「ヒーラー抜き編成」とは?
「ヒーラー抜き編成」とは、その名の通り回復役の職種を編成せずにパーティを組むこと。
黄泉ヲ裂ク華(以下:黄泉華)においては「聖術工」を編成せずにパーティを作ることを言いますね。
DRPGどころか、RPG全体を見ても必須級と言える職業をパーティに入れないという戦いは、さすがに過酷なものであると想像する人も多いはず。
ですが、黄泉華では豊富で幅広いスキルを覚える総合職を駆使することで、意外と可能。
回復一辺倒な職種を入れなくてもなんとかなってしまうのです。
今回は、そんな聖術工を入れない編成のやり方や、聖術工を編成しないメリットについて説明します。
尚、今回の内容はエクスペリエンス社のDRPG作品に慣れたプレイヤーや、より高い難易度でのゲームプレイを求めているプレイヤーに向けたものとなります。
DRPG初心者や、難易度の高いゲームプレイを求めていないプレイヤーにはおすすめできない内容となりますので、注意してください。
- ヒーラー抜き編成は回復量の低下と引き換えに、自由度と火力を上げてくれる編成!
- 回復スキルを持つ「総合魔術工」と「総合防術工」、豊富なサポートスキルを持つ「総合猟術工」がおすすめメンバー!
- 耐電スイッチを駆使して被ダメージ減少と状態異常対策、回復を行うことで更に安定!
この記事は4分で読み終わりますので、最後まで読んでいってくださいね!
ヒーラー抜き編成のメリットとは?
基本RPG作品では、ほぼ確実にメンバーに入れるべきだと言われる回復役。
そんな回復職である「聖術工」を入れないという行為にメリットは薄いと思う人も多いでしょう。
しかし、そんな編成にももちろんメリットは存在します。
以下、ヒーラー抜き編成を行うメリットを詳しく説明します。
パーティの自由度が上がる
ヒーラーを抜くメリットの一つ目が、「パーティの自由度の上昇」です。
聖術工は、主に味方の補助や回復を担当する職種。
専門であろうと総合であろうと、その役割は一切揺るぎません。
裏を返せば、それしかできないと言われているも同等。
とにかく職業として、柔軟性に欠け、役割を全うできなければ腐ってしまうとも言えるでしょう。
そんな役割の限られた聖術工をあえて起用せず、柔軟性に長けた他メンバーで補うことで、無駄のない動きができるようにするという意図があります。
回復一辺倒なメンバーではなく、回復の他にも多彩なことができるメンバーを起用することで、よりフレキシブルに動けるようになるでしょう。
また、必ず編成すべきメンバーを廃することで、より自由度の高い編成を試せるようになります。
普段ならば試すのも憚られるような組み合わせでも遊べるように。
大胆な編成だって思いのままですよ。
火力が上がる
ヒーラーを抜くメリットの二つ目が、「火力の上昇」です。
聖術工は前述の通りに、回復職としての役割を担う職種。
アタッカーとしても育てることはできますが、回復職と攻撃の両立はかなり難しいでしょう。
ハッキリ言ってしまえば、聖術工は攻撃役としては物足りず、火力貢献をさせにくくなっています。
そんなアタッカーとしてはあまり頼りにならない聖術工を廃して火力貢献可能なメンバーを配置すれば、当然相対的に火力は上がります。
もし聖術工が普段、特に雑魚戦などで腐ってしまっているという場合は、いっそ思い切って聖術工を抜いてしまうのもいいですね。
難易度が上がる
ヒーラー抜き編成のメリットと言えば微妙かもしれませんが、「難易度の上昇」もメリットの一つです。
本来起用すべきメンバーを起用しないということは、定石の攻略手段を捨てるということ。
それだけゲームに手ごたえが出るということになります。
特に黄泉華はエクスペリエンス社の送るDRPG作品の中でも(作品の見た目に反して)初心者向きの内容。
エクスペリエンス社の作品で遊んできた猛者たちにとっては簡単すぎると評価されてしまうこともあります。
そこで便利になるのが定石の手段とは違う、変則的な遊び方。
本来ならば必要不可欠なメンバーを抜いて遊ぶという方法は、いつも通りの戦い方では切り抜けられなくなります。
しかも抜けるのは圧倒的なサポート能力と回復能力を持つ聖術工。
よりスリリングで、より綿密な戦闘を楽しむことができるでしょう。
もっと頭を使って戦いたい、緊張感のある戦いをしたい、というプレイヤーにおすすめしたい編成です。
ヒーラー抜き編成のメンバーは?
黄泉華でなくてもRPGならば必須級の回復職を抜いて編成を行うのがヒーラー抜き編成。
ですが、回復職を一切入れないというわけではなく、回復を行える職を編成していくのが運用のコツです。
以下、ヒーラー抜き編成に入れるべき職種の例を挙げていきます。
尚、この回復職抜きの編成は、「総合」の昇進分岐の多彩さに依存するもの。
やれることの幅がまだ限られる昇進前に編成することはおすすめしません。
必ず六人全員を昇進させてから行いましょう。
総合魔術工
回復職抜き編成におすすめの職種、一つ目が「総合魔術工」です。
本来ならば異術を用いてアタッカーを担う魔術工ですが、総合分岐になると多彩なサポートスキルを覚えます。
特筆すべきは一部の回復系異術を覚え、サブヒーラーとしての役割を担えるようになるということ。
ツエの異術攻撃力が高めなので、霊力が多少低くても回復系異術の威力がそれなりになります。
また、おあつらえ向きに「回復異術習熟」と回復系異術の能力を上げてくれるパッシブスキルも習得。
知力に振るべきだったポイントを多少霊力に回したり、道中で拾った霊力タマをつぎ込めば、充分なヒーラー兼アタッカーに変貌してくれるでしょう。
総合猟術工
聖術工を抜いた編成におすすめの職種、二つ目が「総合猟術工」です。
聖術工はヒーラーとしての役割以外にも、バッファーとしての役割も持っています。
多彩な支援スキルが魅力の職種です。
しかし、それに匹敵するレベルでパーティを支援する能力に長けているのが総合猟術工なのです。
強力な防御系スキル以外の能力バフ系スキル、敵へのデバフスキル、探索を補助するスキルを多量に備えているのが特徴でしょう。
また、味方の弱体を解除する「厄落とし」を覚えるのは総合猟術工のみ。
このスキルを取るために総合猟術工を編成する意味があるくらいですね。
聖術工にはない戦闘能力も兼ね備えているので、戦闘力を落とさずに補助役を編成することができます。
総合防術工
聖術工を抜いて編成するヒーラー抜き編成におすすめの職種、三つ目が「総合防術工」です。
多彩な防御スキルの他、自身のHPを回復するスキルや、黄泉族の攻撃を軽減するデバフも覚えられる総合防術工。
更には一部聖術工が使用可能なスキルも覚えてくれます。
メインでの回復には心許ないレベルですが、補助的な役割としてなら十分。
本職であるタンクとして、味方を守って回復の手間を軽減する役割も担えるため、編成しておくと心強いでしょう。
自由な火力職
総合魔術工、総合猟術工、総合防術工以外のメンバーは、枠に合わせて火力職を編成しましょう。
上記の編成のままで行くならば、余る枠は前列二つと後列一つ。
個人的なおすすめは自己回復手段を持つ「闘術工(専門・総合どちらでも)」と、サポーターとアタッカーが担える「専門魔術工」です。
あくまで個人的なおすすめなので、残りの枠には個人的な好みを反映しても問題はありませんね。
編成例
以上を踏まえて、筆者がおすすめする編成は以下の通りです。
【前列】
総合防術工
専門闘術工
総合斬術工
【後列】
総合猟術工
総合魔術工
専門魔術工
前列には盾役である総合防術工、攻撃範囲に優れた専門闘術工、攻撃力に優れた総合斬術工を配置。
後列には編成の要である回復役兼補助役の総合魔術工と、補助に優れた総合猟術工、補助と攻撃を担当する専門魔術工が入ります。
前列に配置された攻撃役である闘術工と斬術工は、それぞれ総合と専門でも成り立つでしょう。
主人公である課長は、前列のどのメンバーでも大丈夫です。
弱点は後列メンバーの徹底的な脆さのため、ダメージを受けた時のケアや、ダメージを受けない工夫を凝らす必要がありますね。
ヒーラー抜き編成運用のコツ
絶対的な回復役である聖術工を抜いた編成の運用は一筋縄ではいきません。
以下、編成以外に気を付けるべき点、運用の際に心がけたい点を挙げていきます。
参考にしてみてください。
「耐電スイッチ」を頼ろう!
回復役を欠くということは、全体の耐久力が相対的に落ちるということに等しくなります。
そんなメンバーの耐久力を補助してくれるのが、切り札である変電スイッチの一つ、「耐電スイッチ」です。
耐電スイッチの効果は以下の通りです。
・パーティ全体の被ダメージを半減する
・パーティに状態異常への完全耐性を付与
・耐電スイッチ効果終了時にHPを全体の10%回復
回復役がいないことで下がった耐久面を支えてくれるでしょう。
ただし、「切り札」というだけあって何度も連続して使うことはできません。
耐電スイッチを始めとした変電スイッチは、使用後にスイッチを使わずに「充電」を行わないと、再使用できないのです。
つまり、どれだけ頑張っても同じスイッチを連続で使えるのは1ターンおき。
その空いた1ターンをどれだけちゃんと凌げるのかが、運用の上でも重要となります。
回復は早めを心がける
回復のエキスパートである聖術工を抜いて編成されたパーティ。
当然回復系異術の回復量は劣るものです。
そのため、聖術工と同じペースでメディを回しても、足りなくなってしまうでしょう。
なので、パーティへのヒールは早めを心がけてください。
普段からメディ系異術の威力を確認しておくとやりやすくなります。
ダメージをどれくらい受けても大丈夫か、把握しておきましょう。
さいごに
普通なら入れなければならない職種を抜いたヒーラー抜き編成。
盾抜き編成と同様に、総合職の多彩さのおかげで酷く無理な編成ではありません。
やりやすさだけなら、歴代エクスペリエンス社作品の中でもやりやすい方であると言い切れるでしょう。
しっかりとしたメンバー選びと、綿密な戦闘計画が必要不可欠となりますが、より緊張感のある戦いをしたいというならばチャレンジしてほしいもの。
その際は今回の記事をぜひとも参考にしてみてくださいね。
ライター紹介
- 幅広いゲームが大好きな、ゲーマー歴20年以上の女ヲタク「カンダカズマ」です。
海外ゲームから国内ゲーム、アクションからRPGまでいろいろ嗜みます。
マニアックなメーカーの作品を遊ぶことも多いので、マニアックでマイナーなメーカーの作品(特にエクスペリエンス社の作品)の面白さを共有できればと思います。
みなさまのゲーム選びの参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。