黄泉華最強の武器とは？
エクスペリエンス社が手掛ける骨太DRPG作品「黄泉ヲ裂ク華（以下：黄泉華）」。
危険が潜む黄泉に挑むためには、黄泉の中で自ら装備を獲得し、武装をしていくしかありません。
黄泉に眠る装備は効果も能力も多彩かつ個性的なものが多く存在します。
中には「村正カタナ」のように破格の能力を持つ「最強装備」もありますね。
そんな中、筆者が最強の装備として推していきたいのが「ミキサー式回転ヤリ」です。
ゲームをプレイしていた人は「なんでこんな装備を最強だと推すのか」と頭をひねることも多いでしょう。
ですがこのミキサー式回転ヤリ、珍妙な名前に反して、条件次第では後半の武器に勝るとも劣らない能力を誇るのです。
今回はそんなミキサー式回転ヤリの強みや、強さを最大限に引き出す職種を解説していきます。
- 「ミキサー式回転ヤリ」はランクBの両手持ちヤリ！
- 即死付与可能＋4連続攻撃＋中距離射程と噛み合った能力を持つ超優秀装備！
- 真価を発揮させられるのは「剛力の心得」を持つ「総合防術工」！
この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね！
「ミキサー式回転ヤリ」の詳しい性能＆強み解説
黄泉華に登場する最強のヤリ（筆者の見解です）「ミキサー式回転ヤリ」の能力値はこのように設定されています。
| 名称 | ミキサー式回転ヤリ |
| 希少度 | B |
| 属性 | 無 |
| 種別 | 両手：ヤリ |
| 攻撃 | 108×4（強化無し） |
| 射程 | 中距離 |
| 命中 | -3 |
| 回避 | -6 |
| 物防 | 4 |
| 物耐（％） | 0 |
| 術攻（％） | 0 |
| 術耐（％） | 0 |
| 異人（％） | 125 |
| 怪獣（％） | 125 |
| 不死（％） | 75 |
| 超力（％） | 75 |
| 神秘（％） | 100 |
| 腕力 | ？？（ドロップの度に変動） |
| 知力 | 0 |
| 霊力 | 0 |
| 体力 | ？？（ドロップの度に変動） |
| 速力 | ？？（ドロップの度に変動） |
| 運気 | 0 |
| 回復力 | 0 |
| 罠回避 | 0 |
| 抵抗力 | 0 |
| 状態異常 | 死 |
カタログスペックとしては、そんなに大したことがない印象の装備でしょう。
攻撃力も希少度Sの最高レアのヤリ「光る双刃のヤリ」の1/3程度。
とても後半にまで使用に耐える装備ではないと思われますね。
ですが、ミキサー式回転ヤリの強みはカタログスペックだけでは測れません。
その強さを以下に説明していきます。
攻撃回数×4と「首」付与が強すぎる！
ミキサー式回転ヤリの大きな強みは、攻撃力ではなく、攻撃回数と状態異常付与能力です。
ミキサー式回転ヤリの攻撃回数は4回。
ヤリカテゴリー内だけでなく、作中登場装備の中でも多めの攻撃回数となります。
なんと、あの村正カタナの3回よりも1回多いのです。
ですが、攻撃力が低いため、ユミの「ガトリング十字ユミ」のように微妙な印象を抱くかもしれません。
そこで付与できる状態異常：首が輝くのです。
首は「死」の文字で表現される、いわゆる「即死」効果。
攻撃判定の中で一度でも状態異常が通った時点で、黄泉族の息の根を止めてくれます。
首の強さは別の記事でも語った通り。
村正カタナの記事でも村正カタナの強みとして触れている通りです。
それが、村正カタナ以上の攻撃回数のもとに振るわれます。
この攻撃回数を上回って即死が付与できる武器は、忍術工が扱うトバシ最強装備「銀月のシュリケン」のみ。
つまり、作中次点で即死をバラ撒ける装備となっているのです。
攻撃範囲が広めで使いやすい！
ミキサー式回転ヤリの強みは、その射程距離もあります。
ミキサー式回転ヤリは、ヤリカテゴリーの武器らしく射程が長め。
前衛に装備させておくと、敵後衛にまで攻撃を届けることができます。
後衛の相手にも即死を狙えるという点は、村正カタナなどの短距離首付与武器ではできない芸当でしょう。
ちなみにこちらも同じことができるのは、トバシである銀月のシュリケンのみですね。
地味に優秀な特性です。
優秀なのに獲得が早い！
ミキサー式回転ヤリのうまみは、その希少度の低さも関係しています。
ミキサー式回転ヤリは優秀な装備なのですが、希少度はBに設定されているのです。
つまり、作中でも「大聖堂」や「死星砦」「臥竜の森」前後で手に入れることが可能。
優秀な首付与装備の中でも、中盤で手に入れて運用することができてしまいます。
村正カタナなどのように、「お手軽版」のプレイヤーでは手に入れることができない、ということはありません。
もちろん、ドロップするようになってからは以降の高ランクダンジョンでもドロップする可能性が存在。
上手くいけば高い品質でプラス値の高いものを手に入れることもできるでしょう（能力値的にはあまりうまみはないですが）
レアリティの低さ故に、誰でも手に入れて使えるという点は、非常に優秀であると考えられますね。
「ミキサー式回転ヤリ」の能力を引き出す職種
4回攻撃＋首付与＋中距離射程で獲得しやすい超優秀武器である「ミキサー式回転ヤリ」。
黄泉華でも屈指の強みを持つ便利武器であることは前述の説明の通りですね。
では、このミキサー式回転ヤリを最大限活かす職種とは、どの職になるのでしょう。
以下、ミキサー式回転ヤリの運用法を考察していきます。
個人の考察ですが、参考になれば幸いです。
使い手は「総合防術工」がおすすめ！
ミキサー式回転ヤリを使うなら、総合防術工のキャラクターに与えるのがいいでしょう。
その理由は以下のようになっています。
・「剛力の心得」でタテを持ちつつヤリを使えるため、防御を捨てなくてもいい
・防術工全般に付きまとう火力不足を、首付与で補うことができる
・各種防護と防護反撃を組み合わせ、ミキサー式回転ヤリ自体の低火力を補える
・状態異常耐性や各種スキルの発動率の関係上「運気」を上げている可能性が高い
両手持ちの装備を片手持ちで扱える「剛力の心得」を持っているのがとにかく大きな理由です。
これにより、防術工としての役割を保ちつつ、パーティの戦力としても十分に戦えるようになります。
首付与のおかげで火力は出せずともそれなりに雑魚散らしは得意になるので、雑魚戦における手持無沙汰も解消できますね。
総合防術工は防護反撃や抗体の効率を上げるためにも運気を上げている可能性が非常に高い職業。
首付与が若干でもしやすいということもおすすめの理由の一つですね。
また、どうしても付きまとってしまう火力不足は、パッシブスキル「防護反撃」を使えばある程度克服可能。
防護反撃は「高命中の強力な攻撃」を返すカウンター技です。
味方の防護がトリガーとなっているため、能動的には発動することが不可能ですが、これによってある程度は火力を出すこともできます。
タンクゆえに防護の回数も増えるため、思ったよりは多くの頻度で攻撃を繰り出すことができるでしょう。
これにより、味方を守りながらサブアタッカー的な役割を担うこともできるのです。
更に、その気になれば後列に下がって戦えるのも利点。
後列配置で防御をガチガチに高めつつ、前列の敵を攻撃できる範囲にあるのがヤリ全般の特徴でもあるでしょう。
ただしこの場合は、攻撃範囲が敵前列のみに限られることには注意です。
後列の相手からの攻撃を防護しても、反撃は行えません。
以上のことから、総合防術工とミキサー式回転ヤリはまさしく運命とでも言わんばかりのシナジーを持っています。
実際筆者のパーティにいる総合防術工も、裏ボスから隠しボス撃破までずっとミキサー式回転ヤリを愛用。
つまりそこまで使っても遜色がないレベルで、総合防術工専用超優良武器であると言えるでしょう。
戦術工でも便利！？
ちなみに、ミキサー式回転ヤリは戦術工でも扱うことができます。
戦術工はタテ装備が必須ではないので、両手持ちでも大丈夫ですね。
更にこちらには「追撃」もあり、手数が防術工よりも多くなるのが利点と言えるでしょう。
前述した防術工のように後列配置にもできて、前列にその他の攻撃メンバーを置いて運用するという変則的な編成も可能。
ただし、こちらは防護反撃のように高威力のパッシブ系攻撃スキルがないのが欠点。
ミキサー式回転ヤリの火力自体は高くないので、首付与目的になりがちになってしまうのが弱点ですね。
同時にミキサー式回転ヤリは特定黄泉族への攻撃力補正の関係もあり、火力を出さねばならない職業としては物足りないでしょう。
ヤリ習熟や両手武器習熟など、しっかりと火力を出せる組み合わせをしていけるならばいいのですが、そうでない場合はちゃんと攻撃力と攻撃補正の高い装備をしていった方が無難ですね。
尚、防護反撃は総合戦術工ならば習得可能。
同時に防護も習得できますが、次は剛力の心得がないため、タテ装備が不可能。
防御能力には若干の不安が残ってしまうでしょう。
緊急防護と防護反撃を覚えさせていざというときのカウンターにするか、いっそ戦術工を後列配置にして戦うなどの工夫が必要ですね。
さいごに
「ミキサー式回転ヤリ」は、珍妙奇天烈な名前に反して、超が付くほどに優秀なヤリ装備です。
一度手に入れてしまえば、隠しボス1周目程度までなら耐えうる性能を持った装備であると筆者は考えます。
実際筆者パーティの総合防術工は、手に入れてから隠しボス1周目までミキサー式回転ヤリを装備して戦い抜きました。
その特色は、射程の長さと攻撃回数、そして即死付与の3つであると言えるでしょう。
反面弱点は即死が入らなかった際の攻撃能力ですが、これは「総合防術工」のスキルによって弱点を補っていくことが可能。
従って、ミキサー式回転ヤリは総合防術工が最もそのポテンシャルを活かし、運用できる、総合防術工向き最強装備であるという結論に至ります。
ライター紹介
- 幅広いゲームが大好きな、ゲーマー歴20年以上の女ヲタク「カンダカズマ」です。
海外ゲームから国内ゲーム、アクションからRPGまでいろいろ嗜みます。
マニアックなメーカーの作品を遊ぶことも多いので、マニアックでマイナーなメーカーの作品（特にエクスペリエンス社の作品）の面白さを共有できればと思います。
みなさまのゲーム選びの参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
