防術工はアタッカーになり得るのか?
「防術工」は「黄泉ヲ裂ク華(以下:黄泉華)」に登場するタンク職です。
味方の前に立ち、味方へ与えられるダメージを自身が身代わりしてパーティを守る役割を担う職種。
パーティの生存力を支えてくれる頼もしい職業です。
ですが、防術工はただ守るだけが仕事というわけではありません。
豊富な防御スキルとガチガチ装備のおかげで目立ちませんが、意外と攻撃側にも転じることが可能です。
防御の必要が無いような場所では、アタッカーとしてパーティに貢献することだってできます。
そこで今回は、防術工をアタッカーとしてビルドする方法や、そのおすすめスキルや武器について説明していきます。
- 防術工は防御と攻撃を兼ね備えた万能なアタッカーにもなれる!?
- 昇進分岐は「総合防術工」がおすすめ!
- 武器は三種類装備できるが、おすすめは「ヤリ」
この記事は5分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!
防術工をアタッカー運用する方法
防術工は味方のサポートをメインとして動く職種です。
ですが、防術工の必要パラメーターはアタッカーとして必要なものと共通していることが多くなっています。
つまり、防術工をある程度アタッカーとして調整するのは難しいことではないということですね。
むしろややアタッカー寄りに振ることで、前衛に出ても十分通用する強固な防御力と、強力な黄泉族相手にも通用する攻撃力を持つ、万能な存在に変貌します。
必要な能力値がほぼ共通なおかげで、防術工としての役割を損なわずに戦えるように。
防術工としての任務を完璧に全うするのは若干不安定な要素も入りますが、心強い攻撃要員が一人増えるという大きな利点があるでしょう。
昇進は断然「総合防術工」一択!
防術工をアタッカーとしても運用したいなら、昇進分岐は「総合防術工」にしましょう。
総合防術工は専門防術工に比べても攻撃的なスキルを多く覚え、アタッカーとしてもそれなりの実力を確保できるからです。
特に専門防術工では覚えられない攻撃的なスキル「剛力の心得」「防護反撃」が光ります。
これらのおかげで、防護をしつつ敵に反撃で手痛い攻撃を加えるというカウンター戦法が取れるという利点が。
というか、防術工でアタッカーをやるなら最も攻撃力を叩き出せる方法だと思われます。
その他にも専門ほどではないにしろ、防御を高めるパッシブや防護系スキルもちゃんと覚えてくれるのが推せるポイント。
防術工としての本来の役割を果たしつつ、強力な攻撃を与えての活躍が期待できるでしょう。
振るべきパラメーターは?
防術工をアタッカー運用するのに必要なパラメーターは「筋力」「体力」「速力」「運気」です。
普通の防術工に必要なパラメーターに加えて、筋力にもそれなりに振っていきましょう。
攻撃の威力は当然筋力依存のため、たとえ反撃しても大した威力にならなければ意味はありません。
アタッカーとしても活躍させたいなら、筋力は必須です。
もちろん防術工としての硬さを確保するための体力は必要不可欠。
これら二つの能力はアタッカー防術工としては確実に確保していきたいですね。
速力は攻撃の命中率に関係するため、確保が必要です。
いくら攻撃系のパラメーターを上げても、攻撃が当たらなければ戦力外ですからね。
更に速力は総合防術工にとって大事なスキルの発生率補正にも関係するもの。
防護反撃や緊急防護を頻繁に発生させてほしい防術工としてはしっかり取っていきたい能力値の一つです。
運気は状態異常の耐性や付与に関係します。
防術工の行動不能を防ぎ、武器の能力を最大限に発揮させるために振っていきましょう。
更には運気もスキルの発生率補正に関わる重要なパラメーター。
防御修練と防護反撃の発生率を上げていきたい防術工には絶対的に必要です。
さすがに体力や速力、筋力よりも優先度は高くありませんが、振っていくと戦いやすくなります。
その他の異術系パラメーターですが、優先度はかなり低め。
MPが足りなそうな時や、余裕があるときに「霊力」に振っておくくらいでいいでしょう。
総じて、パラメーターの優先度は「体力≧筋力=速力≧運気>霊力>知力」といった風合いになります。
バランス良くが理想ですが、体力と筋力、速力を確保するのが最優先。
最悪、運気はそれなり、霊力と知力は放置でも戦うことは可能であると言えますね。
アタッカー防術工におすすめのスキル
では、アタッカー防術工として取るべきスキル、おすすめのスキルはどれなのでしょうか。
スキルの紹介をしていきます。
防護系スキル
一つ目は「前衛防護」「後衛防護」「全体防護」「緊急防護」の防護系スキル全般。
防術工の存在意義にして、最も重要なスキル群ですね。
前衛防護は前列を、後衛防護は後列を、全体防護は部隊全体を防御し、ダメージを肩代わりするアクティブスキルです。
緊急防護は後列が攻撃されたときに発動し、自動で防護を行うパッシブスキルです。
防術工としての職務を全うするという意味でも必要不可欠ですが、アタッカー防術工としては「反撃のトリガー」という意味でも必要不可欠。
防護反撃を発動させるためにも進んでレベルを上げ、防護の確率を上げていきましょう。
防護反撃
二つ目は「防護反撃」。
黄泉族の物理攻撃を防護反撃で防いだ時、手持ちの武器で反撃を行うというパッシブスキルです。
この攻撃は「高い命中率を誇る」「強力な攻撃」という特性を持ち、通常の攻撃よりも高い攻撃補正と、高い命中補正を誇ります。
アタッカー防術工のメインダメージソースとなるスキルのため、しっかりとスキルレベルは上げてください。
確率発生のパッシブスキルのため、ダメージソースとしては不安定そうに感じるかもしれません。
しかし、体力と運気で発生率が上昇するため、最終的にはかなりの発生率を誇るスキルに。
防護さえ発動すれば十分にダメージ源として機能するようになります。
ちなみに、射程に関しては手持ち武器のものが適用されます。
防術工の攻撃が当たらない場所から攻撃された場合は反撃しません。
なので防術工の射程はできる限り長くしておくのがいいでしょう。
剛力の心得
三つめは「剛力の心得」。
両手持ちの武器を片手で装備できるようになるというパッシブスキルです。
防術工をアタッカー転用するなら取ったほうがいいでしょう。
両手持ちの強力な武器を運用しつつ、防御力も確保できるという大きな利点が得られるからです。
ただし、スキルレベルが低いうちには回避補正、命中補正にマイナスが入ってしまうというデメリットが。
使いたい場合はスキルレベルを優先して上げ、早々にマイナス補正を消してしまいましょう。
しかし、防術工が扱える武器のうち、最強武器が両手持ちなのは「ヤリ」のみ。
ヤリを使わないという場合は最悪取らなくてもどうにかなります。
習熟系スキル
四つ目が「習熟系スキル」。
総合防術工なら「ヤイバ習熟」「ヤリ習熟」「ドンキ習熟」「タテ習熟」「回復異術習熟」が当たります。
対応する装備や異術の能力を上げるパッシブスキルです。
その中でアタッカー防術工として必要なのは装備武器の攻撃力を高める「ヤイバ」「ヤリ」「ドンキ」。
自分の防術工に装備させたい武器のパッシブを覚えさせましょう。
「タテ」は防御力の補強に必要ですが、最優先ではありません。
防御力に不安がある場合や、余裕があるという場合は振ってあげるといいですね。
「回復異術」は必要ありません。
アタッカー防術工は回復異術を使う予定がないので、一切振らなくていいです。
どの武器を選ぶべき?
防術工は「ヤイバ」「ヤリ」「ドンキ」といった三種類の武器が装備できます。
これらの装備は一つ一つ特性が違うため、どの武器を装備させるか悩むという人も多いでしょう。
以下よりそんな人のために、武器の特性解説と、個人的なおすすめを一つ紹介します。
ヤイバ
「ヤイバ」は最も命中補正が高く、攻撃力もそれなりの武器です。
ヤリやドンキに比べると命中のパラメーターにマイナスが入りにくく、攻撃力もそれなりに確保されています。
片手装備の武器ながらに攻撃力が悪くないので、スキルポイントの関係上「剛力の心得」が取りにくいという人におすすめです。
その代わりに黄泉族へのダメージ補正が他の二つに比べると若干低いため、黄泉族の種族によっては有効な攻撃手段にならないことも。
射程も短めなため、後方からの攻撃に対応ができない、後方において防御力を高めることができない、という欠点もあります。
運用するのに特別な苦労はいりませんが、性能はそれなりということです。
ヤリ
「ヤリ」は防術工が装備できる武器の中で最も射程が長くなる武器です。
射程は基本的に「中」であり、前列にいれば敵後列まで攻撃をすることが可能となります。
ヤリの攻撃力自体も、黄泉族への攻撃補正も高め。
命中補正に若干の難はありますが、その他の能力が優秀なのであまり気にならないでしょう。
弱点は最強武器「光る双刃のヤリ」をはじめとして、強力なヤリには両手持ちの武器が多いということ。
強力なヤリをタテと一緒に使うならば、「剛力の心得」の使用が必要不可欠です。
片手で装備できるヤリは大体何らかの追加効果がありますが、攻撃力自体は控えめなことが多く、通常攻撃にはあまり向きません。
アタッカーとしてヤリを使うなら、剛力の心得と併用してください。
ドンキ
「ドンキ」はアタッカー防術工が装備するには若干旨味が少ない武器になります。
攻撃力は低くなく、防御補正がつくものも多いのですが、命中補正に難があり、黄泉族への攻撃補正も不安定。
射程も短く、装備していると後列に下げることもできません。
装備の種類自体も少なく、選択肢が少ないというのも欠点です。
アタッカー防術工運用ならば、お世話になることはほぼ無いでしょう。
おすすめの武器は?
そんな防術工の装備ですが、個人的には「ヤリ」を強く推したく思います。
ヤリは最強武器である「光る双刃のヤリ」が優秀。
射程も長いため、後列においても前列においても活躍が見込めるという利点もあります。
また、防術工は運気を高める傾向にあるため、状態異常付与の確率が高いことも多い職種。
そのことから「ミキサー式回転ヤリ」を絡めた即死戦法も取れます。
ミキサー式回転ヤリは装備ランクBのヤリ。
Sランク装備などに比べると攻撃力が若干控えめですが、4回攻撃という防術工でも屈指の攻撃回数に加えて、即死の状態異常を付与するという武器。
あの「村正カタナ」にも勝る攻撃回数で敵黄泉族の即死を狙うことができます。
即死の成功率は本来高い方ではありませんが、防術工の運気のおかげで意外にサクサクと敵を串刺しにしてくれるでしょう。
前述の通りに「剛力の心得」が無いと上手く運用ができませんが、剛力の心得にスキルポイントを割くだけの実入りはあります。
アタッカー防術工の運用武器に迷ったなら、是非とも採用してみてください。
さいごに
防術工は基本的に味方全体をその身を挺して守る役割を担うタンク役。
ですが、防御性能の高さに加えて、アタッカーにとって必要な能力値を取りやすくなっているという特徴が。
アタッカー運用の難易度はサポート職の中では比較的難しくなく、防御と攻撃を両立させることもできます。
特に本来の役割を疎かにすることなく攻撃に徹することができるというのは大きな利点で、それは防術工のみの特権であるとも言えるでしょう
攻撃役が足りないという場合は、防術工をタンク兼攻撃役として運用してみることをおすすめします。
ライター紹介
- 幅広いゲームが大好きな、ゲーマー歴20年以上の女ヲタク「カンダカズマ」です。
海外ゲームから国内ゲーム、アクションからRPGまでいろいろ嗜みます。
マニアックなメーカーの作品を遊ぶことも多いので、マニアックでマイナーなメーカーの作品(特にエクスペリエンス社の作品)の面白さを共有できればと思います。
みなさまのゲーム選びの参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。