【刀剣乱舞】小烏丸との関連性あり!? 新刀剣男士・抜丸の来歴や由来について解説!

新刀剣男士・抜丸実装!

本日から鍛刀期間開始となった、新刀剣男士・抜丸。

前回の新刀剣男士・笹貫からまさか1ヶ月も経たずに新刀剣男士がくるとは、一体誰が思ったでしょうか。

今年の刀剣乱舞は、やけに新刀剣男士の実装が多い気がしますが、気の所為でしょうか(それとも、近年が少しゆっくりだっただけ?)。

というわけで、今回は新刀剣男士・抜丸についての解説記事となります。

  1. 新刀剣男士・笹貫の歴史や名(号)の由来について知れる!
  2. 刀剣男士としての笹貫の設定について考察!
  3. 情報を先にインプットしておくことで、よりキャラクターの事を深く理解した状態で仲間にする事ができる!

この記事は、4分ほどで読み終わります。

抜丸の刀としての来歴や名の由来はもちろん、関連性がある男士として騒がれている小烏丸との関係についても解説していこうと思いますので、ぜひ最後までご一読ください!

抜丸の「刀」としての来歴や名の由来

抜丸は平安末期に政権を握っていた一族・平家に伝来していたとされる太刀の名です。

作者は複数候補が存在し、有名なもので伯耆国(現在の鳥取県)で活躍していた刀工・大原実守や伯耆武保である説古備前の刀工・助包であるという説が存在します。

元は伊勢の猟師のものであったとの事で、当時は「木枯(こがらす)」という名の刀でした。

後に平清盛の父として有名な武将・平忠盛が、男から3000石の領地と引き換えに召し上げたといいます。

その後忠盛は、五番目の息子・頼盛に抜丸を与えます。

敦盛の後は、清盛の息子・重盛の刀になったという話が存在。

源平合戦のきっかけとなった戦の1つとされる「平治の乱」では、重盛は抜丸を使って源義平と戦ったとされています。

その後は一度所有者が不明となりますが、最終的には足利将軍家の重宝になりました。

名である「抜丸」の由来は、忠盛が所有していた時に彼を飲み込もうとした大蛇を、木枯が勝手に鞘から抜けて切りかかったという逸話にあります。

そのさまを見ていた忠盛が、刀の名を「抜丸」に改めたとの事です。

抜丸のもう1つの名前「木枯」にまつわる逸話

抜丸のもう1つの名前「木枯」。

こちらもまた、刀にまつわる逸話がもとになった名となっています。

まだ伊勢の猟師がこの刀を所有していた時、刀を木に立てかけて眠ったところ、翌日にはその立てかけられた木が枯れていたというのです。

平忠盛が木枯を召し上げたのも、この逸話の事を耳にしたからだといわれています。

抜丸は現存しているの?

2022年現在、抜丸は現存していません。

足利将軍家の重宝となった抜丸は、その後一度消失してしまいます。

しばらくした後に無事に質屋で発見されましたが、以降の消息は不明です。

そのため、残念ながらどのような見た目の太刀であったのか不明となっています。

小烏丸と抜丸の関連性について

抜丸に関連性がある刀剣男士として、審神者間で話題となっている小烏丸。

その主な理由としては、同じく平家に伝来した太刀である事があげられます。

抜丸が頼盛に与えられた時、長男である清盛の方に与えられた刀剣が小烏丸だったのです。

なお清盛の方は抜丸も自分のものになるべきだと考えていたらしく、これを機に頼盛との仲が悪くなってしまったといいます。

また「小烏丸(こがらすまる)」と「木枯(こがらす)」で読みが似通っているためか、同じ刀剣として混合される場合もあるそう。

実際、戦国武将や大名の武勲・武功について書かれている書物「軍記物」では、同物として扱われています。

抜丸はもう1振り存在する!?

実は「抜丸」という名の刀剣は、もう1振り存在しています。

それが日光にある神社・日光二荒山神社が所有している無銘の太刀・抜丸です。

無銘のため、平家の抜丸同様に制作者は不明となっています。

ですが鎌倉時代に作られたものとのことで、平家の抜丸とは別物だといいます。

平家の抜丸との関連性は不明。

しかし同じ名前だといわれると、それだけで気になってしまいますよね。

展示会で展示されていた事もあるため、気になる方は日光二荒山神社のサイトをチェックしてみるといいでしょう。

刀剣男士・抜丸の台詞に登場した「禿」の意味

実装情報公開時に発表された、抜丸の公式台詞。

その中に登場した「禿」の意味が、審神者間で話題となっています。

一体どんな意味があるのか、私の方でも調べてみたところ、これらの意味がある事が判明しました。

  • 短く切りそろえた子どもの髪のこと。または、そういう髪型の子どものこと。
  • 遊女が使っていた、または遊女見習いの子どものこと。
  • 平家の密偵であった子ども達のこと。

抜丸が平家由来の刀である事を考えると、3つめの「平家の密偵であった子ども達」が深く関係しているようにも思われます。

平家が政権を握っていた時代に、平家に対する批判はもちろん、市井の情報などを集め平家に密告する役を担っていた子ども達の集団を、禿と呼んだのだそう。

赤い直垂を身に着けた子ども達だったとのことで、抜丸の髪色が赤いのはこの事が理由なのかもしれませんね。

またネット上では「禿ゆえ、お許しいただきたい」の台詞には、「未熟者(子ども)ゆえ、お許しいただきたい」という意味や「禿ゆえ(怪しい動きもするかもしれないけど、密偵とかはしてないから)、お許しいただきたい」といった意味があるんじゃないか、という考察もされています。

どういった意味にも捉えられる台詞作りに、脱帽……。

意味の掛け合わせが凄すぎます。

小烏丸以外で抜丸と関連がありそうな刀剣男士は誰?

2022年8月現在で実装されている刀剣男士の中で、小烏丸以外に抜丸と関連性がありそうな刀剣男士は、「源氏組」の男士達です。

源氏組は、かつて平家と争っていた源氏に伝来していた刀剣男士達となります。

メンバーは以下の通りです。

源氏組の刀剣男士
岩融, 今剣, 髭切, 膝丸, 獅子王

なかでも髭切・膝丸は「源氏の重宝」とされていた刀達のため、抜丸との関連性は特に深い印象があります。

抜丸に関連する男士として、特に抑えておいていい2振りでしょう。

まとめ

以上、抜丸に関する解説記事でした!

姫鶴一文字の鍛刀期間もありますし、どちらを鍛刀するかで迷っている方で迷っている方もいるかもしれませんが、源平の歴史に興味がある方や源氏組が好きな方には、抜丸を入手してほしいようにも思います。

特に今回からは天井も設置された為、頑張れば必ず抜丸が貰える!

ともなれば、ぜひ鍛刀チャレンジしてみてほしい所存です!

とはいえ、かくいう私も姫鶴一文字が本丸にいない審神者のため、めちゃくちゃ迷っている最中なのですが……。

それでは、今回はこのあたりで終わりにしようと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

皆様、よき刀剣乱舞ライフをお過ごしください。