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黄泉華二大盾役職「防術工」&「忍術工」
「エクスペリエンス」がリリースしているダンジョンRPG作品「黄泉ヲ裂ク華(以下:黄泉華)」。
黄泉華に登場する職種の中でも、重要な職種というのが「盾職」。
部隊のタンク役を一身に背負う役割の職種です。
黄泉華には二種類の盾職が存在します。
一つ目が防御力の高い装備を身に着け、敵の攻撃を引き付けて味方を守る「防術工」。
二つ目が回避率の高い装備を駆使し、搦め手を得意として防御以外も活躍が見込める「忍術工」。
どちらもエクスペリエンス作品では定番の盾職であり、それぞれに大きな特徴が見られます。
では、どちらの盾職がより優れていて、どちらの盾職を選ぶのが適切であると言えるのでしょうか。
今回は黄泉華に登場する盾職、防術工と忍術工の性能を見比べ、どちらがどのような利点があるのか。
そして、どちらの盾職がどのようなパーティに合うのかなどの解説を、独断と偏見を交えて行っていきます。
- 防御の防術工と回避の忍術工!スキルの効果範囲が大きく違う!
- 純粋な防御なら防術工!テクニカルな運用なら忍術工に軍配!
- 安定性を求めるなら防術工、幅広い活躍を期待するなら忍術工をおすすめ!
この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!
盾職二つをざっくり解説!
当サイトではそれぞれ個別に詳しく解説した記事も投稿されています。
今回はそれらの職をおさらいがてらにざっくりと簡単に紹介します。
防御の盾職「防術工」
防術工は黄泉華の盾職でも「防御」に重きを置いた職種。
重厚な防御力を誇る装備を使い、豊富な防護スキルで攻撃を引き付けて、受けることで部隊を守ることを得意としています。
黄泉族の苛烈な攻撃を一身に集め、文字通り盾となる職種であると言えるでしょう。
堅牢な肉体は後半になるにつれ更に強化され、最終的には部隊の守り神として活躍してくれます。
その反面防御以外の行動は苦手であり、補助及び攻撃方面はあまり期待できません。
また、高い防御性能を活かせない異術攻撃には極端に弱いという弱点も抱えています。
回避の盾職「忍術工」
忍術工は黄泉華の盾職でも「回避」方面に重きを置いた職種。
回避率の高い軽量な装備を身に着け、「幻影」による攪乱と回避で味方を守るという、やや特殊な運用を用いる盾職です。
その他多彩なデバフ系スキルを持ち、味方を補助していくことが得意で、タンク役というよりも補助役と言った風合いの存在ですね。
昇進分岐次第ではアタッカーも担えるようになるなど、育成方針次第では盾役以外の活躍も見込めるでしょう。
その反面、しっかりと育成方針や運用方針を考えないとその役割を全うできないということにもなりかねない、運用の難しい職種でもあります。
他のメンバーとの連携がよりモノを言う、熟練者向けの職種であるとも言えますね。
どっちの盾役ショー!防御編
黄泉華でも一人は部隊に入れたい盾職。
では、どちらの盾職がどのように優れているのでしょうか。
性能を比較していきます。
それぞれの防御性能
黄泉華の盾職に最も求めるもの。
それはもちろん防御性能でしょう。
まずは盾職としての評価の大前提である、それぞれの防護スキルの性能を比較していきます。
項目 | 防術工 | 忍術工 |
スキル名 | 防護 | 幻影 |
スキル範囲 | スキルによって前衛・後衛・全体と範囲が変化 | 全体 |
防御方法 | 身代わりになって攻撃を受ける | 回避で無効にする |
ダメージ | 受ける | 受けない |
単体物理攻撃 | 防御可能 | 防御可能 |
単体異術攻撃 | 防御可能 | 防御不可 |
全体物理攻撃 | 防御不可 | 防御不可 |
全体異術攻撃 | 防御不可 | 防御不可 |
ブレス系攻撃 | 防御不可 | 防御不可 |
改めて一覧にすると、防げない攻撃も非常に多い防護系スキル。
基本的にはどちらも単体攻撃にしか機能しない、ということを念頭に置いておきましょう。
単体攻撃を全て防ぐことができるのは防術工
防術工の防護スキルと、忍術工の幻影、大きな差別化をされている箇所が一つあります。
それが「単体異術攻撃」に対する防御の可否。
忍術工の幻影は回避スキルのため、必中攻撃である異術には対応することができません。
ですが、防術工の防護スキルは単体異術攻撃に対しても適用されます。
そのことから、防術工の防護スキルは単体攻撃であれば全て防ぐことができると言えるでしょう。
ただし、攻撃を肩代わりするという防護スキルの特性上、ダメージはどうしても受けてしまいます。
防術工は異術攻撃に対する耐性が低いので、連続で受けてしまうと一転して危険な状況に追い込まれてしまうことも。
あらゆる攻撃の威力を軽減するパッシブスキル「防護修練」はあるものの、それでもダメージは通常よりも大きくなってしまいます。
異術攻撃を防ぐ場合は回復などのケアをしっかりと行える体制を整えていった方がいいですね。
攻撃を受けなくて済むのは忍術工
防術工の防護スキルは忍術工の幻影よりも多くの攻撃を防ぐことができます。
ですが、攻撃を受けることが前提のスキルである防護。
どうしてもダメージを受けてしまう他、毒や麻痺などの追加効果は受けてしまうのが短所。
即死攻撃を防護して受けてしまい、防術工が落ちてしまう、というトラブルもよく見られる光景ですね。
それに対して、忍術工の幻影は回避して攻撃を無効化するスキル。
攻撃に付属した追加効果を受けることはありません。
つまり、回避に成功すれば、物理攻撃系の状態異常スキルを封じることも可能と言えるでしょう。
後半になるにつれて増える、即死付与の通常攻撃持ち対策としても便利です。
どっちの盾役ショー!盾役以外の役割編
黄泉華に登場する盾役は、なにも味方の保護だけが仕事ではありません。
盾役としての仕事が必要ないときは他の役割を担うことが必要になるでしょう。
そこで次の比較は「盾役」以外の役割についてです。
それぞれがやれること比較
それでは、盾役である防術工と忍術工がそれぞれおおまかにできることと、対応するスキルの数を一覧表にしてみました。
項目 | 防術工 | 忍術工 |
攻撃スキル | 3種類(専門1種、総合3種) | 3種類(専門3種、総合1種) |
回復スキル | 3種類(専門なし、総合3種) | なし |
バフスキル | なし | なし |
デバフスキル | 1種類(総合1種) | 3種類(専門1種、総合3種) |
攻撃スキル数は同数であることがわかりました。
更にそれぞれ回復スキルは防術工が、デバフスキルは忍術工の方に軍配が上がります。
両者共に味方を補助するスキルは持っていません。
回復補助も多少可能な防術工
防術工は総合に昇進すると回復スキルを所持するようになります。
自身のHPを継続回復する「内氣功」をはじめ、メンバー単体のHPを回復させる「メディ」や、状態異常を回付する「ヘルスメディ」を習得可能。
自らの耐久力を底上げしつつ、味方の回復補助も行えると言えるでしょう。
特に回復と状態異常治療を同時に行いたい場合に「ヘルスメディ」を使えるのは存外に便利。
「抗体」で状態異常になりにくい防術工が使えるのもありがたい部分ですね。
しかしながら、メディの能力はどうしても低くなりがちな上、回復よりも防御の方が大事になることも多い黄泉華の戦闘。
防術工がメディを使えるからといって、わざわざ防術工が防御を捨ててメディをかける機会は少ないと言えるでしょう。
餅は餅屋に、メディは聖術工に任せた方が効率的です。
独自の行動阻害が光る忍術工
忍術工の特色は豊富なデバフスキル。
主に回避・命中ダウンや行動不能付与などの行動阻害系が得意となります。
中でも行動不能付与スキルである「蜘蛛糸縛り」は総合忍術工しか使えない特殊なもの。
確率はそう高い方ではありませんが、決まればたとえどんな相手でも行動を封じてしまうという破格のスキルです。
敵に行動させないという行為は、結果的に味方を守ることにも繋がります。
忍術工は盾役としてだけでなく、行動阻害でも味方を守ることができる、変則的な盾役であることがよくわかる一面です。
攻撃性能は忍術工の方が上
攻撃スキルはどちらも同様の数ですが、攻撃性能自体は忍術工(専門忍術工)に軍配が上がります。
攻撃スキルの性能がそう高くなく、攻撃力自体も控えめになりがちな防術工に比べ、専門忍術工の攻撃スキルはどれも強力。
防御貫通、即死効果付与、隠密のターン数に応じて攻撃力が上昇するスキルなど、どれを見ても魅力的です。
更には攻撃補助用のパッシブスキルも多数備えています。
中でも攻撃回数を純粋に増やすことができる「二刀流」と、攻撃回数が二倍になる「連撃の心得」発動時の攻撃力には目を見張るものがあるでしょう。
全てがガッチリとハマった状態の忍術工は黄泉華でも屈指の火力を叩き出すことが可能であり、一撃必殺の浪漫が溢れる職業と言えます。
ただし、攻撃方面に忍術工を調整すると、どうしても補助方面や防御方面に安定感が欠けるようになってしまいます。
だからといって中途半端にどちらもやろうとすると、専門職に劣るなんとも器用貧乏な存在になってしまうことも。
運用には浪漫があるものの、調整とバランス取りが難しいと言わざるを得ません。
尚、ならば防術工は攻撃ができないのかと言われればそうではありません。
総合分岐限定ではありますが、防術工は攻撃を防いだ相手に反撃を行う「防護反撃」というパッシブスキルがあります。
発動確率は少なくない上に、攻撃力も馬鹿にならない高い命中率の攻撃を放つ防護反撃。
防術工の攻撃力を「剛力の心得」や各種習熟スキルでしっかり高めてやれば、結果的にサブアタッカーとして機能することも。
それでも防護が発動しない限りは結局攻撃性能が高いと言えません。
防御のついでに攻撃が発動するため、結果的にそうなるだけです。
能動的な攻撃は苦手なのには変わりないですね。
どっちの盾役ショー!こんなパーティにはこのチョイス!
黄泉華における盾役はどちらも一長一短。
どちらが真に優れているのか、は一口に判断できません。
パーティによって適した盾役を起用するのが一番でしょう。
では、どんなパーティにどのような盾役が合うのでしょうか。
判別してみました。
堅実に行くなら防術工!
純粋な盾役としての運用を求める場合は、性能が素直で使いやすい防術工がおすすめです。
味方を庇い、威力を軽減して受ける、という性能は単純かつわかりやすく、運用がしやすいと言えるでしょう。
防御以外の性能は今一つですが、防御に関しては一級品であり、他の職種の追随を許しません。
防術工を編成するのに適しているのは、基本的に攻撃を受けたくない職種が多いパーティ。
回避率が高いとは言えず、撃たれ弱い「魔術工」や「猟術工」などのメンバーがいるなら採用をおすすめします。
特に後衛である魔術工や猟術工は「後衛防護」に加えて「緊急防護」によって守られることも多数。
これらの職業を編成して確実に守っていきたいならば、防術工を採用するのがいいでしょう。
他の役割も求めたいなら忍術工!
盾役としてではなく、その他のサポートなども任せていきたいならば、多彩なスキルを持ち合わせた忍術工がおすすめです。
幻影によって攻撃を無効化しながら、攻撃やデバフに加わることができる忍術工は、運用が難しいもののパーティに広がりを持たせてくれます。
昇進分岐によって得意分野が変わるため、臨機応変に昇進分岐を変更したりなどして、パーティの需要に応えられるのも防術工にはない柔軟さですね。
忍術工を編成するのに適しているのは、狙われることに意義があるスキルを持つ職種や、狙われてもある程度は耐えられる職種を抱えたパーティ。
特に狙われることや、攻撃を受けることに意味を見出すことができる「総合闘術工」や「総合斬術工」といったメンバーとは相性が抜群です。
逆に完全に守ってしまう防術工とは相性が良くない味方とシナジーがあると言えるでしょう。
さいごに
黄泉華に登場する職種の中でも、パーティにおける重要度が高い「盾職」が防術工と忍術工。
どちらも一長一短かつ特色が大きく違うので、どちらを入れるのか迷ってしまう、ということもあるでしょう。
基本的には他の役割はこなせないものの、堅実な防護を望むなら防術工、ある程度博打要素はあるものの、搦め手や他の役割もこなしたいなら忍術工がおすすめと言えます。
どちらも防御の方法含めて方向性が全く違うため、いっそのこと両方採用してしまうというのも面白いかもしれませんね。
どちらを入れるのか迷ってしまったなら、是非とも二人とも採用してしまうということも視野に入れてみてください。
ライター紹介
- 幅広いゲームが大好きな、ゲーマー歴20年以上の女ヲタク「カンダカズマ」です。
海外ゲームから国内ゲーム、アクションからRPGまでいろいろ嗜みます。
マニアックなメーカーの作品を遊ぶことも多いので、マニアックでマイナーなメーカーの作品(特にエクスペリエンス社の作品)の面白さを共有できればと思います。
みなさまのゲーム選びの参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。