核に追加で元素を付与すると、以下のさらなる追加効果を発生。

『炎元素』を付与すると『烈開花』反応を起こし、その場で種が爆発を起こし草原核より強力な草元素範囲ダメージを与えます。

『雷元素』を付与すると『超開花』反応を起こし、ターゲットを追尾する追加攻撃『ヴァインショット』が発生します。

これらの反応はすべて『草元素ダメージ』を与えるため、深林デバフでダメージを伸ばすことが可能です。

珊瑚宮心海

『開花』反応では水の元素付着が最も重要であり、『深林の記憶』との相性が良いのが珊瑚宮心海です。

ただし草原核・豊穣の核編成においては水元素の元素熟知の参照機会が高いため、PT編成によっては最高威力の開花アタッカーとして深林4setよりも金メッキ4setによる元素熟知特化の優先度が高くなります。

★5ヒーラーのため基礎回復量が高く、『愛される少女』や『海染硨磲』を装備せずとも十分な回復力を発揮できるため深林デバフを兼任しやすいのもポイント。

『開花:草原核、豊穣の核』によるダメージを期待する場合は珊瑚宮心海の熟知が必要ですが、『烈開花』や『超開花』を活用する場合は炎・雷元素の熟知を参照するため、深林4set+回復量特化の聖遺物にすることが可能です。

モナ

珊瑚宮心海と使用感は似ていますが、元素スキルのデコイと元素爆発によるダメージバフのサポートが差別化要素。

しかし元素付着役としては元素付着強度・範囲・頻度に乏しい点は否めません。

また元素爆発の泡影・星螺状態は天賦説明ではデバフと記述されているものの、計算上はデバフではなくダメージバフに分類されるため、転化反応である開花反応全般のダメージを増幅することができません。

【 雷 】元素の深林サポーター

『激化』

ダメージアップ効果のため、蒸発や溶解のように会心率やバフに影響を受ける増幅効果です。

『激化』反応は開花のように2段階反応があり、草×雷元素を付与すると『原激化」状態になります。

『原激化』状態の敵に雷元素を付与すると『超激化』状態となり、雷元素ダメージが増加します。

『原激化』状態の敵に草元素を付与すると『草激化』状態となり、草元素ダメージが増加します。

深林4setの考察のため、草激化アタッカーと組む前提で解説。

リサ

突破ステータスに元素熟知、設置型の元素爆発に防御デバフを持ちサポート能力に優れています。

さらに注目すべきは『白辰の輪』を装備可能なことで、この武器は雷と元素反応したすべての元素に対してダメージバフを掛けることができます。

(完凸時、元素ダメージ+20%)

バージョンが進むまでは数少ない草元素ダメージバフとして活用の機会があるかもしれません。

他の候補としては元素爆発の回転率に難があるため元素チャージ効率の高い西風や、金珀・試作といった武器が候補になります。

フィッシュル

飛びぬけた元素付着力に扱いやすさと射程距離、そして『終焉を嘆く詩』を装備可能な点で採用価値は高いでしょう。

フィッシュルの元素スキルはDPSにも優れているため、『千岩牢固』には攻撃20%バフがフィッシュル自身も恩恵がありますが深林デバフはフィッシュル自身に恩恵がないため、深林4setを採用するかは少々悩ましいところ。

久岐忍

元素スキルは『超開花』を発生させやすい範囲ダメージを持ち、元素熟知でも回復量を上げることができるVer3を通して最も評価を伸ばしたキャラクターの一人。

星座もしいて言えば2凸があればスキル継続時間が+3秒になる程度で、元素反応と深林デバフの時間の観点からはそれほど大きな影響はなく無凸から採用しやすいのもポイント。

低コストの運用で堅実な仕事をこなすほか、ハイコストな運用では『蒼古なる自由への誓い』が元素熟知OPで通常・重撃・落下攻撃ダメージバフを与える垂涎の一品。

Ver3.1にて『聖顕の鍵』が実装され、HP(回復量)を元素熟知に変換できるというさらなる追い風を得ました。

草激化編成の雷サポーターの中では最もサポート適性が高いキャラクターということで草元素PTにおいて、かなり重要なポジションを務めることになりそうです。

【 氷 】元素の深林サポーター

草元素との元素反応はありません。

ディオナ

草元素反応こそないものの、シールド・ヒール・継続的にダメージを与え深林デバフを与えるフィールド・完凸時に元素熟知+200とこれでもかというほどの役割圧縮をしてくれます。

元素熟知バフはフィールドに登場しているキャラクターにのみ有効なため、ティナリのような元素熟知参照の天賦やモチーフ武器を持った草元素メインアタッカーと組む機会があるほか、開花編成とも凍結開花によるシナジーの高さで草元素パーティーには能力がかなり秀でたサポーターです。

【 岩 】元素の深林サポーター

草元素との元素反応はありません。

アルベド

岩元素でありながらPT全体に熟知バフを有する稀有なキャラクター。

2・4set効果に対して一切の適性がないにも関わらず、『千岩牢固』を装備していた彼ならば深林の記憶も問題なく使いこなしてくれるでしょう。

『深林の記憶』と『千岩牢固』との大きな違いは「草元素ダメージのみ」であるか「PT全体に効果を及ぼす」かでありPT単位としてみた場合は千岩牢固の方が効果としては大きい。

ただし、千岩牢固のバフ時間は4秒と非常に短くバリア持ちの相手や設置物を壊してしまうボスのような、追撃が発生しない状況に陥ってしまうと機能停止していました。

深林デバフは元素スキル設置・元素爆発の使用後に8秒の継続のため役割を失いにくいというメリットがあります。

草元素を編成したPTでは元素熟知バフをPT全体に配れるのは貴重なため、今までアタッカー方面に大きく評価を伸ばしてきましたが、ここにきてサポータとしての優秀さをさらに伸ばしました。

鍾離

シールドが硬すぎて、役割をシールドのみに絞ればもはや聖遺物のセット効果が不問とさえされる岩神。

しかし聖遺物の効果なしで唯一「全耐性-20%」というトンデモ性能により凍結以外のPTであれば、どんなPTでもとりあえず編成して間違いがないのは草元素にも同じことが言えるでしょう。

特にティナリとの相性が良く、甘雨のような重撃アタッカーでありながら草元素は凍結のように敵の行動を止める手段を持たないため鍾離のシールドはぜひとも欲しいところ。

深林デバフ担当としてはスキル長押しで発生した衝撃波により広範囲にデバフがかかるもののクールタイムが12秒と少々長いため、柱の近くに敵を誘導できなければデバフ時間に空白時間が生まれてしまうため使いこなしていると見るには少々心苦しいかもしれません。

【 風 】元素の深林サポーター

草元素との元素反応はありません。

付加元素ダメージにより、安定した元素反応の下地を作り出すことができます。

草元素には拡散反応が存在しないため、『翠緑の影』によるデバフ効果は発動しません。

スクロース

固有天賦のみでPT全体に掛けられる最高クラスの元素熟知バッファー。

草元素との元素反応を持たずとも、その突出した元素熟知バフによって草元素との相性は抜群。

ウェンティや楓原万葉と比較すると付加元素の付着力は少々物足りないですが、それを差し引いてもバフ効果がすさまじくスクロースの元素熟知のPTバフ能力に対抗できるのは完凸した『終焉を嘆く詩』くらいのものでしょう。

スクロースは雷元素ではありませんが、スクロースが拡散した雷元素によっても『白辰の輪』はスクロースが雷元素反応を起こしたとみなすため、『激化』反応を経由することで草元素ダメージバフを配ることも可能です。

深林デバフをスクロースに任せて役割圧縮をすることができますが、他に深林デバフを任せられるキャラクターがいる場合には『教官』4set でさらに元素熟知バフに特化させるのもアリ。

【 草 】元素の深林サポーター

サポーターや元素共鳴要員であれば最も適切かつ無難。

会心ダメージを期待するようなアタッカーに深林4setを持たせるのは非効率なのでオススメしません。

旅人(草)

草主人公は元素爆発が特に重要ですが、元素爆発の必要エネルギーが80とかなり重ため。

スキルが単発式で範囲も狭いため、元素チャージを優先した方が使い勝手が良くなります。

草元素ダメージバフを与えることが出来るため、深林デバフとかなりマッチしています。

注意点として、元素爆発が炎・水・雷元素によって変化を起こしますが、炎元素を組み込むとエリアが爆発を起こして消滅するため烈開花と燃焼の組み合わせには気をつけましょう。

コレイ

スキルが単発式なものの固有天賦『フライリーフワインダー』による自身周囲に草元素を付着、とエリア設置型の元素爆発『ニャンコトレジャー』により、控えから付着する手段を複数持っているため元素付着要員としてかなり優秀。

2凸効果で使い勝手がさらに向上し草元素反応なしでもフライリーフワインダーを生成、草元素反応を発生することで+3秒延長し6秒間になるため、祭礼を装備するなどすることで付着頻度をさらに上げることができる。

元素爆発も60族と高すぎず、祭礼を併せればひとりで元素爆発をループできるようになります。

基本的には元素反応を付着する始動役であるため、コレイに元素熟知とするシーンは燃焼・開花反応をメインDPSにしてコレイで元素反応を起こす時のみになります。

烈開花・超開花・超激化を目的とした編成をする場合は、元素チャージ効率以外のステータスは必要ありません。

まとめ&補足

適したキャラクターを紹介しましたが深林の記憶は誰でも発動できるため、必ずしも紹介したキャラクターに装備させる必要はありません。

深林デバフ要員はPT編成を考えて、最後の仕上げに聖遺物の依存度が低いキャラクターに深林4setを渡すという選択でも良いでしょう。

最後までご覧いただきありがとうございました!

星と深淵を目指せ!

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